JP2563220B2 - 耐可塑剤移行性に優れたアクリル系粘着剤 - Google Patents
耐可塑剤移行性に優れたアクリル系粘着剤Info
- Publication number
- JP2563220B2 JP2563220B2 JP3226560A JP22656091A JP2563220B2 JP 2563220 B2 JP2563220 B2 JP 2563220B2 JP 3226560 A JP3226560 A JP 3226560A JP 22656091 A JP22656091 A JP 22656091A JP 2563220 B2 JP2563220 B2 JP 2563220B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- plasticizer
- acrylic
- meth
- acid ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本粘着剤は可塑化された塩化ビニ
ルフィルムを基材とする粘着テープや粘着シートまたは
可塑化された塩化ビニルを被着体とする粘着テープの製
造に用いる粘着剤に関する。
ルフィルムを基材とする粘着テープや粘着シートまたは
可塑化された塩化ビニルを被着体とする粘着テープの製
造に用いる粘着剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の粘着テープ、粘着シートに使用さ
れた粘着剤としてはゴム系化合物を主体としたものが多
く、可塑化塩化ビニルを用いた基材においても可塑剤の
粘着剤層への移行による粘着力劣化の起こることは少な
かったが、ゴム系化合物が耐熱性、耐光性、耐酸化性に
劣るという欠点があるため、耐熱性、耐光性、耐酸化性
に優れたアクリル系粘着剤の開発が盛んに行われるよう
になってきた。
れた粘着剤としてはゴム系化合物を主体としたものが多
く、可塑化塩化ビニルを用いた基材においても可塑剤の
粘着剤層への移行による粘着力劣化の起こることは少な
かったが、ゴム系化合物が耐熱性、耐光性、耐酸化性に
劣るという欠点があるため、耐熱性、耐光性、耐酸化性
に優れたアクリル系粘着剤の開発が盛んに行われるよう
になってきた。
【０００３】しかし、一般にアクリル系粘着剤は基材に
含まれている可塑剤と親和性があり、この移行により粘
着剤が軟化、膨潤し、粘着力が低下するので、この対策
として可塑剤と粘着剤の親和力を抑えるために共重合体
組成、アクリル系樹脂の架橋、可塑剤の添加等の検討が
行われてきた。
含まれている可塑剤と親和性があり、この移行により粘
着剤が軟化、膨潤し、粘着力が低下するので、この対策
として可塑剤と粘着剤の親和力を抑えるために共重合体
組成、アクリル系樹脂の架橋、可塑剤の添加等の検討が
行われてきた。
【０００４】本発明者らはこれらの点につき基礎的な研
究をした結果、必ずしも可塑剤に対し優れた耐膨潤・軟
化性を示すものが粘着剤として耐可塑剤移行性が優れて
いるとはかぎらないことを発見した。
究をした結果、必ずしも可塑剤に対し優れた耐膨潤・軟
化性を示すものが粘着剤として耐可塑剤移行性が優れて
いるとはかぎらないことを発見した。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明はベースフィル
ムとして可塑剤を含む塩化ビニル基材を使用しても可塑
剤の移行による粘着性の劣化しないアクリル系粘着剤の
開発を目的とする。
ムとして可塑剤を含む塩化ビニル基材を使用しても可塑
剤の移行による粘着性の劣化しないアクリル系粘着剤の
開発を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は特定組成の酢酸
ビニル、（メタ）アクリロニトリル、アルキル基の炭素
数が１または２の（メタ）アクリル酸エステル、エチレ
ン性不飽和カルボン酸及びアルキル基の炭素数が４以上
の（メタ）アクリル酸エステルよりなるアクリル系共重
合体に可塑剤及び特定量のポリイソシアネートを配合す
ることにより、耐可塑剤移行性に優れる粘着剤を得るこ
とを見いだし、完成したものである。
ビニル、（メタ）アクリロニトリル、アルキル基の炭素
数が１または２の（メタ）アクリル酸エステル、エチレ
ン性不飽和カルボン酸及びアルキル基の炭素数が４以上
の（メタ）アクリル酸エステルよりなるアクリル系共重
