JP2558472Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2558472Y2
JP2558472Y2 JP1989092407U JP9240789U JP2558472Y2 JP 2558472 Y2 JP2558472 Y2 JP 2558472Y2 JP 1989092407 U JP1989092407 U JP 1989092407U JP 9240789 U JP9240789 U JP 9240789U JP 2558472 Y2 JP2558472 Y2 JP 2558472Y2
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広仲 佐々木
寛彦 渡辺
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、カークーラー用凝縮器やオイルクーラー
等に用いられている熱交換器に関する。
従来の技術 この種熱交換器として、並列状に配置したチューブの
隣接チューブ間にフィンが介在されるとともに、チュー
ブの両端が1対の中空ヘッダーに接続されたいわゆるマ
ルチフロー形の熱交換器が知られている。
かかるマルチフロー形熱交換器においては、一方のヘ
ッダーに流入した熱交換媒体はチューブ群によって形成
される熱交換媒体通路を流通し、この間にフィンを含む
空気流通間隙を流通する空気と熱交換が行われる。而し
て、この場合、熱交換媒体を蛇行状に流通させるため、
ヘッダーに仕切りを設けてチューブによって構成される
熱交換媒体通路を蛇行通路に形成せしめるものとなされ
る場合がある。
従来、このようなヘッダーの仕切りは、ヘッダーの周
壁にスリット状の仕切板挿入孔を設けるとともに、この
挿入孔に側方から仕切板を挿入して一体にろう付するこ
とにより行われていた(例えば実開昭63−49193号)。
考案が解決しようとする課題 ところが、上記のような仕切構造では、ろう付中にヘ
ッダーに挿入した仕切板がずれてヘッダーと仕切板との
間にすき間を生じたり、極端な場合は仕切板が欠落して
しまうおそれがあった。
この考案はかかる事情に鑑みてなされたものであっ
て、ヘッダーに仕切を設ける場合にも仕切板のずれや欠
落の危険の全くない仕切構造となしうる熱交換器の提供
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、この考案は、図面の符号
を参照して示すと、複数のチューブ(1)が並列状に配
置されるとともに、隣接チューブ間にフィン(2)が配
置され、かつ各チューブの両端が1対の中空ヘッダー
(3)(4)に連通接続された熱交換器において、前記
ヘッダーが複数の短尺ヘッダー(31)(41)に分割され
るとともに、隣接する短尺ヘッダー相互は、長さ方向の
両側に該短尺ヘッダーの端部を嵌合する嵌合部(10b)
(10b)(11b′)(11b′)が形成され中間に短尺ヘッ
ダーの端縁を係止する係止部(10a)(11a′)が形成さ
れた複数個の連結部材(10)(11′)によって連結され
てなり、かつこれらの連結部材には、長さ方向の両側を
仕切る仕切用連結部材(10)と、連通孔(11c′)によ
り長さ方向の両側を連通する連通用連結部材(11′)が
いずれも含まれていることを特徴とするものである。
作用 ヘッダー(3)(4)内を仕切るには、長さ方向の両
側を仕切る仕切用連結部材(10)を使用すれば良く、短
尺ヘッダー(31)(41)の端部を仕切用連結部材(10)
の嵌合部(10b)(10b)に嵌合するだけで簡単にヘッダ
ーが仕切られる。
また、連通孔(11c′)により長さ方向に連通された
連通用連結部材(11′)も用いられているから、該連通
用連結部材(11′)によって短尺のヘッダーを仕切りを
形成することなく所定長さに連結することができる。従
って、仕切用連結部材(10)と連通用連結部材(11′)
を適宜組み合わせることで、仕切りの位置設定とヘッダ
ー長さの調節を簡単にかつ自在に行うことができる。
