JP2560340B2 - 積層型熱交換器 - Google Patents
積層型熱交換器Info
- Publication number
- JP2560340B2 JP2560340B2 JP21366387A JP21366387A JP2560340B2 JP 2560340 B2 JP2560340 B2 JP 2560340B2 JP 21366387 A JP21366387 A JP 21366387A JP 21366387 A JP21366387 A JP 21366387A JP 2560340 B2 JP2560340 B2 JP 2560340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- core
- refrigerant
- tray
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/03—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
- F28D1/0308—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
- F28D1/0325—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
- F28D1/0333—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members
- F28D1/0341—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members with U-flow or serpentine-flow inside the conduits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、２枚のコアプレートを接合した偏平チュー
ブを多数積層してなる積層型熱交換器に関する。
ブを多数積層してなる積層型熱交換器に関する。
［従来の技術］ 一般に、積層型熱交換器の構成は、例えば、自動車用
空気調和装置に使用される冷媒蒸発器の場合を例示する
と、第８図に示すごとく、アルミニウム板製の浅い盆状
部を有するコアプレート100を２枚向い合せに接合して
偏平チューブ101を構成し、この偏平チューブ101を多数
積層して冷媒蒸発器のコアを作成する。
空気調和装置に使用される冷媒蒸発器の場合を例示する
と、第８図に示すごとく、アルミニウム板製の浅い盆状
部を有するコアプレート100を２枚向い合せに接合して
偏平チューブ101を構成し、この偏平チューブ101を多数
積層して冷媒蒸発器のコアを作成する。
偏平チューブ101には、冷媒タンク102と冷媒通路103
とが形成され、偏平チューブ101を積層した際に、各偏
平チューブ101の冷媒タンク102が連通するように設けら
れる。各偏平チューブ101の冷媒通路103の間には、熱交
換性を向上させるため、伝熱用のフィン104が装着され
る。特定の偏平チューブ101には、冷媒蒸発器内への冷
媒の入口通路となる冷媒流入用配管、及び冷媒蒸発器か
らの冷媒の出口通路となる冷媒流出用配管が形成され、
コアの両端部に配設された偏平チューブ101の外側に、
補強プレートとしてのサイドプレート105が配設され
る。このような構成のもとに、一体にろう付け接合して
組み立てられる。
とが形成され、偏平チューブ101を積層した際に、各偏
平チューブ101の冷媒タンク102が連通するように設けら
れる。各偏平チューブ101の冷媒通路103の間には、熱交
換性を向上させるため、伝熱用のフィン104が装着され
る。特定の偏平チューブ101には、冷媒蒸発器内への冷
媒の入口通路となる冷媒流入用配管、及び冷媒蒸発器か
らの冷媒の出口通路となる冷媒流出用配管が形成され、
コアの両端部に配設された偏平チューブ101の外側に、
補強プレートとしてのサイドプレート105が配設され
る。このような構成のもとに、一体にろう付け接合して
組み立てられる。
上述のように組み立てられた冷媒蒸発器に冷媒が流入
すると、流入冷媒圧が、偏平チューブ101を構成するコ
アプレート100同士を分離させる力となる。特に、冷媒
タンク102においては、接合部分が冷媒タンク102の周縁
部だけで、冷媒タンク102の内部に存在しないため、冷
媒タンク102の耐圧強度が他の部分として比較して低く
なる。サイドプレート105に隣接するコアプレート（以
下エンドプレート106と呼ぶ）以外のコアプレート100に
加わる力は、隣接する偏平チューブ101においても同様
にコアプレート100同志を分離させる力が作用してい
