JP2558597Y2 - X−y座標入力装置 - Google Patents

X−y座標入力装置

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JP2558597Y2
JP2558597Y2 JP1991066015U JP6601591U JP2558597Y2 JP 2558597 Y2 JP2558597 Y2 JP 2558597Y2 JP 1991066015 U JP1991066015 U JP 1991066015U JP 6601591 U JP6601591 U JP 6601591U JP 2558597 Y2 JP2558597 Y2 JP 2558597Y2
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rotating
sphere
rotation
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誠 定田
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、CRTディスプレイ等
の表示装置に備えられ、カーソル位置の制御や図形入力
等を行うために使用されるX−Y座標入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のX−Y座標入力装置は、カーソ
ル位置の制御や図形入力を行うために回転ボールを用い
たものが広く採用されている。
【0003】図4は、かかるX−Y座標入力装置の従来
例の内部構造を示す平面図である。同図において、ケー
シング1の内部には、鋼球等からなる被回転球体2が回
動自在に収納されており、従動部3aを被回転球体2に
接触させて一対の軸受4,5に軸支された第1の回転軸
3と、同じく従動部6aを被回転球体2に接触させて一
対の軸受7,8に軸支された第2の回転軸6とが、互い
の軸線方向を直交させた位置関係で配設されている。各
回転軸3,6にはそれぞれ、等間隔のスリット(図示せ
ず)を有するコード板9,10が固設されていて、コー
ド板9を挟む両側には発光素子11および受光素子12
が対向配置されており、また、コード板10を挟む両側
には発光素子13および受光素子14が対向配置されて
いる。
【0004】したがって、ケーシング1の開口(図示せ
ず)から若干量突出する被回転球体2を手動操作により
任意方向に回転させると、第1および第2の回転軸3,
6が該被回転球体2の回転に連動してそれぞれ所定方向
に回転するので、各コード板9,10の回転角を光素子
11,12や光素子13,14にて検出することによ
り、各回転軸3,6の回転角が個別に取り出せ、こうし
て得た両回転軸3,6の回転角の検出信号が被回転球体
2のX座標成分およびY座標成分として図示せぬ表示装
置に入力されるようになっている。
【0005】なお、被回転球体2と各回転軸3,6との
間で動力伝達が確実に行われるようにするため、両従動
部3a,6aを結ぶ線分を垂直に二等分して被回転球体
2の中心を通過する直線上に、回動自在で被回転球体2
に弾接する付勢ローラ15が配置されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
X−Y座標入力装置は、被回転球体2が円滑に回転でき
るようにするため、ケーシング1の開口周縁部と該開口
から突出する被回転球体2との間に若干のクリアランス
を確保しておく必要があるが、操作時(特に始動時な
ど)に被回転球体2に対し過大な操作力が加えられる
と、このクリアランスの範囲内で該被回転球体2が位置
ずれを起こしやすく、そのとき、軸受4,5や軸受7,
8に支持されている第1の回転軸3や第2の回転軸6が
被回転球体2から強い力を受ける可能性があり、これら
回転軸3,6が塑性変形を起こしかねないという不具合
があった。そこで従来、両回転軸3,6を太くして機械
的強度を高めたものも提案されているが、その場合、軸
受等も大きくしなければならないので、装置の小型化や
低コスト化が阻害されてしまう。
【0007】本考案はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、被回転球体から強い力を受けても
回転軸が変形せず、小型化や低コスト化を阻害する虞も
ないX−Y座標入力装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、開口を有するケーシングと、該ケーシン
グ内に収納されて一部が上記開口から突出する被回転球
体と、該被回転球体の回転に連動して回転し互いの軸線
方向が直交関係にある一対の回転軸と、これら両回転軸
にそれぞれ設けられているコード板と、該コード板を介
して対向配置された回転検出器とを具備し、上記被回転
球体を回転させるとその回転量および回転方向が検出可
能なX−Y座標入力装置において、上記一対の回転軸を
それぞれ1つのピボット軸受で揺動可能に軸支するとと
もに、これら両回転軸を1つのばね部材で上記被回転球
体側へ付勢したことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記手段によれば、回転軸が被回転球体から強
い力を受けても、該回転軸はばね部材を押し込みながら
軸線をふらせることができるので外力が和らげられ、ま
た、こうして軸線をふらせた状態でも回転軸はばね部材
によって付勢されているので被回転球体の回転に確実に
連動させることができ、また、1本の回転軸に2個の軸
受を必要としていた従来品に比して軸受の数を減らすこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本考案の一実施例に係るX−Y座標
入力装置の内部構造を示す平面図、図2は該X−Y座標
入力装置の一部断面側面図、図3は該X−Y座標入力装
置の回転軸の動作説明図であり、先に説明した図4と対
応する部分には同一符号が付してある。
【0012】図1〜3に示すX−Y座標入力装置は、ケ
ーシング1の開口20から突出する被回転球体2を手指
で任意方向に回転させることによって表示装置(図示せ
ず)の画面上のカーソル位置を制御するというものであ
り、被回転球体2の回転に連動する一対の回転軸3,6
の支持構造が従来品と大きく異なっている。すなわち、
従動部3aを被回転球体2に接触させている第1の回転
軸3は、コード板9の近傍個所が、耐摩耗性に富む合成
樹脂を図1に示す如くに成形してなるピボット軸受16
に軸支されており、また、この回転軸3のコード板9側
とは反対側の端部は、ケーシング1の突堤部1a上に搭
載されつつ、捩りコイルばね17の直線状に延びる端末
17aによって被回転球体2側へ常時付勢されている。
したがって、この回転軸3は、被回転球体2の回転に連
動して周方向に回転するのみならず、図3に示すよう
に、ピボット軸受16を揺動中心としながら突堤部1a
上を摺動するという軸線のふれが許容されている。同様
に、従動部6aを被回転球体2に接触させている第2の
回転軸6も、コード板10の近傍個所が上記ピボット軸
受16と同等のピボット軸受18に軸支されているとと
もに、コード板10側とは反対側の端部が、ケーシング
1の突堤部1b上に搭載されつつ捩りコイルばね17の
他方の端末17bによって被回転球体2側へ常時付勢さ
れているので、該被回転球体2の回転に連動して周方向
に回転するのみならず、ピボット軸受18を揺動中心と
しながら突堤部1b上を摺動するという軸線のふれが許
容されている。なお、この実施例では、ケーシング1の
内底面の3個所にルビー等からなる高硬度の支持球体1
9が組み込んであり、これら支持球体19上に被回転球
体2を搭載して3点支持することで、該被回転球体2の
安定性や良好な操作性が保証されている。
【0013】また、この実施例の特に説明しない部分の
構成は前記従来例と同様であり、ケーシング1の開口2
0から若干量突出する被回転球体2を任意方向に回転さ
せると、互いの軸線方向が直交関係にある第1および第
2の回転軸3,6が該被回転球体2の回転に連動してそ
れぞれ回転し、各コード板9,10の回転角を光素子1
1,12や光素子13,14にて検出することにより、
両回転軸3,6の回転角の検出信号が被回転球体2のX
座標成分およびY座標成分として図示せぬ表示装置に入
力されるようになっている。
【0014】そして、操作時に被回転球体2に対し過大
な操作力を加えてしまった場合、開口20の周縁部と被
回転球体2との間のクリアランスCの範囲内で該被回転
球体2が位置ずれを起こし、第1の回転軸3や第2の回
転軸6が被回転球体2から強い力を受ける可能性がある
が、そのような強い外力が作用しても各回転軸3,6は
それぞれ捩りコイルばね17の端末17a,17bを押
し込みながら軸線をふらせることができるので、これら
回転軸3,6が被回転球体2から受ける外力は和らげら
れ、よって両回転軸3,6を太くするなどして機械的強
度を高めなくとも塑性変形の心配はなく、小型化を促進
するうえで有利な構造になっている。また、このように
軸線をふらせた状態でも、回転軸3,6は捩りコイルば
ね17によって被回転球体2側へ付勢されているので該
被回転球体2の回転に確実に連動させることができ、さ
らにまた、軸線がふられてコード板9,10が若干傾い
ても光学読取式なので検出エラーを招来する虞もなく、
よって高い信頼性が期待できる。しかも、1本の回転軸
に2個の軸受を必要としていた従来品に比して軸受の数
が半減されているとともに、従来品にはなかった捩りコ
イルばね17は安価で且つ両回転軸3,6を同時に付勢
できる部材であることから、部品コストが大幅に低減さ
れている。
【0015】なお、上記実施例ではピボット軸受16,
18がケーシング1に組み込んであるが、ケーシングの
材料を適宜選択することにより、ピボット軸受をケーシ
ングの一部として形成することも可能である。
【0016】また、上記実施例では両回転軸3,6を付
勢する1つのばね部材とし捩りコイルばね17を用い
た場合について説明したが、捩りコイルばね以外のばね
部材を用いることも可能である
【0017】さらにまた、本考案が所謂マウスなどの他
のX−Y座標入力装置にも適用可能であることは言うま
でもない。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、被回転球
体の回転に連動して回転させるための一対の回転軸をそ
れぞれ1つのピボット軸受で揺動可能に軸支するととも
に、これら両回転軸を1つのばね部材で被回転球体側へ
付勢したので、一対の回転軸は操作時に被回転球体から
強い力を受けると軸線をふらせた状態で該被回転球体に
連動し、よって該回転軸を太くするなどして機械的強度
を高めなくとも変形の虞がなく、しかも軸受の数が減る
ので部品コストが低減でき、その結果、信頼性が高く小
型化や低コスト化が図りやすい優れたX−Y座標入力装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るX−Y座標入力装置の
内部構造を示す平面図である。
【図2】該X−Y座標入力装置の一部断面側面図であ
る。
【図3】該X−Y座標入力装置の回転軸の動作説明図で
ある。
【図4】従来例の内部構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 被回転球体 3,6 回転軸 9,10 コード板 11,13 発光素子 12,14 受光素子 16,18 ピボット軸受 17 捩りコイルばね(ばね部材) 20 開口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有するケーシングと、該ケーシン
    グ内に収納されて一部が上記開口から突出する被回転球
    体と、該被回転球体の回転に連動して回転し互いの軸線
    方向が直交関係にある一対の回転軸と、これら両回転軸
    にそれぞれ設けられているコード板と、該コード板を介
    して対向配置された回転検出器とを具備し、上記被回転
    球体を回転させるとその回転量および回転方向が検出可
    能なX−Y座標入力装置において、上記一対の回転軸を
    それぞれ1つのピボット軸受で揺動可能に軸支するとと
    もに、これら両回転軸を1つのばね部材で上記被回転球
    体側へ付勢したことを特徴とするX−Y座標入力装置。
JP1991066015U 1991-07-26 1991-07-26 X−y座標入力装置 Expired - Lifetime JP2558597Y2 (ja)

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JPH0512943U JPH0512943U (ja) 1993-02-19
JP2558597Y2 true JP2558597Y2 (ja) 1997-12-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0493330U (ja) * 1990-12-28 1992-08-13

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JPH0512943U (ja) 1993-02-19

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