JP2558660Y2 - 給気付塗装ブースのコンベアレール - Google Patents

給気付塗装ブースのコンベアレール

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JP2558660Y2
JP2558660Y2 JP1992018748U JP1874892U JP2558660Y2 JP 2558660 Y2 JP2558660 Y2 JP 2558660Y2 JP 1992018748 U JP1992018748 U JP 1992018748U JP 1874892 U JP1874892 U JP 1874892U JP 2558660 Y2 JP2558660 Y2 JP 2558660Y2
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rail
water
groove
paint
gutter
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藤 守 佐
地 定 昭 菊
井 直 樹 増
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Trinity Industrial Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塗装機を昇降させるト
ップマシンなどの自動塗装装置が設置された給気付塗装
ブースの床面上に沿って被塗物を載せたコンベア台車を
走行させるコンベアレールに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車ボディを塗装する塗装ブ
ースは、一般に、図2に示すように、天井部に形成され
た給気室9から供給される空調空気を塗装室10内に流
下させ、被塗物Wに付着されなかった塗料ミストを床下
に配設されたベンチュリー装置11内に吸引して気液接
触させ回収するようにしている。塗装室10には、塗装
機4を昇降させるトップマシン12などの自動塗装装置
が設置され、その床面13上には、被塗物Wを載せたコ
ンベア台車Cを走行させる樋形レール1からなるコンベ
アレールが敷設されている。
【0003】トップマシン12は、塗料の色替えを行う
際に、塗装機4を床面13近くまで降下させて、その塗
装機24の内部や塗装配管内に残存する塗料を洗浄エア
や洗浄液などでベンチュリー装置11内に向けて捨て吹
きするようになっている。また、塗装ブースの床面13
上に敷設された樋形レール1は、コンベア台車Cの車輪
Rを収容案内するC形チャネル材で形成されて、その内
部に給水される水でコンベア台車Cの車輪Rとの間を電
気的に接続してコンベア台車Cに載せられた被塗物を確
実にアースするようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、トップ
マシン12の塗装機4を降下させてベンチュリー装置1
1に向けて塗料や洗浄液を捨て吹きすると、その捨て吹
きした塗料等がレール1内に給水された水に浮いてその
水面に塗料成分の膜を形成し、その膜が次に到来するコ
ンベア台車Cの車輪Rに付着する。そして、コンベア台
車Cは被塗物Wを焼付乾燥炉に搬入するので、その乾燥
炉内で車輪Rに付着した塗料成分が乾燥固化して、車輪
Rの回転を妨げるおそれがある。
【0005】このため、乾燥が終了して被塗物Wを脱荷
したコンベア台車Cを定期的に点検し、車輪Rに塗料が
付着されている場合にはこれを叩き落とすようにしてい
るが、一度乾燥硬化した塗料は簡単に落とすことができ
ない。
【0006】そこで、本考案は、トップマシンの塗装機
を降下させて給気付塗装ブースの床下に塗料等を捨て吹
きしても、その捨て吹きするゾーンに位置したレール内
の水に塗料の膜を形成させないようにし、台車が通過し
ても車輪に塗料が付着しないようにすることを技術的課
題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本考案は、塗装機を昇降させるトップマシンなどの
自動塗装装置が設置された給気付塗装ブースの床面上に
沿って被塗物を載せたコンベア台車を走行させる給気付
塗装ブースのコンベアレールにおいて、レール全体が、
コンベア台車の車輪を収容案内する凹溝内に給水を溜め
る樋型レールで形成されると共に、トップマシンの塗装
機を降下させて給気付塗装ブースの床下に塗料等を捨て
吹きするゾーンに位置した樋型レールの凹溝の溝壁に、
その凹溝内の給水をオーバーフローさせる切欠部が形成
され、当該切欠部を挟んで前記樋型レールの前後両側か
らその凹溝内に向かって水を噴射する給水ノズルが設け
られたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案によれば、トップマシンの塗装機を降下
させて給気付塗装ブースの床下に塗料等を捨て吹きする
と、その捨て吹きするゾーンに位置した樋型レールの凹
溝内に塗料ミストが降り注ぐこととなるが、樋型レール
の凹溝の溝壁には、その凹溝内の給水をオーバーフロー
させる切欠部が形成されているので、オーバーフローさ
れる水と共に塗料ミストは、塗装ゾースの床下に形成さ
れた塗料回収用のベンチュリー装置に落とし込まれるこ
となる。したがって、次の台車が到来するまでには、樋
型レールの凹溝内の塗料ミストは排出され、その台車の
車輪に塗料ミストが付着することはない。
【0009】また、切欠部を挟んで前記樋型レールの前
後両側からそのレールの凹溝内に向かって水を噴射する
給水ノズルを設けてあるので、凹溝内の水を強制的に切
欠部からオーバーフローさせることができ、レールが多
少傾斜していても塗料ミストが前記切欠部から確実に排
出される。
【0010】
【実施例】以下本考案を、図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本考案に係る給気付塗装ブー
スのコンベアレールを示す斜視図である。図2はそのコ
ンベアレールを配した塗装ブースを示す正面図である。
【0011】図中1は、コンベア台車の車輪を収容案内
する凹溝2内に給水装置(図示せず)から供給される給
水を溜める樋型レールである。凹溝2内には、その底部
にコンベア台車Cの車輪Rをのせる山型レール3が形成