る。この結果、コアプレート100同志を分離させる力
が、隣のコアプレート100同志を分離させる力によって
相殺される。
すると、流入冷媒圧が、偏平チューブ101を構成するコ
アプレート100同士を分離させる力となる。特に、冷媒
タンク102においては、接合部分が冷媒タンク102の周縁
部だけで、冷媒タンク102の内部に存在しないため、冷
媒タンク102の耐圧強度が他の部分として比較して低く
なる。サイドプレート105に隣接するコアプレート（以
下エンドプレート106と呼ぶ）以外のコアプレート100に
加わる力は、隣接する偏平チューブ101においても同様
にコアプレート100同志を分離させる力が作用してい
る。この結果、コアプレート100同志を分離させる力
が、隣のコアプレート100同志を分離させる力によって
相殺される。
ところが、エンドプレート106には、隣接する偏平チ
ューブ101が存在しないため、コアプレート100とエンド
プレート106とを分離させる力が相殺されず、エンドプ
レート106に生じる応力が他のコアプレート100に生じる
応力と比較して大きくなる。特に、第８図に示すごと
く、Ａ部、Ｂ部において応力集中が生じる。このため、
エンドプレート106の耐圧強度を他のコアプレート100と
比較して大きくする必要がある。
ューブ101が存在しないため、コアプレート100とエンド
プレート106とを分離させる力が相殺されず、エンドプ
レート106に生じる応力が他のコアプレート100に生じる
応力と比較して大きくなる。特に、第８図に示すごと
く、Ａ部、Ｂ部において応力集中が生じる。このため、
エンドプレート106の耐圧強度を他のコアプレート100と
比較して大きくする必要がある。
このようなことから従来では、例えば、エンドプレー
ト106の板厚を、他のコアプレート100の板厚の約３倍の
板厚まで厚くすることで耐圧強度を大きくしていた。
ト106の板厚を、他のコアプレート100の板厚の約３倍の
板厚まで厚くすることで耐圧強度を大きくしていた。
［発明が解決しようとする問題点］ しかるに、エンドプレート106の板厚を厚くすること
から、冷媒蒸発器の重量が増加する問題点を有してい
た。
から、冷媒蒸発器の重量が増加する問題点を有してい
た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、エンドプレートの耐圧強度を向上させる形状を見
出すことで軽量化した積層型熱交換器を提供することに
ある。
的は、エンドプレートの耐圧強度を向上させる形状を見
出すことで軽量化した積層型熱交換器を提供することに
ある。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために、伝熱媒体用タン
クを構成する盆状部、熱交換通路を構成する板状部、前
記盆状部および前記板状部の外縁に形成される接合用フ
ランジ部を備えるコアプレートを２枚向い合せて接合し
てなる偏平チューブを多数積層したコアと、該コアの端
部に取付けられるサイドプレートと、前記熱交換通路の
各間、および前記熱交換通路と前記サイドプレートとの
間に設けられたフィンとを備える積層型熱交換器におい
て、前記サイドプレートに隣接する前記コアプレート
は、前記盆状部と前記接合用フランジ部との境界湾曲半
径R1が、前記コアプレートの形成上の最小値に設けら
れ、前記盆状部の深さｈが、前記伝熱媒体用タンクの長
手方向の長さをＬとした時、L/5〜L/2の間で、且つ、前
記サイドプレートに隣接する前記偏平チューブの接合面
から前記サイドプレートの内面まで距離Ｈ以下となるよ
うに設けられ、前記盆状部の湾曲面半径R2が、前記制約
内で取り得る最大値に設けられたことを技術的手段とす
る。
クを構成する盆状部、熱交換通路を構成する板状部、前
記盆状部および前記板状部の外縁に形成される接合用フ
ランジ部を備えるコアプレートを２枚向い合せて接合し
てなる偏平チューブを多数積層したコアと、該コアの端
部に取付けられるサイドプレートと、前記熱交換通路の
各間、および前記熱交換通路と前記サイドプレートとの
間に設けられたフィンとを備える積層型熱交換器におい
て、前記サイドプレートに隣接する前記コアプレート
は、前記盆状部と前記接合用フランジ部との境界湾曲半
径R1が、前記コアプレートの形成上の最小値に設けら
れ、前記盆状部の深さｈが、前記伝熱媒体用タンクの長
手方向の長さをＬとした時、L/5〜L/2の間で、且つ、前
記サイドプレートに隣接する前記偏平チューブの接合面
から前記サイドプレートの内面まで距離Ｈ以下となるよ
うに設けられ、前記盆状部の湾曲面半径R2が、前記制約
内で取り得る最大値に設けられたことを技術的手段とす
る。
［作用および発明の効果］ 上記構成よりなる本発明は、サイドプレートに隣接す