合体に可塑剤及び特定量のポリイソシアネートを配合す
ることにより、耐可塑剤移行性に優れる粘着剤を得るこ
とを見いだし、完成したものである。
【０００７】即ち、本発明は酢酸ビニル５〜２０重量
％、（メタ）アクリロニトリル５〜１０重量％、アルキ
ル基の炭素数が１または２の（メタ）アクリル酸エステ
ル１０〜３０重量％、エチレン性不飽和カルボン酸３〜
６重量％及び残りアルキル基の炭素数が４以上の（メ
タ）アクリル酸エステルよりなるアクリル系共重合体に
可塑剤を配合し、更にそのカルボキシル基に対して５〜
１０モル％のイソシアネート基を含むポリイソシアネー
トを配合したことを特徴とするアクリル系粘着剤であ
る。
％、（メタ）アクリロニトリル５〜１０重量％、アルキ
ル基の炭素数が１または２の（メタ）アクリル酸エステ
ル１０〜３０重量％、エチレン性不飽和カルボン酸３〜
６重量％及び残りアルキル基の炭素数が４以上の（メ
タ）アクリル酸エステルよりなるアクリル系共重合体に
可塑剤を配合し、更にそのカルボキシル基に対して５〜
１０モル％のイソシアネート基を含むポリイソシアネー
トを配合したことを特徴とするアクリル系粘着剤であ
る。
【０００８】以下、本発明の構成について説明する。本
発明において（メタ）アクリロニトリルとはアクリロニ
トリル、メタクリロニトリルまたはそれらの混合物を意
味し、アルキル基の炭素数が１または２の（メタ）アク
リル酸エステルも同様にメチルまたはエチルのアクリル
酸エステルまたはメタクリル酸エステルを意味する。
発明において（メタ）アクリロニトリルとはアクリロニ
トリル、メタクリロニトリルまたはそれらの混合物を意
味し、アルキル基の炭素数が１または２の（メタ）アク
リル酸エステルも同様にメチルまたはエチルのアクリル
酸エステルまたはメタクリル酸エステルを意味する。
【０００９】エチレン性不飽和カルボン酸としては、分
子中にラジカル共重合性の不飽和結合と、カルボキシル
基を有する化合物であり、例えばアクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸等を挙げることができ
る。
子中にラジカル共重合性の不飽和結合と、カルボキシル
基を有する化合物であり、例えばアクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸等を挙げることができ
る。
【００１０】アルキル基の炭素数が４以上の（メタ）ア
クリル酸エステルとは、アクリル酸エステルまたはメタ
クリル酸エステルを意味し、例えば（メタ）アクリル酸
ブチル、（メタ）アクリル酸ヘキシル、（メタ）アクリ
ル酸オクチル、（メタ）アクリル酸−２−エチルヘキシ
ル、（メタ）アクリル酸ラウリル、（メタ）アクリル酸
ステアリル等が挙げられる。
クリル酸エステルとは、アクリル酸エステルまたはメタ
クリル酸エステルを意味し、例えば（メタ）アクリル酸
ブチル、（メタ）アクリル酸ヘキシル、（メタ）アクリ
ル酸オクチル、（メタ）アクリル酸−２−エチルヘキシ
ル、（メタ）アクリル酸ラウリル、（メタ）アクリル酸
ステアリル等が挙げられる。
【００１１】本発明においては、これらの（メタ）アク
リル酸エステルの中でも、特にアクリル酸ブチル、アク
リル酸−２−エチルヘキシル等が共重合性等の面から好
ましく用いられる。
リル酸エステルの中でも、特にアクリル酸ブチル、アク
リル酸−２−エチルヘキシル等が共重合性等の面から好
ましく用いられる。
【００１２】また可塑剤としては、例えばジブチルフタ
レート、ジオクチルフタレート等のフタル酸エステル
系、ジオクチルマレートのごときマレイン酸エステル
系、トリクレジルホスフェートのごときリン酸エステル
系等の一般の塩化ビニル用可塑剤が用いられる。
レート、ジオクチルフタレート等のフタル酸エステル
系、ジオクチルマレートのごときマレイン酸エステル
系、トリクレジルホスフェートのごときリン酸エステル
系等の一般の塩化ビニル用可塑剤が用いられる。
【００１３】ここにアクリル系共重合体を構成するアル
キル基の炭素数が４以上の（メタ）アクリル酸エステル
以外の成分はアクリル系共重合体のガラス転移温度を高
くするものであり、従って規定した以上を用いれば常温
で粘着性を低下させる傾向がある。また規定した量以下
であれば得られる共重合体の耐可塑剤移行性が不十分
で、長期の貯蔵または夏季などの高温度において可塑剤
