JP2562980Y2 - 自己支持型ケーブルのプレハンガー分離残部除去工具 - Google Patents
自己支持型ケーブルのプレハンガー分離残部除去工具Info
- Publication number
- JP2562980Y2 JP2562980Y2 JP2056192U JP2056192U JP2562980Y2 JP 2562980 Y2 JP2562980 Y2 JP 2562980Y2 JP 2056192 U JP2056192 U JP 2056192U JP 2056192 U JP2056192 U JP 2056192U JP 2562980 Y2 JP2562980 Y2 JP 2562980Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separation
- cable
- hanger
- pair
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、小型・軽量で、安全・
簡単な操作により自己支持型ケーブルのプレハンガーの
分離残部を除去できるようにした工具に関するものであ
る。
簡単な操作により自己支持型ケーブルのプレハンガーの
分離残部を除去できるようにした工具に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、接続点を設けることによるさまざ
まな不利な点を避けるため、自己支持型ケーブルをその
ままビル等の配管に引き込む工法が一般に行われてい
る。この工法において、図２に示すような従来タイプの
自己支持型ケーブルＡでは、予めケーブル本体１から支
持線部２を分離し、そのケーブル本体１のみを引き込ん
でいる。このとき、長手方向に連続した首部３が残るも
のの、引き込み上の問題は生じなかった。
まな不利な点を避けるため、自己支持型ケーブルをその
ままビル等の配管に引き込む工法が一般に行われてい
る。この工法において、図２に示すような従来タイプの
自己支持型ケーブルＡでは、予めケーブル本体１から支
持線部２を分離し、そのケーブル本体１のみを引き込ん
でいる。このとき、長手方向に連続した首部３が残るも
のの、引き込み上の問題は生じなかった。
【０００３】しかし、近年特に光ファイバケーブルにお
いては、図３に示すようなタイプの自己支持ケーブルＢ
が開発された。この自己支持型ケーブルＢは、ケーブル
本体４を支持線部５に対して、約５０ｃｍおきにプレハ
ンガー部６によって支持するものであり、その支持構造
はプレハンガー部６により一体的にケーブル本体４と支
持線部５の当該部分を被覆する構造である。
いては、図３に示すようなタイプの自己支持ケーブルＢ
が開発された。この自己支持型ケーブルＢは、ケーブル
本体４を支持線部５に対して、約５０ｃｍおきにプレハ
ンガー部６によって支持するものであり、その支持構造
はプレハンガー部６により一体的にケーブル本体４と支
持線部５の当該部分を被覆する構造である。
【０００４】この自己支持型ケーブルＢは、これをビル
等の配管内に引き込む場合、予め支持線部５をケーブル
本体４から分離するために、プレハンガー部６で切断す
ることが行われるが、図４に示すように、ケーブル本体
４にプレハンガー部６の分離残部６ａが残り、これが配
管内の曲折部分等で引っかかり、ケーブル本体４の引き
込みができなくなることが多いので、この分離残部６ａ
を事前に除去する必要があった。
等の配管内に引き込む場合、予め支持線部５をケーブル
本体４から分離するために、プレハンガー部６で切断す
ることが行われるが、図４に示すように、ケーブル本体
４にプレハンガー部６の分離残部６ａが残り、これが配
管内の曲折部分等で引っかかり、ケーブル本体４の引き
込みができなくなることが多いので、この分離残部６ａ
を事前に除去する必要があった。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】そこで従来では、ニッ
パやカッターナイフ等を使用してその分離残部６ａを除
去しているが、その分離残部６ａはケーブル本体４の外
周の全周を覆うように一体化しているので、その除去に
数回の切断作業を繰り返す必要があって作業時間がかか
るばかりか、刃物を使用するので作業中に怪我をする恐
れがあり、更に未除去部分が残るために仕上り面が滑ら
かにならない等の問題があった。
パやカッターナイフ等を使用してその分離残部６ａを除
去しているが、その分離残部６ａはケーブル本体４の外
