JP2563776Y2 - 引き違い式窓装置 - Google Patents

引き違い式窓装置

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JP2563776Y2
JP2563776Y2 JP3707492U JP3707492U JP2563776Y2 JP 2563776 Y2 JP2563776 Y2 JP 2563776Y2 JP 3707492 U JP3707492 U JP 3707492U JP 3707492 U JP3707492 U JP 3707492U JP 2563776 Y2 JP2563776 Y2 JP 2563776Y2
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JP
Japan
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清勝 正治
宗隆 小畑
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Fujisash Co Ltd
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Fujisash Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る引き違い式窓装置
は、例えば一般家屋の窓開口を開閉する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】一般家屋の窓開口を開閉する為、図4〜
5に示す様に、窓枠1の内側に内外2枚の窓障子2a、
2bを引き違い式に建て込んで成る引き違い式窓装置
が、広く使用されている。この内の窓枠1は、上枠3と
下枠4と左右の竪枠5a、5bとを矩形に組み合わせる
事で構成されている。又、上記各窓障子2a、2bはそ
れぞれ、矩形のガラスパネル6a、6bの四周を、上框
7a、7b、下框8a、8b、戸先框9a、9b、召し
合わせ框10a、10bにより囲む事で構成されてい
る。
【0003】上記上枠3の下面と下枠4の上面とには、
それぞれ内外1対ずつの案内レール(図示省略)が設け
られており、上記2枚の窓障子2a、2bの内で屋外側
(図5の上側)の窓障子2aは屋外側の案内レールに、
屋内側(同下側)の窓障子2bは屋内側の案内レール
に、各案内レールの長さ方向(図5の左右方向)に亙る
移動自在に係合している。
【0004】この様に構成される引き違い式窓装置の閉
鎖時には、図5に示す様に、2枚の窓障子2a、2bを
左右に振り分けて、各窓障子2a、2bの竪辺を構成す
る戸先框9a、9bの外周側面と竪枠5a、5bの内周
側面とを近接させる。又、開放時には、図6に示す様
に、上記2枚の窓障子2a、2b同士を重ね、両窓障子
2a、2bの端縁と一方(図6の左方)の竪枠5aとの
間に開口11を形成する。
【0005】尚、夏期等に於いて屋外にいる虫が屋内に
進入するのを防止する為に、図6に示す様に窓装置を開
放した状態で、上記開口11を網戸12により覆う事
も、一般的に行なわれている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案の引き違い式窓
装置は、屋外側の窓障子2aを移動させる事によって窓
開口を開放した状態から、窓開口を閉鎖する為、上記屋
外側の窓障子2aを移動させる作業を容易に行なえる様
にするものである。
【0007】即ち、一般的な引き違い式窓装置の場合、
内外2枚の窓障子2a、2bの幅寸法が等しい為、窓開
口の全開時には図6に示す様に、屋外側の窓障子2aの
戸先框9aと屋内側の窓障子2bの召し合わせ框10b
とが完全に重なり合う。更に、屋外側の窓障子2aの外
側に網戸12が存在する場合には、この網戸12の召し
合わせ框13が上記戸先框9aの屋外側に重なる。
【0008】この結果、上記屋外側の窓障子2aの戸先
框9aは、内外1対の召し合わせ框10b、13によっ
て両側から挟まれた状態となり、この戸先框9aに手を
掛けられなくなる。従って、この状態から上記屋外側の
窓障子2aを閉鎖方向に移動させる為には、一度屋内側
の窓障子2bを開放方向に移動させた状態で、上記屋外
側の窓障子2aの召し合わせ框10aに手を掛け、この
屋外側の窓障子2aを閉鎖方向に移動させる等の、面倒
な作業を行なわなければならない。
【0009】この様な面倒をなくす為に従来から、上枠
3の端部下面及び下枠4の端部上面にストッパを設ける
事により、図7に示す様に、開放時に於ける屋外側の窓
障子2aの移動量を制限し、屋外側の窓障子2aの戸先
框9aと屋内側の窓障子2bの召し合わせ框10bとが
重なり合わない様にする事が、一部で行なわれている。
【0010】ところが、この様に屋外側の窓障子2aの
移動量を制限した場合、開放時に於ける開口11aの幅
wが、前記図6の構造に於ける開口11の幅Wよりも狭