の移行により粘着剤が軟らかくなり保持力、接着力が低
下する。
キル基の炭素数が４以上の（メタ）アクリル酸エステル
以外の成分はアクリル系共重合体のガラス転移温度を高
くするものであり、従って規定した以上を用いれば常温
で粘着性を低下させる傾向がある。また規定した量以下
であれば得られる共重合体の耐可塑剤移行性が不十分
で、長期の貯蔵または夏季などの高温度において可塑剤
の移行により粘着剤が軟らかくなり保持力、接着力が低
下する。
【００１４】アクリル系共重合体の製造は溶液重合、乳
化重合等公知の方法を用いて行うことができる。可塑剤
は一般には重合後添加するが、重合中それを共存させて
もよい。アクリル系共重合体に配合する可塑剤は、アク
リル系共重合体を可塑化することで常温での粘着性を付
与すると共に、塩化ビニル基材からの可塑剤の移行を抑
える作用をする。
化重合等公知の方法を用いて行うことができる。可塑剤
は一般には重合後添加するが、重合中それを共存させて
もよい。アクリル系共重合体に配合する可塑剤は、アク
リル系共重合体を可塑化することで常温での粘着性を付
与すると共に、塩化ビニル基材からの可塑剤の移行を抑
える作用をする。
【００１５】可塑剤量はアクリル系共重合体のガラス転
移点との関係で決まってくるが、アクリル系共重合体中
の量が２重量％より少ないと常温での粘着性が不足する
と共に、放置または熱処理により可塑剤の移行が見ら
れ、凝集力、接着力の低下が見られる。また可塑剤量が
１０重量％より多いと常温での凝集力が不足する。
移点との関係で決まってくるが、アクリル系共重合体中
の量が２重量％より少ないと常温での粘着性が不足する
と共に、放置または熱処理により可塑剤の移行が見ら
れ、凝集力、接着力の低下が見られる。また可塑剤量が
１０重量％より多いと常温での凝集力が不足する。
【００１６】ポリイソシアネートはアクリル系共重合体
の架橋剤であり、アクリル系共重合体に凝集力を与える
ものであって、１分子中に複数個のイソシアネート基を
持つ化合物が用いられる。例えばトリレンジイソシアネ
ート、４，４’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
１，６−ヘキサメチレンジイソシアネート等またはこれ
らポリイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物
等を例示することができる。これら架橋剤として配合さ
れるポリイソシアネートはアクリル系共重合体のカルボ
キシル基に対して架橋剤中のイソシアネート基のモル比
｛（イソシアネートモル数／カルボキシル基モル数）×
１００｝が５〜１０モル％であり、この配合量が５モル
％より少ないと常温での凝集力が不足するし、１０モル
％より多いと初期の凝集力を与えることができるが、理
由は不明であるが耐可塑剤移行性が低下し、長期保存ま
たは高温時において凝集力の低下が見られる。
の架橋剤であり、アクリル系共重合体に凝集力を与える
ものであって、１分子中に複数個のイソシアネート基を
持つ化合物が用いられる。例えばトリレンジイソシアネ
ート、４，４’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
１，６−ヘキサメチレンジイソシアネート等またはこれ
らポリイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物
等を例示することができる。これら架橋剤として配合さ
れるポリイソシアネートはアクリル系共重合体のカルボ
キシル基に対して架橋剤中のイソシアネート基のモル比
｛（イソシアネートモル数／カルボキシル基モル数）×
１００｝が５〜１０モル％であり、この配合量が５モル
％より少ないと常温での凝集力が不足するし、１０モル
％より多いと初期の凝集力を与えることができるが、理
由は不明であるが耐可塑剤移行性が低下し、長期保存ま
たは高温時において凝集力の低下が見られる。
【００１７】
【作用】本発明粘着剤の主剤となるアクリル系共重合体
の優れた耐熱性、耐光性、耐酸化性を維持しながら、そ
の欠点とされる可塑化塩化ビニル中の可塑剤との親和性
を抑え、可塑剤の移行による粘着剤の粘着力の低下を防
ぐため、意外なことに特定のアクリル系共重合体からな
る粘着剤に逆に可塑剤を配合し、更に該共重合体のカル
ボキシル基に対してイソシアネート基を５〜１０モル％
