JP2560755Y2 - 液体冷却保冷装置 - Google Patents

液体冷却保冷装置

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JP2560755Y2
JP2560755Y2 JP1991048200U JP4820091U JP2560755Y2 JP 2560755 Y2 JP2560755 Y2 JP 2560755Y2 JP 1991048200 U JP1991048200 U JP 1991048200U JP 4820091 U JP4820091 U JP 4820091U JP 2560755 Y2 JP2560755 Y2 JP 2560755Y2
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JP
Japan
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container
cool box
cooling
liquid
temperature
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JP1991048200U
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JPH0529973U (ja
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勝興 河西
良 坂詰
良悦 山田
賢司 小林
隆 水本
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Nittetsu Hokkaido Control Systems Co Ltd
Sapporo Breweries Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
Original Assignee
Nittetsu Hokkaido Control Systems Co Ltd
Sapporo Breweries Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は冷却した液体を保冷する
装置に関するものであり、特にビール等の酒類やジュー
ス等の清涼飲料水を適温に冷却し、これを長時間保持す
るための保冷装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷えた清涼飲料水等を店頭で販売
する場合には、ガラス等の透明容器に販売用飲料水を収
容し、下方に設けている冷却器に該飲料水を導入し循環
冷却する方法や、加圧容器に収容した飲料水を、冷却器
中に設けたスパイラル状管を通して冷却しコップに注入
する方法等があるが、前者の場合はジュース等の比較的
小容量の容器が対象であり、後者の場合では店頭より遮
蔽状態で行われ、冷却効率や設備を大型化できない。
【0003】更に、表面を断熱した容器に冷却した液体
内容物を入れ、これを店頭で販売することも行われてい
るが、時間の経過と共に内容物の温度上昇は免れず、こ
の適正温度への冷却のために、容器を店内に設置した専
用冷蔵庫に出入することを頻繁に繰り返さなければなら
ないと言う問題が生じる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、容器の
表面に断熱を施しても液体内容物を、特に数℃と言う低
温に長時間保冷することは難しく、外気による影響を受
けて内部液温の上昇が早く短時間で適性温度以上になっ
てしまうことが多い。最適温度以上になった場合再び適
正温度に下げなければならないが、そのために専用冷蔵
庫を利用しても数時間かかることから営業効率が低下す
るし、専用冷蔵庫を使用しないとしても容器より注ぎ口
までの間で冷却装置を設けなければならず、従って、設
備費が増大することは避けられないことになる。
【0005】本考案は、この様な問題点を解消するもの
であって、冷却装置と一体型の保冷ボックスに液体収容
容器を出入可能に部分的に収納して容器内の液体を最適
温度に保冷し、しかも形状、色彩等特殊の容器を使用
し、その一部を露出することにより、顧客に液体内容物
の出所等の特別の認識を付与できる液体冷却保冷装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は以下の構成を要旨とする。すなわち、 (1) 電子冷却器を組み込み断熱壁で構成した保冷ボック
