JP2558257Y2 - 自転車用フレームのダンパー機構 - Google Patents
自転車用フレームのダンパー機構Info
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- JP2558257Y2 JP2558257Y2 JP1993073048U JP7304893U JP2558257Y2 JP 2558257 Y2 JP2558257 Y2 JP 2558257Y2 JP 1993073048 U JP1993073048 U JP 1993073048U JP 7304893 U JP7304893 U JP 7304893U JP 2558257 Y2 JP2558257 Y2 JP 2558257Y2
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- Japan
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- lug
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F3/00—Spring units consisting of several springs, e.g. for obtaining a desired spring characteristic
- F16F3/08—Spring units consisting of several springs, e.g. for obtaining a desired spring characteristic with springs made of a material having high internal friction, e.g. rubber
- F16F3/087—Units comprising several springs made of plastics or the like material
- F16F3/093—Units comprising several springs made of plastics or the like material the springs being of different materials, e.g. having different types of rubber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K19/00—Cycle frames
- B62K19/18—Joints between frame members
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/28—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B62K2201/00—Springs used in cycle frames or parts thereof
- B62K2201/02—Rubber springs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自転車用フレームにおけ
る走行衝撃を吸収して走行性能ならびに耐久性の向上
と、乗車フィーリングを良好にするとともに、簡単かつ
シンプルな構成によりコストの著しい低減をはかること
を目的とする。
る走行衝撃を吸収して走行性能ならびに耐久性の向上
と、乗車フィーリングを良好にするとともに、簡単かつ
シンプルな構成によりコストの著しい低減をはかること
を目的とする。
【0002】
【従来の技術】自転車の走行に伴う衝撃の吸収について
は、これまでフロントフォークのベンド(曲げ)により
衝撃を緩和するように設計されてきた。 自転車にサス
ペンションがこれまで採用されなかったのは、自転車の
基本的条件である軽量化と高剛性の要求に相反するもの
であると考えられてきたからである。 しかし最近では
素材の軽量化に逐次成功し、しかもより優れた乗車フィ