の割合にポリイソシアネートを配合することにより達成
できた。
の優れた耐熱性、耐光性、耐酸化性を維持しながら、そ
の欠点とされる可塑化塩化ビニル中の可塑剤との親和性
を抑え、可塑剤の移行による粘着剤の粘着力の低下を防
ぐため、意外なことに特定のアクリル系共重合体からな
る粘着剤に逆に可塑剤を配合し、更に該共重合体のカル
ボキシル基に対してイソシアネート基を５〜１０モル％
の割合にポリイソシアネートを配合することにより達成
できた。
【００１８】これらのそれぞれの成分の作用については
明らかにすることができなかったが、粘着剤層への可塑
剤の移行は粘着剤に可塑剤を配合することにより抑える
ことができたこと、また意外にもこのように可塑剤を配
合しても粘着剤は軟化、膨潤して粘着力を低下させるこ
ともなかった。逆に可塑剤を配合しないときには、ボー
ルタック、粘着力が共に低下する結果が得られており、
従来可塑剤の移行が粘着剤を劣化させるとは必ずしも言
えない結果が得られている。
明らかにすることができなかったが、粘着剤層への可塑
剤の移行は粘着剤に可塑剤を配合することにより抑える
ことができたこと、また意外にもこのように可塑剤を配
合しても粘着剤は軟化、膨潤して粘着力を低下させるこ
ともなかった。逆に可塑剤を配合しないときには、ボー
ルタック、粘着力が共に低下する結果が得られており、
従来可塑剤の移行が粘着剤を劣化させるとは必ずしも言
えない結果が得られている。
【００１９】
【実施例】以下、実施例等により本発明を説明する。な
お実施例中の部は重量基準である。
お実施例中の部は重量基準である。
【００２０】（実施例１）撹拌機、還流冷却器、温度計
を備えたフラスコに酢酸ビニル１０重量部、アクリロニ
トリル７重量部、アクリル酸エチル２０重量部、アクリ
ル酸５重量部、アクリル酸−２−エチルヘキシル５８重
量部、過酸化ベンゾイル０．５重量部、酢酸エチル７０
重量部からなる混合物を仕込み、外温８５℃〜９０℃で
５時間反応する。
を備えたフラスコに酢酸ビニル１０重量部、アクリロニ
トリル７重量部、アクリル酸エチル２０重量部、アクリ
ル酸５重量部、アクリル酸−２−エチルヘキシル５８重
量部、過酸化ベンゾイル０．５重量部、酢酸エチル７０
重量部からなる混合物を仕込み、外温８５℃〜９０℃で
５時間反応する。
【００２１】反応終了後、トルエン８０重量部、ジオク
チルフタレート５重量部及びコロネート Ｌ（イソシア
ネート含有量０．３ｍｏｌ／１００ｇ、日本ポリウレタ
ン社製）を１．５重量部配合（カルボキシル基に対しイ
ソシアネート６．５モル％）して粘着剤とし、これを１
００μｍの軟質塩化ビニルシート（ＤＯＰ含有量３０ｐ
ｈｒ）に転写、塗布し、乾燥して、厚さ２５μｍの粘着
層付きフィルムを得た。
チルフタレート５重量部及びコロネート Ｌ（イソシア
ネート含有量０．３ｍｏｌ／１００ｇ、日本ポリウレタ
ン社製）を１．５重量部配合（カルボキシル基に対しイ
ソシアネート６．５モル％）して粘着剤とし、これを１
００μｍの軟質塩化ビニルシート（ＤＯＰ含有量３０ｐ
ｈｒ）に転写、塗布し、乾燥して、厚さ２５μｍの粘着
層付きフィルムを得た。
【００２２】（実施例２）アクリル系共重合体の原料と
して酢酸ビニル１０重量部、アクリロニトリル７重量
部、アクリル酸メチル１０重量部、アクリル酸５重量
部、アクリル酸ブチル６８重量部、過酸化ベンゾイル
０．５重量部、酢酸エチル７０重量部を用いたほかは実
施例１と同様にして粘着剤を製造し、同様の粘着層付き
フィルムを得た。
して酢酸ビニル１０重量部、アクリロニトリル７重量
部、アクリル酸メチル１０重量部、アクリル酸５重量
部、アクリル酸ブチル６８重量部、過酸化ベンゾイル
０．５重量部、酢酸エチル７０重量部を用いたほかは実
施例１と同様にして粘着剤を製造し、同様の粘着層付き
フィルムを得た。
【００２３】（比較例１〜６）表１に示す原料を用い、
実施例１と同様にして粘着層付きフィルムを得た。
実施例１と同様にして粘着層付きフィルムを得た。
【００２４】
【表１】
【００２５】実施例１〜２及び比較例１〜６の粘着性フ
ィルムを室温で７日養生後、粘着物性を測定した。また
可塑剤移行性を促進するため、１年間の常温放置に相当
すると言われる７０℃×７日の熱処理したものの粘着物
性を測定し、可塑剤移行による粘着物性の低下を測定し
た。
ィルムを室温で７日養生後、粘着物性を測定した。また
