JP2559743B2

JP2559743B2 - 洗濯組成物

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Publication number: JP2559743B2
Application number: JP62175779A
Authority: JP
Inventors: アン、マクラウド、ロス; デイビッド、フリーマン、カークウッド
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 1986-07-15
Filing date: 1987-07-14
Publication date: 1996-12-04
Anticipated expiration: 2011-12-04
Also published as: EP0253567A1; TR24535A; FI87364C; MX168894B; CA1302196C; DE3766556D1; US4795584A; JPS6392696A; PH24017A; IE871897L; DK167773B1; EP0253567B1; FI873113A0; ATE58914T1; DK369587D0; IE60889B1; DK369587A; GR3001171T3; FI873113A; FI87364B

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、洗濯洗剤組成物に関する。より詳細には、
本発明は、汚れ剥離剤を含有する洗濯洗剤組成物に関す
る。

クリーニング性能に加えて、洗濯洗剤組成物は、望ま
しくは他の利益を有する。１つは、汚れ剥離性を布帛、
特にポリエステル繊維から織られたものに与える能力で
ある。これらの布帛は、大部分、エチレングリコールと
テレフタル酸との共重合体であり、多数の商品名、例え
ばダクロン（Dacron）フォルトレル（Fortrel）、コー
デル（Kodel）およびブルー・シー・ポリエステル（Blu
e C Polyester）で販売されている。ポリエステル布帛
の疎水性は、特に油汚れおよび油しみに関して、それら
の洗濯を困難にさせる。油汚れまたはしみは、布帛を優
先的に「ぬらす」。その結果、油汚れまたはしみは、水
性洗濯法において除去することが困難である。

ランダムエチレンテレフタレート／ポリエチレングリ
コールテレフタレート単位を含有する高分子量（例え
ば、分子量40,000〜50,000）ポリエステルは、洗濯洗剤
組成物において汚れ剥離化合物として使用されている。
例えば、米国特許第3,962,152号明細書および米国特許
第3,959,230号明細書参照。洗濯操作時に、これらの汚
れ剥離ポリエステルは、洗浄液に浸漬された布帛の表面
上に吸着する。次いで、吸着されたポリエステルは、布
帛を洗浄液から除去し乾燥した後に布帛上に残る親水性
膜を形成する。この膜は、汚れ剥離ポリエステルを含有
する洗剤組成物での布帛の爾後洗浄によって更新でき
る。

しかしながら、既知の洗剤処方物の主要な不利は、洗
濯洗浄力の他の領域、特に粘土汚れ洗浄力においてクリ
ーニング性能に悪影響を及ぼすことがあることである。
多分、これは、布帛表面に既に接着されている汚れ上に
付着する重合体の結果であり、それによって洗剤組成物
の他の成分による汚れの可溶化または分散を妨げる。

また、特定の第四級アモニウム界面活性剤を水性洗濯
液に導入することがテレフタレートをベースとする汚れ
剥離重合体の付着を増大し、従って油汚れおよびしみの
優れた除去を与えることができることが既知である（米
国特許第4,132,680号明細書参照）。

第四級アンモニウム界面活性剤は、それら自体、粘土
汚れ洗浄力および再付着防止に対して悪影響を有するこ
とが既知であり、それ故、もしあったら、第四級アンモ
ニウム界面活性剤を加えることは、問題を単に倍加する
だけである。

エチレンオキシテレフタレート対ポリエチレンオキシ
テレフタレート単位の特定の比率および特定の分子量を
有し、かつ好ましくは重合体鎖の両末端においてポリエ
チレングリコール末端基（terminating group）を有す
る或るテレフタレート汚れ剥離重合体は、粘土汚れ洗浄
力および再付着防止に損害なく洗浄力の文脈において優
秀な汚れ剥離性能を与えることが此の度発見された。事
実、低または零ホスフェート洗剤組成物においては、粘
土汚れクリーニング性能は、実際に高められる。更に、
水溶性第四級アンモニウム界面活性剤の配合は、粘土汚
れ洗浄力に損害なく再度驚異的に重合体付着の更なる増
大および改善された汚れ剥離性能を促進する。更に、第
四級アンモニウム（界面活性剤は、陰イオン界面活性剤
成分の存在下における汚れ剥離性能を促進する見地から
有益である。

それ故、本発明の一態様によれば、（ａ）エチレンオ
キシテレフタレート（EO−Ｔ）単位およびポリエチレン
オキシフタレート（PEO−Ｔ）単位（EO−T/PEO−Ｔのモ
ル比約0.5〜約1.5）を含む汚れ剥離重合体〔PEO−Ｔ単
位は分子量約300〜約3000を有するポリエチレンオキシ
ド（PEO）結合単位を含有し、重合体の分子量は約900〜
約9,000の範囲内である〕約0.1〜約25重量％、および
（ｂ）水溶性第四級アンモニウム界面活性剤約0.1％〜
約20％を含むことを特徴とする洗濯洗剤または洗剤添加
剤組成物が提供される。

本発明の組成物は、式を有するエチレンオキシテレフタレート（EO−Ｔ）基、
および式を有するポリエチレンオキシテレフタレート（PEO−
Ｔ）基を含有する汚れ剥離重合体（重合体中のエチレン
オキシテレフタレート対ポリエチレンオキシテレフタレ
ートのモル比は約0.5〜約1.5）約０〜１％〜約25％、好
ましくは約0.2％〜約15％、より好ましくは約0.3％〜約
10％を含有する。ポリエチレンオキシド結合単位の分子
量は、約300〜約3,000の範囲内であり、即ち上記式中の
ｎは約７〜約70の整数である。重合体は、平均分子量90
0〜約9,000を有する。また、重合体は、ランダム重合体
構造によって特徴づけられ、即ちエチレオキシテレフタ
レートとポリエチレンオキシテレフタレートとのすべて
の可能な組み合わせが存在できる。

