JP2563904Y2 - 切替弁 - Google Patents

切替弁

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JP2563904Y2
JP2563904Y2 JP1991069688U JP6968891U JP2563904Y2 JP 2563904 Y2 JP2563904 Y2 JP 2563904Y2 JP 1991069688 U JP1991069688 U JP 1991069688U JP 6968891 U JP6968891 U JP 6968891U JP 2563904 Y2 JP2563904 Y2 JP 2563904Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高温あるいは低温の冷
媒の流路を切換える切替弁に関するもので、特に箱体内
の熱漏洩の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機に用いられる四方電磁
弁は、図2の如く、冷凍サイクルにおいて、圧縮機1か
ら吐出された冷媒の流れの方向を冷房時には室内側熱交
換器2から室外側熱交換器3へ、また暖房時には室外側
熱交換器3から室内側熱交換器2へ切換える。
【0003】その一般的な構造は、密閉された円筒状箱
体4の周面に、圧縮機吐出管1aに接続する高圧ガス用
接続管Dと、圧縮機吸入管1bに接続する低圧冷媒用接
続管Sを中央にしてその両側に室内側熱交換器2に接続
する接続管Eと室外側熱交換器3に接続する接続管Cと
が並設されている。
【0004】これら接続管D,S,E,Cは、それぞれ
円筒形箱体4内に開口しており、並設された接続管S,
E,Cの開口端は箱体軸方向に面一にシート5で箱体4
に固定されている。箱体4内部には、前記シート5の開
口面上を軸方向に摺動し、接続管SとE、またはSとC
を択一的に連通せしめる断面U字形状をした摺動弁体6
が設けられている。該摺動弁体6の両側に配設されたピ
ストン体7,8が連結板9により弁体6に連結されて、
箱体4内面を摺動自在とされている。
【0005】そして、箱体4の端面を密閉するカバー1
0とピストン体7との間の空間R1および反対側のカバ
ー11とピストン体8との間の空間R2には、それぞれ
高圧ガス、または低圧ガスを択一的に切換えて導入する
毛細管12,13および低圧ガス用毛細管14が設けら
れており、これらの毛細管は、図3に示すパイロツトバ
ルブとしての小さなニードルバルブ用空間R3,R4およ
びその中間にそれぞれ連通されている。
【0006】なお、図中、15はキャピラリチユーブ、
16,17はピストン体7,8の小孔、18,19はピ
ンを介して互いに連結されたニードルバルブ、20はコ
イル、21は励磁されたコイル20によりニードルバル
ブ18を摺動させるプランジヤである。
【0007】今、圧縮機1から吐出された高温の高圧ガ
スは接続管Dを通り、ピストン体7,8に設けられた小
孔16,17を通り、空間R1,R2に流れる。このと
き、コイル20が無通電のときは、ニードルバルブ18
がスプリングにより小空間R4を密閉し、相対する反対
側のニードルバルブ19が開き、小空間R3は解放され
る。
【0008】したがつて、空間R1と小空間R4の圧力は
高圧、また空間R2は低圧となり、この圧力差によつて
ピストン体7,8は空間R2の方に移動する。これに伴
つて摺動弁体6も連結板9により同一方向に移動して、
接続管E,Sの流路が連通する。このときの状態で回路
は冷房状態となつている。
【0009】そして、高温高圧のガスは、接続管Cを通
つて室外側熱交換器3に流れ、ここで冷却されて低温高
圧の液体となる。これがキャピラリチユーブ15を通過
すると、圧力が下がり、室内側熱交換器2で周囲から熱
を奪つて蒸発し、常温の低圧ガスとなる。そして、接続
管Eから切替弁を通つて接続管Sを経て、圧縮機1へ戻
る。
【0010】コイル20に通電したときは、励磁力でニ
ードルバルブ18,19を上記と逆に移動させると、ピ
ストン体7,8は空間R1方向へ移動して、摺動弁体6
により接続管C,Sの流路が連通して、回路は暖房状態
となる。ただし、このときの運転中は連続通電である。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】上記切替弁において、
圧縮機1から吐出された高温高圧のガスが、接続管Dに
より箱体4内に流入する。また、室外・室内熱交換器
2,3にて熱交換された後の低温・低圧のガスは再び接
続管Eより箱体4内へ流入して、弁内を通過して接続管
Sより流出し圧縮機1へ戻るというサイクルを経るとき
に、摺動する弁体6の肉厚部にて、高温ガスと低温ガス
の温度差により熱の移動(熱漏洩)が生じている。
【0012】そのため、圧縮機1から吐出された高温の
ガスの温度が低下して、熱交換器に送られたとき、周囲
との温度差が小さくなり、十分な放熱が行えず冷却不足
となつて熱変換効率が低下する。
【0013】本考案は、上記に鑑み、弁体の内外での熱
漏洩を少なくできる切替弁の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案による課題解決手
段は、複数の流路(接続管D,S,E,C)を備えた箱
体4に、高温および低温流体に接して各流路を切換える
弁体6が移動自在に内装された切替弁において、図1に
示すように、前記弁体6は中空成形され、この内面と外
面との間の空間が内外面の温度差を遮断する断熱空間2
とされ、流体流入用の流路(接続管D)に近い断熱空
間22の中央部の断熱距離L 1 が両端部の断熱距離L 2
り大とされたものである。
【0015】
【作用】上記課題解決手段において、弁体6の外側を通
る流体と内側を通る流体とは、弁体6内部の断熱空間2
2で熱的に遮断される。特に、流体が流入してきて、弁
体6の中央部近傍に当たり、その圧力により断熱空間2
2が変形しても、中央部では両端部よりも断熱距離が大
きいので、十分断熱効果を確保できる。そのため、弁体
6の内外面での熱伝導が生じない。
【0016】
【実施例】本実施例の切替弁は、従来技術で示した図
2,3の如く、空気調和機において冷房運転と暖房運転
とを切換えるときに、冷媒の流れ方向を切換える四方電
磁弁であり、図1に示すように弁体6の内面と外面との
間に、内外面の温度差を遮断する断熱空間22が形成さ
れている。なお、他の構成は従来技術と同じである。
【0017】前記弁体6は、中空成形された椀状成形体
であり、その肉厚部内の空間が空気断熱層として断熱空
間22とされる。
【0018】また、弁体6をこのように一体成形する代
わりに、半球状の上板および下板を隙間をあけて組み立
ててもよい。
【0019】このように、弁体6の内部に断熱空間22
があるため、弁体6の外面側6aが高温のガスに接し、
内面側6bが低温のガスに接しても、内部空気による断
熱効果によつて、弁体6の外側6aから内側6bへ
の熱伝導が生じにくくなる。
【0020】したがつて、弁体6を介しての熱漏洩が少
なくなり、高温ガスのエネルギー損失を防ぐことがで
き、この切替弁を空気調和機に適用することにより効率
のよい熱交換が可能となり、省エネルギー効果を高める
ことができる。
【0021】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0022】本実施例の弁体6は、摺動式であつたが、
回転式弁体でもよく、またソレノイドで切換える代わり
にパイロツト圧で切換えるものでもよい。
【0023】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り、本考案に
よると、弁体内部に断熱空間が形成されているため、弁
体の外面側が高温あるいは低温の流体に接し、内面側が
低温あるいは高温の流体に接しても、内部の空間による
断熱効果によつて、弁体を通じて内外面での熱伝導が生
じにくくなる。したがつて、弁体を介しての熱漏洩が少
なくなり、高温流体のエネルギー損失を防ぐことができ
る。
【0024】また、断熱空間は弁体内に一体成形される
ので、別部材を取り付ける必要がなく製造が容易であ
る。さらに、流入してくる流体の圧力を受ける弁体の中
央部では変形しやすいが、この中央部における断熱空間
の断熱距離が両端部での断熱距離よりも大とされている
ので、弁体が変形して断熱距離が小さくなつたとして
も、まだ十分な断熱距離を確保することができ、断熱効
果を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例を示す切替弁の弁体の断
面図である。
【図2】図2は従来の空気調和機における四方電磁弁の
断面図である。
【図3】図3は同じくパイロツトバルブの断面図であ
る。
【符号の説明】
4 箱体 6 弁体 22 断熱空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の流路を備えた箱体に、高温および
    低温流体に接して各流路を切換える弁体が移動自在に内
    装された切替弁において、前記弁体は中空成形され、こ
    の内面と外面との間の空間が内外面の温度差を遮断する
    断熱空間とされ、流体流入用の流路に近い断熱空間の中
    央部の断熱距離が両端部の断熱距離より大とされたこと
    を特徴とする切替弁。
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JP6508925B2 (ja) * 2014-12-03 2019-05-08 株式会社不二工機 四方切換弁
WO2017187504A1 (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 三菱電機株式会社 空気調和装置
US11940190B2 (en) * 2019-07-16 2024-03-26 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration cycle apparatus

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