JP2558435Y2 - 樹脂製インテークマニホールドのegr通路取付構造 - Google Patents

樹脂製インテークマニホールドのegr通路取付構造

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JP2558435Y2 JP1991071354U JP7135491U JP2558435Y2 JP 2558435 Y2 JP2558435 Y2 JP 2558435Y2 JP 1991071354 U JP1991071354 U JP 1991071354U JP 7135491 U JP7135491 U JP 7135491U JP 2558435 Y2 JP2558435 Y2 JP 2558435Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の個別吸気通路部
及びそれらの上流側端部が接続される集合部を有した樹
脂製インテークマニホールドにおける集合部に、EGR
通路部を接続するにあたって採られる、樹脂製インテー
クマニホールドのEGR通路取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンにおいて、
例えば、排気ガスの浄化を目的とし、排気ガスの一部を
吸気系に戻して燃焼室内に導入する排気還流(EGR)
システムを採用したものが知られている。このようなE
GRシステムが採用されたエンジンにあっては、シリン
ダヘッド内に設けられた排気取出通路,エグゾーストマ
ニホールド等からの排気ガスを共通吸気通路,インテー
クマニホールド等に導くEGR通路が設けられるが、そ
の際におけるEGR通路の端部の共通吸気通路,インテ
ークマニホールド等に対する接続は、例えば、実開昭62
-71366号公報に記載されている如く、複数の個別吸気通
路とそれらの夫々における上流側端部と共通吸気通路と
を連結する連結部(集合部)とを有して形成されたイン
テークマニホールドにおける連結部に排気ガス導入ポー
トが設けられ、その排気ガス導入ポートに、排気系に一
端部が接続されたEGR通路を形成するEGRパイプの
他端部が接続されることにより行われるようにされる。
斯かる従来提案されている例においては、インテークマ
ニホールドにおける連結部に設けられた排気ガス導入ポ
ートは、連結部の内部空間内に突出するものとされてお
り、EGRパイプを通じて連結部に導入される排気ガス
が、連結部内において吸気と良好に混合するものとなる
ようにされている。
【0003】また、車両等に搭載されるエンジンのイン
テークマニホールドは、鋳鉄製とされることが多いが、
その軽量化を図る観点から、例えば、特開昭 63-154335
号公報にも示される如くに、夫々の下流側端部がエンジ
ン本体に連結される複数の個別吸気通路(パイプ部)と
各個別吸気通路の上流側端部が接続される集合部(コレ
クター部)とが樹脂材により一体形成されて成る樹脂製
のものも提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このようなもとで、吸
気系の軽量化を図るべく樹脂製のインテークマニホール
ドが用いられたエンジンにおいてEGRシステムが採用
される状況が考えられるが、その際には、EGR通路の
端部のインテークマニホールドに対する接続にあたり、
上述の如くに、インテークマニホールドに設けられた排
気ガス導入ポートに、一端部がシリンダヘッド内に設け
られた排気取出通路,エグゾーストマニホールド等の排
気系に接続されたEGR通路の他端部が直接的に接続さ
れるようになされると、不都合がきたされることにな
る。
【0005】即ち、樹脂製とされて軽量化が図られたイ
ンテークマニホールドは、通常、その材質からして、例
えば、鋳鉄製のインテークマニホールドに比して、耐熱
性の面で劣ることになる。それに対して、EGR通路
は、排気系からの高温の排気ガスを流通させるものとさ
れるので、その全体の亙って比較的高い温度にまで熱せ
られる。従って、例えば、樹脂製のインテークマニホー
ルドに設けられた排気ガス導入ポートに、一端部が排気
系に接続されたEGR通路の他端部が直接的に接続され
ると、比較的高い温度にまで熱せられたEGR通路から
の熱が樹脂製のインテークマニホールドに設けられた排
気ガス導入ポートに伝達されて、樹脂製のインテークマ
ニホールドにおける排気ガス導入ポートが設けられた部
分が加熱され、その結果、樹脂製のインテークマニホー
ルドにおける排気ガス導入ポートが設けられた部分の特
性劣化,亀裂あるいは不所望な熱変形等が生じることに
なる虞がある。
【0006】斯かる点に鑑み、本考案は、エンジン本体