許容可能な粘土汚れ洗浄力の見地から、重合体の両方
の鎖末端（chain teminating）単位が一般式Ｘ−PEO−
Ｔ（式中、ＸはＨ、Ｃ_１〜４アルキル、Ｃ_１〜４ヒドロ
キシアルキルおよびＣ_１〜４アシルから選ばれる）を有
する単位から独立に選ばれる成分をそれらの少なくとも
約10％、好ましくは少なくとも20％（モル基準）を含む
汚れ剥離重合体が、高度に好ましい。

また、最適の汚れ剥離および粘土汚れクリーニング性
能を達成する見地から、分子量約1,000〜約4,900、好ま
しくは約1,500〜約4,500およびEO−T/PEO−Ｔモル比約
0.6〜約0.95、好ましくは約0.65〜約0.85を有する汚れ
剥離重合体が、本発明で好ましい。一方、PEO分子量
は、好ましくは約1,000〜約2,000、より好ましくは約1,
200〜約1,800である。

EO−Ｔ単位対PEO−Ｔ単位のモル比は、ここで270MHz
陽子NMRによって測定される。比率は、それぞれEO−Ｔ
基およびPEO−Ｔ基に起因するC₆H₄CO₂CH₂メチレン共鳴
の相対ピーク面積に直接由来する。一方、分子量は、こ
こでオストワルド（Ostwald）No.100粘度計を使用して
0.5g/d濃度のクロロホルム中の重合体の溶液の比粘度
を測定することによって求められる。数平均分子量
（Ｍ）は、次式Ｍ＝3.6236×10⁴（Ｎ_sp/c）1.3852 による比粘度（Ｎ_sp）および濃度（Ｃ）に関連する。

また、本発明の組成物は、好ましくは水溶性第四級ア
ンモニウム界面活性剤約0.1％〜約20％、より好ましく
は約0.5％〜約15％、特に約１％〜約５％を含有する。
一般式〔R²（OR³）_ｙ〕〔R⁴（OR³）_ｙ〕₂R⁵N⁺X^- 〔式中、R²はアルキル鎖中に８〜約18個の炭素原子、好
ましくは10〜14個の炭素原子を有するアルキル、アルケ
ニルまたはアルキルベンジル基であり；各R³は−CH₂CH₂
−、−CH₂CH（CH₃）−、−CH₂CH（CH₂OH）−、−CH₂CH₂
CH₂−およびそれらの混合物から選ばれ；各R⁴はC₁〜C₄
アルキル、C₁〜C₄ヒドロキシアルキル、ベンジル、２個
のR⁴基を結合することによって形成された環構造、 −CH₂CHOHCHOHCOR⁶CHOHCH₂OH（式中、R⁶はヘキソースま
たは分子量1000未満を有するヘキソース重合体）、およ
び水素（ｙが０ではない時）から選ばれ;R⁵はR⁴と同じ
であるかアルキル鎖であり、そしてR²＋R⁵の炭素原子の
総数は18以下であり；各ｙは０〜10であり、ｙ値の和は
０〜15であり;Xは相容性陰イオンである〕を有する第四級アンモニウム界面活性剤が、本発明で使
用するのに好ましい。

上記のもののうち、アルキル第四級アンモニウム界面
活性剤、特にR⁵がR⁴と同じ基から選ばれる時の上記式に
記載のモノ長鎖アルキル界面活性剤が、好ましい。最も
好ましい第四級アンモニウム界面活性剤は、アルキルト
リメチルアンモニウム、アルキルジ（ヒドロキシエチ
ル）メチルアンモニウム、アルキルヒドロキシエチルジ
メチルアンモニウムおよびアルキルオキシプロピルトリ
メチルアンモニウム（アルキルはC₈〜C₁₆、好ましくはC
₁₀〜C₁₄）の塩化物、臭化物およびメチル硫酸塩であ
る。上記のもののうち、デシルトリメチルアンモニウム
メチルサルフェート、ラウリルトリメチルアンモニウム
クロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムブロミド
およびココナッツメチルアンモニウムクロリドおよびコ
コナッツトリメチルアンモニウムメチルサルフェート
が、特に好ましい。

他の有用な陽イオン界面活性剤は、米国特許第4,259,
217号明細書に開示されている。

本発明で高度に好ましい水溶性陽イオン界面活性剤
は、例えば表面張力または伝導率によって測定した時に
30℃で蒸留水中で臨界ミセル濃度（CMC）少なくとも200
ppm、好ましくは少なくとも500ppmを有する。例えば、
「水性界面活性剤系の臨界ミセル濃度」、P.ムカージー
およびK.J.マイセルズ、NSRDS−NBS36（1971）参照。

本発明の組成物は、通常の主要洗浄洗濯洗剤組成物の
形態または別個の主要洗浄洗剤組成物と併用する洗濯添
加剤組成物の形態を取ることができる。しかしながら、
いずれの場合にも、好ましい組成物は、通常、陰イオン
界面活性剤または非イオン界面活性剤約１〜約40重量
％、より好ましくは約５〜約25重量％を含有するであろ
う。また、組成物は、他の通常の洗濯洗剤成分、例えば
洗浄力ビルダー、漂白剤などによって補完できる。

好適な合成陰イオン界面活性剤は、C₈〜C₂₂アルキル
ベンゼンスルホン酸、C₈〜C₂₂アルキル硫酸、C₁₀〜C₁₈
アルキルポリエトキシエーテル硫酸、C₈〜C₂₄パラフィ
ンスルホン酸、α−C₁₂〜C₂₄オレフィンスルホン酸、α
−スルホン化C₆〜C₂₀脂肪酸およびそれらのエステル、C
₁₀〜C₁₈アルキルグリセリルエーテルスルホン酸、脂肪
族モノグリセリド硫酸、脂肪酸モノグリセリドスルホン
酸、特にやし油から生成されたもの、C₈〜C₁₂アルキル
フェノールポリエトキシエーテル硫酸、２−アシルオキ
シC₉〜C₂₃アルカン−１−スルホン酸、およびβ−アル
キルオキシC₈〜C₂₀アルカンスルホン酸の水溶性塩であ
る。