周の全周を覆うように一体化しているので、その除去に
数回の切断作業を繰り返す必要があって作業時間がかか
るばかりか、刃物を使用するので作業中に怪我をする恐
れがあり、更に未除去部分が残るために仕上り面が滑ら
かにならない等の問題があった。
【０００６】本考案の目的は、プレハンガー部の分離残
部の除去作業が安全にしかも短い時間で行え、更に除去
の仕上り面も滑らかにできるようにしたプレハンガー分
離残部除去工具を提供することである。
部の除去作業が安全にしかも短い時間で行え、更に除去
の仕上り面も滑らかにできるようにしたプレハンガー分
離残部除去工具を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このために本考案のプレ
ハンガー分離残部除去工具は、長尺形状の柄と、該柄の
先端から伸び、ケーブル本体の外周形状に対応して内面
形状が湾曲乃至曲折し、上記ケーブル本体に付着してい
るプレハンガー分離残部の幅より広い間隔で離れた１対
の単線押え枠と、上記柄の先端から上記単線押え枠に連
続して上記単線押え枠と反対方向に伸び、上記ケーブル
本体の外周形状に対応して内面形状が湾曲乃至曲折する
１対の案内枠と、該１対の案内枠に掛けた単線とを具備
するように構成した。
ハンガー分離残部除去工具は、長尺形状の柄と、該柄の
先端から伸び、ケーブル本体の外周形状に対応して内面
形状が湾曲乃至曲折し、上記ケーブル本体に付着してい
るプレハンガー分離残部の幅より広い間隔で離れた１対
の単線押え枠と、上記柄の先端から上記単線押え枠に連
続して上記単線押え枠と反対方向に伸び、上記ケーブル
本体の外周形状に対応して内面形状が湾曲乃至曲折する
１対の案内枠と、該１対の案内枠に掛けた単線とを具備
するように構成した。
【０００８】
【作用】本考案では、１対の単線押え枠、１対の案内枠
により単線をプレハンガー分離残部の分離面にガイドし
てから、柄を１回転させると、その単線が分離面から食
い込んでその状態でケーブル本体の外周形状にそって移
動して、その分離残部がきれいに除去されるので、その
除去作業が安全にしかも短い時間で行え、更に除去の仕
上り面も滑らかとなる。
により単線をプレハンガー分離残部の分離面にガイドし
てから、柄を１回転させると、その単線が分離面から食
い込んでその状態でケーブル本体の外周形状にそって移
動して、その分離残部がきれいに除去されるので、その
除去作業が安全にしかも短い時間で行え、更に除去の仕
上り面も滑らかとなる。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。図
１はその一実施例のプレハンガー分離残部除去工具Ｃの
使用状況を示す図である。この除去工具Ｃは、長尺形状
の柄１１の先端にケーブル本体４の外周に沿って湾曲す
る内周形状を持つ１対の案内枠１２、１３を設け、同様
に柄１１の先端に案内枠１２、１３と反対方向にケーブ
ル本体４の外周に沿って湾曲する内周形状を持つ１対の
単線押え枠１４、１５を設け、両案内枠１２、１３に渡
たるようにリング状の細径の単線１６をかけたものであ
る。１対の案内枠１２、１３の相互間隔、１対の単線押
え枠１４、１５の相互間隔は、プレハンガー分離残部６
ａの幅よりも広く設定されている。
１はその一実施例のプレハンガー分離残部除去工具Ｃの
使用状況を示す図である。この除去工具Ｃは、長尺形状
の柄１１の先端にケーブル本体４の外周に沿って湾曲す
る内周形状を持つ１対の案内枠１２、１３を設け、同様
に柄１１の先端に案内枠１２、１３と反対方向にケーブ
ル本体４の外周に沿って湾曲する内周形状を持つ１対の
単線押え枠１４、１５を設け、両案内枠１２、１３に渡
たるようにリング状の細径の単線１６をかけたものであ
る。１対の案内枠１２、１３の相互間隔、１対の単線押
え枠１４、１５の相互間隔は、プレハンガー分離残部６
ａの幅よりも広く設定されている。
【００１０】この実施例では、案内枠１２、１３の間、
単線押え枠１４、１５の間にプレハンガー分離残部６ａ
が位置するように、しかも単線１６の一部がプレハンガ
ー分離残部６ａの分離面６ｂに載るようにセットしてか
ら、柄１１をケーブル本体４の外周方向に沿って案内枠
１２、１３の方向（矢印ａ方向）に１回転させると、単
線１６の切断部として機能する刃部１６ａが分離面６ｂ
に食い込んで、その状態でケーブル本体４の外周形状に
そって移動して、ケーブル本体４からプレハンガー分離
残部６ａが分離除去される。
単線押え枠１４、１５の間にプレハンガー分離残部６ａ