可塑剤移行性を促進するため、１年間の常温放置に相当
すると言われる７０℃×７日の熱処理したものの粘着物
性を測定し、可塑剤移行による粘着物性の低下を測定し
た。
【００２６】 ボールタック：ＪＩＳ Ｚ ０２３７ 粘着力（１８０°剥離）：ＪＩＳ Ｚ ０２３７ 保持力：１Ｋｇ／ｉｎ2 ，４０℃：ＪＩＳ Ｚ ０２３
７
７
【００２７】
【発明の効果】本発明にかかるアクリル系粘着剤は可塑
化塩化ビニルフィルムをベースとした粘着テープや粘着
シートとしたときであっても基材フィルムの可塑剤によ
る影響を受け、粘着力の低下したりしないものであり、
耐光性、耐酸化性があり、長期保存や高温時においても
安定した粘着力を示すものである。
化塩化ビニルフィルムをベースとした粘着テープや粘着
シートとしたときであっても基材フィルムの可塑剤によ
る影響を受け、粘着力の低下したりしないものであり、
耐光性、耐酸化性があり、長期保存や高温時においても
安定した粘着力を示すものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 酢酸ビニル５〜２０重量％、（メタ）ア
クリロニトリル５〜１０重量％、アルキル基の炭素数が
１または２の（メタ）アクリル酸エステル１０〜３０重
量％、エチレン性不飽和カルボン酸３〜６重量％及び残
りアルキル基の炭素数が４以上の（メタ）アクリル酸エ
ステルよりなるアクリル系共重合体に可塑剤を配合し、
更にそのカルボキシル基に対して５〜１０モル％のイソ
シアネート基を含むポリイソシアネートを配合したこと
を特徴とするアクリル系粘着剤。 - 【請求項２】 可塑剤がフタル酸エステルであり、その
配合量がアクリル系共重合体に対し２〜１０重量％であ
る請求項１記載のアクリル系粘着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3226560A JP2563220B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 耐可塑剤移行性に優れたアクリル系粘着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3226560A JP2563220B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 耐可塑剤移行性に優れたアクリル系粘着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543863A JPH0543863A (ja) | 1993-02-23 |
| JP2563220B2 true JP2563220B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=16847081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3226560A Expired - Fee Related JP2563220B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 耐可塑剤移行性に優れたアクリル系粘着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2563220B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101108834B1 (ko) | 2009-06-12 | 2012-01-31 | 주식회사 엘지화학 | 아크릴계 점착제 및 이를 포함하는 표면 마감재 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3276599B2 (ja) * | 1997-12-19 | 2002-04-22 | 横浜ゴム株式会社 | 塩ビ用プライマー組成物 |
| EP1598542A1 (en) | 2002-12-11 | 2005-11-23 | Bosch Automotive Systems Corporation | Exhaust gas recirculator |
| WO2009139347A1 (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-19 | 電気化学工業株式会社 | 粘着フィルム |