実施例 次にこの考案の構成を、凝縮器用熱交換器に適用した
実施例に基いて説明する。
第1図〜第4図において、(1)は水平状態で上下方
向に配置された複数のチューブ、(2)はその隣接する
チューブ(1)(1)間に介在されたコルゲートフィン
である。チューブ(1)はアルミニウム材による偏平状
の押出型材をもって構成されたものである。このチュー
ブ(1)はいわゆるハモニカチューブと称されるような
多孔型のものを用いても良い。また押出型材によらず電
縫管を用いても良い。コルゲートフィン(2)はチュー
ブ(1)とほぼ同じ幅を有し、ろう付によりチューブに
接合されている。コルゲートフィン(2)もアルミニウ
ム製であり、望ましくはルーバーを切り起したものを用
いるのが良い。
(3)(4)は左右のヘッダーである。これらのヘッ
ダー(3)(4)は、断面円形のアルミニウム製電縫管
をもって形成されたものである。各ヘッダーには長さ方
向に沿って間隔的にチューブ挿入孔(5)が穿設される
とともに、該孔に各チューブ(1)の両端が挿入され、
かつろう付により強固に接合連結されている。さらに左
ヘッダー(3)の上端には冷媒入口管(6)が、同下端
には冷媒出口管(7)が連結されている。また右ヘッダ
ー(4)の上下端には蓋片(9)(9′)がそれぞれ取
着されている。
ところで、左ヘッダー(3)は長さ方向の中央部にお
いて2本の短尺ヘッダー(31)(31)に分割されてい
る。そして、これら短尺ヘッダーどうしはアルミニウム
製の連結部材(10)によって連結されている。この連結
部材(10)は第1図に示すように、円筒体をなすととも
に円筒体の内部中空部が仕切壁を兼ねる係止部(10a)
により長さ方向に仕切られるとともに、係止部(10a)
を挾む両側にヘッダー外径にほぼ等しい内径の筒状嵌合
部(10b)(10b)が形成されている。そして、この嵌合
部に短尺ヘッダー(31)(31)の隣接端部が嵌入される
とともに、嵌入状態において短尺ヘッダーの端縁が係止
部(10a)に係止した状態となされ、この状態で短尺ヘ
ッダー(31)(31)と連結部材(10)とが一体にろう付
されている。
一方、右ヘッダー(4)も長さ方向の中央部の位置で
2本の短尺ヘッダー(41)(41)に分割されている。そ
して、これら短尺ヘッダーどうしはアルミニウム製の連
結部材(11′)によって連結されている。この連結部材
(11′)は第3図に示すように、円筒体をなすとともに
円筒体の内部に連通孔(11c′)を有するドーナツ板状
の係止部(11a′)が設けられるとともに、係止部(11
a′)を挾む両側にヘッダー外径にほぼ等しい内径の筒
状嵌合部(11b′)(11b′)が形成されている。そし
て、この嵌合部に短尺ヘッダー(41)(41)の隣接端部
が連通孔(11c′)を介して連通状態で嵌入されるとと
もに、嵌入状態において短尺ヘッダーの端縁が係止部
(11a′)に係止した状態となされ、この状態で短尺ヘ
ッダー(41)(41)と連結部材(11′)とが一体にろう
付されている。かかる連結部材(10)(11′)の設置に
より、冷媒入口管(6)から左ヘッダー(3)に流入し
た熱交換媒体は、上側のチューブ(1)群によって構成
される冷媒通路を右ヘッダー(4)へと流れ、そこで反
転蛇行して下側のチューブ群によって構成される冷媒通
路を左ヘッダー(3)へと流れ、冷媒出口管(7)から
流出するものとなされている。なお、第2図に示す(1
2)(13)は最外側のコルゲートフィン(2)の外側に
配置された上下のサイドプレートである。
第5〜7図は連結部材の変形例を示すものである。こ
の変形例では、仕切用連結部材(10′)はヘッダー
(3)の内径に等しい外径の棒状体をなすとともに、長
さ方向の中間部外周に膨出状の係止部(10a′)が形成
され、この係止部を挾む両側が嵌合部(10b′)(10
b′)となされている。そして、これら嵌合部を、連結
すべき短尺ヘッダー(31)(31)の端部に嵌入するとと
もに短尺ヘッダー(31)(31)の端縁を係止部(10
a′)に係止させ、この状態でろう付されたものであ
る。この場合も連結部材(10′)は短尺ヘッダー(31)
(31)の連結の役割とヘッダー内部の仕切の役割を兼ね
るものである。一方、連通用連結部材(11″)は、第7
図に示すように仕切用連結部材(10′)の長さ方向に貫
通状の連通孔(11c″)を設け、短尺ヘッダーどうしを
連通しうる構成となされている。
考案の効果 この考案は上述の次第で、ヘッダーが複数の短尺ヘッ
ダーに分割されるとともに、隣接する短尺ヘッダー相互
は、長さ方向の両側に該短尺ヘッダーの端部を嵌合する
嵌合部が形成され中間に短尺ヘッダーの端縁を係止する
係止部が形成された複数個の連結部材によって連結され
てなり、かつこれらの連結部材には、長さ方向の両側を
仕切る仕切用連結部材と、連通孔により長さ方向の両側
を連通する連通用連結部材がいずれも含まれているもの
である。従って、熱交換媒体通路を蛇行通路となすべく
ヘッダー内部を仕切る場合には、長さ方向が閉塞された
仕切用連結部材を使用し、該仕切用連結部材の嵌合部に
短尺ヘッダーの端部を嵌合させれば良い。従って、従来
のように、ヘッダーの周壁に設けたスリット状の仕切板
挿入孔から仕切板を挿入してヘッダーを仕切る場合に認
められたような仕切板のずれによる仕切板とヘッダーと
の隙間の発生や仕切板の欠落を生じることがなく、確実
にヘッダー内部を仕切ることができる。しかも、その組
立製作に際しては短尺ヘッダーを連結部材の嵌合部に嵌
合するだけで済み、仕切板挿入孔から仕切板を挿入する
ような面倒な作業が不要であるから、作業の効率化ひい
ては生産性の向上を図り得る。
しかも、この考案では、長さ方向に連通された連通用
連結部材も用いられるから、該連通用連結部材によって
短尺のヘッダーを仕切りを形成することなく所定長さに
連結することができる。従って、仕切用連結部材と連通
用連結部材を適宜組み合わせることで、仕切りの位置設
定とヘッダー長さの調節を簡単にかつ自在に行うことが
でき、最も効率的な熱交換を行わせる熱交換器の設計、
製作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの案の一実施例を示すもので、第1
図は短尺ヘッダー、仕切用連結部材、チューブ、フィン
を分離した状態の要部斜視図、第2図は熱交換器の全体
正面図、第3図は連通用連結部材の斜視図、第4図は第
2図の熱交換器の要部縦断面図、第5図〜第7図は連結
部材の変形例を示すもので、第5図は仕切用連結部材の
斜視図、第6図はその縦断面図、第7図は連通用連結部
材の斜視図である。 (1)…チューブ、(2)…フィン、(3)…左ヘッダ
ー、(4)…右ヘッダー、(31)(41)…短尺ヘッダ
ー、(10)(10′)…仕切用連結部材、(11′)(1
1″)…連通用連結部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のチューブ(1)が並列状に配置され
    るとともに、隣接チューブ間にフィン(2)が配置さ
    れ、かつ各チューブの両端が1対の中空ヘッダー(3)
    (4)に連通接続された熱交換器において、前記ヘッダ
    ーが複数の短尺ヘッダー(31)(41)に分割されるとと
    もに、隣接する短尺ヘッダー相互は、長さ方向の両側に
    該短尺ヘッダーの端部を嵌合する嵌合部(10b)(10b)
    (11b′)(11b′)が形成され中間に短尺ヘッダーの端
    縁を係止する係止部(10a)(11a′)が形成された複数
    個の連結部材(10)(11′)によって連結されてなり、
    かつこれらの連結部材には、長さ方向の両側を仕切る仕
    切用連結部材(10)と、連通孔(11c′)により長さ方
    向の両側を連通する連通用連結部材(11′)がいずれも
    含まれていることを特徴とする熱交換器。
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