JP2559801Y2 - 額縁の卓上支持脚 - Google Patents

額縁の卓上支持脚

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JP2559801Y2
JP2559801Y2 JP1370092U JP1370092U JP2559801Y2 JP 2559801 Y2 JP2559801 Y2 JP 2559801Y2 JP 1370092 U JP1370092 U JP 1370092U JP 1370092 U JP1370092 U JP 1370092U JP 2559801 Y2 JP2559801 Y2 JP 2559801Y2
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JP
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leg
frame
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dovetail groove
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Inventor
俊幸 狩野
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オリジン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、額縁を卓上において
後ろ傾斜に立てるために、その後ろで支える額縁の卓上
支持脚に関する。
【0002】
【従来の技術】額縁は、一般的に壁に掛けて置かれる
が、卓上において、後ろ傾斜に立てて置かれることもあ
り、その場合には、支えのために支持脚が用いられる。
この種の支持脚としては、実公昭62−540号公報を
挙げることができる。これは、裏板支え形であるが、下
部フレームの蟻溝に先端部を掛止する伏せ形のものも開
発されている。
【0003】同公報に見られるように、裏板支え形の支
持脚は、額縁の裏板に対する取付部と、支えとなる脚足
部とをヒンジ部により揺動可能に一体成形されているた
めに、裏板に対する取付けのために、それに取付孔を設
ける必要があり、しかも、加締めやビス止め手段を要す
る等、取付けが面倒であるばかりでなく、その位置が限
定されるが、伏せ形であると、このような欠点が解消さ
れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、伏せ形の支持
脚によれば、フレームの蟻溝を二点で転倒不能に支持す
るものであるから、二点の支持点を有する必要があり、
この二点が上下の隔たりによって形成されるものであ
り、しかも、挿入が可能である必要があるから、殊に、
先端部が非常に複雑な屈折形状となり、挿入操作につい
ても上下に遣り繰りする面倒な作業となり、また、蟻溝
に対して抜ける安易な係合状態において取り付けられる
ため、額縁を持ち上げる等して動かすと、安易に脱落す
るという構造上避け難い問題かあった。
【0005】構造の複雑性については、裏板支え形、伏
せ形のいずれの場合も、どうしても嵩張る形状となるた
めに、運搬や保管に不便であり、また、額縁とセットに
して包装するにしても不体裁となる問題がぁった。
【0006】この考案は、上記のような実情に鑑みて、
額縁の下部フレームの蟻溝に掛止する伏せ形であって、
取付け、取外しが容易であり、しかも、決して脱落しな
い安定した取付け状態が得られ、また、嵩張らないコン
パクトな形態である額縁の卓上支持脚を提供することを
目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案は、二枚合わせの上部脚と下部脚とを鋏
状に擦り合わせて開閉できるように、基端部において軸
着し、上部脚と下部脚との先端部を、開いた単独では額
縁のフレームの蟻溝に挿入可能であるけれども、重ね合
わせにおいては挿入不能である厚みに形成し、且つ、そ
の両先端部には、蟻溝の開口突条に重ね合わせにおいて
脱出不能に引っ掛かる掛止溝を形成し、両掛止溝の少な
くとも一方を、前記重ね合わせのために閉じながら開口
突条に掛止できるように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、開いた状態において、上
部脚と下部脚との両方の先端部をフレームの蟻溝に差込
むことが可能であるから、額縁に取り付けるときには、
開いた状態で蟻溝に差し込み、閉じることによって両方
の掛止溝を蟻溝の開口突条に掛けた状態に合致させる。
【0009】従って、上部脚と下部脚とを嵩張る屈折形
状にする必要がなく、構造が簡単であり、それが閉じた
状態においては、上部脚と下部脚とが重なり合って非常
にコンパクトな形態となる。
【0010】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】額縁の卓上支持脚Sは、額縁Gの下部フレ
ームFに掛ける伏せ形であって、上部脚1と下部脚3と
の二枚合わせの組合せからなっており、それぞれ弾性変
形しやすく、プラスチックにより成形され、基端部で軸
着されている。しかし、一体成形も可能である。
【0012】上部脚1と下部脚3とは、ほゞ同形の尺状
形態であって、基端に軸着部5,7が円板型に形成され
る。両方の先端部については、フレームFの蟻溝4に単
独では挿入できるように、その開口幅Wよりも小さい厚
みa,bであるが、合わせた厚みでは挿入不能となって
いる。そして、合わせた厚みにおいて、蟻溝4に脱出不
能に掛かるように、上部脚1の先端部上面に、蟻溝4の
上部開口突条10が掛かる掛止溝6を、また、下部脚3
の先端部には、下部開口突条12が掛かる掛止溝8をそ
れぞれ形成してある。
【0013】軸着部5,7は、その中心を中心に擦合せ
に回転するように構成され、上部脚1の裏面に軸9を突
設し、下部脚3にはその軸9が嵌まる軸孔11が設けら
れる。また、軸9の脱出を止めるために、軸9の先端部
に上部脚1の長手方向に対して直角方向に突設する掛止
片13,13を突設し、その挿入のために、軸孔11に
は、その掛止片13,13が抜ける切欠き15,15が
下部脚3の長手方向に形成される。
【0014】掛止片13,13と切欠き15,15との
方向性から、上部脚1と下部脚3とを組み合わせるに
は、互いに直角に合わせて、軸9を軸孔11に挿入して
から、上部脚1と下部脚3とを同方向に重ね合わせる。
そうすると、軸9の掛止片13,13と軸孔11の切欠
き15,15とが位相を異にするために、軸9が脱出不
能となる。そして、上部脚1と下部脚3とは、使用上に
おける開閉いずれの場合も、ほゞ同方向であるので、そ
の組合せが安定して保持される。
【0015】下部脚3の軸着部7の裏面には、軸9の掛
止片13,13を突出させないために、軸孔11の周縁
部に掛止片13,13が回動する開拡凹部17を設けて
ある。また、その軸着部7の裏面には、卓上における摩
擦抵抗を多くするために、粗面19を幅広く形成してあ
る。
【0016】上部脚1と下部脚3とは、このようにして
軸9を中心に鋏の如く面合わせに開閉するようになって
いる。下部脚3の掛止溝8は、この軸9を中心とする円
弧形に形成するとともに、蟻溝4の下部開口突条12の
厚みよりも可なり幅広く形成してある。しかし、上部脚
1の掛止溝6は、上部開口突条10の厚みよりも少しだ
け幅広く真っ直ぐに形成される。
【0017】掛止溝6,8を上記のように形成したか
ら、上部脚1については、フレームFに直角に掛かり、
下部脚3については、角度を変えて掛かる融通性があ
る。そこで、この実施例においては、次のような取付け
手順となる。
【0018】図1に示すように、鋏を開いたように上部
脚1と下部脚3を開いた状態において、まず、上部脚1
の先端部を蟻溝4に挿入して、その掛止溝6を上部開口
突条10に掛けながら、下部脚3の先端角部を蟻溝4に
掛け(矢印P1,P2)、その状態で上部脚1と下部脚3
とを閉じ(矢印P3)、上部脚1と下部脚3とを一枚板
状に合致させる(図2)。
【0019】この際に、片手の操作により、上部脚1と
下部脚3とに同じ閉じる力が加わるが、上部脚1が直角
不動であるから、下部脚3のみが閉じる動作をなし、そ
の動作で先端部が蟻溝4に突っ込まれる。突っ込まれる
ときには、全体的に弾性変形したり、幾らか横に傾いた
りして、下部脚3の掛止溝8が下部開口突条12に引っ
掛かる。それからはその突条12と係合しながら摺動す
ることによって、上部脚1の挿入位置においてそれに下
部脚3が重なり、取付けが完了する(図2)。
【0020】従って、上部脚1の挿入位置が取付け位置
となり、取付け位置を確定しやすい。なお、下部脚3を
出来るだけ水平に保って蟻溝4に突っ込み易くするため
に、上部脚1が弾性変形するように、その上部脚1につ
いては、基端部に行くにつれて厚みを小さくしてある。
【0021】上記の実施例とは違って、両方の掛止溝
6,8が開口突条10,12に対して摺動可能な同一の
円弧形状に形成すれば、上部脚1と下部脚3とをフレー
ムFに対して同一角度の開き体勢で閉じることによっ
て、同時に開口突条10,12に掛けることになるの
で、開きの中央が取付け位置となる。
【0022】いずれにしても、取付け状態において、上
部脚1と下部脚3とが開くことはあり得ないから、額縁
Gを激しく動かしても決して脱落したり、垂れ下がった
りすることはなく、手で開くことによってのみ取外しが
可能であり、これも片手で容易になし得る。
【0023】軸着については、上記のように、上部脚1
に軸9を一体に形成する場合の他に、ビス止め、加締め
等の手段がある。また、上部脚1と下部脚3との一体成
形によりその両基端に薄いヒンジ部を形成する方法を挙
げることもできる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、次のような優れた効果がある。
【0025】1)上部脚と下部脚とを開いてその先端を
フレームの蟻溝に挿入しながら、単に閉じるだけで取付
けが完了し、逆に、開くだけで取り外すことができるか
ら、支持脚の取付け、取外しが非常に簡単であり、その
作業性が良好である。
【0026】2)取り付けた状態においては、上下の掛
止溝で蟻溝の開口突条に引っ掛かっており、しかも、先
端部の厚みが開口幅よりも大きいために、額縁を持ち上
げたりして動かしても決して抜けたり、垂れ下がったり
することがなく、安定した取付け状態を保持する。
【0027】3)上部脚と下部脚との二つ合わせのコン
パクトな形態であるから、複雑に曲がる形状の場合に比
して、体裁が良好であることはもとより、嵩張らないた
めに、多数の運搬や保管に有利であり、また、額縁とセ
ットにして体裁良く包装しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】額縁との関係において、取り付け手順を示す斜
視図である。
【図2】取り付けた使用状態を示す縦断面図である。
【図3】上部脚の裏面図である。
【図4】下部脚の裏面図である。
【符号の説明】
F フレーム G 額縁 S 額縁の卓上支持脚 1 上部脚 3 下部脚 4 蟻溝 6,8 掛止溝 10,12 開口突条 a,b 厚み

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚合わせの上部脚と下部脚とを鋏状に
    擦り合わせて開閉できるように、基端部において軸着
    し、上部脚と下部脚との先端部を、開いた単独では額縁
    のフレームの蟻溝に挿入可能であるけれども、重ね合わ
    せにおいては挿入不能である厚みに形成し、且つ、その
    両先端部には、蟻溝の開口突条に重ね合わせにおいて脱
    出不能に引っ掛かる掛止溝を形成し、両掛止溝の少なく
    とも一方を、前記重ね合わせのために閉じながら開口突
    条に掛止できるように構成したことを特徴とする額縁の
    卓上支持脚。
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