るコアプレートの伝熱媒体用タンクの形状を、実験に基
づいて求めた最も望ましい範囲の値に設定したことによ
って、サイドプレートに隣接するコアプレートの伝熱媒
体用タンクにかかる伝熱媒体による応力集中を小さくす
ることができる。
るコアプレートの伝熱媒体用タンクの形状を、実験に基
づいて求めた最も望ましい範囲の値に設定したことによ
って、サイドプレートに隣接するコアプレートの伝熱媒
体用タンクにかかる伝熱媒体による応力集中を小さくす
ることができる。
その結果、サイドプレートに隣接するコアプレートの
耐圧強度が向上するため、コアプレートの板厚を薄くし
ても、従来のコアプレートを同程度の耐圧強度を得るこ
とができる。そして、コアプレートの板厚を薄くするこ
とで、積層型熱交換器を軽量化することができる。
耐圧強度が向上するため、コアプレートの板厚を薄くし
ても、従来のコアプレートを同程度の耐圧強度を得るこ
とができる。そして、コアプレートの板厚を薄くするこ
とで、積層型熱交換器を軽量化することができる。
［実施例］ 次に、本発明の積層型熱交換器としての冷媒蒸発器を
図面に示す一実施例に基づき説明する。
図面に示す一実施例に基づき説明する。
第１図は積層型冷媒蒸発器のサイドタンク部の拡大断
面図、第２図は積層型冷媒蒸発器の正面図、第３図は積
層型冷媒蒸発器を構成する偏平チューブの断面図、第４
図は偏平チューブを構成するコアプレートの正面図を示
す。
面図、第２図は積層型冷媒蒸発器の正面図、第３図は積
層型冷媒蒸発器を構成する偏平チューブの断面図、第４
図は偏平チューブを構成するコアプレートの正面図を示
す。
本実施例の積層型冷媒蒸発器１は、第２図に示すごと
く、複数個の偏平チューブ２を積層状に合体して形成さ
れる。
く、複数個の偏平チューブ２を積層状に合体して形成さ
れる。
偏平チューブ２は、厚さ0.3〜0.8mm、材質A3003のア
ルミニウム板などの表面に、あらかじめA4004などのろ
う材をクラッドさせた素材板を、第３図に示すごとく、
浅い盆状部のコアプレート３にプレス成型し、プレス成
型された２枚のコアプレート３を、それぞれ凹側同志を
向い合せて接合することによって形成される。
ルミニウム板などの表面に、あらかじめA4004などのろ
う材をクラッドさせた素材板を、第３図に示すごとく、
浅い盆状部のコアプレート３にプレス成型し、プレス成
型された２枚のコアプレート３を、それぞれ凹側同志を
向い合せて接合することによって形成される。
コアプレート３は、第４図に示すごとく、２か所の盆
状部3aと板状部3bとを形成し、その板状部3bの長手方向
（第４図上下方向）中央に、下端部が欠如した仕切壁４
が設けられている。これにより、２枚のコアプレート３
で偏平チューブ２を構成した際に、それぞれの板状部3b
により、本発明の熱交換通路である冷媒通路（第４図二
点鎖線の矢印で示す）５がＵ字形に形成される。冷媒通
路５の両末端部（第４図上側左右）に当る盆状部3aは、
本発明の伝熱媒体用タンクである冷媒タンク６として構
成され、盆状部3aの略中央に、冷媒の出入口となるポー
ト部6aが形成される。
状部3aと板状部3bとを形成し、その板状部3bの長手方向
（第４図上下方向）中央に、下端部が欠如した仕切壁４
が設けられている。これにより、２枚のコアプレート３
で偏平チューブ２を構成した際に、それぞれの板状部3b
により、本発明の熱交換通路である冷媒通路（第４図二
点鎖線の矢印で示す）５がＵ字形に形成される。冷媒通
路５の両末端部（第４図上側左右）に当る盆状部3aは、
本発明の伝熱媒体用タンクである冷媒タンク６として構
成され、盆状部3aの略中央に、冷媒の出入口となるポー
ト部6aが形成される。
コアプレート３には、短小な突堤状をなすリブ７を同
方向に多数設け、１つの偏平チューブ２を構成する２つ
のコアプレート３のそれぞれのリブ７が互いにＸ字状を
なして付き合わされた状態のもとにろう付け接合され
る。
方向に多数設け、１つの偏平チューブ２を構成する２つ
のコアプレート３のそれぞれのリブ７が互いにＸ字状を
なして付き合わされた状態のもとにろう付け接合され
る。
この様な構造を採用することにより、偏平チューブ２
内を流れる冷媒の流れをジグザグ状に蛇行させることに
なり、熱交換性を大きく向上させることができるととも
に、偏平チューブ２の強度を高めることができる。
内を流れる冷媒の流れをジグザグ状に蛇行させることに
なり、熱交換性を大きく向上させることができるととも
に、偏平チューブ２の強度を高めることができる。
コアプレート３の周縁部には、偏平チューブ２を形成
する際のろう付け接合面として接合用フランジ部８が設
けられている。また、その接合用フランジ部８の下端部
は、第３図に示すごとく、コアプレート３の外側に水平
に折り曲げ、さらに、その先端部を下向きに折り曲げら