特に好適な種類の陰イオン界面活性剤としては、それ
らの分子構造中に炭素数約８〜約22、特に約10〜約20の
アルキルまたはアルカリル基およびスルホン酸エステル
基または硫酸エステル基を有する有機硫酸反応生成物の
水溶性塩、特にアルカリ金属塩、アンモニウム塩および
アルカノールアンモニウム塩が挙げられる（「アルキ
ル」なる用語にはアシル基のアルキル部分が包含され
る）この群の合成洗剤の例は、アルキル硫酸ナトリウムお
よびアルキル硫酸カリウム、特にタローまたはやし油の
グリセリドを還元することによって生成された高級アル
コール（C₈〜C₁₈）を硫酸塩化することによって得られ
るもの、およびアルキル基が直鎖または分枝鎖配置中に
約９〜約15個、特に約11〜約13個の炭素原子を有するア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびアルキルベ
ンゼンスルボン酸カリウム、例えば米国特許第2,220,09
9号明細書および米国特許第2,477,383号明細書に記載の
種類のもの、および直鎖クロロパラフィン（三塩化アル
ミニウム触媒作用使用）または直鎖オレフィン（フッ化
水素触媒作用使用）でのアルキル化によって得られたア
ルキルベンゼンから生成されるものである。アルキル基
の平均が約11.8個の炭素原子である線状直鎖アルキルベ
ンゼンスルホネート（略称Ｃ_11.8LAS）、およびC₁₂〜C
₁₅メチル分枝アルキルサルフェートが、特に価値があ
る。

上記非セッケン陰イオン界面活性剤のアルカン鎖は、
天然物、例えばやし油またはタローから誘導でき、また
は合成的に生成でき、例えばチーグラー法またはオキシ
法を使用して生成できる。水溶性は、アルカリ金属、ア
ンモニウムまたはアルカノールアンモニウム陽イオンを
使用することによって達成できる。ナトリウムが好まし
い。

本発明で好適な脂肪酸セッケンは、アルキル鎖中に約
８〜約24個、好ましくは約10〜約22個、特に16〜約22個
の炭素原子を有する高級脂肪酸の通常のアルカリ金属塩
（ナトリウム塩、カリウム塩）、アンモニウム塩、およ
びアルキロールアンモニウム塩から選択できる。部分中
和形態の脂肪酸も、本発明で使用するのに好適である
（特に液体組成物中）。ナトリウムセッケおよびカリウ
ムセッケンは、油脂の直接ケン化により、または別個の
製法で生成された遊離脂肪酸の中和により生成できる。
タローおよび水素添加魚油から誘導される脂肪酸の混合
物のナトリウム塩およびカリウム塩が、特に有用であ
る。

陰イオン界面活性剤の混合物、特に重量比約5:1から
約1:5、好ましくは約5:1から約1:1、より好ましくは約
5:1から約1.5:1のスルホネート界面活性剤とサルフェー
ト界面活性剤との混合物が、本発明で特に好適である。
アルキル基中に９〜15個、特に11〜13個の炭素原子を有
するアルキルベンゼンスルホネート（陽イオンはアルカ
リ金属、好ましくはナトリウム）と、アルキル基中に10
〜20個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有するアルキ
ルサルフェートまたはアルキル基中に10〜20個、好まし
くは10〜16個の炭素原子および平均エトキシ化度１〜６
を有するエトキシサルフェート（アルカリ金属陽イオ
ン、好ましくはナトリウムを有する）のいずれかとの混
合物が、特に好ましい。

本発明で好適な非イオン界面活性剤は、平均親水性親
油性バランス（HLB）約８〜17、好ましくは約9.5〜13.
5、より好ましくは約10〜約12.5を有する界面活性剤で
ある。

好適な非イオン界面活性剤との例としては、直鎖また
は分枝鎖配置のいずれかに８〜24個の炭素原子を有する
第一級または第二級脂肪族アルコールとアルコール１モ
ル当たり２〜約40コル、好ましくは２〜約９モルのエチ
レンオキシドとの縮合物が挙げられる。好ましくは、脂
肪族アルコールは、９〜18個の炭素原子を有し、脂肪族
アルコール１モル当たり２〜９、望ましくは３〜８モル
のエチレンオキシドでエトキシ化される。好ましい界面
活性剤は、線状である第一級アルコール（例えば、天然
脂肪族から誘導されるエチレンからチーグラー法によっ
て生成されるもの、例えばミリスチルアルコール、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール）、または部分分
枝である第一級アルコール、例えば２−メチル分枝約25
％を有するルテンゾル類（Lutensols）、ドバノール類
（Dobanols）およびネオドール類（Neodols）（ルテン
ゾルはBASFの商品名であり、ドバノールおよびネオドー
ルはシェルの商品名である）、または２−メチル分枝約
50％を有すると理解されるシンペロニック類（Synperon
ics）（シンペロニックはICIの商品名である）、または
リキチミカによって商品名リアル（Lial）で販売されて
いる50％よりも多い分枝鎖構造を有する第一級アルコー
ルから製造される。本発明の範囲内に入る非イオン界面
活性剤の特定例としては、ドバノール45−４、ドバノー
ル45−７、ドバノール45−９、ドバノール91−2.5、ド
バノール91−３、ドバノール91−４、ドバノール91−
６、ドバノール91−８、ドバノール23−6.5、シンペロ
ニック６、シンペロニック14、ココナッツアルコールと
のアルコール１モル当たり平均５〜12モルのエチレンオ
キシドとの縮合物（ココナッツアルキル部分は10〜14個
の炭素原子を有する）、およびタローアルコールとアル
コール１モル当たり平均７〜12モルのエチレンオキシド
との縮合物（タロー部分は本質上16〜22個の炭素原子を
含む）が挙げられる。また、第二級線状アルキルエトキ
シレート、特にアルキル基中に約９〜15個の炭素原子を
有し、かつ１分子当たり約11個まで、特に約３〜９個の
エトキシ残基を有するタージトール（Torgitol）系列の
エトキシレートが、本組成物で好適である。