に付設された樹脂製インテークマニホールドにEGR通
路部の端部を取り付けるにあたり、EGR通路部からの
熱が樹脂製インテークマニホールドに伝達され難い状態
とされ、しかも、樹脂製インテークマニホールドとEG
R通路部との取付部における外部に対してのシーリング
が良好に維持されたもとで、EGR通路部を通じた排気
ガスが樹脂製インテークマニホールド内に円滑に導入さ
れるようになすことができる、樹脂製インテークマニホ
ールドのEGR通路取付構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本考案に係る樹脂製インテークマニホールドのEG
R通路取付構造は、複数の個別吸気通路部及びそれらの
夫々における上流側端部と共通吸気通路部とを連結する
集合部を有した樹脂製インテークマニホールドにおける
集合部にEGR通路口形成部が設けられ、そのEGR
通路口形成部に、それを通じて樹脂製インテークマニホ
ールドが有する集合部内に突出する先端管状部を有した
EGR通路部が断熱材を介して取り付けられ、その際、
EGR通路部の先端管状部の外周面とEGR通路口形成
部におけるEGR通路部の先端管状部の外周面を包囲す
る部分との間に空隙が形成されるとともに、その空隙に
連なる凹部が、樹脂製インテークマニホールドが有する
集合部の内面におけるEGR通路部の先端管状部が突出
する部分の周囲に形成されるものとなされる。
【0008】
【作用】上述の如くとされる本考案に係る樹脂製インテ
ークマニホールドのEGR通路取付構造においては、樹
脂製インテークマニホールドにおける集合部に設けられ
たEGR通路口形成部に、それを通じて集合部内に突出
する先端管状部を有したEGR通路部が取り付けられ
て、樹脂製インテークマニホールドとEGR通路部との
取付部における外部に対するシーリングが良好に維持さ
れたもとで、EGR通路部を通じた排気ガスが、EGR
通路部の先端管状部を経て、樹脂製インテークマニホー
ルドにおける集合部内に円滑に導入される。そして、E
GR通路口形成部に対するEGR通路部の取付けは、断
熱材を介してなされ、しかも、EGR通路部の先端管状
部の外周面とEGR通路口形成部におけるEGR通路部
の先端管状部の外周面を包囲する部分との間に空隙が形
成されることに加えて、その空隙に連なる凹部が樹脂製
インテークマニホールドが有する集合部の内面における
EGR通路部の先端管状部が突出する部分の周囲に形成
され、空隙により、EGR通路口形成部とそのEGR通
路口形成部が包囲するEGR通路部の先端管状部の外周
面との間に断熱空気層が形成され、さらに、空隙に連な
る凹部によって、樹脂製インテークマニホールドが有す
る集合部におけるEGR通路口形成部が設けられた部分
及びその周囲部分とEGR通路部の先端管状部の外周面
との間に、比較的大なる断熱空気層が形成される。その
結果、EGR通路部からの熱が樹脂製インテークマニホ
ールドにおける集合部に設けられたEGR通路口形成部
に伝達され難い状態とされ、それにより、樹脂製インテ
ークマニホールドにおけるEGR通路口形成部が設けら
れた部分の特性劣化,亀裂あるいは不所望な熱変形等が
効果的に回避される。
【0009】
【実施例】図2及び図3は、本考案に係る樹脂製インテ
ークマニホールドのEGR通路取付構造の一例が適用さ
れたエンジンの部分を示す。
【0010】図2及び図3においては、エンジン本体1
が、シリンダブロック2,シリンダブロック2の上方に
配されたシリンダヘッド3、及び、シリンダブロック2
の下方に配されたオイルパン4を含んで構成され、その
内部に4個のシリンダが配されて、それらに夫々吸気バ
ルブを介して連通せしめられた4個の吸気ポートが設け
られたものとされている。そして、エンジン本体1に
は、インテークマニホールド5が付設されている。
【0011】インテークマニホールド5は、エンジン本
体1に配された4個のシリンダに対応して設けられた4
個の個別吸気通路部7と4個の個別吸気通路部7が集合
せしめられる集合部8とを有して形成されている。4個
の個別吸気通路部7は、各々の上流側開口端を集合部8
内に臨ませるものとされており、また、各々の下流側端
部がそこに設けられた取付フランジ部10によってエン
ジン本体1を構成するシリンダヘッド3に取り付けられ
たものとされ、それらの下流側開口端が、エンジン本体
1におけるシリンダヘッド3に設けられた4個の吸気ポ
ートに夫々連通せしめられている。
【0012】集合部8は、その上流側部分にスロットル
ボディ取付用フランジ部11が設けられた上流側端部が
形成されており、スロットルボディ取付用フランジ部1
