JP2563098B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JP2563098B2
JP2563098B2 JP2243730A JP24373090A JP2563098B2 JP 2563098 B2 JP2563098 B2 JP 2563098B2 JP 2243730 A JP2243730 A JP 2243730A JP 24373090 A JP24373090 A JP 24373090A JP 2563098 B2 JP2563098 B2 JP 2563098B2
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temperature
air conditioner
sensory
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英夫 大野
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Hino Motors Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バス等のように多数の座席を有する自動車
に搭載され車内の空調出力を制御するようにした自動車
用空調装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
多数の座席を有するバスの如き自動車に搭載された空
調装置は、自動車の車内温度、空調装置本体からの送風
量、送風温度及び外気温度等の制御条件を入力して空調
装置本体を制御する制御手段を備えている。
最近、バスの高速化及び高級化に伴なって窓を開くこ
とができないような仕様になっているので車内温度は快
適に調整することができることが望まれる。しかし、上
記のように、車内の温度分布、送風量、送風温度及び外
気温度を入力して集中制御しているだけであると乗客の
温度感覚からかけはなれて乗客が空調を不快に感じてい
る場合がある。
このため、最近、各座席で乗客が感じている乗客温度
感覚情報を感覚報知スイッチ等によって発生し、この乗
客温度感覚情報に基づいて空調装置を制御するようにし
た自動車用空調装置が提案されている(特開昭55−5501
5号及び特開昭59−216717号公報参照)。この装置は、
乗客からの温度感覚を参考にしながら空調装置を制御す
るので、平均的な乗客の温度感覚に基づいて空調装置が
制御されるが、車内の温度感覚は全座席にわたって同じ
ではなく、座席の位置に応じて変化する傾向があり、従
って車内の全体的な温度感覚分布が解れば、運転席等か
ら人為的に空調装置を制御することができる場合があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明が解決しようとする課題は、車内の温度感覚分
布を知ることができ、従ってこの温度感覚分布に位置に
応じてに著しい温度感覚の変化がある場合に、車内温度
を人為的に制御することができる自動車用空調装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の課題を解決するために、多数の座席
を有する自動車に搭載された空調装置本体と自動車の車
内温度、外気温度等の制御条件を入力して空調装置本体
を制御する自動制御手段と、各座席で乗客が感じている
乗客温度感覚情報を発生する乗客温度感覚情報発生手段
とを備え、自動制御手段は、乗客温度感覚情報発生手段
から乗客温度感覚情報を入力して空調装置本体を制御す
るようにした自動車用空調装置において、乗客温度感覚
情報発生手段からの乗客温度感覚情報に基づいて感覚的
温度分布を表示する感覚的温度分布用モニタと、感覚的
温度分布用モニタに表示された感覚的温度分布の下に空
調装置本体を人為的に制御する人為的制御手段とを更に
備えていることを特徴とする自動車用空調装置が提供さ
れる。
〔作用〕
このように構成すると、各座席上の乗客からの温度感
覚情報に基づいて車内温度を自動制御することができる
が、そのほかに車内の温度感覚分布を知ることができる
ので、車内の温度感覚が位置に応じて著しく異なる場合
には、運転者又は助手等がこの温度感覚分布に応じて人
為的に空調装置本体を制御してこの温度感覚の著しい変
化をなくすように制御することができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第1図は本発明に係る空調装置10(第2図参照)を搭載
したバスの如く多数の座席12を有する自動車14を示し、
第2図に示す空調装置本体24から所定の温度と湿度とを
有する空気は自動車14の床16に設けられた暖気ダクト18
または天井20に設けられた冷気ダクト22から車内に導出
される。
空調装置10は、通常のように、空調装置本体24と、自
動車14の車内温度、外気温度等の制御条件を入力して空
調装置本体24を制御するCPUの如き自動制御手段26とを
備えている。車内温度は、室温センサ28によって検出さ
れ、また外気温度は外気温度センサ30によって検出さ
れ、これらのセンサ28、30の出力は自動制御手段26に入
力される。尚、実際にはその外に制御条件としては送風
量、送風温度等が加えられるが、本明細書ではこれらは
省略されている。自動制御手段26は、それに入力された
制御条件から適正な空調出力を演算し、この空調出力を
発生するように空調装置本体24を制御する。