他の好適な非イオン界面活性剤としては、C₆〜C₁₂ア
ルキルフェノールとエチレンオキシド約３〜30、好まし
くは５〜14モルとの縮合物、およびプロピレンオキシド
とプロピレングリコールとの縮合によって生成された疎
水ベースとエチレンオキシドとを縮合することによって
生成される化合物が挙げられる。このような合成非イオ
ン洗剤は、ワイアンドット・ケミカルズ、コーポレーシ
ョンによって商品名「プルロニック（Pluronic）」で市
販されている。

本発明で使用するのに特に好ましい非イオン界面活性
剤は、アルコール１モル当たり３〜８モルのエチレンオ
キシドを含有するC₉〜C₁₅第一級アルコールエトキシレ
ート、特にアルコール１モル当たり６〜８モルのエチレ
ンオキシドを含有するC₁₂〜C₁₅第一級アルコールであ
る。

本発明の組成物で有用な好適なビルダー塩は、多価無
機型および多価有機型、またはそれらの混合物であるこ
とができる。これらの物質の量は、一般に全洗濯組成物
の約15〜約90重量％、好ましくは約20〜約60重量％であ
る。好適な水溶性無機アルカリ性ビルダー塩の非限定例
としては、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩、リン酸
塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩および重炭酸塩が
挙げられる。

配合できる有機ビルダー／キレート化剤としては、有
機ポリカルボキシレートおよびアミノポリカルボキシレ
ートおよびそれらの塩、有機ホスホネート誘導体、例え
ば米国特許第 3,213,030号明細書、米国特許第 3,433,021号明細書、米国特許第 3,292,121号明細書および米国特許第 2,599,807号明細書に開示のもの、およびカルボン酸ビ
ルダー塩、例えば米国特許第3,308,067号明細書に開示
のものが挙げられる。

好ましいキレート化剤としては、クエン酸、ニトリロ
三酢酸（NTA）およびエチレンジアミン四酢酸（EDT
A）、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸（HEEDT
A）、ニトリロ（トリメチルホスホン酸）（NTMP）、エ
チレンジアミンテトラ（メチレンホスホン酸）（EDTM
P）およびジエチレントリアミンペンタ（メチルンホス
ホン酸）（DETPMP）およびそれらの塩が挙げられる。有
機ビルダーおよび／または有機ビルダーの混合物は、本
発明で使用できる。ビルダーの１つのこのような混合
物、例えばトリポリリン酸ナトリウムとニトリロ三酢酸
三ナトリウムとエタン−１−ヒドロキシ−1,1−ジホス
ホン酸三ナトリウムとの三成分混合物は、加国特許第75
5,038号明細書に開示されている。

上記のように、本発明の価値がある特徴は、低ホスフ
ェートビルダー含量を有するかホスフェートビルダーを
有していない組成物において観察された改善された粘土
汚れ洗浄性能である。従って、本発明の好ましい組成物
は、リン含量約５重量％未満、好ましくは約２重量％未
満を有する。この種の組成物においては、ビルダーは、
好ましくは、陽イオン交換によって機能して溶液から多
価鉱物硬度および重金属イオンを除去するアルミノシリ
ケート型に属する。この種の好ましいビルダーは、式N
_az（AlO₂）_２（SiO₂）ｙ・xH₂O（式中、ｚおよびｙは少
なくとも６の整数であり、ｚ対ｙのモル比は1.0〜約0.5
の範囲内であり、ｘは約15〜約264の整数である）を有
する。この種のビルダー塩を配合した組成物は、英国特
許第1,429,143号明細書、DE−Ａ第2,433,485号明細書お
よびDE−Ａ第2,525,778号明細書の主題を構成する。

本発明の洗濯組成物は、すべての種類の洗剤成分およ
び洗濯成分によって補完できる。

アルカリ金属またはアルカリ土類金属のケイ酸塩も、
存在できる。アルカリ金属ケイ酸塩は、好ましくは全組
成物の約３〜約15重量％である。好適なケイ酸塩固体
は、SiO₂/M₂O（Ｍはアルカリ金属）のモル比約0.5〜約
3.3、より好ましくは約1.0〜約2.0を有する。

また、本発明の洗濯組成物は、漂白成分を含有でき
る。一般に、漂白剤は、無機ペルオキシ塩、過酸化水
素、過酸化水素付加物、および有機ペルオキシ酸および
それらの塩から選ばれる。好適な無機過酸素漂白剤とし
ては、過ホウ酸ナトリウム１水和物および４水和物、過
炭酸ナトリウム、過ケイ酸ナトリウム、尿素過酸化水素
付加物および包接化合物4Na₂SO₄:2H₂O₂:1NaClが挙げら
れる。好適な有機漂白剤としては、ペルオキシラウリン
酸、ペルオキシオクタン酸、ペルオキシノナン酸、ペル
オキシデカン酸、ジペルオキシドデカンジオン酸、ジペ
ルオキシアゼライン酸、モノ−およびジペルオキシフタ
ル酸およびモノ−およびジペルオキシイソフタル酸およ
びそれらの塩（特にマグネシウム塩）が挙げられる。漂
白剤は、一般に全洗濯組成物の約５〜約35重量％、好ま
しくは約10〜約25重量％の量で存在する。本発明で好適
なペルオキシ酸漂白前駆物質は、英国特許第2040983号
明細書に開示されている。過酢酸漂白剤前駆物質、例え
ばテトラアセチルエチレンジアミン、テトラアセチルメ
チレンジアミン、テトラアセチルヘキシレンジアミン、
ｐ−アセトキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラ
アセチルグリコウリル、ペンタアセチルグルコース、オ
クタアセチルラクトース、、ｏ−アセトキシ安息香酸メ
チル3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、3,5,5−トリメチルヘキサノイル
オキシ安息香酸ナトリウム、２−エチルヘキサノイルオ
キシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ノナノイルオキシ
ベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびオクタノイルオキ
シベンゼンスルホン酸ナトリウムが、高度に好ましい。
洗濯洗剤組成物においては、漂白剤前駆物質の量は、一
般に全組成物の約0.5〜約10重量％、好ましくは約１〜
約６重量％である。しかしながら、添加剤組成物におい
ては、漂白剤前駆物質は、好ましくはそれらの約１〜約
50重量％、好ましくは約５〜約35重量％の量で添加され
る。

本組成物の他の任意成分としては、抑泡剤、酵素、ケ
イ光剤、光活性剤、汚れ沈澱防止剤、抗ケーク化剤、顔
料、香料、布帛コンディショニング剤などが挙げられ
る。

抑泡剤は、シリコール、ロウ、植物油、炭化水素油お
よびリン酸エステルの種類の物質によって表わされる。
好適なシリコーン制泡剤としては、分子量約200〜約20
0,000および動粘度約20〜約2,000,000mm²/s、好ましく
は約3000〜約30,000mm²/sを有するポリジメチルシロキ
サン、およびシロキサンと粒径約10mμ〜約20mμおよび
約50m²/gよりも高い比表面積を有する疎水性シラン化
（好ましくはトリメチルシラン化）シリカとの混合物が
挙げられる。好適なロウとしては、融点約65℃〜約100
℃、分子量約4000〜1000および針入度少なくとも６（AS
TM−D 1321によって77℃で測定）を有するミクロクリス
タリンワックス、そしてまたパラフィンロウ、合成ロウ
および天然ロウが挙げられる。好適なリン酸エステルと
しては、モノ−および／またはジ−C₁₆〜C₂₂アルキルま
たはアルケニルリン酸エステル、および１分子当たり６
個までのエトキシ基を含有する対応のモノ−および／ま
たはジアルキルまたはアルケニルエーテルホスフェート
が挙げられる。

本発明で使用するのに好適な酵素としては、米国特許
第3,519,570号明細書および米国特許第3,533,139号明細
書に記載のものが挙げられる。好適なケイ光剤として
は、ブランコホール（Blankophor）MBBH（バイエルAG）
およびチノパール（Tinopal）CBS−ＸおよびEMS（チバ
・ガイギー）が挙げられる。光活性剤は、欧州特許第57
088号明細書に論じられており、高度に好ましい物質は
亜鉛フタロシアニン、トリ−およびテトラ−スルホネー
トである。好適な布帛コンディショニング剤としては、
英国特許第1400898号明細書に開示のようなスメクタイ
ト型粘土およびジC₁₂〜C₂₄アルキルまたはアルケニルア
ミンおよびアンモニウム塩が挙げられる。

本発明で好適な再付着防止／汚れ沈澱防止剤として
は、メチルセルロース、カルボキシチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、お
よびポリカルボン酸が２個以下の炭素原子によって互い
に分離された少なくとも２個のカルボキシル基を含む単
度重合体または共重合体ポリカルボン酸またはそれらの
塩が挙げられる。この種の重合体は、英国特許第1,596,
756号明細書に開示されている。好ましい重合体として
は、無水マレイン酸とエチレン、メチルビニルエーテ
ル、アクリル酸またはメタクリル酸との共重合体または
それらの塩（無水マレイン酸は共重合体の少なくとも約
10モル％、好ましくは少なくとも約20モル％を構成す
る）が挙げられる。これらの重合体は、白色度維持、布
帛灰付着、および遷移金属不純物の存在下における粘
土、タンパク質および酸化性汚れに対するクリーニング
性能を改善するのに価値がある。

本発明の洗濯洗剤および添加剤組成物は、通常の粒
状、粉末状または液体の形態に処方し、詰め、小売する
ことができるが、好ましくは組成物は、水不溶性基体ま
たは単若しくは多区画サッシェと水中放出自在なように
組み合わされた組成物を含む洗濯製品として処方する。
この種の洗濯製品は、洗濯液への汚れ除去重合体の遅い
持続性のある放出（最適の汚れ針および１サイクルクリ
ーニング上の利点を達成するのに有益であるらしい因
子）を与える見地から価値がある。

本発明で使用するのに好ましい洗濯製品は、可撓性水
不溶性シート状材料か形成された基体またはサッシェを
含む。シート状材料は、紙、織布不織布なから作ること
ができる。

水不溶性シートの秤量は、好ましくは約10〜約70g/
m²、より好ましくは約20〜約50g/m²である。本発明で使
用するのに好ましい材料は、開口化不織布である。この
開口化不織布は、一般にウェブまたはカード化繊維構造
を有する（繊維強度はカード化を可能にするのに好適で
ある）か繊維状マットを含む接着的または熱的に結合さ
れた繊維状またはフィラメント状製品〔繊維またはフィ
ラメントはでたらめにまたはランダム列（即ち、繊維の
部分配向がしばしば存在するカード化ウェブ中の繊維列
並びに完全にでたらめ分布配向）で分布されるか実質上
整列されている〕と定義できる。繊維またはフィラメン
トは、天然物（例えば、羊毛、絹、木材パルプ、シュー
ト、アサ、綿、リネン、サイザルアサ、またはラミー）
合成物（例えば、レーヨン、セルロース、エステル、ポ
リビニル誘導体、ポリオレフィン、ポリアミドまたはポ
リエステル）または上記のもののいずれかの混合物であ
ることができる。

一般に、不織布は、空気または水抄造法によって作る
ことができる。この抄造法においては、先ず繊維または
フィラメントを長ストランドから所望の長さに切断し、
水流または気流に通過させ、次いで繊維積載空気または
水が通過するスクリーン上に沈積する。次いで、沈積さ
れた繊維またはフィラメントを一緒に接着的または熱的
に結合し、乾燥硬化し、さもなければ所望に応じて他の
方法で処理して不織布を形成する。しかしながら、スピ
ン結合し、スピンレースし、または溶融物を吹き込んだ
不織布も、好適である。

好ましくは、不織布は、オレイン酸ナトリウムなどの
標準繊維潤滑剤で潤滑されたセルロース繊維、特に再生
セルロースまたはレーヨンから作る。また、不織布は、
好ましくはポリ（エチレンオキシド）フィルムにヒート
シールするのを可能にする含量のポリプロピレンなどの
ポリオレフィンを有する。好ましくは、繊維は、長さが
約４〜約50mm、特に約8mm〜約20mmであり、約１〜約５
デニールである〔デニールはヤーン先取で国際的に認め
られた単位であり、ヤーンの長さ9,000mの重量（ｇ）に
相当する〕。

好ましくは、繊維は、でたらめに、特に実質上でたら
めに少なくとも部分的に配向さ、疎水性または実質上疎
水性の結合剤−樹脂、特に１以上の非イオン自己架橋性
アクリル系重合体で一緒に接着的に結合される。高度に
好ましい態様においては、布は、繊維約75〜約88重量
％、特に約78〜約84重量％および疎水性結合剤−樹脂重
合体約12〜約25重量％、特に約16〜約22重量％を含み、
秤量約10〜約70、好ましくは20〜50g/m²を有する。好適
な疎水性結合剤−樹脂は、アクリル酸エチル樹脂、例え
ばプリマル（Primal）HA24、ロープレックス（Rhople
x）HA8およびHA16（ローム・エンド・ハース・インコー
ポレーテッド製）およびそれらの混合物である。

基体の両面に延出する基体開口部は、通常、パターン
状であり、基体を製造するための繊維の抄造時に形成す
る。例示の開口化不織基体は、米国特許第3,741,724号
明細書、第3,930,086号明細書および第3,750,237号明細
書に開示されている。

本発明で好適な開口化不織基体の例は、坪量約35g/m²
および開口部約17個/cm²を有するロープレックスHA8結
合剤（繊維対結合剤比約77:23）で結合された1.5デニー
ル繊維のポリプロピレン含有再生セルロースシートであ
る。開口部は、形状が一般に楕円形であり、並んだ配置
である。開口部は、緩和状態で測定して幅約0.9mmおよ
び長さ約2.5mmを有する。1.5デニール再生セルロース繊
維とロープレックスHA8とをベースとする別の高度に好
ましい基体は、繊維対結合剤比約82:18、坪量約35g/
m²、および開口部約22個/cm²を有する。この例において
は、開口部は、一般に幅約1.1mmの正方形である。開口
部は、再度、並んだ配置で配置されている。

本発明の基体態様においては、洗濯組成物を組成物対
基体の重量比少なくとも約3:1、好ましくは少なくとも
約5:1で基体上に被覆するか基体中に含浸する。これら
の態様においては、洗濯組成物は、好ましくは組成物の
少なくとも約５重量％、より好ましくは少なくとも約15
重量％の水溶性または水分散性有機結合剤を含有する。
好ましくは、結合剤は、約1,000よりも高い分子量、よ
り好ましくは約4,000よりも高い分子量のポリエチレン
グリコール、C₁₂〜C₁₈脂肪酸およびそれらのエステルお
よびアミド、分子量約40,000〜約700,000のポリビニル
ピロリドン、およびエチレンオキシド約14〜約100モル
でエトキシ化されたC₁₄〜C₂₄脂肪酸アルコールから選ば
れる。

粒状または粉末状の本発明の洗濯組成物は、好ましく
は、陰イオン界面活性剤および洗浄力ビルダーを含む水
性スラリーを密度少なくとも約0.3g/ccに噴霧乾燥し、
存在する場合には非イオン界面活性剤を噴霧し、場合に
よって噴霧乾燥粒状物を例えばパターソン−ケリー（Pa
ttersonKelley）Ｖ形（twin shell）ブレンダー中で嵩
密度少なくとも約0.5g/ccに微粉砕することによって調
製する。噴霧乾燥用水性スラリーは、好ましくは、水約
30％〜約60％および洗浄力ビルダー約40％〜約70％を含
む。水性スラリーを約60℃〜約90℃の温度に加熱し、入
口温度約200℃〜約400℃、好ましくは約275℃〜約350℃
および出口温度約95℃／約125℃、好ましくは約100℃〜
約115℃を有する気流中で噴霧乾燥する。噴霧乾燥粒状
物の重量平均粒径は、約0.15〜約3mm、好ましくは約0.5
mm〜約1.4mmである。微粉砕後、重量平均粒径は、約0.1
〜約0.5mm、好ましくは約0.15〜約0.4mmである。

例において、使用した略称は、以下の呼称を有する。

LAS:線状C₁₂アルキルベンゼンスルホネート TAS:タローアルキルサルフェートＣ_14/15AS:C₁₄〜C₁₅アルキル硫酸ナトリウム TAE_n:アルコール１モル当たりｎモルのエチレンオキシ
ドでエトキシ化された硬化タローアルコール C₁₄TMAB:C₁₄アルキルトリメチルアンモニウムブロミドドバノール45−Ｅ−7:シェルによって市販されているエ
チレンオキシド７モルと縮合されたC₁₄〜C₁₅第一級アル
コール粘土：ナトリウムモンモリロナイト INOBS:3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼン
スルホン酸ナトリウム TAED:テトラアセチルエチレンジアミンシリコーン／シリカ:STPPおよびTAE₈₀でプリル化された
シラン化シリカとポリジメチルシロキサンとの85:15混
合物酸素：サビナーゼ（Savinase）プリル STPP:トリポリリン酸ナトリウムゼオライト：ゼオライト4A 重合体：テレフタレート汚れ剥離重合体;EO−T/PEO−Ｔ
＝0.6;分子量3,800ガントレット（Gantrez）AN119:無水
マレイン酸／ビニルメチルエーテル共重合体、分子量約
240,000 メタシリケート：メタケイ酸ナトリウム Na₂CO₃:炭酸ナトリウムシリケート：ケイ酸ナトリウム（SiO₂:Na₂O:1.6:1）過ホウ酸塩：実験式NaBO₂・H₂O₂の無水過ホウ酸ナトリ
ウム漂白剤過炭酸塩：過炭酸ナトリウム MA/AA:マレイン酸／アクリル酸共重合体、モル比1:3、
分子量70,000 EDTA:エチレンジアミン四酢酸ナトリウム増白剤：チノパール（登録商標）CBS−Ｘ EDTMP:モンサントによって商品名デュクエスト（Deques
t）2041で市販されているエチレンジアミンテトラ（メ
チレンホスホン酸）基体：ポリアクリレート結合剤18％で結合された1.5
デニールの100％未漂白捲縮レーヨン繊維から形成され
た不織布；坪量35g/m²;正方形の開口部22個/cm²;辺の寸
法1.1mm 例１〜６本発明に係る洗濯添加剤製品は、次のように調製す
る。各製品の場合に、洗濯添加剤組成物の成分を約65℃
の温度において混合し、粉砕面を約180μの分離に設定
するフライマ・コロイド・ミル（Fryma Colloid Mill）
モデルMK95−R/MZ 80R（英国ハートフォードシャイア
・ヘメル・ヘンプステッド・フロッグモア・ロード・M.
M.ハウスのM.M.プロセス・イクイップロメント・リミテ
ッド製）を通過させる。次いで、溶融物を76℃に加熱さ
れかつニップ設定250μを有する一対の逆回転ロールを
通して供給し、塗りつけ（wiping）によってローラーの
一方に反対に移動する基体に移す。最後に、被覆された
基体を間隔180μを有する一対の静的な板の間に通過さ
せ、空冷し、大きさ35×23cmのシートに切断する。