れており、隣接する偏平チューブ２との間に形成される
熱交換用の空隙９を所定巾に保つためのスペーサとして
の機能を有している。
する際のろう付け接合面として接合用フランジ部８が設
けられている。また、その接合用フランジ部８の下端部
は、第３図に示すごとく、コアプレート３の外側に水平
に折り曲げ、さらに、その先端部を下向きに折り曲げら
れており、隣接する偏平チューブ２との間に形成される
熱交換用の空隙９を所定巾に保つためのスペーサとして
の機能を有している。
上記のように構成される偏平チューブ２を、第２図に
示すごとく、隣接する偏平チューブ２のポート部6a同志
を重ね合わせるように多数積層してコア10を形成すると
ともに、各隣接する偏平チューブ２のポート部6aと接合
用フランジ部８の下端部とで形成されるそれぞれの熱交
換用の空隙９にコルゲートフィン11が挟み込んである。
示すごとく、隣接する偏平チューブ２のポート部6a同志
を重ね合わせるように多数積層してコア10を形成すると
ともに、各隣接する偏平チューブ２のポート部6aと接合
用フランジ部８の下端部とで形成されるそれぞれの熱交
換用の空隙９にコルゲートフィン11が挟み込んである。
コルゲートフィン11は、冷媒の熱交換性を向上させる
ため、極く薄いアルミニウム板をピッチ巾約4.0mmの波
打ち状に屈曲加工して作成されている。
ため、極く薄いアルミニウム板をピッチ巾約4.0mmの波
打ち状に屈曲加工して作成されている。
コア10の両端部には補強プレートとしてのサイドプレ
ート12が取付けられ、サイドプレート12に隣接する偏平
チューブ２の冷媒通路５との間にコルゲートフィン11が
配設される。
ート12が取付けられ、サイドプレート12に隣接する偏平
チューブ２の冷媒通路５との間にコルゲートフィン11が
配設される。
なお、サイドプレート12に隣接する偏平チューブ２を
構成する２枚のコアプレート３のうち、サイドプレート
12側に配置されるコアプレート３（以下エンドプレート
13と呼ぶ）には、ポート部6aが形成されず、他のコアプ
レート３と形状を異にする。エンドプレート13の形状に
ついては後述する。
構成する２枚のコアプレート３のうち、サイドプレート
12側に配置されるコアプレート３（以下エンドプレート
13と呼ぶ）には、ポート部6aが形成されず、他のコアプ
レート３と形状を異にする。エンドプレート13の形状に
ついては後述する。
複数個の偏平チューブ２を積層状に合体して構成され
た冷媒蒸発器１の略中央付近に、特定の偏平チューブ2
a、2bと一体に、冷媒蒸発器１内への冷媒の入口となる
冷媒流入用配管14と、冷媒蒸発器１からの冷媒の出口と
なる冷媒流出用配管15とが形成される。
た冷媒蒸発器１の略中央付近に、特定の偏平チューブ2
a、2bと一体に、冷媒蒸発器１内への冷媒の入口となる
冷媒流入用配管14と、冷媒蒸発器１からの冷媒の出口と
なる冷媒流出用配管15とが形成される。
冷媒流入用配管14および冷媒流出用配管15の自由端
は、継手部材16を介してボックス型膨脹弁17に接続され
る。
は、継手部材16を介してボックス型膨脹弁17に接続され
る。
次に、エンドプレート13の形状について説明する。
サイドプレート12に隣接する偏平チューブ２の冷媒タ
ンク６（以下サイドタンク18と呼ぶ）において、サイド
タンク18内に流入する冷媒圧に対して発生する応力分布
を実験により調べた結果、従来のエンドプレート106の
形状では、第８図に示すごとく、Ａ部、およびＢ部に応
力集中が生じる。
ンク６（以下サイドタンク18と呼ぶ）において、サイド
タンク18内に流入する冷媒圧に対して発生する応力分布
を実験により調べた結果、従来のエンドプレート106の
形状では、第８図に示すごとく、Ａ部、およびＢ部に応
力集中が生じる。
このことから、エンドプレート13の後述する各寸法と
発生応力との関係を実験に基づいて求め、エンドプレー
ト13の形状を決定する。
発生応力との関係を実験に基づいて求め、エンドプレー
ト13の形状を決定する。
まず、第１図に示すごとく、エンドプレート13の長手
方向の断面において、エンドプレート13の盆状部3aと接
合用フランジ部８との境界湾曲半径をR1、盆状部3aの湾
曲面半径をR2、盆状部3aの深さをｈとした場合に、各寸
法R1、R2、ｈの値の変化とそれに対するＡ部、およびＢ
部の発生応力の大きさを第５図、第６図、および第７図
のグラフに示す。
方向の断面において、エンドプレート13の盆状部3aと接
合用フランジ部８との境界湾曲半径をR1、盆状部3aの湾
曲面半径をR2、盆状部3aの深さをｈとした場合に、各寸
法R1、R2、ｈの値の変化とそれに対するＡ部、およびＢ
部の発生応力の大きさを第５図、第６図、および第７図
のグラフに示す。
第５図に示したR1寸法と発生応力との関係では、R1寸
法が小さくなるに従って発生応力も小さくなる。第６図
に示したR2寸法と発生応力との関係では、R2寸法が大き
くなるに従って発生応力が小さくなる。第７図に示した
ｈ寸法と発生応力との関係では、サイドタンク18の長手
方向の長さをＬとした時に、L/5〜L/2の間で発生応力が
小さくなる。ｈ寸法がL/2の時には、エンドプレート13
の盆状部3aが半球状となり、発生応力は最小値を示す。
法が小さくなるに従って発生応力も小さくなる。第６図
に示したR2寸法と発生応力との関係では、R2寸法が大き
くなるに従って発生応力が小さくなる。第７図に示した
ｈ寸法と発生応力との関係では、サイドタンク18の長手
方向の長さをＬとした時に、L/5〜L/2の間で発生応力が
小さくなる。ｈ寸法がL/2の時には、エンドプレート13
の盆状部3aが半球状となり、発生応力は最小値を示す。
なお、サイドプレート12に隣接する偏平チューブ２の
接合面からサイドプレート12の内面までの距離をＨとし
た場合に、盆状部3aの深さｈがＨ寸法より大きくなる
と、サイドタンク18が最も外側に配設されたコルゲート
フィン11より飛び出してしまうため、冷媒蒸発器１のろ
う付け組み立ての際に、治具による仮組み立てが困難に
なる。また、コルゲートフィン11より飛び出してしまう
ことから、外部圧力を受け易くなる。これらのことか
ら、ｈ寸法はＨ寸法以下であるとする。
接合面からサイドプレート12の内面までの距離をＨとし
た場合に、盆状部3aの深さｈがＨ寸法より大きくなる
と、サイドタンク18が最も外側に配設されたコルゲート
フィン11より飛び出してしまうため、冷媒蒸発器１のろ
う付け組み立ての際に、治具による仮組み立てが困難に
なる。また、コルゲートフィン11より飛び出してしまう
ことから、外部圧力を受け易くなる。これらのことか
ら、ｈ寸法はＨ寸法以下であるとする。
上記の実験結果に基づき、R1寸法をエンドプレート13
の形成上の最小値に設け、ｈ寸法をL/5〜L/2の間で、且
つ、Ｈ寸法以下となるように設け、R2寸法をR1寸法とｈ
寸法の制約内で取り得る最大値に設けてエンドプレート
13の形状を決定する。
の形成上の最小値に設け、ｈ寸法をL/5〜L/2の間で、且
つ、Ｈ寸法以下となるように設け、R2寸法をR1寸法とｈ
寸法の制約内で取り得る最大値に設けてエンドプレート
13の形状を決定する。
上記のごとく構造を備えた積層型冷媒蒸発器１の組み
立て方法は、各コアプレート３の両表面、およびサイド
プレート12にあらかじめろう材をクラッドさせておき、
コルゲートフィン11、継手部材16も含めて、第２図に示
した状態に積層状に重ね合わせ、または嵌め合わせて冷
媒蒸発器１の仮組み立てを行う。この状態を治具を用い
て締結固定させたうえ、ろう付け炉内にて、ろう材の溶
融温度にまで加熱することによってろう付け組み立てが
完了する。
立て方法は、各コアプレート３の両表面、およびサイド
プレート12にあらかじめろう材をクラッドさせておき、
コルゲートフィン11、継手部材16も含めて、第２図に示
した状態に積層状に重ね合わせ、または嵌め合わせて冷
媒蒸発器１の仮組み立てを行う。この状態を治具を用い
て締結固定させたうえ、ろう付け炉内にて、ろう材の溶
融温度にまで加熱することによってろう付け組み立てが
完了する。
上述したごとく、エンドプレート13の各寸法を実験に
基づいて求めた最も望ましい範囲の値に設定してエンド
プレート13の形状を決定したことにより、エンドプレー
ト13にかかる冷媒の荷重を小さくすることができる。そ
の結果、冷媒の荷重に対して、サイドタンク18のＡ部、
およびＢ部に発生する応力の大きさを小さくすることが
できる。
基づいて求めた最も望ましい範囲の値に設定してエンド
プレート13の形状を決定したことにより、エンドプレー
ト13にかかる冷媒の荷重を小さくすることができる。そ
の結果、冷媒の荷重に対して、サイドタンク18のＡ部、
およびＢ部に発生する応力の大きさを小さくすることが
できる。
この様なことから、エンドプレート13の耐圧強度を向
上させ、エンドプレート13の板厚を薄くしても、従来の
エンドプレート13と同程度の耐圧強度を得ることができ
る（実験によると板厚を約25％に薄くしても、同程度の
耐圧強度を得ることができる）。そして、エンドプレー
ト13の板厚を薄くすることで、積層型熱交換器１を軽量
化することができる。
上させ、エンドプレート13の板厚を薄くしても、従来の
エンドプレート13と同程度の耐圧強度を得ることができ
る（実験によると板厚を約25％に薄くしても、同程度の
耐圧強度を得ることができる）。そして、エンドプレー
ト13の板厚を薄くすることで、積層型熱交換器１を軽量
化することができる。
なお、サイドプレート12の形状は、第１図に示すごと
く、エンドプレート13に沿った形状（図示一点鎖線）で
も、直線的な形状（図示実線）でも良い。
く、エンドプレート13に沿った形状（図示一点鎖線）で
も、直線的な形状（図示実線）でも良い。
本実施例では、冷媒流入用配管14と冷媒流出用配管15
とを冷媒蒸発器１の略中央に配設した場合を例示した
が、コア10のどちらか一方の端部に配設し、他方の端部
に本実施例のエンドプレート13を形成しても良い。
とを冷媒蒸発器１の略中央に配設した場合を例示した
が、コア10のどちらか一方の端部に配設し、他方の端部
に本実施例のエンドプレート13を形成しても良い。
また、偏平チューブ２に構成される冷媒タンク６を、
冷媒蒸発器１の上部側（第２図上側）に隣接して配設さ
れる場合を例示したが、冷媒蒸発器１の上部側と下部側
とに分けて配設しても良い。
冷媒蒸発器１の上部側（第２図上側）に隣接して配設さ
れる場合を例示したが、冷媒蒸発器１の上部側と下部側
とに分けて配設しても良い。
本発明の積層型熱交換器を冷媒蒸発器として説明した
が、空気調和装置の冷媒凝縮器、温水式のヒータコア、
あるいはラジエター等に用いてもよい。
が、空気調和装置の冷媒凝縮器、温水式のヒータコア、
あるいはラジエター等に用いてもよい。
第１図は本発明の積層型冷媒蒸発器のサイドタンク部の
拡大断面図、第２図は積層型冷媒蒸発器の正面図、第３
図は積層型冷媒蒸発器を構成する偏平チューブの断面
図、第４図は偏平チューブを構成するコアプレートの正
面図、第５図はR1寸法と発生応力との関係を示したグラ
フ、第６図はR2寸法と発生応力との関係を示したグラ
フ、第７図はｈ寸法と発生応力との関係を示したグラ
フ、第８図は従来の積層型冷媒蒸発器の要部断面図であ
る。 図中 １……積層型冷媒蒸発器、２……偏平チューブ、
３……コアプレート、3a……盆状部、3b……板状部、５
……冷媒通路（熱交換通路）、６……冷媒タンク（伝熱
媒体用タンク）、８……接合用フランジ部、10……コ
ア、11……コルゲートフィン、12……サイドプレート、
13……エンドプレート、18……サイドタンク
拡大断面図、第２図は積層型冷媒蒸発器の正面図、第３
図は積層型冷媒蒸発器を構成する偏平チューブの断面
図、第４図は偏平チューブを構成するコアプレートの正
面図、第５図はR1寸法と発生応力との関係を示したグラ
フ、第６図はR2寸法と発生応力との関係を示したグラ
フ、第７図はｈ寸法と発生応力との関係を示したグラ
フ、第８図は従来の積層型冷媒蒸発器の要部断面図であ
る。 図中 １……積層型冷媒蒸発器、２……偏平チューブ、
３……コアプレート、3a……盆状部、3b……板状部、５
……冷媒通路（熱交換通路）、６……冷媒タンク（伝熱
媒体用タンク）、８……接合用フランジ部、10……コ
ア、11……コルゲートフィン、12……サイドプレート、
13……エンドプレート、18……サイドタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 首藤 正俊 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−184394（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−173097（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−31371（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】伝熱媒体用タンクを構成する盆状部、熱交
換通路を構成する板状部、前記盆状部および前記板状部
の外縁に形成される接合用フランジ部を備えるコアプレ
ートを２枚向い合せて接合してなる偏平チューブを多数
積層したコアと、 該コアの端部に取付けられるサイドプレートと、 前記熱交換通路の各間、および前記熱交換通路と前記サ
イドプレートとの間に設けられたフィンとを備える積層
型熱交換器において、 前記サイドプレートに隣接する前記コアプレートは、 前記盆状部と前記接合用フランジ部との境界湾曲半径R1
が、前記コアプレートの形成上の最小値に設けられ、 前記盆状部の深さｈが、前記伝熱媒体用タンクの長手方
向の長さをＬとした時、L/5〜L/2の間で、且つ、前記サ
イドプレートに隣接する前記偏平チューブの接合面から
前記サイドプレートの内面まで距離Ｈ以下となるように
設けられ、 前記盆状部の湾曲面半径R2が、前記制約内で取り得る最
大値に設けられたことを特徴とする積層型熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21366387A JP2560340B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 積層型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21366387A JP2560340B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 積層型熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6457091A JPS6457091A (en) | 1989-03-03 |
| JP2560340B2 true JP2560340B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=16642897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21366387A Expired - Lifetime JP2560340B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 積層型熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560340B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2788116B1 (fr) * | 1998-12-30 | 2001-05-18 | Valeo Climatisation | Dispositif de chauffage, ventilation et/ou climatisation comportant une boucle thermique equipee d'un evaporateur |
| DE60115565T2 (de) * | 2000-09-22 | 2006-08-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Wärmetauscher |
| JP2005337573A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Sanden Corp | 熱交換器 |
-
1987
- 1987-08-27 JP JP21366387A patent/JP2560340B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6457091A (en) | 1989-03-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4971145A (en) | Heat exchanger header | |
| JP4122578B2 (ja) | 熱交換器 | |
| US5411079A (en) | Heat exchanger and method for manufacturing the same | |
| JP2792405B2 (ja) | 熱交換器 | |
| US9593889B2 (en) | Heat exchanger construction | |
| JPS6227353B2 (ja) | ||
| JP3812487B2 (ja) | 熱交換器 | |
| JPH0571876B2 (ja) | ||
| US5373895A (en) | Heat exchanger | |
| JP4682494B2 (ja) | 熱交換器 | |
| JP2560340B2 (ja) | 積層型熱交換器 | |
| JP2003106790A (ja) | 排気熱交換器 | |
| JP3403544B2 (ja) | 熱交換器 | |
| JP2003097890A (ja) | オイルクーラ | |
| JPH09138084A (ja) | 熱交換器 | |
| JP2007163041A (ja) | 熱交換器 | |
| JP2536294B2 (ja) | 積層型熱交換器 | |
| JPS59173693A (ja) | 熱交換器 | |
| EP1331462A2 (en) | Automotive heat exchanger | |
| JP2540836B2 (ja) | 積層型熱交換器 | |
| JP2002181480A (ja) | 熱交換器 | |
| JPH02247498A (ja) | 熱交換器 | |
| JPH11337292A (ja) | 熱交換器 | |
| JPH06159969A (ja) | 積層型凝縮器 | |
| JPH11211382A (ja) | 熱交換器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |