JP2564166Y2 - 表面処理装置 - Google Patents
表面処理装置Info
- Publication number
- JP2564166Y2 JP2564166Y2 JP5067392U JP5067392U JP2564166Y2 JP 2564166 Y2 JP2564166 Y2 JP 2564166Y2 JP 5067392 U JP5067392 U JP 5067392U JP 5067392 U JP5067392 U JP 5067392U JP 2564166 Y2 JP2564166 Y2 JP 2564166Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- surface treatment
- reaction tube
- seal ring
- quartz
- Prior art date
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- Drying Of Semiconductors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、半導体ウエハを加熱処
理するための反応炉を備えた表面処理装置に関するもの
である。
理するための反応炉を備えた表面処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術を図面を参照して説明
する。
する。
【0003】図3において、10は縦型の反応炉の炉
体、11はヒ−タ、12は反応管となる石英管であっ
て、炉体10との間に空間を区画して挿入されており、
この軸線下方の開口端部には、径外方に突出するフラン
ジ部12Aが形成されている。13は円形状のキャップ
であって、この内部には冷却水が循環する冷却室Aを有
し、この上面13aには所定半径の円周に亘って断面が
鳩尾状のシ−ル溝15が形成されている。16はシ−ル
リングであって、キャップ13のシ−ル溝15に嵌め込
まれて、石英管12のフランジ部12Aに当接可能に対
向している。
体、11はヒ−タ、12は反応管となる石英管であっ
て、炉体10との間に空間を区画して挿入されており、
この軸線下方の開口端部には、径外方に突出するフラン
ジ部12Aが形成されている。13は円形状のキャップ
であって、この内部には冷却水が循環する冷却室Aを有
し、この上面13aには所定半径の円周に亘って断面が
鳩尾状のシ−ル溝15が形成されている。16はシ−ル
リングであって、キャップ13のシ−ル溝15に嵌め込
まれて、石英管12のフランジ部12Aに当接可能に対
向している。
【0004】17は昇降台であって、石英管12の軸方
向に貫通する複数の孔18が周方向の所定間隔を隔てて
形成されており、この各孔18の軸線下方から挿入され
た受部材19により受けられているばね20により支持
部材21が石英管12側に付勢されている。キャップ1
3は、昇降台17の支持部材21上に取付けられてお
り、このキャップ13と昇降台17からなる組立体は、
エレベ−タ22により石英管12の軸線方向に昇降移動
可能にされている。
向に貫通する複数の孔18が周方向の所定間隔を隔てて
形成されており、この各孔18の軸線下方から挿入され
た受部材19により受けられているばね20により支持
部材21が石英管12側に付勢されている。キャップ1
3は、昇降台17の支持部材21上に取付けられてお
り、このキャップ13と昇降台17からなる組立体は、
エレベ−タ22により石英管12の軸線方向に昇降移動
可能にされている。
【0005】23は処理流体を石英管12内に供給する
ガス供給管であって、石英管12内の上端部に開口して
いる。24は表面処理される半導体ウエハWPとダミ−
ウエハWD及びフィラ−ウエハWF(以下、半導体ウエハ
WPとダミ−ウエハWD及びフィラ−ウエハWFを総称し
て、単にウエハWという)の多数枚を段々に保持するボ
−トであって、キャップ13上に積載される。尚、シ−
ルリング16は耐食性に優れた部材で作成されている。
ガス供給管であって、石英管12内の上端部に開口して
いる。24は表面処理される半導体ウエハWPとダミ−
ウエハWD及びフィラ−ウエハWF(以下、半導体ウエハ
WPとダミ−ウエハWD及びフィラ−ウエハWFを総称し
て、単にウエハWという)の多数枚を段々に保持するボ
−トであって、キャップ13上に積載される。尚、シ−
ルリング16は耐食性に優れた部材で作成されている。
【0006】この構成において、エレベ−タ22は、図
示しない移載装置からボ−ト24をキャップ13上に移
載されて上昇し、このボ−ト24を石英管12内へ搬入
する。このとき、シ−ルリング16が石英管12のフラ
ンジ部12Aに弾性的に当接して、石英管12内を気密
状態にする。そして、ガス供給管23から処理流体を石
英管12内に供給して、ウエハWを高温の処理流体中に
曝し、酸化拡散処理が行なわれる。
示しない移載装置からボ−ト24をキャップ13上に移
載されて上昇し、このボ−ト24を石英管12内へ搬入
する。このとき、シ−ルリング16が石英管12のフラ
ンジ部12Aに弾性的に当接して、石英管12内を気密
状態にする。そして、ガス供給管23から処理流体を石
英管12内に供給して、ウエハWを高温の処理流体中に
曝し、酸化拡散処理が行なわれる。
【0007】次いで、所定時間が経過すると、エレベ−
タ22により昇降台17は、元の位置へ下降し、ボ−ト
24は上記移載装置により別の場所へ移載され、ここで
酸化拡散処理されたウエハWのボ−ト24からの取り出
しと処理前のウエハWのボ−ト24への移載が行なわれ
る。
タ22により昇降台17は、元の位置へ下降し、ボ−ト
24は上記移載装置により別の場所へ移載され、ここで
酸化拡散処理されたウエハWのボ−ト24からの取り出
しと処理前のウエハWのボ−ト24への移載が行なわれ
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この従来の表面処理装