1には、共通吸気通路部を開閉制御するスロットルバル
ブが配されたスロットルボディ13が取り付けられてい
る。そして、スロットルボディ13から集合部8に導入
された吸気は、集合部8を経て4個の個別吸気通路部7
に供給され、4個の個別吸気通路部7を通じて、エンジ
ン本体1に配された4個のシリンダに供給される。従っ
て、集合部8は、4個の個別吸気通路部7の夫々の上流
側端部とスロットルボディ13を含む共通吸気通路部と
を連結する連結部を形成していることになる。
【0013】さらに、インテークマニホールド5には、
エンジン本体1に配された4個のシリンダの夫々に対し
て設けられた吸気バルブの開閉動作による吸気の圧力変
動に起因する共鳴現象を生じて、4個のシリンダの夫々
における吸気充填効率を向上させる共鳴器17が配設さ
れている。共鳴器17は、共鳴用通路部18と共鳴室部
19とを有して形成されており、共鳴用通路部18は集
合部8と共鳴室部19とを連通させている。
【0014】上述の如くの、4個の個別吸気通路部7と
連結部を形成する集合部8とを有したインテークマニホ
ールド5及び共鳴器17は、軽量化を図るべく、合成樹
脂材により形成された樹脂製のものとされる。4個の個
別吸気通路部7,集合部8,共鳴器17等は比較的肉薄
に形成され、集合部8,共鳴器17等は、必要に応じて
内面側にリブが設けられて剛性の向上が図られている。
このように、樹脂製とされたインテークマニホールド5
は、4個の個別吸気通路部7の夫々の下流側端部がそれ
に設けられた取付フランジ部10によりエンジン本体1
に取り付けられるのに加えて、ステー部材21及びステ
ー部材22によって支持されている。
【0015】ステー部材21は、例えば、鋳造により板
状体を成すものとされて形成されており、一方の端部が
エンジン本体1を構成するシリンダブロック2における
下方側壁部に取り付けられるとともに、他方の端部がス
テー部材22の一端部に結合されている。ステー部材2
2も、例えば、鋳造により形成され、その一端部にステ
ー部材21の他方の端部が結合されるとともに、その他
端部が、インテークマニホールド5における4個の個別
吸気通路部7のうちの1個における下流側端部に設けら
れて、エンジン本体1のシリンダヘッド3に取り付けら
れた取付フランジ部10に結合されている。そして、ス
テー部材22は、その一端部と他端部との間の部分が、
インテークマニホールド5におけるスロットルボディ取
付用フランジ部11に係合せしめられている。
【0016】ステー部材22の一端部と他端部との間の
部分のインテークマニホールド5におけるスロットルボ
ディ取付用フランジ部11に対する係合は、スロットル
ボディ取付用フランジ部11に対するスロットルボディ
13の取付けと共になされる。即ち、スロットルボディ
取付用フランジ部11に、インテークマニホールド5に
おける集合部8とは反対側からスロットルボディ13が
当接せしめられるとともに、インテークマニホールド5
における集合部8側から、ステー部材22の一端部と他
端部との間の部分が当接せしめられ、それらが共通のボ
ルトとナットとで締結されることにより、スロットルボ
ディ取付用フランジ部11に対して、インテークマニホ
ールド5における集合部8側からステー部材22の一端
部と他端部との間の部分が取り付けられるとともに、イ
ンテークマニホールド5における集合部8とは反対側か
らスロットルボディ15が取り付けられることになる。
このようにされることにより、インテークマニホールド
5におけるスロットルボディ取付用フランジ部11が設
けられた部分を含む集合部8側部分が、一方の端部がエ
ンジン本体1のシリンダブロック2に取り付けられたス
テー部材21とそれに結合したステー部材22との両者
によって支持される状態がとられる。
【0017】さらに、インテークマニホールド5の集合
部8には、負圧調整バルブ(図にあらわれない)から負
圧導入パイプ30を通じて供給される負圧によって動作
制御されるダイヤフラム式のEGRバルブが配されたE
GRバルブユニット31が、取りつけられている。EG
Rバルブユニット31は、エンジン本体1のシリンダヘ
ッド3内に設けられた排気ガス導出通路(図示せず)に
一端部が接続されたEGRパイプ32の他端部が接続さ
れて、EGRパイプ32と共にEGR通路部を形成して
おり、エンジン本体1に設けられた各シリンダ内での燃
焼により生成された排気ガスの一部がEGRパイプ32
を通じて供給され、その供給された排気ガスをEGRバ
ルブを通じて集合部8内に導き、排気ガスの還流を行わ
せるものとされている。そして、集合部8には、EGR
バルブユニット31の取付けがなされるEGR通路口形
成部35が設けられている。
