JP2564392Y2 - 光ディスク用カートリッジ - Google Patents

光ディスク用カートリッジ

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JP2564392Y2
JP2564392Y2 JP1991069423U JP6942391U JP2564392Y2 JP 2564392 Y2 JP2564392 Y2 JP 2564392Y2 JP 1991069423 U JP1991069423 U JP 1991069423U JP 6942391 U JP6942391 U JP 6942391U JP 2564392 Y2 JP2564392 Y2 JP 2564392Y2
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shutter
shell
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opening
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豪 京田
久雄 有宗
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Kyocera Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光ディスク用カートリッ
ジに関し、特にシャッタの開閉動作を安定して行わせる
ために設けるシャッタガイドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】CD−ROM、追記型光デ
ィスク、及び書き換え可能型光ディスク等において、光
ディスク(以下、ディスクともいう)を収めた光ディス
ク用カートリッジ(以下、カートリッジともいう)は、
通常、図7及び図8に示すように、ディスクを収容する
シェル11と、ディスクを保護し、かつディスクへの記
録やその再生を行うために、シェル11の開口窓11a
を開閉自在に不図示のばねによって付勢されたシャッタ
12が、シェル11の表裏両面に跨がった状態で配設さ
れる。
【0003】また、シャッタ12がシェル11から不用
意に外れないように、シェル11とは別部材のシャッタ
ガイド13が、常にシャッタ12の一端部を覆うべくシ
ェル11の外面に貼着されているのが一般的である。こ
のため、従来はカートリッジの部品点数が多いうえ、そ
の組立て作業の自動化においてもたいへん煩雑となるな
どの問題があった。
【0004】さらに、シャッタガイド13の幅(シャッ
タの開閉方向に伸びる長さ、以下シャッタガイド幅とも
いう)W5はシャッタ12の幅(シャッタガイドに覆わ
れる長さ、以下シャッタ幅ともいう)W4の2倍程度長
く、シャッタ12の開閉状態によらず、常にシャッタガ
イド13がシャッタ幅W4の全てを覆うべく配設される
ため、特にシャッタ12の全閉時には、シャッタガイド
13とシェル11間に大きな隙間Sができ、この隙間S
にゴミ等の異物が侵入し、ディスクドライブの駆動に支
障をきたしたり、シャッタガイド13の変形、脱落など
が生ずるという問題があった。
【0005】
【考案の目的】そこで、本考案は上述の問題点を解消す
べく案出されたものであり、組立て時の部品点数や工程
数を極力少なくし、またシャッタの開閉動作を常に安定
して行うことが可能な光ディスク用カートリッジを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案では、光ディスクを収容するシェルと、該シ
ェルの一表面側に設けられた開口窓を開閉するシャッタ
と、該開口窓の一辺に沿って形成され、かつ該シャッタ
の一端部を常に覆うと共に前記一端部をシェルとの隙間
に嵌入させてシャッタを開閉自在としたシャッタガイド
とを有する光ディスク用カートリッジであって、前記シ
ャッタガイドはそのスライド方向の長さを前記シャッタ
の同方向の幅よりも短くして前記シェルと一体的に成形
され、前記シャッタの一端部に閉方向に突出する凸部を
設け、かつ該凸部を係止する凹部をシェルの内側でしか
も外表面に覆われた状態で前記シェルに設けたことを特
徴とする。
【0007】さらに、前記シャッタの一端部に、前記シ
ャッタの閉方向に突出する凸部を設け、かつ該凸部を係
止する凹部を前記シェルに設けてもよい。
【0008】
【実施例】本考案に係る実施例を図面に基づき詳細に説
明する。図1(a),(b)に示すように光ディスク用
カートリッジC1は、ディスクDを収容したポリカーボ
ネート製のシャル1と、該シャル1の一表面に設けられ
た開口窓1aを覆い、該開口窓1aを開閉するステンレ
ス製のシャッタ2と、該開口窓1aの一辺に沿って形成
され、かつシャッタ2の一端部を常に覆うと共に前記一
端部をシェルとの隙間に嵌入させて該シャッタ2を開閉
自在にガイドするシャッタガイド3、及び光ディスクD
の書き込みを禁止できるライトプロテクト4等からな
る。なお、このカートリッジC1はISO 規格のφ86(mm)
光ディスクを収容するものである。なおまた、シェル1
の材質としては、上記の他にABS樹脂などが使用で
き、シャッタ2にはポリアセタールなどの樹脂も使用が
可能である。
【0009】また、図2及び図3に示すように、シェル
1とシャッタガイド3とは射出成形法にて一体的に成形
されている。さらに、シャッタガイド幅W2、即ちシャ
ッタ2のスライド方向における長さをシャッタ幅W1よ
り短く形成しており、シャッタ2の全閉時(図1
(a))には、シャッタガイド3はシャッタガイド幅W
2分だけシャッタ2の一端部を覆い、シャッタ2の全開
時(図1(b))には、シャッタガイド3がシャッタ2
のシャッタ幅W1のごく一部を覆うようにしている。こ
こで、シャッタ2の全閉時におけるシャッタ2とシャッ
タガイド3との重なり幅W3は1 〜2mm (ISO規格によ
り、シャッタ幅W1を最大27mmとすればシャッタガイド
幅W2は25mm〜26mmとなる)程度である。
【0010】上記構成としたことで、シャッタガイド3
はシェル1に貼着するという工程が不要となり、従来よ
り部品点数や工数が低減した。また、シャッタ2が閉じ
ている際に、シャッタガイド3とシェル1間で隙間が生
じないので、従来のようにゴミ等の異物がシャッタ2と
シャッタガイド3との間に混入することがなく、ディス
クドライブの駆動に支障を来すことがなかった。
【0011】また、上記構成のカートリッジ10枚を用意
し、高さ約760mm からの落下衝撃試験を行ったところ、
50回の落下においてもシャッタ2の脱落は全くなかっ
た。次に、本実施例のカートリッジの細部を詳細に説明
する。図4(a)に図1(a)のE1部の変形拡大図、
図4(b)に図1(b)のE2部の変形拡大図で示すよ
うに、シャッタ2の一端部にシャッタ2の閉方向に突出
する凸部2a(長さ1 〜5mm )を設け、図4(a)に示
すようなシャッタ2の閉状態において、この凸部2aを
係止する凹部1bを、シェル1の内側でしかも外表面に
覆われた状態でシェル1に設けるもので、例えばシェル
1の内壁面に外部に露出しないように設けたものであ
る。シャッタ2の開状態では図4(b)のようになり、
この凸部2aとシャッタガイド3との重なり幅W5は 2
〜7mm 程度となる。このように形成することにより、シ
ャッタ2とシェル1との係止が確実に行われ、一層安定
したシャッタ2の開閉動作を実現することができ、信頼
性の高いカートリッジを提供できる。尚、凸部2aの形
状は方形状に限定されるものではなく、図5(a)〜
(c)に示すように、円形や三角形などの種々の変形が
考えられる。また、その変形に合わせてシェル1に凹部
を形成する。
【0012】なお、上述の実施例ではφ86(mm)のカート
リッジについての一例を示したが、φ130(mm) 用等の大
型カートリッジにおいても、シャッタ2とシャッタガイ
ド3との重なり幅を適宜変更することによって充分実施
可能である。また、シェル1やシャッタ2などの形状・
材質も上述の実施例のものに限定されるものではなく本
考案の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更し実施でき、例
えば図6に示すように、シェル1と一体に成形したシャ
ッタガイド3をシェル1の裏面側(通常はシャッタガイ
ド3がないノンクランピングサイド)にも設けてもよ
く、このようにすることで一層シャッタ2の開閉動作を
確実にし、衝撃等に対しても堅固なカートリッジを提供
することが可能である。また、この場合に図4及び図5
で示したように、シャッタ2の一端部に凸部を形成し、
これを係止するための凹部をシェル1側に設けるように
してもよい。
【0013】
【考案の効果】本考案の光ディスク用カートリッジによ
れば、シャッタガイドとシェルとを一体成形すること
で、光ディスク用カートリッジの部品点数を少なくで
き、その組立て工程の単純化及び自動化を促進し、迅速
かつ簡便な製造を可能とすることにより安価な製品を多
量に提供できる。
【0014】また、シャッタガイドの幅をシャッタの幅
より短くしたので、従来のように、シャッタとシャッタ
ガイドとの間に形成される隙間に、ゴミ等の異物の侵入
を極力防止することができ、ディスクドライブの駆動に
支障を来すという問題がなくなる。
【0015】さらに、シャッタの一端部に凸部、シェル
の内側でしかも外表面に覆われた状態で前記凸部を係止
する凹部を設けており、これにより一層安定したシャッ
タの開閉動作を実現でき、信頼性の高いカートリッジを
提供できる。また、シャッタガイドをノンクランピング
サイドに設けた場合、より信頼性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光ディスク用カートリッジの平面
図であり、(a)はシャッタの全閉時を示す平面図、
(b)はシャッタの全開時を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線一部断面図である。
【図3】本考案に係る光ディスク用カートリッジのシャ
ッタガイドを形成した部分の斜視図である。
【図4】本考案の光ディスク用カートリッジの細部を説
明する拡大図であり、(a)は図1(a)のE1部を変
形拡大する平面図、(b)は図1(b)のE2部を変形
拡大する平面図である。
【図5】(a)〜(c)はそれぞれ凸部の変形例を示す
平面図である。
【図6】本考案に係る光ディスク用カートリッジのノン
クランピングサイドの平面図である。
【図7】従来の光ディスク用カートリッジの平面図であ
る。
【図8】図7におけるB−B線一部断面図である。
【符号の説明】
1,11 ・・・ シェル 2,12 ・
・・ シャッタ 1a,11a ・・・ 開口窓 3,13 ・
・・ シャッタガイド 4 ・・・ ライトプロテクト C1,C2 ・・・ 光ディスク用カートリッジ D ・・・ ディスク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを収容するシェルと、該シェ
    ルの一表面側に設けられた開口窓を開閉するシャッタ
    と、該開口窓の一辺に沿って形成され、かつ該シャッタ
    の一端部を常に覆うと共に前記一端部をシェルとの隙間
    に嵌入させてシャッタを開閉自在としたシャッタガイド
    とを有する光ディスク用カートリッジであって、前記シ
    ャッタガイドはそのスライド方向の長さを前記シャッタ
    の同方向の幅よりも短くして前記シェルと一体的に成形
    され、前記シャッタの一端部に閉方向に突出する凸部を
    設け、かつ該凸部を係止する凹部をシェルの内側でしか
    も外表面に覆われた状態で前記シェルに設けたことを特
    徴とする光ディスク用カートリッジ。
JP1991069423U 1991-03-14 1991-08-30 光ディスク用カートリッジ Expired - Fee Related JP2564392Y2 (ja)

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JP2290491 1991-03-14
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JPH064461Y2 (ja) * 1988-01-28 1994-02-02 ティーディーケイ株式会社 ディスクカートリーッジ

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