| CN102453447B (zh) * | 2010-10-26 | 2014-02-26 | 罗门哈斯公司 | 可移除的胶粘贴 |
| JP6676881B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2020-04-08 | 三菱ケミカル株式会社 | 可塑剤含有部材用アクリル系粘着剤、並びに粘着テープ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326836A (en) * | 1976-08-25 | 1978-03-13 | Toyota Motor Corp | Pressure-sensitive adhesive composition, pressure-sensitive adhesive tape using the same, and inner lining emthod using said tape |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP3226560A patent/JP2563220B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101108834B1 (ko) | 2009-06-12 | 2012-01-31 | 주식회사 엘지화학 | 아크릴계 점착제 및 이를 포함하는 표면 마감재 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0543863A (ja) | 1993-02-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3284423A (en) | Pressure-sensitive creep-resistant resin composition | |
| JP4067173B2 (ja) | 粘着剤組成物 | |
| JPH01271472A (ja) | 感圧性接着剤 | |
| JP2006524741A (ja) | 可塑剤耐性を有する剥離可能な感圧接着剤 | |
| JP2563220B2 (ja) | 耐可塑剤移行性に優れたアクリル系粘着剤 | |
| JPH05302070A (ja) | 装飾フィルム及びそのための粘着剤 | |
| JPH09316417A (ja) | アクリル系粘着剤組成物及び粘着テープ | |
| JPS6049235B2 (ja) | 感圧性粘着テ−プ | |
| JPS5814474B2 (ja) | 感圧接着用軟質塩ビ成型体 | |
| JPH08199148A (ja) | アクリル系粘着剤組成物 | |
| JP2614682B2 (ja) | アクリル系粘着剤組成物 | |
| JPH03281586A (ja) | アクリル系感圧接着剤組成物 | |
| JP2001247832A (ja) | 粘着剤組成物及び粘着テープ | |
| JP3041079B2 (ja) | 溶液接着剤およびプリントラミネーション用接着剤 | |
| JPH02178379A (ja) | アクリル系感圧接着剤 | |
| JPH05271634A (ja) | 水分散型粘着剤組成物、粘着テープ又はシート及び貼付構造体 | |
| JP3498123B2 (ja) | アクリル系感圧接着剤組成物 | |
| JPS581712B2 (ja) | 塩ビ用感圧接着剤組成物 | |
| JP2534753B2 (ja) | 感圧性接着剤組成物 | |
| JP3048446B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPS5817512B2 (ja) | 粘着剤組成物 | |
| JPH0551566A (ja) | アクリル系感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラベルまたはシート | |
| JPS627777A (ja) | 感圧性接着剤組成物 | |
| JPS5830350B2 (ja) | 粘着剤組成物 | |
| JPH10158622A (ja) | 粘着剤組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |