JP2564986B2 - アクティブマトリックス液晶表示パネル - Google Patents

アクティブマトリックス液晶表示パネル

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JP2564986B2
JP2564986B2 JP2288948A JP28894890A JP2564986B2 JP 2564986 B2 JP2564986 B2 JP 2564986B2 JP 2288948 A JP2288948 A JP 2288948A JP 28894890 A JP28894890 A JP 28894890A JP 2564986 B2 JP2564986 B2 JP 2564986B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアクティブマトリックス型液晶表示パネルに
関し、特にパネルのシール構造に関する。
〔従来の技術〕
液晶表示パネルは、半導体スイッチング素子を有しな
い単純マトリックスと半導体スイッチング素子を有する
アクティブマトリックスとの2つ型に大別され、近年そ
の表示品質特性から後者の型の使用が増大している。
アクティブマトリックス型では2枚の基板の一方に半
導体スイッチング素子を設けるため、結果として単純マ
トリックス型の基板とは表面構造が異なり、一方の基板
はガラス表面でなく、絶縁膜でほとんど覆われた構造と
なっている。
従来のアクティブマトリックス型液晶表示パネルの一
部分の平面図を第3図に示す。
半導体膜形成やナトリュームイオン低減のために用い
られているボロシリケートガラスのアクティブ基板1上
に下層端子2や上層端子3が半導体スイッチング素子
(図示せず)とともに形成されている。又アクティブ基
板1の表面は絶縁膜やイオンパッシベーション膜として
設けられる窒化シリコン膜4で覆われている。他方の対
向基板5とは液晶表示パネルのスペーサ材7とともに酸
化シリコンフィラ8が混入されたエポキシ系樹脂シール
材6で重ねて貼り合されている。
第3図のA−A′及びB−B′で見た上層端子3の部
分、下層端子2の部分の部分断面図をそれぞれ第4図
(a),(b)に示す。第4図でシール材6が2枚の基
板と接するのは対向基板5とはボロシリケートガラス表
面であり、アクティブ基板1はほとんど窒化シリコン膜
表面である。第4図(a)と(b)とではアクティブ基
板1がシール材6と接するのが上層端子3と窒化シリコ
ン膜4と異なっているが、第3図の平面図で見れば上層
端子3は部分的であり、ほとんど窒化シリコン膜4であ
る。
第3図の点線斜線で示したシール材6によるシール部
にはスペーサ材7とともに分散混入された酸化シリコン
フィラ8が容量比10%以下含まれている。またその酸化
シリコンフィラ8の粒径は、スペーサ材7の粒径の数分
の1から10分の1程度が用いられており、代表的には5
μm径のスペーサ材に対し、約1μm程度の粒径のフィ
ラが用いられていた。
液晶表示パネルのシール材に要求される一般的な機能
としては接着性柔軟性可塑性揺変性(チキソト
ロピー)耐湿性絶縁性印刷性耐熱ストレス性な
どがある。2枚のガラス板を量産ラインでは、印刷製板
として重ねシールしており、半導体素子のパッケージン
グとは要求が異なる部分も多い。又、シール部分が幅広
く透明電極端子となった単純マトリックス型と、ほとん
ど窒化シリコン膜で覆われたアクティブマトリックス型
とでもシール性が異なっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の従来のアクティブマトリックス液晶表示パネル
では、約1μm径程度の酸化シリコンフィラの容量混入
比が10%以下のエポキシ系樹脂シール材を用いていたた
め、耐熱ストレス性が劣り、信頼度に欠ける問題があっ
た。これはガラス基板の熱膨張係数との差が著しいため
で、フィラ入エポキシ樹脂は約5×10-5/℃に対し、ボ
ロシリケートガラス基板は約5×10-6/℃であり、窒化
シリコン膜は約2×10-5/℃である。フィラの混入量を
増大させれば熱膨張係数を下げることができることは一
般に経験されることであるが、フィラの粒径が大きいた
め、混入量を増大させると、印刷性が劣化したり、柔軟
性が劣化するなどの問題もあった。
このようにシール信頼性が悪いことは、液晶中に湿気
や不純物を侵入させ、ひいては表示品質を低下させる重
大な問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のアクティブマトリックス液晶表示パネルは、
半導体素子が設けられた一方の基板と他方の基板とを、
粒径50nm以下の酸化シリコンと窒化シリコンとの粉末フ
ィラを容量比10%〜80%,酸化シリコンと窒化シリコン
との比を1:1として混合させたビスフェノール系エポキ
シ樹脂を主成分とする樹脂シール材で重ねて貼り合せた
構成となっている。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を説明するためのアクティ
ブマトリックス液晶表示パネルの一部分の平面図であ
り、第2図はそのA−A′,B−B′相当の断面図の一部