ーリングが求められ、また特にマウンテンバイク(MT
B)の目覚ましい普及に伴い、オフロードやダウンヒル
走行をはじめとし、各種のレースが盛んとなり、また荒
れた路面走行の衝撃を吸収する必要性に迫られてきた。
は、これまでフロントフォークのベンド(曲げ)により
衝撃を緩和するように設計されてきた。 自転車にサス
ペンションがこれまで採用されなかったのは、自転車の
基本的条件である軽量化と高剛性の要求に相反するもの
であると考えられてきたからである。 しかし最近では
素材の軽量化に逐次成功し、しかもより優れた乗車フィ
ーリングが求められ、また特にマウンテンバイク(MT
B)の目覚ましい普及に伴い、オフロードやダウンヒル
走行をはじめとし、各種のレースが盛んとなり、また荒
れた路面走行の衝撃を吸収する必要性に迫られてきた。
【0003】そこで最近では前輪側のフロントフォーク
で衝撃を吸収し、あるいはヘッド部内にウレタン強化樹
脂を組み込んだもの、あるいはサドル自体にサスペンシ
ョンを施したものなどが逐次研究されている。 またこ
のほかに、シートラグを支点としてモノシートラグと上
パイプとの間に小型のショックアブソーバを介在させる
ようにしたものも逐次研究開発されている。
で衝撃を吸収し、あるいはヘッド部内にウレタン強化樹
脂を組み込んだもの、あるいはサドル自体にサスペンシ
ョンを施したものなどが逐次研究されている。 またこ
のほかに、シートラグを支点としてモノシートラグと上
パイプとの間に小型のショックアブソーバを介在させる
ようにしたものも逐次研究開発されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前輪側のフロントフォークで衝撃を吸収し、あるいは
ヘッド部内にウレタン強化樹脂を組み込んだもの、ある
いはサドル自体にサスペンションを施したものは、いず
れも前輪側あるいはサドル部での衝撃吸収であり、衝撃
吸収能力に限界があるばかりでなく、走行中の乗車フィ
ーリングや機能性の面から最も重要視される後輪側の衝
撃吸収機能を備え、しかも高剛性を備えたものはこれま
でになく、とくにオフロード走行に求められる前後輪の
衝撃吸収能力の面で著しく不完全であった。
た前輪側のフロントフォークで衝撃を吸収し、あるいは
ヘッド部内にウレタン強化樹脂を組み込んだもの、ある
いはサドル自体にサスペンションを施したものは、いず
れも前輪側あるいはサドル部での衝撃吸収であり、衝撃
吸収能力に限界があるばかりでなく、走行中の乗車フィ
ーリングや機能性の面から最も重要視される後輪側の衝
撃吸収機能を備え、しかも高剛性を備えたものはこれま
でになく、とくにオフロード走行に求められる前後輪の
衝撃吸収能力の面で著しく不完全であった。
【0005】またシートラグを支点としてモノシートラ
グと上パイプとの間に小型のショックアブソーバを介在
させるようにしたものについても、構造が繁雑でデザイ
ン性に劣り、しかも重量が嵩み、かつコスト高となるな
ど実用上十分なものとはいえない。
グと上パイプとの間に小型のショックアブソーバを介在
させるようにしたものについても、構造が繁雑でデザイ
ン性に劣り、しかも重量が嵩み、かつコスト高となるな
ど実用上十分なものとはいえない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は前輪側の
フロントフォークで衝撃を吸収し、あるいはヘッド部内
にウレタン強化樹脂を組み込んだもの、あるいはサドル
自体にサスペンションを施したものなどの従来のものに
比して、比較的大きな衝撃吸収能力を有するばかりでな
く、比較的小さな路面衝撃までをも吸収することがで
き、しかも構造がシンプルで軽量化が可能であり、かつ
高剛性でコストの著しい低減をはかることのできる理想
的なダンパー機構を開発するに至ったものである。
フロントフォークで衝撃を吸収し、あるいはヘッド部内
にウレタン強化樹脂を組み込んだもの、あるいはサドル
自体にサスペンションを施したものなどの従来のものに
比して、比較的大きな衝撃吸収能力を有するばかりでな