が位置するように、しかも単線１６の一部がプレハンガ
ー分離残部６ａの分離面６ｂに載るようにセットしてか
ら、柄１１をケーブル本体４の外周方向に沿って案内枠
１２、１３の方向（矢印ａ方向）に１回転させると、単
線１６の切断部として機能する刃部１６ａが分離面６ｂ
に食い込んで、その状態でケーブル本体４の外周形状に
そって移動して、ケーブル本体４からプレハンガー分離
残部６ａが分離除去される。
【００１１】このとき、分離面６ｂに食い込む切り裂き
開始時点から、ケーブル本体４の近くで安定するまでの
間、柄１１を持つ手と反対側の手の親指で、刃部１６ａ
をプレハンガー分離残部６ａに押し込むように補助力を
加えると、よりスムースに分離が行われる。
開始時点から、ケーブル本体４の近くで安定するまでの
間、柄１１を持つ手と反対側の手の親指で、刃部１６ａ
をプレハンガー分離残部６ａに押し込むように補助力を
加えると、よりスムースに分離が行われる。
【００１２】このように、細径単線１６の刃部１６ａ
が、プレハンガー分離残部６ａ内を、ケーブル本体４の
外周面に沿って食い込み切り込んでいくので、その分離
残部６ａを残すことなく除去することができ、しかも仕
上り面（除去面）は滑らかとなる。
が、プレハンガー分離残部６ａ内を、ケーブル本体４の
外周面に沿って食い込み切り込んでいくので、その分離
残部６ａを残すことなく除去することができ、しかも仕
上り面（除去面）は滑らかとなる。
【００１３】なお、上記実施例では単線１６をリング形
状とし案内枠１２、１３に単に挿通させたが、その単線
１６の一部を案内枠１２、１３側に固定することもでき
る。また、１対の案内枠１２、１３、１対の単線押え枠
１４、１５の内面形状は、必ずしも湾曲する必要はな
く、複数段に曲折していても良い。
状とし案内枠１２、１３に単に挿通させたが、その単線
１６の一部を案内枠１２、１３側に固定することもでき
る。また、１対の案内枠１２、１３、１対の単線押え枠
１４、１５の内面形状は、必ずしも湾曲する必要はな
く、複数段に曲折していても良い。
【００１４】
【考案の効果】以上のよう本考案のプレハンガー分離残
部除去工具によれば、除去面の仕上りが滑らかとなり、
また作業は基本的に片手で軽い力を加えてその工具をケ
ーブル本体の周方向に沿って１回転させることで済むの
で、その作業が容易であり、また刃物を使用しないので
安全でもある。
部除去工具によれば、除去面の仕上りが滑らかとなり、
また作業は基本的に片手で軽い力を加えてその工具をケ
ーブル本体の周方向に沿って１回転させることで済むの
で、その作業が容易であり、また刃物を使用しないので
安全でもある。
【図１】 本考案の一実施例のプレハンガー分離残部
除去工具の使用状況説明図である。
除去工具の使用状況説明図である。
【図２】 従来の一般的な自己支持型ケーブルの斜視
図である。
図である。
【図３】 従来の光ファイバケーブル用の自己支持型
ケーブルの斜視図である。
ケーブルの斜視図である。
【図４】 従来の光ファイバケーブル用の自己支持型
ケーブルの支持線部を除去した状態の斜視図である。
ケーブルの支持線部を除去した状態の斜視図である。
Ａ：従来の一般的な自己支持型ケーブル、１：ケーブル
本体、２：支持線部、３：首部、Ｂ：光ファイバケーブ
ル用の自己支持型ケーブル、４：ケーブル本体、５：支
持線部、６：プレハンガー部、６ａ：分離残部、６ｂ：
分離面、Ｃ：本考案の実施例のプレハンガー分離残部除
去工具、１１：柄、１２、１３：案内枠、１４、１５：
単線押え枠、１６：細径単線、１６ａ：刃部。
本体、２：支持線部、３：首部、Ｂ：光ファイバケーブ
ル用の自己支持型ケーブル、４：ケーブル本体、５：支
持線部、６：プレハンガー部、６ａ：分離残部、６ｂ：
分離面、Ｃ：本考案の実施例のプレハンガー分離残部除
去工具、１１：柄、１２、１３：案内枠、１４、１５：
単線押え枠、１６：細径単線、１６ａ：刃部。
Claims (1)
- 【請求項１】 長尺形状の柄と、該柄の先端から伸
び、ケーブル本体の外周形状に対応して内面形状が湾曲
乃至曲折し、上記ケーブル本体に付着しているプレハン
ガー分離残部の幅より広い間隔で離れた１対の単線押え
枠と、上記柄の先端から上記単線押え枠に連続して上記
単線押え枠と反対方向に伸び、上記ケーブル本体の外周
形状に対応して内面形状が湾曲乃至曲折する１対の案内
枠と、該１対の案内枠に掛けた単線とを具備することを
特徴とするプレハンガー分離残部除去工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2056192U JP2562980Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 自己支持型ケーブルのプレハンガー分離残部除去工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2056192U JP2562980Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 自己支持型ケーブルのプレハンガー分離残部除去工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572378U JPH0572378U (ja) | 1993-10-05 |
| JP2562980Y2 true JP2562980Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=12030581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2056192U Expired - Fee Related JP2562980Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 自己支持型ケーブルのプレハンガー分離残部除去工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2562980Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP2056192U patent/JP2562980Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0572378U (ja) | 1993-10-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1723262B1 (en) | Method and apparatus for fastening fur on a pelting board and winding material therefore | |
| EP0932164A3 (en) | Taping device | |
| JP2562980Y2 (ja) | 自己支持型ケーブルのプレハンガー分離残部除去工具 | |
| JP3562636B2 (ja) | ケーブル押え巻切断工具 | |
| JPS5832843B2 (ja) | 毛羽取り機 | |
| JPS5945508B2 (ja) | スチ−ルコ−ドベルトのゴム層の除去方法 | |
| JPS5838725Y2 (ja) | 巻き付けグリップ取り外し工具 | |
| JPH0629324U (ja) | キャプタイヤコードの皮剥き器 | |
| JP2678540B2 (ja) | 多心分割工具 | |
| JPH06347647A (ja) | ストリッパ | |
| CN117353128B (zh) | 一种线缆屏蔽网裁切设备及方法 | |
| JPH0111391Y2 (ja) | ||
| JPS5812493Y2 (ja) | 電線の皮剥き機能を備えた電工ナイフ | |
| JPH0353765Y2 (ja) | ||
| JPS5931181Y2 (ja) | 被覆管の被覆層除去工具 | |
| JP2002284438A (ja) | かす剥離装置 | |
| JPH0720131Y2 (ja) | 外筒付ボビン | |
| JPH0514883B2 (ja) | ||
| JPS5818409Y2 (ja) | 金属がい装ケ−ブルにおける波型被覆鋼管のカッタ− | |
| JPS5844926Y2 (ja) | 溶接ワイヤ巻状物 | |
| JPS5839676Y2 (ja) | 襖張り用カッタ− | |
| JP2002060139A (ja) | 線材の端末処理方法 | |
| JPS6221684A (ja) | 溶接用ワイヤの巻回方法 | |
| KR200312642Y1 (ko) | 커버링 테이프 | |
| JPS63249110A (ja) | ケ−ブルの自動端末処理装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971007 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |