JP2562346Y2 - コントロールスイッチ - Google Patents

コントロールスイッチ

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JP2562346Y2
JP2562346Y2 JP1992077921U JP7792192U JP2562346Y2 JP 2562346 Y2 JP2562346 Y2 JP 2562346Y2 JP 1992077921 U JP1992077921 U JP 1992077921U JP 7792192 U JP7792192 U JP 7792192U JP 2562346 Y2 JP2562346 Y2 JP 2562346Y2
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博幸 長野
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G9/00Manually-actuated control mechanisms provided with one single controlling member co-operating with two or more controlled members, e.g. selectively, simultaneously
    • G05G9/02Manually-actuated control mechanisms provided with one single controlling member co-operating with two or more controlled members, e.g. selectively, simultaneously the controlling member being movable in different independent ways, movement in each individual way actuating one controlled member only
    • G05G9/04Manually-actuated control mechanisms provided with one single controlling member co-operating with two or more controlled members, e.g. selectively, simultaneously the controlling member being movable in different independent ways, movement in each individual way actuating one controlled member only in which movement in two or more ways can occur simultaneously
    • G05G9/047Manually-actuated control mechanisms provided with one single controlling member co-operating with two or more controlled members, e.g. selectively, simultaneously the controlling member being movable in different independent ways, movement in each individual way actuating one controlled member only in which movement in two or more ways can occur simultaneously the controlling member being movable by hand about orthogonal axes, e.g. joysticks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/36Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by sliding
    • H01H1/40Contact mounted so that its contact-making surface is flush with adjoining insulation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作レバーの揺動操作
や旋回操作によって異なる通電状態を設定することので
きるコントロールスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】操作レバーを揺動させたり旋回させたり
することにより操作レバーの位置に応じた異なる通電状
態、たとえばモータの正回転時の通電状態と逆回転時の
通電状態を設定することのできるコントロールスイッチ
は、たとえば実公昭59−25075号公報により知ら
