JP2560507Y2 - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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JP2560507Y2
JP2560507Y2 JP10347191U JP10347191U JP2560507Y2 JP 2560507 Y2 JP2560507 Y2 JP 2560507Y2 JP 10347191 U JP10347191 U JP 10347191U JP 10347191 U JP10347191 U JP 10347191U JP 2560507 Y2 JP2560507 Y2 JP 2560507Y2
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shaft
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康雄 ▲高▼村
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、スピンドルユ
ニット等に用いられ、ステータとロータを有する動圧軸
受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動圧軸受装置としては、
図2に示すものがある。この動圧軸受装置は、底板31
に固定した軸32に軸32より大径の軸体33を連結
し、この軸体33をスリーブ35内に収納している。上
記スリーブ35に対向する軸体33の外周面には、くの
字形の動圧溝33aを設けている。上記スリーブ35と
軸体33とは動圧発生部を構成している。上記軸体33
を軸32より大径にすることにより、動圧溝33aを設
ける動圧発生領域を広くして、粘性が小さい空気等の動
圧発生流体を用いても、上記動圧発生部が軸受負荷に対
応できるだけの動圧を発生できるようにしている。一
方、上記軸32の外周面にステータ37を取り付ける一
方、上記スリーブ35の内周面にステータ37に対向す
るようにロータ38を取り付けている。上記スリーブ3
5の上板部35aには磁石41を取り付けている。ま
た、磁石42を、上記磁石41と同極が対向し合うよう
に、軸体33に固定している。
【0003】上記ステータ37が発生する回転磁界によ
って、ロータ38とスリーブ35が一体に回転すると、
軸体33に設けた動圧溝33aがスリーブ35と軸体3
3との間の空気に動圧を発生させて、スリーブ35を径
方向に支持する。また、磁石41と42との反発力がス
リーブ35を軸方向に支持する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
動圧軸受装置は、軸32に取り付けたステータ37の軸
方向の一方のみに、軸体33が設けられているので、モ
ーメント荷重に対する抵抗力が小さく、モーメント荷重
を受けるとスリーブ35と軸体33とが片当たりし易い
という問題がある上に、軸体33を大径にしなければな
らないため、コンパクト化が難しいという問題がある。
【0005】そこで、この考案の目的は、モーメント荷
重に対して強く、かつ、コンパクト化を計ることができ
る動圧軸受装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の動圧軸受装置は、外周部にステータもしく
はロータの一方が設けられ、このステータもしくはロー
タの上記一方の軸方向の両側に第1および第2軸部を有
する軸を備え、内周部に上記ステータもしくはロータの
他方が設けられ、上記第1軸部を支持する第1軸受部
と、上記第2軸部を支持する第2軸受部を有するスリー
ブを備え、上記第1軸部の外径は上記軸の外周部に設け
たステータもしくはロータの内径よりも小さく、かつ、
上記第2軸部の外径は上記スリーブの内周部に設けたロ
ータもしくはステータの内径よりも大きく、上記第1軸
部の外周面または第1軸受部の内周面の少なくとも一方
と、上記第2軸部の外周面または第2軸受部の内周面の
少なくとも一方とに動圧溝を形成したことを特徴として
いる。
【0007】
【作用】上記構成によれば、上記軸の第1および第2軸
部と上記スリーブの第1および第2軸受部が上記軸の軸
方向の両側に、動圧発生部を構成する。したがって、上
記軸とスリーブとの相対回転によって、上記軸に設けた
ステータもしくはロータの軸方向の両側で動圧が発生す
る。したがって、軸に設けたステータの軸方向の片側だ
けで動圧を発生する従来例に比べて、モーメント荷重に
対して強くなる。また、モーメント荷重に対して強くな
るので、上記動圧発生部を構成する第1,第2軸部およ
び第1,第2軸受部の小型化が計れて、動圧軸受装置の
コンパクト化を計れる。
【0008】また、上記第1軸部の外径を、上記軸の外
周部に設けるステータもしくはロータの内径よりも小さ
くしたので、上記ステータもしくはロータを、上記第1
軸部側から上記軸の外周部へ容易に組み付けられる。
【0009】また、上記第2軸部の外径を、上記スリー
ブの内周部に設けたロータもしくはステータの内径より
も大きくしたので、上記軸に上記スリーブを装着する際
に、上記第2軸部に対向する第2軸受部は、上記軸のス
テータもしくはロータに衝突しない。したがって、軸に
スリーブを容易に装着できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
【0011】図1に本考案の動圧軸受装置の実施例を示
す。この実施例は、軸1の外周部にステータ2を設けて
いる。上記軸1は上記ステータ2の軸方向の一側に第1
軸部3を有する一方、ステータ2の軸方向の他側に第2
軸部5を有している。上記第1軸部3の外周面および第
2軸部5の外周面には、夫々動圧溝3aおよび5aが形成
されている。また、上記第1軸部3の外径を上記ステー
タ2の内径よりも小さくしている。したがって、上記ス
テータ2を上記第1軸部3側から軸1に容易に組み付け
ることができる。さらに、軸1の段部6にリング状の永
久磁石9を取り付けている。上記軸1は土台10に固定
されている。
【0012】スリーブ7は、その内周部に軸1に設けた
ステータ2に対向するロータ8が設けられ、上記第1軸
部3に対向する第1軸受部11と上記第2軸部5に対向
する第2軸受部12とを有している。また、上記軸1の
段部6に対向する上記スリーブ7の内周面に、上記段部
6に固定された永久磁石9と同極が対向し合うように、
リング状の永久磁石13を取り付けている。上記磁石9
と13との反発力がスリーブ7を軸方向に支持する。
【0013】また、スリーブ7の第2軸受部12に対向
する軸1の第2軸部5の外径を、ロータ8の内径よりも
大きくしている。したがって、上記軸1に上記スリーブ
7を装着する際に、第2軸部5に対向する第2軸受部1
2は、上記軸1のステータ2に衝突することがない。し
たがって、軸1にスリーブ7を容易に装着できる。
【0014】上記動圧軸受装置は、上記軸1の第1およ
び第2軸部3,5と上記スリーブ7の第1および第2軸
受部11,12が上記軸1の軸方向の両側に、動圧発生
部を構成する。したがって、上記ステータ2が発生する
回転磁界によって、軸1に対してロータ8とスリーブ7
が一体に回転させられると、上記動圧溝3aおよび5aが
第1軸受部11と第1軸部3との間の空気および第2軸
受部12と第2軸部5との間の空気に動圧を発生させ
て、スリーブ7を径方向に支持する。つまり、上記軸1
に設けたステータ2の軸方向の両側で動圧が発生する。
したがって、この実施例によれば、軸に設けたステータ
の軸方向の片側だけで動圧を発生する従来例に比べて、
モーメント荷重に対して強くなる。また、このため、上
記動圧発生部を構成する第1,第2軸部3,5および第
1,第2軸受部11,12の小型化を計ることができて、
動圧軸受装置のコンパクト化を計ることができる。
【0015】尚、上記実施例では、軸1の第1,第2軸
部3,5の外周面に動圧溝3a,5aを形成したが、スリー
ブ7の第1,第2軸受部11,12の内周面に動圧溝を形
成してもよい。また、上記軸部3,5の外周面および軸
受部11,12の内周面の両方に動圧溝を形成してもよ
い。また、上記実施例では、軸1にステータ2を設ける
一方、スリーブ7にロータ8を設けたが、軸1にロータ
を設ける一方、スリーブ7にステータを設けてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
の動圧軸受装置は、軸の第1および第2軸部と、スリー
ブの第1および第2軸受部とが、上記軸に設けたステー
タまたはロータの軸方向の両側に、動圧発生部を構成す
る。したがって、上記軸とスリーブとの相対回転によっ
て、上記軸の軸方向の両側で動圧が発生する。したがっ
て、軸に設けたステータまたはロータの軸方向の片側だ
けで動圧を発生する従来例に比べて、モーメント荷重に
対して強くなる。また、モーメント荷重に対して強くな
るので、上記動圧発生部を構成する第1,第2軸部およ
び第1,第2軸受部の小型化を計ることができ、動圧軸
受装置のコンパクト化を計ることができる。
【0017】また、上記第1軸部は上記軸の外周部に設
けるステータもしくはロータの内径よりも小さな外径を
有するので、上記第1軸部側から上記軸の外周部へ上記
ステータもしくはロータを容易に組み付けることができ
る。
【0018】また、上記第2軸部の外径を、上記スリー
ブの内周部に設けたロータもしくはステータの内径より
も大きくしたので、上記軸に上記スリーブを装着する際
に、上記第2軸部に対向する第2軸受部は、上記軸のス
テータもしくはロータに衝突しない。したがって、軸に
ステータを容易に装着できる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の動圧軸受装置の実施例の断面図であ
る。
【図2】 従来の動圧軸受装置の断面図である。
【符号の説明】
1,32 軸 2,37 ステータ 3 第1軸部 5 第2軸部 6 段部 7,35 スリーブ 8,38 ロータ 11 第1軸受部 12 第2軸受部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部にステータもしくはロータの一方
    が設けられ、このステータもしくはロータの上記一方の
    軸方向の両側に第1および第2軸部を有する軸を備え、 内周部に上記ステータもしくはロータの他方が設けら
    れ、上記第1軸部を支持する第1軸受部と、上記第2軸
    部を支持する第2軸受部を有するスリーブを備え、 上記第1軸部の外径は上記軸の外周部に設けたステータ
    もしくはロータの内径よりも小さく、かつ、上記第2軸
    部の外径は上記スリーブの内周部に設けたロータもしく
    はステータの内径よりも大きく、 上記第1軸部の外周面または第1軸受部の内周面の少な
    くとも一方と、上記第2軸部の外周面または第2軸受部
    の内周面の少なくとも一方とに動圧溝を形成したことを
    特徴とする動圧軸受装置。
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