く(w<W)なるだけでなく、網戸12aを設けた場合
でも、室内への虫の進入を完全に防止出来ない。
【0011】即ち、屋外側の窓障子2aの移動量を制限
した分だけ、屋外側の窓障子2aの戸先框9a及び召し
合わせ框10aと、屋内側の窓障子2bの召し合わせ框
10b及び戸先框9bとがずれ、各框同士の間に虫が通
過出来るだけの隙間が形成されてしまう。そして、図7
に矢印ホで示す様にこの隙間を通じて、屋外から屋内に
虫が進入してしまう。
【0012】更に、上記開口11aの幅wが狭い分だ
け、網戸12aの幅寸法が小さくなる為、引き違い式窓
装置の閉鎖時に於いて、図8に示す様に、網戸12aの
召し合わせ框13が各窓障子2a、2bの召し合わせ框
10a、10bから外れ、網戸12aの召し合わせ框1
3が屋外側の窓障子2aのガラスパネル6aの一部を覆
ってしまう。この様な状態は体裁が悪く、室内への採光
も若干不良となる為、好ましくない。
【0013】本考案の引き違い式窓装置は、上述の様な
不都合を何れも解消するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案の引き違い式窓装
置は、前述した従来の引き違い式窓装置と同様に、上枠
及び下枠と左右の竪枠とを矩形に組み合わせて成り、上
枠の下面と下枠の上面とにそれぞれ複数本の案内レール
を有する窓枠と、この窓枠の内側に引き違い式に建て込
まれ、上記各案内レールに沿って移動する複数枚の窓障
子とから構成される。
【0015】特に、本考案の引き違い式窓装置に於いて
は、屋外側の窓障子の竪辺を構成する戸先框の外周側面
で、窓装置の閉鎖時に於いて何れかの竪枠の内周側面と
近接する部分に、上記外周側面から突出する状態で固定
された摘みと、上記竪枠の内周側面の一部で、この摘み
と対向する部分に設けられた、上記摘みを収納自在な大
きさを有する凹部とを備えた事を特徴としている。
【0016】
【作用】上述の様に構成される本考案の引き違い式窓装
置に於いては、窓開口を開放する事に伴なって、屋外側
の窓障子の戸先框と屋内側の窓障子の召し合わせ框とが
重なり合った場合でも、摘みが上記戸先框の外周側面か
ら突出する。この為、この摘みを引っ張るのみで、特に
面倒な操作を行なわなくても、上記屋外側の窓障子を閉
鎖方向に移動させる事が出来る。
【0017】屋外側の窓障子を閉鎖方向に移動し切った
状態で上記摘みは、竪枠の内周側面に設けられた凹部に
進入する為、上記屋外側の窓障子を構成する戸先框の外
周側面と上記竪枠の内周側面との間に、余計な隙間が形
成される事がない。
【0018】
【実施例】図1〜3は本考案の実施例を示している。
尚、本考案の特徴は、屋外側の窓障子を構成する戸先框
9aの外周側面16に摘み14を固定すると共に、竪枠
5aの内周側面にこの摘み14を収納自在な凹部15を
設ける点に特徴があり、その他の構成及び作用に就いて
は、前記図4〜6に示した従来構造と同様である為、重
複する説明を省略する。
【0019】屋外側の窓障子2a(図4〜6参照)の竪
辺を構成する戸先框9aの外周側面16で、窓装置の閉
鎖時に於いて窓枠1(図4〜6)の竪辺を構成する竪枠
5aの内周側面と近接する部分に摘み14を、上記外周
側面16から突出する状態で固定している。
【0020】この摘み14は、合成樹脂を射出成形する
事により、図2に示す様に、上下方向に長い形状に造ら
れたもので、上記外周側面16に近い基部17の幅を狭
く、外周側面16から遠い頭部18の幅を広くして、手
指で強く摘める様にしている。この様な摘み14の上下
2箇所位置には取付孔19、19を設けている。そし
て、各取付孔19、19に挿通した取付螺子20の先端
部を、上記戸先框9aに形成した円孔21に挿通し、更
にこの円孔21を通じて戸先框9aの内側に突出した、
上記取付螺子20の先端部分に、ナット22を螺合させ
ている。従って、上記摘み14は、上記取付螺子20と
ナット22との螺合緊締に基づき、上記戸先框9aの外
周側面16に固定される。
【0021】一方、上記竪枠5aの内周側面の一部で、
上記摘み14と対向する部分には、この摘み14を収納
自在な大きさを有する凹部15を設けている。この凹部
15は、上記竪枠5aの一部に形成された透孔25と、
この透孔25の内側に嵌着されたカバー26とから構成
されている。
【0022】この内のカバー26は、合成樹脂を射出成
形する事により、矩形の鉢状に造られたもので、その開
口部27の外周縁形状を、上記透孔25の内周縁形状に
一致させている。又、このカバー26を構成する外周壁
部28の周方向複数箇所で、上記開口部から少し離れた
部分には、開口端縁から離れるに従って低くなる、係止
突条29、29を形成している。又、上記カバー26を
構成する底壁部30の外周側面の中央部には、突条31
を、上下方向に亙って設けている。
【0023】又、上記透孔25を有する竪枠5aの一部
で、屋外側の窓障子2aの戸先框9aと対向する部分
は、この戸先框9aと対向する内周壁23と、この内周