され、当該山型レール3とその上を走行する車輪Rとを
水を介して導通することによって被塗物Wをアースに接
続している。
【0012】そして、図2に示すトップマシン12の塗
装機4を降下させて床下のベンチュリ装置に向けて塗料
等を捨て吹きするゾーンに位置した樋型レール1には、
その凹溝2の溝壁5に、凹溝2内の給水をオーバーフロ
ーさせる切欠部6が形成されている。この切欠部6は、
例えば内側の溝壁5にその上端側から一定の深さまで切
り欠かれて、凹溝2内に一定の深さで水を溜めると共
に、それ以上補給された場合に、その給水をオーバーフ
ローさせるように成されている。
【0013】また、凹溝2内には、前記山型レール3上
を走行する車輪Rと溝壁5の間に、前記切欠部6を挟ん
で樋型レール1の前後両側からそのレール1の凹溝2内
に向かって水を噴射する給水ノズル7,7が設けられて
いる。実施例の場合、各給水ノズル7は、塗料等が捨て
吹きされるゾーンの外側に配設され、各ノズル7には当
該ゾーン内に向かって水を吹き出す吹出口7aが形成さ
れ、塗料等を捨て吹きする際にそのゾーンに位置した樋
型レール1の凹溝2内の給水を勢いよくオーバーフロー
させるように成されている。なお,8は各ノズル7に所
定の圧力で給水を供給する給水供給配管である。
【0014】以上が本考案の一例構成であって次にその
作用について説明する。トップマシン12の塗装機4で
前の被塗物Wの塗装が終了すると、次の被塗物Wが搬送
されてくるまでの間に、塗装機3内の残存塗料が床下の
ベンチュリー装置に向かって捨て吹きされ、捨て吹きさ
れた塗料の一部は床面上に配設された樋形レール1上に
吹きつけられることとなる。
【0015】このとき、樋形レール1の凹溝2内の給水
が切欠部6を介してオーバーフローされているので、凹
溝2の水面上に浮いた塗料は当該水と一緒にベンチュリ
ー装置11へ流され、塗料が樋形レール1内に滞ること
はない。また、各給水ノズル7から水を噴射させて、塗
料が捨て吹きされるゾーンに位置する樋形レール1の凹
溝2内から前記切欠部6を介して水を勢いよくオーバー
フローさせれば、より確実に塗料を流出させることがで
き、特に、樋形レール1が傾斜して配設されている場合
などに効果的である。さらに、塗料を捨て吹きするとき
だけでなくコンベア台車Cが通過するときに各給水ノズ
ル7から水を噴射させれば、その噴射圧と噴流で、コン
ベア台車Cの車輪Rに付着した汚れを効果的に洗浄する
ことができる。
【0016】なお、切欠部6の長さ及び切欠深さは任意
に設定することができ、給水ノズル7からの給水量が多
い場合には下端まで切り欠いてあってもよい。また、給
水ノズル7は塗料が捨て吹きされるゾーンの外側に配設
されるのが望ましいが、これに限らず、切欠部6を挟ん
で設けてあれば当該ゾーンの内側に配設されている場合
であってもよい。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、捨
て吹きするゾーンに位置した樋型レールの凹溝の溝壁に
切欠部が形成され、その切欠部を挟んで前記樋型レール
の前後両側に設けた給水ノズルによりその凹溝内に水を
噴射させて、凹溝内の水を強制的に切欠部からオーバー
フローさせているので、レールが多少傾斜していても、
塗装機から捨て吹きされて樋型レールの凹溝内に落ちた
塗料ミストを、レール内の水と共に切欠部から確実に排
出することができ、当該レールを走行するコンベア台車
の車輪に塗料が付着することがないという大変優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 給気付塗装ブースのコンベアレールを示す斜
視図。
【図2】 そのコンベアレールを配した塗装ブースを示
す正面図。
【符号の説明】
W・・・被塗物 C・・・コンベア台車 R・・・車輪 1・・・樋形レール 2・・・凹溝 4・・・塗装機 5・・・溝壁 6・・・切欠部 7・・・給水ノズル 12・・・トップマシン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装機(4)を昇降させるトップマシン
    (12)などの自動塗装装置が設置された給気付塗装ブー
    スの床面上に沿って被塗物(W)を載せたコンベア台車
    を走行させる給気付塗装ブースのコンベアレールにおい
    て、レール全体が、コンベア台車(C)の車輪(R)を
    収容案内する凹溝(2)内に給水を溜める樋型レール
    (1)で形成されると共に、トップマシン(12)の塗装
    機(4)を降下させて給気付塗装ブースの床下に塗料等
    を捨て吹きするゾーンに位置した樋型レール(1)の凹
    溝(2)の溝壁(5)に、その凹溝(2)内の給水をオ
    ーバーフローさせる切欠部(6)が形成され、当該切欠
    部(6)を挟んで前記樋型レール(1)の前後両側から
    その凹溝(2)内に向かって水を噴射する給水ノズル
    (7)が設けられたことを特徴とする給気付塗装ブース
    コンベアレール。
JP1992018748U 1992-03-31 1992-03-31 給気付塗装ブースのコンベアレール Expired - Lifetime JP2558660Y2 (ja)

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JPH0576558U JPH0576558U (ja) 1993-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5544343A (en) * 1978-09-26 1980-03-28 Mitsubishi Motors Corp Paint residue deposit preventive device of continuous coating equipment
JPS6137267U (ja) * 1984-08-03 1986-03-07 マツダ株式会社 塗装用台車の塗料付着防止装置

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JPH0576558U (ja) 1993-10-19

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