本発明の空調装置10は、各座席12に乗客が感じている
温度感覚情報を発生する乗客温度感覚情報発生手段32を
備え、自動制御手段26はこの乗客温度感覚情報発生手段
32からの乗客温度感覚情報を入力して空調装置本体24を
制御するようになっている。
乗客温度感覚情報発生手段32は、第3図に示すよう
に、各座席12の前の所定位置、例えば2番目以降の座席
ではその前の座席の背当ての裏側に設けられ、最前の座
席では枠34に設けられた3つの感覚報知スイッチ36から
成っている。これらの3つの感覚報知スイッチ36は、例
えば、室温が高く暑いと感じる熱スイッチ36Aと、室温
が適度で快適であると感じる快適スイッチ36Bと、室温
が低く寒いと感じる寒スイッチ36Cとを含んでいる。自
動制御手段26は、これらの感覚報知スイッチ36からの情
報を入力して車内の感覚的温度分布を求め、全体的に感
覚的温度が均一な快適温度となるように空調装置本体24
を制御する。
本発明の空調装置10は、第2図に示すように、運転席
等のインストルメントパネル等に設置され乗客温度感覚
情報発生手段32からの乗客温度感覚情報に基づいて車内
の感覚的温度の分布を表示する感覚的温度分布用モニタ
40と、この感覚的温度分布に基づいて空調装置本体24を
人為的に制御することができる人為的制御手段42とを更
に備えている。運転手又は助手等は、この感覚的温度分
布用モニタ40の表示から車内の感覚的温度分布を知るこ
とができ、従って車内の感覚的温度が座席の位置に応じ
て著しく異なる場合には、この感覚的温度分布の下に空
調装置本体24を人為的に制御することもできる。このモ
ニタ40は、図示のように、座席と同じ配置のセル40aを
有し、これらのセル40aは感覚報知スイッチ36の種類に
応じて色が異なるランプが点灯するように構成されてい
る。例えば、オレンジ色は暑い感覚、グリーン色は快適
な感覚、ブルー色は寒い感覚を表示するように設定され
る。
次に、本発明の自動車用空調装置10の動作をのべる
と、空調装置本体24は、通常のように、室温センサ28及
び外気温度センサ30からの出力等を入力して制御され
る。一方、各座席12に対応して設けられた乗客温度感覚
情報発生手段32である感覚報知スイッチ36からの情報が
自動制御手段26に入力される。この情報によって、例え
ば、自動制御手段26は、座席数に対して暑いと感じると
寒いと感じる数との差が30%を越えたら空調出力を設定
温度よりも2℃下げるように空調装置本体24を制御し、
また逆に座席数に対して寒いと感じる数と暑いと感じる
数との差が30%を越えたら空調出力を設定温度よりも2
℃上げるように空調装置本体24を制御する。このように
すると、通常の制御条件の外に乗客が感じる温度感覚が
加味されて空調装置本体24が制御されるので室内の雰囲
気が一層快適となる。座席に乗客がいない場合には相応
する感覚報知スイッチ36は快適ボタンが押されているよ
うに設定するのが好ましい。また、運転手又は助手等
は、運転席のインストルメントパネル上の感覚的温度分
布用モニタ40の色分け表示から車内の感覚的温度の分布
が解り、従って車内の座席の位置に応じて感覚的温度の
著しい変化がある場合に、運転手又は助手等が人為的制
御手段42によって空調装置本体24を人為的に制御して感
覚的温度の著しい変化をなくすように車内温度を制御す
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上記のように、乗客からの感覚的温
度情報に基づいて車内温度が自動制御されて快適な温度
制御を行うことができる外に、車内の温度感覚分布を知
ることができるので、特に車内の温度感覚が位置に応じ
て著しく異なる場合には、運転者又は助手等がこの温度
感覚分布に応じて空調装置本体を人為的に制御して温度
感覚の著しい変化をなくすように制御することができる
実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空調装置を備えた自動車の概略側面
図、第2図は本発明の空調装置の系統図、第3図は座席
の拡大側面図である。 10……自動車用空調装置、12……座席、14……自動車、
24……空調装置本体、26……自動制御手段、32……乗客
温度感覚情報発生手段、40……感覚的温度分布用モニ
タ、42……人為的制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の座席を有する自動車に搭載された空
    調装置本体と、前記自動車の車内温度、外気温度等の制
    御条件を入力して前記空調装置本体を制御する自動制御
    手段と、各座席で乗客が感じている乗客温度感覚情報を
    発生する乗客温度感覚情報発生手段とを備え、前記自動
    制御手段は、前記乗客温度感覚情報発生手段から前記乗
    客温度感覚情報を入力して前記空調装置本体を制御する
    ようにした自動車用空調装置において、前記乗客温度感
    覚情報発生手段からの乗客温度感覚情報に基づいて感覚
    的温度分布を表示する感覚的温度分布用モニタと、前記
    感覚的温度分布用モニタに表示された感覚的温度分布の
    下に前記空調装置本体を人為的に制御する人為的制御手
    段とを更に備えていることを特徴とする自動車用空調装
    置。
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