置において、キャップとしては、処理流体による腐食を
防止するために、石英製とすればよいが、キャップ表面
には反応管の開口を気密に閉鎖するためのシ−ルリング
を装着しなくてはならず、石英製の部材は、硬質で、脆
いために、鳩尾状のシ−ルリング装着溝を加工すること
は困難であるという問題があった。
置において、キャップとしては、処理流体による腐食を
防止するために、石英製とすればよいが、キャップ表面
には反応管の開口を気密に閉鎖するためのシ−ルリング
を装着しなくてはならず、石英製の部材は、硬質で、脆
いために、鳩尾状のシ−ルリング装着溝を加工すること
は困難であるという問題があった。
【0009】本考案は、この問題を解決するためになさ
れたもので、キャップに対して耐腐食性を簡単・容易に
持たせることができる表面処理装置を提供することを目
的とする。
れたもので、キャップに対して耐腐食性を簡単・容易に
持たせることができる表面処理装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の表面処理装置では、反応炉と、上記反応炉
内に設けられた反応管と、キャップと、上記キャップに
設けられた溝に嵌め込まれたシ−ルリングと、上記反応
管内に開口して処理流体を供給する供給管と、表面処理
する半導体ウエハを保持するボ−トと、上記ボ−トを上
記反応管内の所定位置に搬入、搬出するエレベ−タとを
備え、上記供給管より処理流体が流入された上記反応管
内を上記キャップと上記シ−ルリングとで気密にして上
記半導体ウエハの表面処理を行なう表面処理装置におい
て、上記キャップは、環体と、この環体に嵌合された石
英製の板体からなるカバ−で覆われ、上記板体の反応管
側周縁部には切欠き溝が形成され、当該切欠き溝は上記
環体の内周との間にシ−ルリング装着溝を区画すること
を特徴とする。
に、本考案の表面処理装置では、反応炉と、上記反応炉
内に設けられた反応管と、キャップと、上記キャップに
設けられた溝に嵌め込まれたシ−ルリングと、上記反応
管内に開口して処理流体を供給する供給管と、表面処理
する半導体ウエハを保持するボ−トと、上記ボ−トを上
記反応管内の所定位置に搬入、搬出するエレベ−タとを
備え、上記供給管より処理流体が流入された上記反応管
内を上記キャップと上記シ−ルリングとで気密にして上
記半導体ウエハの表面処理を行なう表面処理装置におい
て、上記キャップは、環体と、この環体に嵌合された石
英製の板体からなるカバ−で覆われ、上記板体の反応管
側周縁部には切欠き溝が形成され、当該切欠き溝は上記
環体の内周との間にシ−ルリング装着溝を区画すること
を特徴とする。
【0011】
【作用】上述した本考案の表面処理装置では、キャップ
の反応管側表面を石英製の板体とこの板体が内嵌する環
体とからなるカバ−で覆うので、処理流体による腐食を
防止することができるとともに、シ−ルリング装着溝は
石英製の板体と環体の両者で形成することができる。
の反応管側表面を石英製の板体とこの板体が内嵌する環
体とからなるカバ−で覆うので、処理流体による腐食を
防止することができるとともに、シ−ルリング装着溝は
石英製の板体と環体の両者で形成することができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0013】図1は、本実施例の表面処理装置を示す概
略構成図である。図2は本実施例の表面処理装置を示す
要部拡大図である。
略構成図である。図2は本実施例の表面処理装置を示す
要部拡大図である。
【0014】両図において、キャップ13は、大径部1
3Aとこの大径部13Aから石英管12側に縮径して延
びる小径部13Bが一体形成されており、この大径部1
3Aには周方向に順次所定の間隔を隔てて、この上面1
3aから軸線下方に伸びる複数のねじ孔13Cが設けら
れている。
3Aとこの大径部13Aから石英管12側に縮径して延
びる小径部13Bが一体形成されており、この大径部1
3Aには周方向に順次所定の間隔を隔てて、この上面1
3aから軸線下方に伸びる複数のねじ孔13Cが設けら
れている。
【0015】30は石英製の所定厚さの板体であって、
キャップ13の小径部13Bと同じ径を有し、その上側
周部には切欠き溝31が形成されている。
キャップ13の小径部13Bと同じ径を有し、その上側
周部には切欠き溝31が形成されている。
【0016】35は環体であって、板体30の厚さより
大きい高さを有し、キャップ13の小径部13Bに密に
外嵌された上、ねじ貫通孔36からねじ孔13Cに螺入
する複数のねじで、キャップ13に固定されており、そ
の上端部の内周面にはテ−パ突起37が形成されてい
る。このテ−パ突起37は上端側になるに伴い縮径する
テ−パ突起である。
大きい高さを有し、キャップ13の小径部13Bに密に
外嵌された上、ねじ貫通孔36からねじ孔13Cに螺入
する複数のねじで、キャップ13に固定されており、そ
の上端部の内周面にはテ−パ突起37が形成されてい
る。このテ−パ突起37は上端側になるに伴い縮径する
テ−パ突起である。
【0017】この環体35は、板体30をキャップ13
の小径部13Bに載置し、切欠き溝31にシ−ルリング
16を嵌合したのちに、上記のようにキャップ13に装
着される。この装着状態では、テ−パ突起37と切欠き
溝31とが鳩尾状のシ−ルリング装着溝38を形成し、
このシ−ルリング装着溝38にシ−ルリング16が圧入
された状態となり、板体30はシ−ルリング16を介し
て環体35によりキャップ13上に押圧され、また、半
径方向、周方向の移動が阻止される。
の小径部13Bに載置し、切欠き溝31にシ−ルリング
16を嵌合したのちに、上記のようにキャップ13に装
着される。この装着状態では、テ−パ突起37と切欠き
溝31とが鳩尾状のシ−ルリング装着溝38を形成し、
このシ−ルリング装着溝38にシ−ルリング16が圧入
された状態となり、板体30はシ−ルリング16を介し
て環体35によりキャップ13上に押圧され、また、半
径方向、周方向の移動が阻止される。
【0018】その他は、従来技術に示す構成と同様に構
成を有する。
成を有する。
【0019】尚、上記実施例における環体35は、一例
を示したものであって、シ−ルリング16の温度を下げ
るため、この環体の外周面に冷却水が循環する通路を形
成した構造にしたものであってもよい。
を示したものであって、シ−ルリング16の温度を下げ
るため、この環体の外周面に冷却水が循環する通路を形
成した構造にしたものであってもよい。
【0020】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の表面処理
装置によれば、金属製のキャップの反応管側表面を石英
製の板体とこの板体が内嵌する環体とからなるカバ−で
覆うので、処理流体による腐食を防止することができ、
石英製の板体には、加工が簡単な切欠き溝を施して石英
製の板体と環体の両者でシ−ルリング装着溝を形成させ
ているので、簡単かつ容易にキャップの上記腐食防止効
果を得ることができ、極めて実用的である。
装置によれば、金属製のキャップの反応管側表面を石英
製の板体とこの板体が内嵌する環体とからなるカバ−で
覆うので、処理流体による腐食を防止することができ、
石英製の板体には、加工が簡単な切欠き溝を施して石英
製の板体と環体の両者でシ−ルリング装着溝を形成させ
ているので、簡単かつ容易にキャップの上記腐食防止効
果を得ることができ、極めて実用的である。
【0021】また、環体によりシ−ルリングを介して石
英板をキャップ側に押しつけているため、石英板が反応
管側に移動することがなく位置決めが確実であるので、
石英板に載置されるボ−トがずれることが少なくなる。
英板をキャップ側に押しつけているため、石英板が反応
管側に移動することがなく位置決めが確実であるので、
石英板に載置されるボ−トがずれることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての表面処理装置を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1におけるシ−ルリングの保持構造を示す拡
大図である。
大図である。
【図3】従来技術としての表面処理装置を示す縦断面図
である。
である。
10 反応炉 12 石英管(反応管) 13 キャップ 15 シ−ル溝 16 シ−ルリング 22 エレベ−タ 23 供給管 24 ボ−ト 30 板体 31 切欠き溝 35 環体 38 シ−ルリング装着溝
Claims (1)
- 【請求項1】 反応炉と、上記反応炉内に設けられた反
応管と、キャップと、上記キャップに設けられた溝に嵌
め込まれたシ−ルリングと、上記反応管内に開口して処
理流体を供給する供給管と、表面処理する半導体ウエハ
を保持するボ−トと、上記ボ−トを上記反応管内の所定
位置に搬入、搬出するエレベ−タとを備え、上記供給管
より処理流体が流入された上記反応管内を上記キャップ
と上記シ−ルリングとで気密にして上記半導体ウエハの
表面処理を行なう表面処理装置において、 上記キャップは、環体と、この環体に嵌合された石英製
の板体からなるカバ−で覆われ、上記板体の反応管側周
縁部には切欠き溝が形成され、当該切欠き溝は上記環体
に内周との間にシ−ルリング装着溝を区画することを特
徴とする表面処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5067392U JP2564166Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 表面処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5067392U JP2564166Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 表面処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611345U JPH0611345U (ja) | 1994-02-10 |
JP2564166Y2 true JP2564166Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=12865466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5067392U Expired - Fee Related JP2564166Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 表面処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564166Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005056905A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
JP4268069B2 (ja) * | 2003-10-24 | 2009-05-27 | 東京エレクトロン株式会社 | 縦型熱処理装置 |
JP5308679B2 (ja) * | 2008-01-22 | 2013-10-09 | 東京エレクトロン株式会社 | シール機構、シール溝、シール部材及び基板処理装置 |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP5067392U patent/JP2564166Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0611345U (ja) | 1994-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |