JP2559846Y2 - 積層磁器電子部品 - Google Patents

積層磁器電子部品

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JP2559846Y2 JP1990109287U JP10928790U JP2559846Y2 JP 2559846 Y2 JP2559846 Y2 JP 2559846Y2 JP 1990109287 U JP1990109287 U JP 1990109287U JP 10928790 U JP10928790 U JP 10928790U JP 2559846 Y2 JP2559846 Y2 JP 2559846Y2
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高哉 石垣
章 沢崎
昭一 岩谷
拓 原田
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、小形直流電動機の火花消去等に用いられる
積層磁器コンデンサ,バリスタ,サーミスタ等の積層磁
器電子部品に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の積層磁器電子部品1を第10図に示す。
この電子部品1は、実願昭60−132047号公報で開示さ
れたもので、円板状の磁器基板2の周面に等分に被着形
成された複数(本例では3つ)の電極引出端子3(3a乃
至3c)と、厚み方向に所定間隔d1を設けて前記磁器基板
2内部に積層して前記電極引出端子3に導通接続された
複数(本例では4つ)の電極層4(4a乃至4d)とを備え
るものである。また本部品1の中心部に厚み方向に貫通
する貫通孔5を設け、小形直流電動機の回転軸等に取り
付け可能としている。
この電極層4には、第11図(a)乃至(d)の電極パ
ターン図に示すように、3種類のパターンP1乃至P3があ
る。同図(a)に示す電極層4aと同図(d)に示す電極
層4dとは同一のパターンP1であるが、他の同図(b),
(c)に示す電極層4b,4cは、それぞれ異なるパターンP
2,P3となっている。すなわち、電極層4のパターンP1乃
至P3は、電極引出端子3の数だけ必要としている。
またこの電子部品1を積層磁器コンデンサとして用い
た場合は、第12図に模式的に示すように各電極層4間の
磁器基板2a乃至2cの取得容量をC1とすると、端子3a,3c
間の等価回路は、第6図に示すようになり端子3a,3c間
の取得容量はC1となる。端子3b,3c間及び端子3a,3b間の
等価回路は、第7図に示すようになり、その合成取得容
量は3/2C1となる。
またこの電子部品1をバリスタとして用いた場合は、
各電極層4間の磁器基板2a乃至2dの抵抗値をR1とする
と、端子3a,3c間の等価回路は、第8図に示すようにな
り端子3a,3c間の抵抗値はR1となる。端子3b,3c間及び端
子3a,3b間の等価回路は、第9図に示すようになり、そ
の合成抵抗値は2/3R1となる。
(考案が解決しようとする課題) 上述したように従来例の積層磁器電子部品1は、電極
引出端子の数と同数の電極層のパターンが必要であるた
め、製造工程が複雑となるという問題があった。
また隣り合う端子間でコンデンサの場合は取得容量又
はバリスタの場合は抵抗が異なるため、同じ値とするた
めには更に部品を付加する必要があり、コスト高となる
という問題があった。
そこで本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、隣り合う端子間で同一の特性が得られ、しかも製造
工程を簡素化した積層磁器電子部品を提供することを目
的とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、円板状の磁器基
板の周側面に等分に被着形成された複数の電極引出端子
と、厚み方向に所定間隔を設けて前記磁器基板内部に積
層して前記電極引出端子に接続された複数の電極層とを
備える積層磁器電子部品において、前記複数の電極層
は、互いに対称関係にある2種の電極パターンが交互に
積層されて成るものであり、各電極パターンは、電極が
同一層内で前記電極引出端子の数と同数の同一形状に分
割されるとともに、この分割された電極が前記各電極引
出端子にそれぞれ接続可能なパターンとなっいることを
特徴とするものである。
(作用) 上記構成の積層磁器電子部品の作用を説明する。
この電子部品の電極層の電極パターンは、電極引出端
子の数(極数)に関わらず、互いに対称関係にある2種
のパターンしか用いないので、製造工程が簡素化でき
る。また、同一層内において、電極を電極引出端子の数
(極数)と同数の同一形状に分割し、この分割された電
極を各電極引出端子にそれぞれ接続しているので、各電
極引出端子間(極間)の特性は同一になる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面を参照して詳述する。
第1図は本考案の第1の実施例の積層磁器電子部品10
の一部欠損斜視図を示すものである。
本電子部品10は、円板状の磁器基板12の周面に等分に
被着形成された複数(本例では3つ)の電極引出端子13
(13a乃至13c)と、厚み方向に所定間隔d10を設けて前
記磁器基板12内部に積層して前記電極引出端子13に導通
接続された複数(本例では4つ)の電極層14(14a乃至1
4d)とを備えるものである。また本部品10の中心部に厚
み方向に貫通する貫通孔15を設け、小形直流電動機の回
転軸等に取り付け可能としている。
第2図(a)乃至(d)は前記各電極層14a乃至14dの
それぞれの電極パターン図である。同図(a)乃至
(d)中、A−Aは、第1図における破断線を示す。
同図(a)に示す電極層14aと同図(c)に示す電極
層14cとは同一の電極パターンP10としている。このパタ
ーンP10は、ワッシャ状のものを所定ギャップG10を設け
て電極引出端子13の数(3つ)と同数の同一形状に分割
された小パターンp10より構成されているものである。
各小パターンP10は、電極引出端子13に接続するために
一部外周方向に突出した形状の接続部p11を設けてい
る。
同図(b)に示す電極層14bと同図(d)に示す電極
層14dとは同一の電極パターンP10′とし、しかも同図
(a),(c)に示す電極パターンP10とは互いに対称
関係にあるものである。また互いに対称関係にある電極
パターンP10,P10′の電極層14は、第1図に示すように
交互に磁器基板12内部に積層している。
このように構成された上記第1の実施例電子部品10に
よれば、この部品10をコンデンサとして用いた場合は、
第3図に示すように各電極層14間の磁器基板12a乃至12c
の取得容量をC10とすると、隣り合う各端子13a乃至13c
間の等価回路は、第7図に示すようになりその合成取得
容量は、3/2C10となる。同様にバリスタとして用いた場
合は、各電極層14間の磁器基板12a乃至12cの抵抗値をR
10とすると隣り合う各端子13a乃至13c間の等価回路は、
第9図に示すようになりその合成抵抗値は、2/3R10とな
る。このように簡単な構造で電極引出端子の数や電極層
の数に因らず隣り合う端子間で同一特性を得ることがで
きる。
また磁器基板12は、通常未焼成磁器層,電極層14の順
に積層した後に焼成して得るが、電極層の14の電極パタ
ーンが2種類しかないため、製造工程が簡略化できる。
更に電極引出端子13は、磁器基板12の外周面に被着形
成するようにしているので、外側より容易に形成が可能
である。
第4図(a)及び同図(b)は第1の実施例電子部品
10の他の例の電極パターンP20,P20′を示すものであ
る。
この電極パターンP20,P20′は、第1の実施例電子部
品10の電極パターンP10,P10′とは主に小パターンp20,p
20′の接続部p21,p21′が異なる。また電極パターンP20
と電極パターンP20′とは互いに対称関係にある。
この接続部p21,p21′は隣りの小パターンp20,p20′側
に突出した形状とし、その突出した接続部p21,p21′に
対して所定ギャップG10を設けるように小パターンp20,p
20′の端部に切欠p22,p22′を設けている。
電極層をこのように構成された電極パターンとするこ
とにより、第1の実施例電子部品10と比較して隣り合う
端子間の取得容量等の値は低下するものの特性の均一化
が図れる。
第5図(a)乃至(f)は本考案の第2の実施例の積
層磁器電子部品の電極層34a乃至34fのそれぞれの電極パ
ターン図である。
この電子部品は、電極引出端子33の数を5つ(33a乃
至33e)としたもので、第1の実施例電子部品10との主
な相違点は、電極引出端子33と電極層34にある。他の機
能が同一のものには、同一の符号を付して説明する。
前記電極引出端子33は、磁器基板12の外周面に第1の
実施例電子部品10と同様に5つの端子33a乃至33eを等分
に被着形成している。
また前記電極層34は、同図(a),(c),(e)に
それぞれ示す電極層34a,34c,34eは、同一の電極パター
ンP30としている。このパターンP30は、ワッシャ状のも
のを所定ギャップG20を設けて電極引出端子33の数(5
つ)と同数の同一形状に分割された小パターンp30より
構成されているものである。各小パターンp30は第1の
実施例電子部品10と同様に接続部p31を設けている。同
図(b),(d),(f)にそれぞれ示す電極層34b,34
d,34fは、同一の電極パターンP30′とし、しかも同図
(a),(c),(e)に示す電極パターンP30とは互
いに対称関係にあるものである。また互いに対称関係に
ある電極パターンP30,P30′の電極層34は、第1の実施
例電子部品10と同様に交互に磁器基板内部に積層してい
る。
このように構成された上記第2の実施例電子部品によ
れば、端子数を増加しても第1の実施例電子部品10と同
様の効果が得られる。
尚本考案は上記各実施例に限定されるものではなく、
その要旨を変更しない範囲内で種々に変形実施できる。
例えば第2の実施例電子部品の電極パターンの接続部p3
1,p31′を第4図(a),(b)に示すようにしてもよ
い。
[考案の効果] 以上詳述した本考案によれば、同一電極層内におい
て、電極を電極引出端子の数(極数)と同数の同一形状
に分割しているので、各電極引出端子間(極間)で同一
の特性が得られる。また、電極引出端子の数(極数)に
関わらず、製造工程を簡素化した積層磁器電子部品を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の積層磁器電子部品の一
部欠損斜視図、第2図(a)乃至(d)はこの電子部品
の各電極層の電極パターン図、第3図はこの電子部品の
内部構成を示す模式図、第4図(a),(b)は第2図
(a)乃至(d)に示す第1の実施例電子部品の他の例
を示す電極パターン図、第5図(a)乃至(f)は本考
案の第2の実施例の積層磁器電子部品の電極層のそれぞ
れの電極パターン図、第6図乃至第9図は等価回路図、
第10図は従来例の積層磁器電子部品の一部欠損斜視図、
第11図(a)乃至(d)はこの電子部品の各電極層の電
極パターン図、第12図はこの電子部品の内部構成を示す
模式図である。 12…磁器基板、10…積層磁器電子部品、13(13a乃至13
c),33(33a乃至33e)…電極引出端子、14(14a乃至14
d),34(34a乃至34f)…電極層、P10,P10′,P20,P20′,
P30,P30′…電極パターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 原田 拓 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−40817(JP,U) 実公 昭57−7194(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状の磁器基板の周側面に等分に被着形
    成された複数の電極引出端子と、厚み方向に所定間隔を
    設けて前記磁器基板内部に積層して前記電極引出端子に
    接続された複数の電極層とを備える積層磁器電子部品に
    おいて、 前記複数の電極層は、互いに対称関係にある2種の電極
    パターンが交互に積層されて成るものであり、各電極パ
    ターンは、電極が同一層内で前記電極引出端子の数と同
    数の同一形状に分割されるとともに、この分割された電
    極が前記各電極引出端子にそれぞれ接続可能なパターン
    となっていることを特徴とする積層磁器電子部品。
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