JP2560390Y2 - ワイパー装置 - Google Patents

ワイパー装置

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JP2560390Y2
JP2560390Y2 JP1991088667U JP8866791U JP2560390Y2 JP 2560390 Y2 JP2560390 Y2 JP 2560390Y2 JP 1991088667 U JP1991088667 U JP 1991088667U JP 8866791 U JP8866791 U JP 8866791U JP 2560390 Y2 JP2560390 Y2 JP 2560390Y2
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Japan
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wiper
stop position
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wiping
stop
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JP1991088667U
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村田行帆
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車や船舶等に使
用されるワイパー装置、特にワイパーブレードの永久変
形を抑制するワイパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のワイパー装置としては、
例えば図5および図6に示すようなものがある。このワ
イパー装置は、図示省略の駆動手段にてワイパーアーム
1が一定の回転角で揺動され、このワイパーアーム1の
先端部に設けられたワイパーブレード2でウインドウパ
ネル3が払拭されるようになっている。
【0003】このワイパーブレード2は、図示省略の複
数のレバーと、これらのレバーに支持されたブレードラ
バー4(図6参照)とを有している。このブレードラバ
ー4は、ウインドウパネル3に摺接するリップ部4a
が、レバーに装着されるベース部4bにネック部4cを
介して傾倒自在に連結されている。そして、ウインドウ
パネル3払拭時には、図6に示すように、リップ部4a
がウインドウパネル3に対して所定角度傾くことによ
り、払拭性能を確保するようにしている。
【0004】図示省略のワイパースイッチをオンする
と、図5中停止位置Aと上側反転位置Bとの間でワイパ
ーブレード2が往復動することにより、ウインドウパネ
ル3が払拭され、ワイパースイッチをオフすると、ワイ
パーブレード2が停止位置Aまで戻って停止されること
となる。
【0005】なお、この種のものとしては、例えば
(株)山海堂 昭和55年発行「自動車工学全書 10
巻 電装品,車体装備品,エンジン部品」の128頁に
記載されたようなもの、又は、特開昭57ー66053
号公報,特開昭57ー178956号公報,特開昭61
ー247541号公報,特開昭61ー247542号公
報等に開示されたものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、ワイパーブレード2の停止
状態では、ブレードラバー4のリップ部4aが停止位置
Aにおいて常に図6に示すように同方向に傾いて停止し
ているため、この状態で永久変形し易く、かかる場合に
は払拭性能が低下する。
【0007】そこで、この考案は、ワイパーブレードの
ブレードラバーの永久変形を抑制すると共に、ワイパー
停止状態の見栄えの低下を抑制することが出来るワイパ
ー装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、かかる従来
の課題に着目してなされたもので、駆動手段にて回動さ
れるワイパーアームの先端部にウインドウパネルを払拭
するワイパーブレードが装着され、前記駆動手段の正逆
回転にてワイパーアームを介してワイパーブレードが、
上側反転位値と下側反転位置との間を往復動可能で、前
記ワイパースイッチをオフするとワイパーブレードが、
停止位置まで戻って停止されるワイパー装置において、
往復払拭を行う通常状態での下側反転位置を前記停止位
置として、ワイパースイッチをオンすると、ワイパーブ
レードが上側反転位置と該停止位置との間で往復動して
払拭すると共に、前記ワイパースイッチをオフしてワイ
パーアームを上側反転位置から停止位置へ戻して停止さ
せる毎に、前記上側反転位置側から移動してきた前記ワ
イパーブレードが予め一定位置に定められた前記停止位
置を超えないでそのまま停止する場合と、前記駆動手段
を往復払拭時よりも更に回転させて前記停止位置を超え