主要洗浄洗濯洗剤組成物と一緒に洗濯添加剤製品とし
て使用する時、上記製品は、粘土汚れ洗浄力および再付
着防止性能に損害なく優秀な汚れ剥離性能を与える。

例７〜12 ６種の洗濯製品は、下記のように調製する。

先ず、ベース粉末組成物は次のように調製する。ドバ
ノール45E7、漂白剤、漂白剤活性剤、酵素、抑泡剤、ホ
スフェートおよび炭酸塩を除いてすべての成分をクラッ
チャーにおいて水約35％を含有する約55℃の水性スラリ
ーとして混合する。次いで、スラリーをガス入口温度約
330℃において噴霧乾燥して、ベース粉末粒状物を調製
し、粒状物をパターソン・ケリーＶ形ブレンダー中で微
粉砕する。次いで、存在する場合には、漂白剤活性剤を
結合剤としてのTAE₂₅と混合し、欧州特許出願第62523号
明細書に記載のような径方向押出機を通して細長い粒子
の形態で押し出す。次いで、漂白剤活性剤ヌードル、漂
白剤、酵素、抑泡剤、ホスフェートおよび炭酸塩をベー
ス粉末組成物と乾式混合し、最後にドバノール45E7を最
終混合物に噴霧する。各組成物は、嵩密度約0.7g/ccを
有していた。

２区画サッシェは、ポリアクリレート結合剤18％で結
合された1.5デニールの100％未漂白捲縮レーヨン繊維か
ら形成された不織布から作る。不織布は、坪量35g/m²を
有する。サッシェは、中間を長い寸法に沿って折り、ケ
イ酸ナトリウム溶液で２つの対向自由縁に沿い、かつ２
つの対向自由縁に平行な縦方向シームに沿って２つの対
向自由縁間の中途までシールし、２区画に洗剤組成物７
の各々120ccを充填し、次いでサッシェの開口縁に沿っ
てシールすることによって120mm×80mmの布帛シートか
ら作る。次いで、それぞれ組成物８〜12を使用して、操
作を５回繰り返す。