【0018】図1に示される如く、インテークマニホー
ルド5の集合部8に設けられたEGR通路口形成部35
は、集合部8の外周面から外方に突出するものとされ
て、集合部8と一体に形成された樹脂製部分とされてお
り、中央孔36が設けられるとともに、平坦な端面37
を有するものとされている。そして、EGR通路口形成
部35の端面37に、中央孔36に対応した中央孔41
が設けられた断熱材40、及び、中央孔41に対応した
中央孔43が設けられたガスケット42を介して、EG
Rバルブユニット31の端面部31aが当接せしめられ
ている。また、EGR通路口形成部35には、2個の、
例えば、ステンレス製とされた雌螺子部材45が中央孔
36を挾んで埋め込まれている。これらの2個の雌螺子
部材45の夫々には、EGRバルブユニット31の内部
から、EGRバルブユニット31の端面部31a,ガス
ケット42及び断熱材40を貫通するものとされたボル
ト46が螺合せしめられており、それによって、EGR
バルブユニット31の端面部31aが、断熱材40及び
ガスケット42を介して、集合部8に設けられたEGR
通路口形成部35に固着されている。即ち、EGRバル
ブユニット31の、断熱材40及びガスケット42を介
しての、集合部8に設けられたEGR通路口形成部35
に対する取付けがなされているのであり、EGRバルブ
ユニット31の端面部31aと断熱材40との間は、ガ
スケット42によって確実なシーリングがなされた状態
とされる。
【0019】また、EGR通路形成部35には、その端
面37から掘り込まれた、中央孔36を包囲する管状溝
内に、弾性体で形成されたO−リング47が、その一方
の端面部を断熱材40に当接させた状態で配されてお
り、中央孔36の周囲における端面37と断熱材40と
の間の確実なシーリングが図られている。
【0020】集合部8に設けられたEGR通路口形成部
35に対する取付けがなされたEGRバルブユニット3
1の端面部31aの中央部分からは、ガスケット42に
設けられた中央孔43,断熱材40に設けられた中央孔
41、及び、EGR通路口形成部35に設けられた中央
孔36を貫通して、集合部8の内部にまで伸びる先端管
状部50が突出している。この先端管状部50は、EG
Rパイプ32とEGRバルブユニット31とを含んで形
成されるEGR通路部の先端部分を形成するものであっ
て、集合部8の内部において吸気の流れに沿う方向に湾
曲せしめられており、エンジン本体1のシリンダヘッド
3内に設けられた排気ガス取出通路からEGRパイプ3
2を通じ、EGRバルブユニット31に配されたEGR
バルブを経た排気ガスを、集合部8内にそこを流れる吸
気との良好な混合状態が得られるようにして供給する。
【0021】EGRバルブユニット31の端面部31a
の中央部分から突出し、EGR通路口形成部35をそれ
に設けられた中央孔36を貫通する状態で通じて、集合
部8内に伸びる先端管状部50は、その外径寸法が、E
GR通路口形成部35に設けられた中央孔36の内径寸
法より小とされており、それによって、先端管状部50
の外周面とそれを包囲するEGR通路口形成部35にお
ける中央孔36が設けられた部分との間には、空隙51
が形成されている。このように先端管状部50の外周面
の周囲に空隙51が形成されることによって、内部を流
通する高温の排気ガスによって加熱される先端管状部5
0の熱が、EGR通路口形成部35に伝達し難くされて
おり、その結果、樹脂製とされたインテークマニホール
ド5の集合部8におけるEGR通路口形成部35が設け
られた部分の特性劣化,亀裂あるいは不所望な熱変形等
が回避されることになる。
【0022】さらに、集合部8の内面8aにおける先端
管状部50が突出する部分の周囲に、先端管状部50
の外周面とそれを包囲するEGR通路口形成部35にお
ける中央孔36が設けられた部分との間に形成された空
隙51に連なって、先端管状部50の外周面を包囲して
集合部8内に開口する凹部52が形成されている。そし
て、このような空隙51に連なる比較的大なる空隙とさ
れる凹部52によって先端管状部50の外周面が包囲さ
れることにより、先端管状部50とその周囲の集合部8
の内面までの距離が拡大されるとともに、集合部8内を
流れる吸気が先端管状部50の周囲に吹き溜まって凹部
52から空隙51にまで入り込み、それにより先端管状
部50が冷却されることに加えて、凹部52によって、
集合部8の内面8aにおける先端管状部50が突出する
部分と先端管状部50との間に比較的大なる断熱空気層
が形成されることになる。その結果、先端管状部50の
熱が集合部8におけるEGR通路口形成部35が設け
られた部分及びその周囲部分に対して一層伝達し難くさ
れ、樹脂製とされたインテークマニホールド5の集合部
8にEGR通路部からの熱による悪影響が及ぼされない
ようにされる
【0023】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案に
係る樹脂製インテークマニホールドのEGR通路取付構
造によれば、樹脂製インテークマニホールドにおける集
合部に設けられたEGR通路口形成部に、それを通じて
集合部内に突出する先端管状部を有したEGR通路部が
取り付けられることにより、樹脂製インテークマニホー
ルドとEGR通路部との取付部における外部に対するシ
ーリングが良好に維持されたもとで、EGR通路部を通
じた排気ガスが、EGR通路部の先端管状部を経て、樹
脂製インテークマニホールドにおける集合部内に円滑に
導入される。そして、EGR通路口形成部に対するEG
R通路部の取付けは、断熱材を介してなされ、しかも、
EGR通路部の先端管状部の外周面とEGR通路口形成
部におけるEGR通路部の先端管状部の外周面を包囲す
る部分との間に空隙が形成されるとともに、その空隙に
連なる凹部が、樹脂製インテークマニホールドが有する
集合部の内面におけるEGR通路部の先端管状部が突出
する部分の周囲に形成されるので、EGR通路部からの
熱が樹脂製インテークマニホールドにおける集合部に設
けられたEGR通路口形成部に伝達され難い状態とさ
れ、それにより、樹脂製インテークマニホールドにおけ
るEGR通路口形成部が設けられた部分の特性劣化,亀
裂あるいは不所望な熱変形等が効果的に回避されること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る樹脂製インテークマニホールドの
EGR通路取付構造の要部を示す断面図である。
【図2】本考案に係る樹脂製インテークマニホールドの
EGR通路取付構造の一例が適用されたエンジンの部分
を示す概略正面図である。
【図3】本考案に係る樹脂製インテークマニホールドの
EGR通路取付構造の一例が適用されたエンジンの部分
を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 5 インテークマニホールド 7 個別吸気通路部 8 集合部 13 スロットルボディ 31 EGRバルブユニット 32 EGRパイプ 35 EGR通路口形成部 36 中央孔 40 断熱材 42 ガスケット 45 雌螺子部材 46 ボルト 47 O−リング 50 先端管状部 51 空隙 52 凹部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の個別吸気通路部及び該複数の個別吸
    気通路部の夫々における上流側端部と共通吸気通路部と
    を連結する集合部を有した樹脂製インテークマニホール
    ドにおける上記集合部に、EGR通路口形成部が設けら
    れ、該EGR通路口形成部に、それを通じて上記集合部
    内に突出する先端管状部を有したEGR通路部が断熱材
    を介して取り付けられ、上記先端管状部の外周面と上記
    EGR通路口形成部における上記先端管状部の外周面を
    包囲する部分との間に空隙が形成されるとともに、上記
    集合部の内面における上記EGR通路部の上記先端管状
    部が突出する部分の周囲に、上記空隙に連なる凹部が形
    成されて構成される樹脂製インテークマニホールドのE
    GR通路取付構造。
  2. 【請求項2】EGR通路口形成部が樹脂製インテークマ
    ニホールドと一体に形成された樹脂製部分とされ、上記
    樹脂製インテークマニホールドにおける集合部の内面に
    形成された凹部が、EGR通路部の先端管状部の外周面
    と上記EGR通路口形成部における上記先端管状部の外
    周面を包囲する部分との間に形成された空隙に連なって
    上記先端管状部の外周面を包囲し、上記集合部内に開口
    するものとされたことを特徴とする請求項1記載の樹脂
    製インテークマニホールドのEGR通路取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2582966B2 (ja) * 1991-08-19 1997-02-19 日産自動車株式会社 内燃機関の排気還流装置

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JPH0524937U (ja) 1993-04-02

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