壁23に対して平行な外周壁24とから成る二重構造と
している。そして、この内の内周壁23に、上記透孔2
5を形成している。この透孔25の内周縁形状は、上述
の様に、カバー26の開口部27の外周縁形状に一致す
る。
【0024】前述の様な形状を有するカバー26は、上
述の様に竪枠5aの内周側面に形成された透孔25の内
側に嵌着される。嵌着作業は、透孔25の内側にカバー
26を、上記底壁部30を奥にして押し込むのみで良
い。押し込み作業に伴なって上記カバー26の外周壁部
28が、内側に向けて弾性変形し、この外周壁部28に
形成した係止突条29、29が、上記透孔25の内側を
通過する。そして通過後は上記外周壁部28が弾性的に
復元して、上記各係止突条29、29が透孔25の内側
を通過出来なくなる。
【0025】尚、この状態で底壁部30は僅かに弾性変
形し、この底壁部30の外面に形成された突条31は、
前記外周壁24に向け弾性的に押し付けられる。この結
果、上記各係止突条29、29は、上記透孔25の周縁
部に押し付けられ、上記カバー26が透孔25の内側で
がたつく事がなくなる。尚、この様に透孔25の内側に
カバー26を嵌着した状態では、カバー26の内側が、
前記摘み14を収納自在な凹部15として機能する。
【0026】上述の様に構成される本考案の引き違い式
窓装置に於いては、窓開口を開放する事に伴なって、図
6に示す様に屋外側の窓障子2aの戸先框9aと屋内側
の窓障子2bの召し合わせ框10bとが重なり合った場
合でも、摘み14が上記戸先框9aの外周側面16から
突出する。この為、この戸先框9aが屋内側の窓障子2
b及び網戸12の召し合わせ框10b、13に挟まれ
て、戸先框9aに直接手を掛けられなくても、上記摘み
14を引っ張る事により、上記屋外側の窓障子2aが閉
鎖方向に移動自在となる。
【0027】屋外側の窓障子2aを閉鎖方向に移動し切
った状態で上記摘み14は、竪枠5aの内周側面に設け
られたカバー26の内側である凹部15に進入する為、
上記屋外側の窓障子2aを構成する戸先框9aの外周側
面16と上記竪枠5aの内周側面とを十分に近付ける事
が出来、両側面の間に余計な隙間が形成される事がな
い。
【0028】
【考案の効果】本考案の引き違い式窓装置は、以上に述
べた通り構成され作用する為、開放時に於ける開口の幅
を十分に確保し、且つ閉鎖時に於ける体裁を悪くする事
なく、全開状態にある屋外側の窓障子を閉鎖方向に移動
させる作業を容易に行なえる様に出来る。又、網戸を設
けた場合に、室内への虫の進入防止を確実に図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す、要部横断平面図。
【図2】摘みを示しており、(A)は図1の左方から見
た図、(B)は(A)のイ−イ断面図、(C)は同ロ−
ロ断面図。
【図3】カバーを示しており、(A)は図1の右方から
見た図、(B)は(A)のハ−ハ断面図、(C)は同ニ
−ニ断面図。
【図4】本考案の対象となる引き違い式窓装置の正面
図。
【図5】同じく略横断面図。
【図6】網戸を設けた状態を示す略横断面図。
【図7】従来構造の第2例を、開放状態で示す略横断面
図。
【図8】同じく閉鎖状態で示す略横断面図。
【符号の説明】
1 窓枠 2a、2b 窓障子 3 上枠 4 下枠 5a、5b 竪枠 6a、6b ガラスパネル 7a、7b 上框 8a、8b 下框 9a、9b 戸先框 10a、10b 召し合わせ框 11、11a 開口 12、12a 網戸 13 召し合わせ框 14 摘み 15 凹部 16 外周側面 17 基部 18 頭部 19 取付孔 20 取付螺子 21 円孔 22 ナット 23 内周壁 24 外周壁 25 透孔 26 カバー 27 開口部 28 外周壁部 29 係止突条 30 底壁部 31 突条

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠及び下枠と左右の竪枠とを矩形に組
    み合わせて成り、上枠の下面と下枠の上面とにそれぞれ
    複数本の案内レールを有する窓枠と、この窓枠の内側に
    引き違い式に建て込まれ、上記各案内レールに沿って移
    動する複数枚の窓障子とから構成される引き違い式窓装
    置に於いて、屋外側の窓障子の竪辺を構成する戸先框の
    外周側面で、窓装置の閉鎖時に於いて何れかの竪枠の内
    周側面と近接する部分に、上記外周側面から突出する状
    態で固定された摘みと、上記竪枠の内周側面の一部で、
    この摘みと対向する部分に設けられた、上記摘みを収納
    自在な大きさを有する凹部とを備えた事を特徴とする引
    き違い式窓装置。
JP3707492U 1992-05-07 1992-05-07 引き違い式窓装置 Expired - Lifetime JP2563776Y2 (ja)

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