れている。そして、この公報に記載されているコントロ
ールスイッチでは4種類の異なる通電状態が得られるよ
うになっており、自動車のフェンダーミラーの姿勢制御
用スイッチとして用いられている。
【0003】ところで、近時の自動車にはナビゲーショ
ンシステムを搭載することがある。このナビゲーション
システムにおいては、モニター上のX軸方向とそれに対
して直交するY軸方向でポイントを移動させるという操
作のみならず、X軸方向とY軸方向の中間の対角方向で
ポイントを移動させるという操作が要求され、さらに
は、移動させたポイントの位置をセットするという操作
が要求される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで、上記公報に記
載されているようなコントロールスイッチを、ナビゲー
ションシステムにおけるポイント位置制御用のスイッチ
として転用することも考えられるが、上述したようにこ
のコントロールスイッチは異なる4種類の通電状態が得
られるだけであるから、それらの通電状態を正負のX軸
方向と正負のY軸方向とに割り当てると、正負の対角方
向に対応する4種類の通電状態を得ることができなくな
る。また、上記公報のコントロールスイッチには、移動
させたポイントの位置をセットするためのスイッチング
操作を行い得る機能が備わっていない。
【0005】本考案は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、操作レバーの揺動操作や旋回操作によってX軸方向
およびY軸方向に対応する4種類の異なる通電状態のみ
ならず、対角方向に対応する4種類の異なる通電状態を
容易かつ確実に設定することのできる構造の極めて簡単
なコントロールスイッチを提供することを目的とする。
また、本考案は、得られた通電状態のままスイッチング
操作を行うことのできるコントロールスイッチを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案によるコ
ントロールスイッチは、ベースと、ベース上に全方位ス
ライド自在に配置された可動体と、可動体をベース上の
中立位置に向けて常時付勢する弾発部材と、可動体を全
方位に向けてスライドさせるための操作機構と、ベース
の表面に配備され、中央部とその中央部周囲における等
角度おきの複数箇所が電気絶縁部となされかつそれらの
電気絶縁部によって複数個の端子に分割された端子パタ
ーンを具備する第1端子部材と、ベースの表面に配備さ
れ、中央部とその中央部周囲における等角度おきの複数
箇所が電気絶縁部となされかつそれらの電気絶縁部によ
って複数個の端子に分割された端子パターンを具備する
と共にその端子パターンの位相が上記第1端子部材の端
子パターンと異なっている第2端子部材と、第1端子部
材に対応してベースの表面に配備された第1コモン端子
と、第2端子部材に対応してベースの表面に配備された
第2コモン端子と、可動体に設けられ、可動体が中立位
置に設定されたときに第1端子部材の中央部の電気絶縁
部と第1コモン端子とに跨がる位置に設定され、可動体
が中立位置から離れる方向にスライドされたときに第1
端子部材のいずれかの端子と第1コモン端子とに跨がる
位置に設定されるようになされた第1可動接片部材と、
可動体と共に全方位スライド自在であり、可動体が中立
位置に設定されたときに第2端子部材の中央部の電気絶
縁部と第2コモン端子とに跨がる位置に設定され、可動
体が中立位置から離れる方向にスライドされたときに第
2端子部材のいずれかの端子と第2コモン端子とに跨が
る位置に設定されるようになされた第2可動接片部材
と、を有するものである。
【0007】請求項2の考案のコントロールスイッチ
は、請求項1のものにおいて、操作機構が球体とこの球
体から突出された操作レバーとを具備し、ベースの中央
部に設けられた筒状の保持体に上記球体がこの保持体の
軸方向に変位自在に保持され、この保持体に、上記球体
が保持体の軸方向に変位されたときにその球体によって
アクチュエータが動作されるスイッチが設けられている
ものである。
【0008】
【作用】第1端子部材および第2端子部材が4つずつの
端子と電気絶縁部を備えた端子パターンに形成されてお
り、双方の端子パターンの位相の相違が90度に設定さ
れている場合の作用を説明する。
【0009】請求項1の考案のコントロールスイッチに
おいて、可動体が弾発部材の力でベース上の中立位置に
設定されているときには、第1可動接片部材が第1端子
部材の中央部の電気絶縁部と第1コモン端子とに跨がる
位置に設定されて第1コモン端子と第1端子部材とは非
通電状態を保ち、同様に、第2可動接片部材が第2端子
部材の中央部の電気絶縁部と第2コモン端子とに跨がる
位置に設定されて第2コモン端子と第2端子部材とは非
通電状態を保つ。
【0010】操作機構により可動体をベース上でスライ
ドさせたときには次の作用が行われる。すなわち、第1
端子部材と第2端子部材との間では端子パターンが同じ
でその位相が異なっているので、可動体のスライド方向
に応じ、第1可動接片部材が第1端子部材のいずれかの