ス内に、少なくとも露出部を断熱構造とした液体収容容
器を取り出だし可能に、且つ機密に収納せしめ、該容器
の一部を前記保冷ボックスより露出してなることを特徴
とする液体冷却保冷装置であり、 (2) 断熱材で構成した保冷ボックスに電子冷却器を組み
込むと共に前壁部及び側壁部の少なくとも一方に開閉扉
を設置し、少なくとも露出部を断熱構造とした液体収容
容器を、該容器の表面積の35%未満が露出するごと
く、保冷ボックス内に収納せしめ、保冷ボックスの壁部
及び扉部にシールを設けて、液体収容容器の露出部とを
密閉可能にしてなることを特徴とする液体冷却保冷装置
である。
【0007】以下に本考案を図に示す実施例に基づいて
説明する。図1は本考案の斜視図、図2はその上面図を
示し、1は液体収容容器、2は保冷ボックスである。液
体収容容器1は、その表面積の最低65%が保冷ボック
ス2内に収納されており、全面および側面の一部上方部
を露出している。即ち3は容器1の露出部であり、露出
面積が容器表面の35%未満になるようにし、しかもこ
の露出部3は最低限断熱構造としている。保冷ボックス
2は、液体収容容器1を上記のように収納し、周囲を密
閉囲撓する断熱性上下側壁で構成される中空箱体であ
り、その前側と片側には前面扉4と側面扉5を設け、保
冷ボックス2本体に蝶番6、6でそれぞれ開閉自在に固
定している。これらの扉4、5は容器1を保冷ボックス
2より出し入れするために設けているがいずれか一方の
みであっても良い。7は保冷ボックス2の背面壁に組み
込まれた電子冷却器であり、例えばペルチェ素子(電子
冷熱用半導体素子)が用いられる。8は補助室であり直
流電源等を収納する。9は液体収納容器1と接触する保
冷ボックス1の側壁、天井や扉4、5に設けたスポンジ
ゴム等のシールパッキングであり、大気とボックス内を
遮断する。
【0008】本考案は上記のような構造を有しており、
電子冷却器(ペルチェ素子)の電子冷却器7を組み込ん
だ保冷ボックス2に、断熱を施した容器1の一部を露出
した状態で収納し、容器内に充填した酒類、清涼飲料水
等を最適な温度に保冷するのであるが、容器の表面一
部、特に上方部を露出し、少なくともこの露出部分3を
特殊形状にすることにより、充填内容物の銘柄や製造出
所などの区別を可能とするイメージ表示をすることがで
きる。しかし、容器露出部分3の面積が大きくなりすぎ
ると大気からの熱影響が大きくなり、特にビールのよう
に数℃という低い適正温度での長時間保持が困難にな
る。この保冷には露出部を形成する材質やその厚さも影
響するが、本考案者の実験から、厚さ5mmの硬質ウレ
タン樹脂で露出部3を形成した容器1内にビールを充填
し、目標温度7℃以下を長時間安定して得るには容器表
面積のほぼ30%までの露出率であればよく、目標温度
10℃以下を同様に得るには35%近傍まで許容できる
ことが分かった。
【0009】そのため少なくとも露出部をウレタン樹脂
等で断熱構造とすると共に容器表面積の35%未満の露
出度とする。最も好ましいのは20〜30%である。
又、容器1全体を断熱構造としても良いことは勿論であ
るが、ペルチェ素子7の冷却による保冷ボックス内の冷
温が伝達されにくい場合があるので、露出部だけにする
ことが好ましい。
【0010】本考案が付設する電子冷却器は、設備上そ
れ程大型にすることはできず冷却能力が小さいことか
ら、冷却効果を高めるため保冷ボックス2の外壁を保熱
構造とする。図3は、壁構造の一例を示す図1のA−A
線断面であり、外枠10を外気温度空の影響を受けにく
い材料、即ち熱伝導率の低い木材(0.15cal/mh℃)、或
いはプラスチック系材料(0.20cal/mh℃)とし、内面1
1を冷える方向の熱伝導作用が良好なアルミニウム板等
の金属板を使用し、外枠10と内面11の中間には、硬
質ウレタンフォーム、石綿材、グラスウール、ポリスチ
レン材等の断熱中間材12を設けて、それそれを接着剤
で一体にするが、硬質ウレタンフォームの一面にアルミ
ニウム箔を積層したものが実用的である。
【0011】又、このような外部と断熱し内部保熱構造
の壁で囲まれたボックス2内部は、空間部分をできるだ
け狭くし、ペルチェ素子の吸熱側フィンから吐出される
冷気が良く流通するようにし、そのためにボックス2の
コーナ部には、アルミニウム板等を貼着した斜めカット
板13を設けてコンパクト化を計ることが好ましい。更
に、補助室8と保冷ボックス2との間に仕切られた空隙
14を設け、補助室に設置している直流電源15からの
発熱を遮断する役割を果たさせる。
【0012】この様に本考案は、保冷ボックスより保冷