く、比較的小さな路面衝撃までをも吸収することがで
き、しかも構造がシンプルで軽量化が可能であり、かつ
高剛性でコストの著しい低減をはかることのできる理想
的なダンパー機構を開発するに至ったものである。
【0007】すなわち具体的には、シートラグとモノシ
ートラグとの結合部間に介在されるダンパー部材であっ
て、該ダンパー部材は、前記モノシートラグに対面可能
なベース部材と、該ベース部材の上端部であって、その
背面側にはシートラグ結合部に、また正面側にはモノシ
ートラグの上方部に、それぞれ回動自在に軸着させるべ
く突設させたヒンジ部と、前記ベース部材とモノシート
ラグとの間に介在された弾性体とからなり、しかも該弾
性体は軟・硬質複数種の弾性体を重ね使用するようにし
たことを特徴とする自転車フレームのダンパー機構に関
する。
ートラグとの結合部間に介在されるダンパー部材であっ
て、該ダンパー部材は、前記モノシートラグに対面可能
なベース部材と、該ベース部材の上端部であって、その
背面側にはシートラグ結合部に、また正面側にはモノシ
ートラグの上方部に、それぞれ回動自在に軸着させるべ
く突設させたヒンジ部と、前記ベース部材とモノシート
ラグとの間に介在された弾性体とからなり、しかも該弾
性体は軟・硬質複数種の弾性体を重ね使用するようにし
たことを特徴とする自転車フレームのダンパー機構に関
する。
【0008】
【0009】
【作用】自転車の走行に伴ってフレームの後輪側バック
フォークが受ける衝撃負荷は、そのまま上方部のモノシ
ートラグに伝わり、モノシートラグの上方部に結合され
ているダンパー部材の正面側のヒンジ部を、その背面側
のシートラグに結合されているヒンジ部の抵抗に逆らっ
て走行方向斜め上方に向けて移動させる。 このときモ
ノシートラグに対面しているベース部材が、シートラグ
に結合されている背面側のヒンジ部を支点としてモノシ
ートラグに接近し、モノシートラグとの間に介在させた
弾性体を圧迫して衝撃を吸収する。
フォークが受ける衝撃負荷は、そのまま上方部のモノシ
ートラグに伝わり、モノシートラグの上方部に結合され
ているダンパー部材の正面側のヒンジ部を、その背面側
のシートラグに結合されているヒンジ部の抵抗に逆らっ
て走行方向斜め上方に向けて移動させる。 このときモ
ノシートラグに対面しているベース部材が、シートラグ
に結合されている背面側のヒンジ部を支点としてモノシ
ートラグに接近し、モノシートラグとの間に介在させた
弾性体を圧迫して衝撃を吸収する。
【0010】この場合において、ベース部材とモノシー
トラグとの間に介在される弾性体について、軟・硬質複
数種の弾性体を重ね使用しているために、まず軽い衝撃
が軟質の弾性体により吸収されるとともに、大きな衝撃
を硬質の弾性体により吸収する。
トラグとの間に介在される弾性体について、軟・硬質複
数種の弾性体を重ね使用しているために、まず軽い衝撃
が軟質の弾性体により吸収されるとともに、大きな衝撃
を硬質の弾性体により吸収する。
【0011】
【実施例】以下において本考案の具体的な内容を図示の
実施例をもとに説明すると、1はシートラグ、6はダン
パー部材、13はモノシートラグをあらわす。 シート
ラグ1は、前方略水平方向に向けて上パイプ2を、下方
向に向けて立パイプ3を、それぞれ接続させるととも
に、上方に向けてシートポスト4を突出させ、しかも後
部に結合部5を形成してなる。 モノシートラグ13
は、下方に向けてバックフォーク14を接続するための
接続部14a、14bを突出させるとともに、上方端部
には中央に軸穴16を貫通させた左右一対の取り付け部
15.15が、さらに胴部分には大きく溝状にくりぬか
れた平坦部17がそれぞれ形成され、しかも該平坦部1
7の中央部には、中心に雌螺子穴19を有する突起部1
8が突設されている。
実施例をもとに説明すると、1はシートラグ、6はダン
パー部材、13はモノシートラグをあらわす。 シート
ラグ1は、前方略水平方向に向けて上パイプ2を、下方
向に向けて立パイプ3を、それぞれ接続させるととも
に、上方に向けてシートポスト4を突出させ、しかも後
部に結合部5を形成してなる。 モノシートラグ13
は、下方に向けてバックフォーク14を接続するための
接続部14a、14bを突出させるとともに、上方端部
には中央に軸穴16を貫通させた左右一対の取り付け部
15.15が、さらに胴部分には大きく溝状にくりぬか
れた平坦部17がそれぞれ形成され、しかも該平坦部1
7の中央部には、中心に雌螺子穴19を有する突起部1
8が突設されている。
【0012】なお22はブレーキワイヤ用のペグをあら
わす。 さらにダンパー部材6は、前記モノシートラグ
13の平坦部17に対面可能なベース部材6aと、該ベ
ース部材6aの上端部であって、その背面側にはシート
ラグ結合部5に回動自在に結合させるヒンジ部10が、
また正面側にはモノシートラグ13の上方部に回動自在
に軸着させるべく突設させたヒンジ部9がそれぞれ形成
されている。 さらに上記ベース部材6aの、モノシー
トラグ13に対面する側には円形の溝7が形成されると
ともに、該円形の溝7の略中央部にはネジ12の胴部が
遊嵌できる程度の幅を有するところの、上下方向に向け
た細長い長溝8が貫通されている。
わす。 さらにダンパー部材6は、前記モノシートラグ
13の平坦部17に対面可能なベース部材6aと、該ベ
ース部材6aの上端部であって、その背面側にはシート
ラグ結合部5に回動自在に結合させるヒンジ部10が、
また正面側にはモノシートラグ13の上方部に回動自在
に軸着させるべく突設させたヒンジ部9がそれぞれ形成
されている。 さらに上記ベース部材6aの、モノシー
トラグ13に対面する側には円形の溝7が形成されると
ともに、該円形の溝7の略中央部にはネジ12の胴部が
遊嵌できる程度の幅を有するところの、上下方向に向け
た細長い長溝8が貫通されている。
【0013】さらに11はベース部材6aとモノシート
ラグの平坦部17との間に介在される弾性体をあらわ
し、ゴムやウレタン等の弾性材が用いられるとともに、
中央部を円形の中空にくりぬかれたリング状に形成さ
れ、しかも各弾性体11は、比較的軟質の弾性体11a
と、比較的硬質の弾性体11b、およびさらに硬質の弾
性体11cの組み合わせとして使用される。
ラグの平坦部17との間に介在される弾性体をあらわ
し、ゴムやウレタン等の弾性材が用いられるとともに、
中央部を円形の中空にくりぬかれたリング状に形成さ
れ、しかも各弾性体11は、比較的軟質の弾性体11a
と、比較的硬質の弾性体11b、およびさらに硬質の弾
性体11cの組み合わせとして使用される。
【0014】ダンパー部材6は、その上方部背面側のヒ
ンジ10をシートラグ1の結合部5に、その結合穴10
aを利用してピン21により回動自在に取り付けるとと
もに、正面側の結合部9を、その結合穴9aを利用して
モノシートラグ13の上端部に有する一対の取り付け部
15の取り付け穴16.16に、そのピン穴9aを利用
してピン20により同じく回動自在に取り付け、さらに
前記ベース部材6aとモノシートラグ13の平坦部17
との間に比較的軟質の弾性材11a.比較的硬質の弾性
体11b.そして硬質の弾性体11cの順にて介在させ
るとともに、ベース部材6aの背面側長溝8よりネジ1
2を差し込み、これを上記各弾性体11a.11b.1
1cの各中心を貫通させた状態において、その先端をモ
ノシートラグ13側の突起部18の雌螺子穴19にねじ
込み、ベース部材6aとモノシートラグ13の平坦部1
7との間に各弾性体11を介在させた状態における圧接
程度を加減調整して組み付けを完了する。
ンジ10をシートラグ1の結合部5に、その結合穴10
aを利用してピン21により回動自在に取り付けるとと
もに、正面側の結合部9を、その結合穴9aを利用して
モノシートラグ13の上端部に有する一対の取り付け部
15の取り付け穴16.16に、そのピン穴9aを利用
してピン20により同じく回動自在に取り付け、さらに
前記ベース部材6aとモノシートラグ13の平坦部17
との間に比較的軟質の弾性材11a.比較的硬質の弾性
体11b.そして硬質の弾性体11cの順にて介在させ
るとともに、ベース部材6aの背面側長溝8よりネジ1