端子と第1コモン端子とに跨がる位置に設定されたとき
には、第2可動接片部材が第2端子部材のいずれかの電
気絶縁部と第2コモン端子とに跨がる位置に設定され、
また、第1可動接片部材が第1端子部材のいずれかの電
気絶縁部と第1コモン端子とに跨がる位置に設定された
ときには、第2可動接片部材が第2端子部材のいずれか
の端子と第2コモン端子とに跨がる位置に設定される。
したがって、第1コモン端子と第1端子部材のいずれか
の端子とが接続されたときの通電状態を正負のX軸方向
と正負のY軸方向とに割り当て、第2コモン端子と第2
端子部材のいずれかの端子とが接続されたときの通電状
態を正負のX軸方向と正負のY軸方向とに割り当てるこ
とが可能になり、そのようにすることにより8種類の通
電状態を得ることができるようになる。
【0011】請求項2の考案のコントロールスイッチに
おいて、可動体がベース上のどの位置にスライドされて
いても、操作レバーを保持体の軸方向に動かせることに
よって球体でスイッチのアクチュエータを動作させるこ
とが可能である。
【0012】請求項3の考案のコントロールスイッチに
おいて、操作レバーや球体は保持体の周方向に自転不可
能になっているから、操作レバーと可動体ないし第1お
よび第2の可動接片部材との間の保持体の周方向での相
対的な位置関係は操作レバーがどの位置に動かされてい
るときにも不変である。
【0013】
【実施例】図1は本考案の実施例によるコントロールス
イッチの上カバー・を取り外した状態での平面図、図2
は図1のII−II線に沿う断面図、図3は2つずつの
コモン端子と端子部材とを有するベース・を備えた箱形
ボディ・の平面図、図4は図1のIV−IV線に沿う断
面図、図5は上記コントロールスイッチの側面図であ
る。
【0014】このコントロールスイッチにおいて、箱形
ボディ1の底壁が方形のベース2となされ、ベース2の
4つの辺部のそれぞれに箱形ボディ1の側壁11…が一
体に立ち上げられている。
【0015】ベース2の中央部に四角筒状(円筒状であ
ってもよい)の保持体3が一体に立ち上げられている。
図2のように、保持体3の貫通孔31には、この保持体
3の上端近傍箇所に環状突起32が形成されており、こ
の環状突起32の上面が上広がりのテーパ面33となさ
れ、また、環状突起32の下面が上記貫通孔31の孔壁
面に滑らかに連続する球面34となされている。
【0016】4は操作機構であり、この操作機構4は、
上記保持体3の貫通孔31の内部で保持体3の軸方向に
一定の短い範囲内で摺動変位自在に保持された球体41
と保持体3の上方に向けて球体41から突出された操作
レバー42とを具備している。球体41の直径は、保持
体3における環状突起32の内径よりも大きく設定され
ている。また、球体41には下向きの突出部43とその
周囲に凹入状に形成されたばね座44とが形成されてい
ると共に、突起45が横向きに設けられ、この突起45
が上記保持体3に形成された軸方向に延びるスリット状
の係合孔部35に軸方向のみ摺動自在に嵌合されてい
る。このように構成することにより、操作機構4の球体
41は保持体3の軸方向には摺動可能であるが、保持体
3の周方向には自転不可能になる。
【0017】ベース2の中央部に凹所21が形成されて
おり、この凹所21にスイッチ5が嵌合保持されてい
る。スイッチ5にはキースイッチが用いられており、上
記保持体3の貫通孔31の内部に突出状に臨まされたア
クチュエータとしての押釦51が接点兼用の反転板のば
ね力によって常時突出方向に付勢されている。そして、
スイッチ5のハンジングと上記球体41のばね座44と
の間に圧縮コイルばね6が介在され、この圧縮コイルば
ね6の力で、球体41の表面が上記環状突起32の球面
34に摺動自在に押し付けられていると共に、球体41
が上記環状突起32に係止されている。なお、圧縮コイ
ルばね6を省略し、球体41の突起43に当たっている
スイッチ5の押釦51に加わるスイッチ5の反転板のば
ね力で球体41の表面を上記環状突起32の球面34に
摺動自在に押し付けるようにすることも可能である。こ
のスイッチ5は押釦51を押し込むことによって入状態
となり、押釦51の押込力を解除することにより押釦5
1が復帰して切状態となる。52はスイッチ10の端子
である。
【0018】7は可動体である。この可動体7は方形の
上板71と上板71の4つの辺部から立ち下げられた側
板72とを有する箱型に形成されており、上板71の中
央に孔面が下広がりのテーパ面74になった貫通孔73
が形成されている。また、上記側板72のコーナ部下端
面に突起75…が設けられている。このような可動体7
はその貫通孔73に操作レバー42をその軸方向に摺動
自在に嵌合することによってベース2の上に配置されて
いる。可動体7がベース2上でスライドするときにはこ
れらの上記突起75…がベース2の表面を摺動して可動
体7が滑らかにスライドし得るようになっている。
【0019】図1および図2に示すように、可動体7の
上板71における4つの各辺部の中央に、ばね座76を
備えた凹所77がそれぞれ形成されており、これらの凹
所77…のそれぞれにばね受け具78…が収容されてい