主要洗浄洗濯洗剤製品として使用した時、上記例は、
粘土汚れ洗浄力および再付着防止性能に損害なく優秀な
汚れ剥離性能を与える。

フロントページの続き (56)参考文献特開昭60−96700（ＪＰ，Ａ) 米国特許4125370（ＵＳ，Ａ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】（ａ）エチレンオキシテレフタレート
（EO−Ｔ）単位およびポリエチレンオキシテレフタレー
ト（PEO−Ｔ）単位を0.6〜0.95のEO−T/PEO−Ｔのモル
比で含む汚れ剥離重合体0.1〜25重量％：但し、PEO−Ｔ
単位は300〜3000の分子量を有するポリエチレンオキシ
ド（PEO）結合単位を含み、該重合体の分子量は900〜9,
000の範囲内である、（ｂ）水溶性第四級アンモニウム界面活性剤0.1％〜2
0％、および（ｃ）陰イオンまたは非イオン界面活性剤５〜75％：
但し、非イオン界面活性剤は、アルコールのモル当たり
２〜９モルのエチレンオキシドを有するC₈〜C₂₄の第一
級または第二級脂肪族アルコールから選ばれるエチレン
オキシド縮合生成物を含む、を含むことを特徴とする洗濯洗剤組成物。
【請求項２】汚れ剥離重合体が、重合体の両方の鎖末端
単位が一般式Ｘ−PEO−Ｔ（式中、ＸはＨ、Ｃ_１〜４ア
ルキル、Ｃ_１〜４ヒドロキシアルキルおよびＣ_１〜４ア
シルから選ばれる）を有する単位から独立に選ばれる成
分を重合体の少なくとも10％、好ましくは少なくとも20
％（モル基準）を含む、特許請求の範囲第１項に記載の
組成物。
【請求項３】汚れ剥離重合体が、分子量1000〜4900、好
ましくは1500〜4500を有する、特許請求の範囲第１項ま
たは第２項に記載の組成物。
【請求項４】汚れ剥離重合体が、0.65〜0.85のEO−T/PE
O−Ｔモル比および1000〜2000、好ましくは1200〜1800
のPEO分子量を有する、特許請求の範囲第１項〜第３項
のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項５】水溶性第四級アンモニウム界面活性剤が、
一般式〔R²（OR³）_ｙ〕〔R⁴（OR³）_ｙ〕₂R⁵N⁺X^- 〔式中、R²はアルキル鎖中に８〜18個の炭素原子、好ま
しくは10〜14個の炭素原子を有するアルキル、アルケニ
ルまたはアルキルベンジル基であり；各R³は−CH₂CH
₂−、−CH₂CH（CH₃）−、−CH₂CH（CH₂OH）−、−CH₂CH
₂CH₂−およびそれらの混合物から選ばれ；各R⁴はC₁〜C₄
アルキル、C₁〜C₄ヒドロキシアルキル、ベンジル、２個
のR⁴基を結合することによって形成された環構造、 −CH₂CHOHCHOHCOR⁶CHOHCH₂OH （式中、R⁶はヘキソースまたは分子量1000未満を有する
ヘキソース重合体）、および水素（ｙが０ではない時）
から選ばれ;R⁵はR⁴と同じであるかアルキル鎖であり、
そしてR²＋R⁵の炭素原子の総数は18以下であり；各ｙは
０〜10であり、ｙ値の和は０〜15であり;Xは相容性陰イ
オンである〕を有する、特許請求の範囲第１項〜第４項のいずれか一
項に記載の組成物。
【請求項６】リン含量５％未満、好ましくは２％未満を
有する、特許請求の範囲第１項〜第５項のいずれか一項
に記載の組成物。
【請求項７】水不溶性アルミノシリケートイオン交換物
質５％〜50％を含む、特許請求の範囲第６項に記載の組
成物。
【請求項８】水不溶性基体または単若しくは多区画サッ
シェ（sachet）と水中放出自在なように組み合わされた
下記の洗濯洗剤組成物を含むことを特徴とする洗濯製
品：（ａ）エチレンオキシテレフタレート（EO−Ｔ）単位
およびポリエチレンオキシテレフタレート（PEO−Ｔ）
単位を0.6〜0.95のEO−T/PEO−Ｔのモル比で含む汚れ剥
離重合体0.1〜25重量％：但し、PEO−Ｔ単位は300〜300
0の分子量を有するポリエチレンオキシド（PEO）結合単
位を含み、該重合体の分子量は900〜9,000の範囲内であ
る、（ｂ）水溶性第四級アンモニウム界面活性剤0.1％〜2
0％、および（ｃ）陰イオンまたは非イオン界面活性剤５〜75％：
但し、非イオン界面活性剤は、アルコールのモル当たり
２〜９モルのエチエンオキシドを有するC₈〜C₂₄の第一
級または第二級脂肪族アルコールから選ばれるエチレン
オキシド縮合生成物を含む、を含むことを特徴とする洗濯洗剤組成物。
【請求項９】（ａ）エチレンオキシテレフタレート
（EO−Ｔ）単位およびポリエチレンオキシテレフタレー
ト（PEO−Ｔ）単位を0.6〜0.95のEO−T/PEO−Ｔのモル
比で含む汚れ剥離重合体0.1〜25重量％：但し、PEO−Ｔ
単位は300〜3000の分子量を有するポリエチレンオキシ
ド（PEO）結合単位を含み、該重合体の分子量は900〜9,
000の範囲内である、（ｂ）水溶性第四級アンモニウム界面活性剤0.1％〜2
0％、および（ｃ）陰イオンまたは非イオン界面活性剤５〜75％：
但し、非イオン界面活性剤は、アルコールのモル当たり
２〜９モルのエチエンオキシドを有するC₈〜C₂₄の第一
級または第二級脂肪族アルコールから選ばれるエチレン
オキシド縮合生成物を含む、を含むことを特徴とする洗濯添加剤組成物。
【請求項１０】汚れ剥離重合体が、重合体の両方の鎖末
端単位が一般式Ｘ−PEO−Ｔ（式中、ＸはＨ、Ｃ_１〜４
アルキル、Ｃ_１〜４ヒドロキシアルキルおよびＣ_１〜４
アシルから選ばれる）を有する単位から独立に選ばれる
成分を重合体の少なくとも10％、好ましくは少なくとも
20％（モル基準）を含む、特許請求の範囲第９項に記載
の組成物。
【請求項１１】汚れ剥離重合体が、分子量1000〜4900、
好ましくは1500〜4500を有する、特許請求の範囲第９項
または第10項に記載の組成物。
【請求項１２】汚れ剥離重合体が、0.95〜0.85のEO−T/
PEO−Ｔモル比および1000〜2000、好ましくは1200〜180
0のPEO分子量を有する、特許請求の範囲第９項〜第11項
のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項１３】水溶性第四級アンモニウム界面活性剤
が、一般式〔R²（OR³）_ｙ〕〔R⁴（OR³）_ｙ〕₂R⁵N⁺X^- 〔式中、R²はアルキル鎖中に８〜18個の炭素原子、好ま
しくは10〜14個の炭素原子を有するアルキル、アルケニ
ルまたはアルキルベンジル基であり；各R³は−CH₂CH
₂−、−CH₂CH（CH₃）−、−CH₂CH（CH₂OH）−、−CH₂CH
₂CH₂−およびそれらの混合物から選ばれ；各R⁴はC₁〜C₄
アルキル、C₁〜C₄ヒドロキシアルキル、ベンジル、２個
のR⁴基を結合することによって形成された環構造、 −CH₂CHOHCHOHCOR⁶CHOHCH₂OH （式中、R⁶はヘキソースまたは分子量1000未満を有する
ヘキソース重合体）、および水素（ｙが０ではない時）
から選ばれ;R⁵はR⁴と同じであるかアルキル鎖であり、
そしてR²＋R⁵の炭素原子の総数は18以下であり；各ｙは
０〜10であり、ｙ値の和は０〜15であり;Xは相容性陰イ
オンである〕を有する、特許請求の範囲第９項〜第12項のいずれか一
項に記載の組成物。
【請求項１４】リン含量５％未満、好ましくは２％未満
を有する、特許請求の範囲第９項〜第13項のいずれか一
項に記載の組成物。
【請求項１５】水不溶性アルミノシリケートイオン交換
物質５％〜50％を含む、特許請求の範囲第14項に記載の
組成物。