である。
液晶表示パネルの2枚の基板は次のような構造となっ
ている。公知の方法によって半導体スイッチング素子ア
レイが作られたアクティブマトリックス素子基板1(以
下アクティブ基板1という)は上層端子3以外は窒化シ
リコン膜4で覆われた構造となったボロシリケートガラ
ス、他方の対向基板5もボロシリケートガラスを基板と
して用いた。この2枚のガラスとも同一素材のガラスを
用いないと後述するシール性の問題の他に表示パネルが
フラットに仕上らないので避けなければならない。アク
ティブ基板1と対向基板5とは次のようなシール材6を
用いて貼り合せた。ビスフェノール下型を主成分とした
主剤にポリアミン系の硬化剤が添加されたエポキシ系樹
脂シール剤にフィラとして粒径20nmの酸化シリコン8と
窒化シリコン10とを1:1で容量比30%混入させ、パネル
のキャップを保持させる目的で粒径4.5μmの樹脂ビー
ズのスペーサ材7を少量分散させたシール材6とした。
このシール材6をアクティブ基板1にスクリーン印刷
し、対向基板5と目合せを行って貼り合せた。加圧仮
接,熱硬化加圧焼成を公知の方法で行った。その後、や
はり公知の方法により液晶9を注入し、封止し偏光板を
張ることで、液晶表示パネルが完成する。
上記の実施例によるシール材を用いた構造のパネルの
信頼性を試験したところ、プレッシャクッカーテストか
ら長期保証ができることが判った。従来のシール材では
ソーダライムガラス素板を用い透明導電膜がシール部に
幅広く設けられた単純マトリックス型パネルでは合格で
も、熱膨張係数が低いボロシリケートガラス素板を用い
窒化シリコン膜で覆われた面と素板面とをシールするア
クティブマトリックス型パネルではプレッシャクッカー
テストに不合格となり、熱ストレス上信頼性に問題があ
ったのが本願実施例では解決できた。熱ストレス上の信
頼性の上向はシール内部の液晶材への湿気や不純物の侵
入を許さず、表示品質の劣化を防止できるものである。
なお、上記の配合割合いのシール材は印刷性や揺変性
などについても支障なくパネル組立作業ができたが、フ
ィラの粒径が50nmを越えると作業性や仕上りが悪化し
た。したがって、従来のような1μm径程度のフィラは
混入量の点で用いることができない。混入量は一般的に
熱膨張に関係することは知られているが、従来のような
粒径では混入量は10%程度までであったが、本実施例の
ように粒径を50nm以下にすることで10%以上混入させる
ことができ、熱膨張係数を従来より著しく小さくするこ
とができた。ただし、80%を越えると印刷時のスクリー
ン製版仕上りが悪化し採用できない。又、従来のように
酸化シリコン一種類のフィラを用いた場合より、本願の
ように窒化シリコンと酸化シリコンを1:1配合したこと
で、2枚の基板の表面状態に合ったシール材となり、よ
り熱膨張係数のマッチングが向上したものと考えられ、
上記プレッシャークッカーテストによる信頼性の評価が
向上させることができた。上記の粒径と混合比の範囲で
は熱膨張係数を約3×10-5/℃〜8×10-6/℃にすること
ができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、アクティブマトリック
ス液晶表示パネルのシール材の構造をフィラの径を50nm
以下にすることで、混入量を10%以上にすることがで
き、酸化シリコンと窒化シリコンとを1:1配合させるこ
とによって、シール材の熱膨張係数を約3×10-5/℃〜
8×10-6/℃にすることができ、従来より耐熱ストレス
性が向上したので、液晶表示パネルのシール信頼性が向
上し、表示品質が劣化しない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のアクティブマトリックス液
晶表示パネルの一部の平面図、第2図はその一部の断面
図、第3図は従来の液晶パネルの一部の平面図、第4図
はその一部の断面図である。 1……アクティブ基板、4……窒化シリコン、5……対
向基板、6……シール材、8……酸化シリコンフィラ、
9……液晶、10……窒化シリコンフィラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体スイッチング素子を有するアクティ
    ブ基板と対向基板との間に液晶を挟持して成るアクティ
    ブマトリックス液晶表示パネルにおいて、半導体スイッ
    チング素子が設けられたアクティブ基板と、対向基板と
    を、粒径50nm以下の酸化シリコンと窒化シリコンとの粉
    末フィラを容量比10%〜80%,酸化シリコンと窒化シリ
    コンとの比を1:1として混合させたビスフェノール系エ
    ポキシ樹脂を主成分とする樹脂シール材で重ねて貼り合
    せたことを特徴とするアクティブマトリックス液晶表示
    パネル。
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JP3803510B2 (ja) * 1999-05-25 2006-08-02 日本電気株式会社 液晶表示パネル
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