る。そして、ばね受け具78…と上記ばね座76…との
間に圧縮コイルばね79…が介在され、この圧縮コイル
ばね79…の力によってそれぞれのばね受け具78が箱
形ボディ1の側壁11に押し付けられている。このた
め、可動体7は4つの圧縮コイルばね79…の共働によ
りベース1の中央位置(中立位置)に向けて常時付勢さ
れている。
【0020】図3に示すように、ベース2の表面の一側
と他側とに振り分けて、第1端子部材8および第1コモ
ン端子8Aと、第2端子部材9および第2コモン端子9
Aとが埋入状態で面一に配備されている。第1端子部材
8は、中央部とその中央部周囲における90度おきの4
箇所が電気絶縁部81,82,83,84,85となさ
れかつそれらの電気絶縁部81〜85によって4つの平
板状の端子86,87,88,89に分割された端子パ
ターンを具備しているのに対し、第1コモン端子8Aは
1箇所に電気絶縁部80を有している。また、第2端子
部材9は、中央部とその中央部周囲における90度おき
の4箇所が電気絶縁部91,92,93,94,95と
なされかつそれらの電気絶縁部91〜95によって4つ
の平板状の端子96,97,98,99に分割された端
子パターンを具備しているのに対し、第1コモン端子9
Aは1箇所に電気絶縁部90を有している。そして、第
1端子部材8の端子パターンと第2端子部材9の端子パ
ターンとは同一のパターンに形成されていて、双方の端
子部材8,9における各端子パターンの位相が相互に9
0度ずれている。この実施例においては、第1端子部材
8の電気絶縁部81〜85や第1コモン端子8Aの電気
絶縁部80、ならびに第2端子部材9の電気絶縁部91
〜95や第2コモン端子9Aの電気絶縁部90は電気絶
縁性に優れた合成樹脂を用いて成形されたベース2によ
って構成してある。なお、86a,87a,88a,8
9aならびに96a,97a,98a,99aは引出し
端子、80a,90aも引出し端子である。
【0021】次に、可動体7における相対向する反対側
の側板72,72のそれぞれの下面側に第1可動接片部
材100と第2可動接片部材200(図4および図6〜
図8参照)とが配備されている。図4に示すように、第
1可動接片部材100は取付板部110とその取付板部
110の両側に延び出た一対の接片部120,130と
それら接片部120,130の端部に具備されたコンタ
クト121,131を有している。そして、上記取付板
部110が可動体7の側板72の中央に形成された凹入
部101に取り付けられて、図6〜図8のように一対の
接片部120,130が第1端子部材8と第1コモン端
子8Aとに跨がる位置に配備されている。図4には第2
可動接片部材200が図示されていないが、この第2可
動接片部材200は上記第1可動接片部材100と同一
構成になっていて、図6〜図8のように第2端子部材9
と第2コモン端子9Aとに跨がる位置に配備されてい
る。
【0022】図2、図4および図5において、10は方
形箱形のカバーである。このカバー10は上面に形成さ
れた円形の開口10aを上記操作レバー42に通し、か
つ側板部10b…を箱形ボディ1に上方から嵌め込んで
その係合孔部10cを箱形ボディ1側の係合突起12に
係合させてある。この実施例において、カバー10は金
属板に曲げ加工や打抜き加工を施することにより形成さ
れたものであるため、上述のようにした箱形ボディ1に
嵌着したときにカバー10が嵩張らず、そのことがコン
トロールスイッチの薄型化や小型化に役立つ。
【0023】以上の構成のコントロールスイッチにおい
て、可動体7が図1や図2および図4に示したベース2
上の中立位置に設定されているときには、図6のよう
に、第1可動接片部材100の一方のコンタクト121
が第1コモン端子8Aの電気絶縁部80に接触し他方の
コンタクト131が第1端子部材8の中央部の電気絶縁
部81に接触し、また、第2可動接片部材200の一方
のコンタクト221が第2コモン端子9Aの電気絶縁部
90に接触し他方のコンタクト231が第2端子部材9
の中央部の電気絶縁部91に接触する。したがって、可
動体7が中立位置に設定されているときには、第1コモ
ン端子8Aおよび第2コモン端子9Aはその相手方であ
る第1端子部材8や第2端子部材9の各端子に対して電
気的に非導通状態に保たれる。なお、この場合、電気的
な非導通状態は、第1端子部材8の電気絶縁部81にコ
ンタクト121が接触し、第2端子部材9の電気絶縁部
91にコンタクト221が接触していることにより、第
1コモン端子8Aや第2コモン端子9Aの電気絶縁部8
0,90はなくても非導通状態が保たれる。しかし、第
1コモン端子8Aや第2コモン端子9Aの電気絶縁部8
0,90を具備させておくと非導通状態を保つことの信
頼性が向上する。
【0024】操作レバー42が揺動されて可動体7が中
立位置から離れる方向にスライドされたとき、たとえば
図1の上方向に可動体7がスライドされたときには、図
7のように第1端子部材8の端子89と第1コモン端子
8Aの上にそれぞれ第1可動接片部材100の一方のコ
ンタクト121と他方のコンタクト131が乗り上がっ
て接触するので、第1コモン端子8Aと第1端子部材8
の端子89とが第1可動接片部材100により電気的に
導通される。しかし、第2可動接片部材200の一方の
コンタクト221が第2端子部材9の電気絶縁部95に
接触するので、第2コモン端子9Aと第2端子部材9の
各端子86〜99とは非導通状態に保たれる。このこと
より、図1の上下方または左右方向に可動体7がスライ
ドされたときには、第1端子部材8の4つの端子86〜
89のうちのいずれか1つに第1可動接片部材100の
一方のコンタクト121が接触し、かつ第1コモン端子
8Aに他方のコンタクト131が接触するのに対し、第
2端子部材9の4つの電気絶縁部92〜95のいずれか
に第2可動接片部材200の一方のコンタクト221が
接触することが判る。
【0025】また、図1の対角方向である斜め右上に可
動体7がスライドされたときには、図8のように第2端
子部材9の端子98と第2コモン端子9Aの上にそれぞ
れ第2可動接片部材200の一方のコンタクト221と
他方のコンタクト231が乗り上がって接触するので、
第2コモン端子9Aと第2端子部材9の端子98とが第
2可動接片部材200により電気的に導通される。しか
し、第1可動接片部材100の一方のコンタクト121
が第1端子部材8の電気絶縁部85に接触するので、第
1コモン端子8Aと第1端子部材8の各端子86〜89
とは非導通状態に保たれる。このことより、図1の対角
方向に可動体7がスライドされたときには、第2端子部
材9の4つの端子96〜99のうちのいずれか1つに第
2可動接片部材200の一方のコンタクト221が接触
し、かつ第2コモン端子9Aに他方のコンタクト131
が接触するのに対し、第1端子部材8の4つの電気絶縁
部82〜85のいずれかに第1可動接片部材100の一
方のコンタクト121が接触することが判る。
【0026】したがって、図6〜図8において、たとえ
ば第1端子部材8の左右方向で対向する一対の端子8
6,88を正負のX軸方向に対応する通電状態に割り当
て、上下方向で対向する一対の端子87,89を正負の
Y軸方向に対応する通電状態に割り当てると共に、第2
端子部材9の左下と右上の一対の端子96,98を左下
がり右上がりの正負の対角向に対応する通電状態に割り
当て、左上と右下の一対の端子99,97を左上がり右
下がりの正負の対角方向に対応する通電状態に割り当て
ると、8種類の通電状態が得られる。
【0027】そして、操作レバー42をカバー10の円
形の開口10aの周縁に沿って旋回させるようにする
と、第1可動接片部材100の一方のコンタクト121
や第2可動接片部材200の一方のコンタクト221が
図7および図8に示した円形の回転経路100a,20
0aを旋回して各端子86〜89,96〜99に次々と
接触する。このとき、第1可動接片部材100の他方の
コンタクト131や第2可動接片部材200の一方のコ
ンタクト231はそれぞれ第1コモン端子8Aや第2コ
モン端子9Aに接触したまま同図に示した円形の回転経
路100A,200Aを旋回する。したがって、上述し
た異なる8種類の通電状態に次々と切り換えられる。こ
の場合において、カバー10の開口10aが円形になっ
ていることにより、操作レバー42を滑らかに旋回させ
ることが可能になる。また、操作機構4における球体4
1の突起45と保持体3の係合孔部35との係合により
操作レバー42および球体の保持体3の周方向での自転
が防止される。したがって、この操作レバー42側にX
軸方向やY軸方向などに対応する各通電状態の種類を表
示しておくことが可能である。
【0028】また、操作レバー42を押し込んで球体4
1を保持体3の内部で押し下げると、スイッチ5の押釦
51が球体41の突出部43により押し込まれてスイッ
チ5が入状態になる。操作レバー42の押込力を解除す
るとスイッチ5が切状態になる。
【0029】このようなコントロールスイッチを自動車
のナビゲーションシステムのコントローラーとして用い
た場合、操作レバー42が揺動あるいは回転操作される
と、モニター上のポイントを左右方向、上下方向または
対角方向に動く。そして、ポイントを所望の位置に設定
することができた時点で操作レバー42を押し下げるこ
とによりスイッチ10を入状態にし、それによってポイ
ントの位置をセットするようにすることが可能である。
【0030】この実施例では、第1端子部材8や第2端
子部材9に4つずつの端子を具備させてあるけれども、
本考案の範囲内において、各端子部材8,9には、3つ
あるいは2つ、さらには4つより多い端子数を具備させ
ることも可能である。また、操作機構4は実施例で説明
したようなレバー方式によるもののほか、スライドつま
みを用いた方式に構成することも可能である。
【0031】
【考案の効果】請求項1の考案のコントロールスイッチ
によると、第1端子部材および第2端子部材を4つずつ
の端子および電気絶縁部を備えた端子パターンに形成
し、双方の端子パターンの位相の相違を90度に設定し
た場合には、操作機構を操作するだけでX軸方向および
Y軸方向に対応する4種類の異なる通電状態のみなら
ず、対角方向に対応する4種類の異なる通電状態を容易
かつ確実に設定することができるという効果がある。ま
た、請求項1の考案は、第1端子部材や第2端子部材の
端子パターンに工夫を講じただけであり、しかも第1お
よび第2の2つの可動接片部材を用いるだけであるか
ら、その構造が極めて簡単で可動接片部材などの部品の
必要点数をいたずらに増加させる必要がないという効果
がある。
【0032】請求項2の考案のコントロールスイッチに
よると、操作レバーを押込み操作することによって選択
した通電状態のままスイッチを切り換えることが可能に
なる。このため、請求項2の考案をナビゲーションシス
テム用のコントローラーに適用すると、モニター上でポ
イントをX軸方向およびY軸方向や対角方向に自由に移
動させるという操作と、移動させたポイントの位置をス
イッチングにより即座にセットするという操作とを使い
勝手よく迅速かつ確実に行うことができるようになると
いう効果がある。
【0033】請求項3の考案のコントロールスイッチに
よると、操作レバー42側にX軸方向やY軸方向などに
対応する各通電状態の種類を表示して操作性を向上させ
ることが可能である
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるコントロールスイッチの
上カバーを取り外した状態での平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】2つずつのコモン端子と端子部材とを有するベ
ースを備えた箱形ボディの平面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】コントロールスイッチの側面図である。
【図6】可動体が中立位置に設定されているときの説明
図である。
【図7】可動体が図1の上方向にスライドしたときの説
明図である。
【図8】可動体が図1の対角方向にスライドしたときの
説明図である。
【符号の説明】
2 ベース 4 操作機構 3 保持体 5 スイッチ 7 可動体 8 第1端子部材と、 8A 第1コモン端子 9 第1端子部材と、 9A 第2コモン端子 41 球体 42 操作レバー 51 スイッチの押釦(アクチュエータ) 79 圧縮コイルばね(弾発部材) 81〜85 第1端子部材の電気絶縁部 86〜89 第1端子部材の端子 91〜95 第2端子部材の電気絶縁部 96〜99 第2端子部材の端子 100 第1可動接片部材 200 第2可動接片部材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、 ベース上に全方位スライド自在に配置された可動体と、 可動体をベース上の中立位置に向けて常時付勢する弾発
    部材と、 可動体を全方位に向けてスライドさせるための操作機構
    と、 ベースの表面に配備され、中央部とその中央部周囲にお
    ける等角度おきの複数箇所が電気絶縁部となされかつそ
    れらの電気絶縁部によって複数個の端子に分割された端
    子パターンを具備する第1端子部材と、 ベースの表面に配備され、中央部とその中央部周囲にお
    ける等角度おきの複数箇所が電気絶縁部となされかつそ
    れらの電気絶縁部によって複数個の端子に分割された端
    子パターンを具備すると共にその端子パターンの位相が
    上記第1端子部材の端子パターンと異なっている第2端
    子部材と、 第1端子部材に対応してベースの表面に配備された第1
    コモン端子と、 第2端子部材に対応してベースの表面に配備された第2
    コモン端子と、 可動体に設けられ、可動体が中立位置に設定されたとき
    に第1端子部材の中央部の電気絶縁部と第1コモン端子
    とに跨がる位置に設定され、可動体が中立位置から離れ
    る方向にスライドされたときに第1端子部材のいずれか
    の端子と第1コモン端子とに跨がる位置に設定されるよ
    うになされた第1可動接片部材と、 可動体と共に全方位スライド自在であり、可動体が中立
    位置に設定されたときに第2端子部材の中央部の電気絶
    縁部と第2コモン端子とに跨がる位置に設定され、可動
    体が中立位置から離れる方向にスライドされたときに第
    2端子部材のいずれかの端子と第2コモン端子とに跨が
    る位置に設定されるようになされた第2可動接片部材
    と、 を有することを特徴とするコントロールスイッチ。
  2. 【請求項2】 操作機構が球体とこの球体から突出され
    た操作レバーとを具備し、ベースの中央部に設けられた
    筒状の保持体に上記球体がこの保持体の軸方向に変位自
    在に保持され、この保持体に、上記球体が保持体の軸方
    向に変位されたときにその球体によってアクチュエータ
    が動作されるスイッチが設けられている請求項1のコン
    トロールスイッチ。
  3. 【請求項3】 操作機構の球体が保持体に保持体の軸方
    向に摺動可能で保持体の周方向に自転不可能に嵌合され
    ている請求項2のコントロールスイッチ。
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