JP2561528Y2 - フラットヒータ - Google Patents

フラットヒータ

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JP2561528Y2
JP2561528Y2 JP9163391U JP9163391U JP2561528Y2 JP 2561528 Y2 JP2561528 Y2 JP 2561528Y2 JP 9163391 U JP9163391 U JP 9163391U JP 9163391 U JP9163391 U JP 9163391U JP 2561528 Y2 JP2561528 Y2 JP 2561528Y2
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JP
Japan
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ceramic
heat
heater
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flat heater
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Inventor
清三 二階堂
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
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  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気コンロ等に用いら
れるフラットヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の熱源は、シーズヒータを金
属製(例えば、ステンレス)のカバーに溶着したもので
あった(例えば、実開昭61−30991号公報)。ま
た近年、セラミック体に形成した溝中に発熱抵抗線を内
挿する例がある(例えば、実開昭64−13689号公
報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前者の従来品は、熱源
にシーズヒータを用いているため速熱性が悪く、又、金
属製(例えば、ステンレス)のカバーを用いているた
め、高温時、500℃以上に加熱されると、カバーが酸
化変色(テンパーカラ)するため、外観上見苦しくな
り、加熱によりカバーが変形する等の欠点があった。又
後者の従来品は、このような欠点はないがセラミック体
に形成した溝中に発熱抵抗線を内挿しているため、熱伝
導性が悪く、速熱性が不十分であり、発熱抵抗線が高温
度になり、外から空気や湿気が侵入するため酸化促進さ
れて、発熱抵抗線が局部的に異常高温になり断線する不
具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するためになされたものであり、窒化物系セラミックか
らなる二枚のセラミック板との間に金属箔体からなるヒ
ートエレメントを挾持したヒータユニットを、金属製の
取付板に無機接着剤で固着したフラットヒータとなし、
更に前記ヒータユニットは、ヒートエレメントの外周囲
及び所定位置から所定距離を置いて、二枚のセラミック
板をろう付けにて密着したものである。
【0005】
【作用】上記のフラットヒータにおいて、セラミック板
は、窒化物系セラミックからなるため、耐熱性があるの
で、変色、変形がなく、熱伝導性が良いため速熱性があ
る。
【0006】金属箔体からなるヒートエレメントの外周
囲及び所定位置から所定距離を置いて、二枚のセラミッ
ク板をろう付けにて密着したので、ヒートエレメントは
セラミック板の間に挾持されているので、熱伝導性が良
くなり、ヒートエレメントが高温度にならない。又、ろ
う付けにて密着されているので、外から空気や湿気が侵
入することが無くなり、ヒートエレメントは、酸化促進
されないため局部的に異常高温にならず、フラットヒー
タは容易に断線しなくなる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図1、図2により説明す
る。
【0008】図において、1は円板上のセラミック板
で、窒化物系セラミック(例えば、窒化アルミナ)から
なるものである。2は金属箔体からなるヒートエレメン
トで、所定のパターンにエッチング又は、プレス加工さ
れた金属箔体である。このヒートエレメント2は、二枚
の前記セラミック板1、1の間に挾持されている。2a
は端子電極で、ヒートエレメント2の両端に設けてあ
る。2bは端子電極リードワイヤーで、端子電極2aと
接続している。3はニッケルからなるろう材、3aはろ
う付部で、図2中破線で示す如く、ヒートエレメント2
の外周囲及び所定位置から所定距離(例えば3mm)を
置いて、二枚のセラミック板1、1の間に設けてある。
4はヒータユニットで、ヒータユニット4は、ろう付
時、ヒートエレメント2側にろう材3が流れるのを防止
するストップオフ(図示せず)を塗りヒートエレメント
2の外周囲及び所定位置から所定距離を置いて、二枚の
セラミック板1、1とをろう材3を用いてろう付けし
(水素還元炉で1100℃、10分加熱)、密着させて
一体化したものである。5は無機接着剤、6は金属製の
取付板、ヒータユニット4は無機接着剤5により取付板
6に固着されている。
【0009】次に本実施例の作用について説明する。
【0010】上記のフラットヒータにおいて、セラミッ
ク板1は、窒化物系セラミックからなるため、耐熱性が
あるので、変色、変形がない。又、熱伝導性が良いため
速熱性(表面温度500℃に達する所要時間、従来品3
分、考案品0.8分)がある。
【0011】金属箔体からなるヒートエレメント2の外
周囲及び所定位置から所定距離を置いて、二枚のセラミ
ック板1、1をろう付けにて密着したので、ヒートエレ
メント2は二枚のセラミック板1、1の間に挾持されて
いるので、熱伝導性が良くなり、ヒートエレメント2が
異常な高温度にならない。又、ヒータユニット4は、外
周囲がろう付けにて密着されているので、外から空気や
湿気が侵入しない。このため、ヒートエレメント2は、
酸化促進されないため局部的に異常高温にならず、容易
に断線しなくなる。又、セラミック板1の表面は通常滑
らかなためヒートエレメント2は、通電時の膨張収縮に
対して、スムーズである。
【0012】無機接着剤5は、取付板6の接着ばかりで
はなく、鍋等を乗せた場合の緩衝材の役目を果たしてい
る。又、取付板6はヒータユニット4の補強を兼ねてい
る。
【0013】
【考案の効果】以上本考案によると、フラットヒータに
おいて、金属箔体からなるヒートエレメントの外周囲及
び所定位置から所定距離を置いて、二枚のセラミック板
をろう付けにて密着したので、外から空気や湿気が侵入
しないので、ヒートエレメントは、酸化促進されないた
め局部的に異常高温にならず、容易に断線しなくなる。
従って、耐熱性と速熱性があり、容易に断線しないフラ
ットヒータを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すフラットヒータの側断
面図である。
【図2】本考案の一実施例を示すフラットヒータの平面
断面図である。
【符号の説明】
1 セラミック板 2 ヒートエレメント 4 ヒータユニット 5 無機接着剤 6 取付板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化物系セラミックからなる二枚のセラ
    ミック板(1)、(1)の間に金属箔体からなるヒートエレメ
    ント(2)を挾持したヒータユニット(4)を形成し、このヒ
    ータユニット(4)は、ヒートエレメント(2)の外周囲及び
    所定位置から所定距離を置いて、二枚のセラミック板
    (1)、(1)とをろう付けにて密着し、更にこのヒータユニ
    ット(4)を金属製の取付板(6)に無機接着剤(5)で固着し
    たことを特徴とするフラットヒータ。
JP9163391U 1991-11-08 1991-11-08 フラットヒータ Expired - Fee Related JP2561528Y2 (ja)

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