た後反転して前記停止位置に戻って停止する場合とを交
互に繰り返すように前記駆動手段を制御する制御手段を
設けたワイパ装置を特徴としている。
【0009】
【作用】かかる手段によれば、ワイパースイッチをオン
すると、通常状態では、上側反転位置と停止位置との間
が効率よく払拭されることにより、本来のワイパー装置
としての視認性が確保され、視認性に影響しない停止位
置よりも下方の範囲の払拭が省略されて、払拭効率が向
上されることにより、更に耐久性を得ることが出来る。
【0010】そして、ワイパースイッチをオフしてワイ
パーアームを反転位置から停止位置へ戻して停止させる
毎に、制御手段によって、駆動手段が、反転位置側から
移動してきたワイパーブレードを、予め一定位置に定め
られた停止位置を越えないでそのまま停止する場合と、
前記駆動手段を往復払拭時よりも更に回転させて前記停
止位置を超えた後、反転して前記停止位置に戻って停止
する場合とを交互に繰り返すように制御される。
【0011】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0012】図1ないし図4は、この考案の一実施例を
示す図である。
【0013】まず構成を説明すると、図1中符号11は
駆動手段としてのワイパーモータで、このワイパーモー
タ11の駆動により、ワイパーアーム1が揺動されて、
このワイパーアーム1の先端部に取り付けられたワイパ
ーブレード2にてウインドウパネル3が払拭されるよう
になっている。このワイパーモータ11は、直流式で、
制御手段としての制御装置12により、電流の流れる方
向が変えられることにより正逆回転されるようになって
いる。
【0014】そして、ワイパーアーム1の位置を検出す
る第1,第2,第3センサー13,14,15が設けら
れ、これらセンサー13,14,15は制御装置12に
接続されている。この第1センサー13は、ワイパーア
ーム1の上側反転位置Bを検出し、第2センサー14
は、往復払拭を行う通常状態での下側反転位置として予
め定められたワイパーアーム1の停止位置Aを検出し更
に、第3センサー15はワイパースイッチオフ時の最下
方揺動位置Cを検出するようになっている。
【0015】制御装置12により、以下のように制御さ
れるようになっている。すなわち、図3に示すように、
ステップ101で、図示省略のワイパースイッチがオン
されると、ステップ102で、例えばk=1の値が入力
され、1×(ー1)=ー1となる。次いで、ステップ1
03で、ワイパーモータ11が正転され、ワイパーアー
ム1が停止位置Aから上方に向けて回動され、ステップ
104で、第1センサー13によりワイパーアーム1の
位置が検出されると、ステップ105で、ワイパーモー
タ11に逆方向の電流が流されて反転される。これで、
ワイパーアーム1が下方に向けて回動され、ステップ1
06で、第2センサー14によりワイパーアーム1の位
置が検出される。そして、ステップ107で、ワイパー
スイッチがオンかオフか判断され、オンの時は、ステッ
プ103に戻り、ステップ104,105,106を繰
り返す。これによりワイパーアーム1を介してワイパー
ブレード2が上側反転位置Bと下側反転位置(停止位
置)Cとの間を往復動することになる。
【0016】この繰り返しにより、通常動作状態では、
上側反転位置Bと停止位置Aとの間が効率よく払拭され
ることにより、本来のワイパー装置としての視認性が確
保され、視認性に影響しない停止位置Aよりも下方の範
囲の払拭が省略されて、払拭効率が向上されることによ
り、更に耐久性を得ることが出来る。一方、オフの時
は、ステップ108で、Kが0より大きいか小さいか判
断される。ステップ102より、k=ー1であるので、
0より小さいため、ステップ109に進み、ワイパーモ
ータ11が停止され、ワイパーブレード2は、予め一定
位置に定められた停止位置Aを越えることなく停止す
る。この状態では、例えば、ブレードラバー4のリップ
部4aは、図4中実線に示すように、一方に傾いてウイ
ンドウパネル3に対して当接している。
【0017】その後、ステップ101で、ワイパースイ
ッチを再度オンすると、ステップ102で、前回の動作
で得られたk=ー1の値が入力されて、(ー1)×(ー
1)=1となる。そして、ステップ103〜ステップ1
07で、前記と同様な動作をし、ステップ107で、ワ
イパースイッチがオフされたときは、ステップ108
で、kが0より大きいか小さいか判断される。この場合
は、ステップ102よりk=1であるので、0より大き
いため、ステップ110に進む。ワイパーモータ11が
反転状態で、通常状態である往復払拭時よりも更に、回
転駆動され、ワイパーアーム1が停止位置Aを越えて更
に下方に回動された後、第3センサ15まで移動する
と、この第3センサ15から信号が出力される。そし
て、この信号によりステップ111で、ワイパーモータ
11が正転状態とされ、ステップ112で、ワイパーア