する容器の一部を露出しているにも拘らず、適性温度に
保冷ボックス独自で保持することが可能となり、又適当
な場所に容易に移動配置できて極めて便利である。
【0013】次に本考案の使用例を説明する。図1に示
すように、ウレタン樹脂製の液体収納容器(樽)1を、
木材よりなる外枠,硬質ウレタンフォームよりなる断熱
中間材,アルミニウムよりなる内壁とで構成された周壁
と同種構成の前面扉および側面扉を有する保冷ボックス
2内に、全表面積のほぼ25%が露出するように収納
し、補助室8に設置したDC24V電源15に接続した
ペルチェ素子7で背面より保冷ボックス内を24時間冷
却した。容器1内には予めほぼ5℃に冷却したビールを
充填しておいた。
【0014】図4に室温,樽内上部温度,同下部温度及
び保冷ボックス内温度の推移状況をを示した。これによ
り明らかのように、保冷ボックス内温度を0℃前後に保
持したところ、周囲温度が24〜27℃と高温にも拘ら
ず、容器内温度は24時間中、上下側に余り温度差を生
ぜず、ほぼ5〜6℃に安定して維持され、目標値近傍に
長時間安定して保冷されている。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案は内容物収納容器
の一部を露出せしめて断熱壁で構成する保冷ボックス内
に収納することにより、容器イメージを表示すると共に
外気からの影響を最小限にして長時間安定して目標値に
容器内容物を保冷できる。また容器を保冷ボックスより
出入することがが容易であり、保冷ボックスだけの移動
も簡単にできると共に電子冷却装置を組み込んでいるた
め冷凍設備からの制約がなく、設置場所も自由に選択で
きる。更に容器イメージで充填内容物や製造元等を明ら
かにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図を示す。
【図2】本考案の上面図を示す。
【図3】図1に置けるA−A線断面図を示す。
【図4】本考案の保冷状況を示す図である。
【符号の説明】
1:液体収容容器 2:保冷ボックス 3:露出部 4:前面扉 5:側面扉 6:蝶番 7:電子冷却器 8:補助室 9:シールパッキング 10:外枠 11:内面 12:中間断熱材 13:斜めカット板 14:空隙 15:電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山田 良悦 北海道室蘭市仲町12番地 ニッテツ北海 道制御システム株式会社内 (72)考案者 小林 賢司 北海道室蘭市仲町12番地 ニッテツ北海 道制御システム株式会社内 (72)考案者 水本 隆 北海道室蘭市仲町12番地 ニッテツ北海 道制御システム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−85686(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子冷却器を組み込み断熱壁で構成した
    保冷ボックス内に、少なくとも露出部を断熱構造とした
    液体収容容器を取り出だし可能に、且つ機密に収納せし
    め、該容器の一部を前記保冷ボックスより露出してなる
    ことを特徴とする液体冷却保冷装置。
  2. 【請求項2】 断熱材で構成した保冷ボックスに電子冷
    却器を組み込むと共に前壁部及び側壁部の少なくとも一
    方に開閉扉を設置し、少なくとも露出部を断熱構造とし
    た液体収容容器を、該容器の表面積の35%未満が露出
    するごとく、保冷ボックス内に収納せしめ、保冷ボック
    スの壁部及び扉部にシールを設けて、液体収容容器の露
    出部とを密閉可能にしてなることを特徴とする液体冷却
    保冷装置。
JP1991048200U 1991-06-25 1991-06-25 液体冷却保冷装置 Expired - Lifetime JP2560755Y2 (ja)

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JPH0529973U JPH0529973U (ja) 1993-04-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0285686A (ja) * 1988-09-21 1990-03-27 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫用の庫内棚

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