ーム1が停止位置Aまで反転移動すると、第2センサー
14から信号が出力され、ステップ113で、ワイパモ
ータ11が停止される。この状態では、図4中二点鎖線
に示すように、リップ部4aが傾いてウインドウパネル
3に当接している。
【0018】このようにワイパースイッチをオフする毎
に、リップ部4aは図4中実線で示す状態と、二点鎖線
で示す状態とを繰り返して停止するため、リップ部4a
が常に同じ方向に傾いて停止することがない。従って、
このリップ部4aが一方に傾いた状態で、永久変形する
度合が少なく、長期間良好な払拭性能が得られることと
なる。また、ワイパーブレード2を常に一定の停止位置
Aにて停止させることが可能となり、ワイパー停止状態
の見栄えの低下を抑制することが出来る。
【0019】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案によ
れば、往復払拭を行う通常状態では、上側反転位置と停
止位置との間が払拭されることにより、本来のワイパー
装置としての視認性が確保され、視認性に影響しない停
止位置よりも下方の範囲の払拭が省略されて、払拭効率
が向上されることにより、更にワイパーブレードの耐久
性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のワイパー装置の一実施例を示す概略
図である。
【図2】同一実施例のワイパー装置のブロック図であ
る。
【図3】同一実施例の制御装置のフローチャート図であ
る。
【図4】同一実施例を示す停止位置におけるブレードラ
バーを示す断面図である。
【図5】ワイパー装置による払拭パターンを示す説明図
である。
【図6】従来例を示す図4に相当する断面図である。
【符号の説明】
1 ワイパーアーム 2 ワイパーブレード 3 ウインドウパネル 4 ブレードラバー 4a リップ部 11 ワイパーモータ(駆動手段) 12 制御装置(制御手段) A 停止位置 B 上側反転位置(反転位置)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動手段にて回動されるワイパーアームの
    先端部にウインドウパネルを払拭するワイパーブレード
    が装着され、前記駆動手段の正逆回転にてワイパーアー
    ムを介してワイパーブレードが、上側反転位値と下側反
    転位置との間を往復動可能で、前記ワイパースイッチを
    オフするとワイパーブレードが、停止位置まで戻って停
    止されるワイパー装置において、往復払拭を行う通常状態での下側反転位置を前記停止位
    置として、 ワイパースイッチをオンすると、ワイパーブ
    レードが上側反転位置と該停止位置との間で往復動して
    払拭すると共に、前記ワイパースイッチをオフしてワイ
    パーアームを上側反転位置から停止位置へ戻して停止さ
    せる毎に、前記上側反転位置側から移動してきた前記ワ
    イパーブレードが予め一定位置に定められた前記停止位
    置を超えないでそのまま停止する場合と、前記駆動手段
    を往復払拭時よりも更に回転させて前記停止位置を超え
    た後反転して前記停止位置に戻って停止する場合とを交
    互に繰り返すように前記駆動手段を制御する制御手段を
    設けたことを特徴とするワイパ装置。
JP1991088667U 1991-10-29 1991-10-29 ワイパー装置 Expired - Lifetime JP2560390Y2 (ja)

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JPH0537616U JPH0537616U (ja) 1993-05-21
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2952884B1 (fr) * 2009-11-23 2012-12-14 Peugeot Citroen Automobiles Sa Balai d'essuie glace et dispositif d'essuyage et de lavage d'une surface vitree d'un vehicule automobile et procede d'essuyage et de lavage correspondant
JP5779517B2 (ja) * 2012-02-10 2015-09-16 アスモ株式会社 ワイパ装置
JP6286293B2 (ja) * 2014-06-24 2018-02-28 株式会社ミツバ ワイパ装置

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JPH0537616U (ja) 1993-05-21

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