2を差し込み、これを上記各弾性体11a.11b.1
1cの各中心を貫通させた状態において、その先端をモ
ノシートラグ13側の突起部18の雌螺子穴19にねじ
込み、ベース部材6aとモノシートラグ13の平坦部1
7との間に各弾性体11を介在させた状態における圧接
程度を加減調整して組み付けを完了する。
【0015】上記した構成において、自転車の走行中後
輪に路面衝撃を受けると、後輪軸の上昇に伴いバックフ
ォーク14の上端に一体に結合されているモノシートラ
グ13が進行方向斜め上方に突き上げられ、これに伴っ
てピン20により結合されているダンパー部材6が、シ
ートラグ1の結合部5に結合されているヒンジ部10の
ピン21を支点に、図1および図4〜5の状態において
時計方向に回動し、ベース部材6aをモノシートラグ1
3の平坦部17に、弾性体11を介在させたまま圧接さ
せて衝撃を吸収させる(図5参照)。
輪に路面衝撃を受けると、後輪軸の上昇に伴いバックフ
ォーク14の上端に一体に結合されているモノシートラ
グ13が進行方向斜め上方に突き上げられ、これに伴っ
てピン20により結合されているダンパー部材6が、シ
ートラグ1の結合部5に結合されているヒンジ部10の
ピン21を支点に、図1および図4〜5の状態において
時計方向に回動し、ベース部材6aをモノシートラグ1
3の平坦部17に、弾性体11を介在させたまま圧接さ
せて衝撃を吸収させる(図5参照)。
【0016】なおこの場合において、ベース部材6aと
モノシートラグ13の平坦部17との間に介在された弾
性体11は、比較的軟質の弾性体11aと、比較的硬質
の弾性体11bとを重ね使用する等、複数種の固さの弾
性体を使用しているために、比較的硬質の弾性体11b
が大きな衝撃を吸収するばかりでなく、比較的軟質の弾
性体11aが比較的小さな路面衝撃を吸収し、これによ
って乗車フィーリングを著しく向上させる。
モノシートラグ13の平坦部17との間に介在された弾
性体11は、比較的軟質の弾性体11aと、比較的硬質
の弾性体11bとを重ね使用する等、複数種の固さの弾
性体を使用しているために、比較的硬質の弾性体11b
が大きな衝撃を吸収するばかりでなく、比較的軟質の弾
性体11aが比較的小さな路面衝撃を吸収し、これによ
って乗車フィーリングを著しく向上させる。
【0017】
【考案の効果】本考案は上記したように、シートラグと
モノシートラグとの結合部間に、モノシートラグに対面
可能なベース部材と、該ベース部材の上端部であって、
その背面側にはシートラグ結合部に、また正面側にはモ
ノシートラグの上方部に、それぞれ回動自在に軸着させ
るべく突設させたヒンジ部と、前記ベース部材とモノシ
ートラグとの間に介在された弾性体とからなるものであ
るために、構造が簡単かつコンパクトにもかかわらず高
剛性を発揮し、かつ低コストでデザイン性に優れ、しか
も該弾性体は軟・硬質複数種の弾性体を重ね使用するよ
うにしたために、比較的硬質の弾性体が大きな衝撃を吸
収するばかりでなく、比較的軟質の弾性体が比較的小さ
な路面衝撃を吸収し、これによって自転車走行における
路面衝撃の吸収能力を十分に発揮することができ、十分
なサスペンションと、パワーロスのない走行フィーリン
グを得ることができる。
モノシートラグとの結合部間に、モノシートラグに対面
可能なベース部材と、該ベース部材の上端部であって、
その背面側にはシートラグ結合部に、また正面側にはモ
ノシートラグの上方部に、それぞれ回動自在に軸着させ
るべく突設させたヒンジ部と、前記ベース部材とモノシ
ートラグとの間に介在された弾性体とからなるものであ
るために、構造が簡単かつコンパクトにもかかわらず高
剛性を発揮し、かつ低コストでデザイン性に優れ、しか
も該弾性体は軟・硬質複数種の弾性体を重ね使用するよ
うにしたために、比較的硬質の弾性体が大きな衝撃を吸
収するばかりでなく、比較的軟質の弾性体が比較的小さ
な路面衝撃を吸収し、これによって自転車走行における
路面衝撃の吸収能力を十分に発揮することができ、十分
なサスペンションと、パワーロスのない走行フィーリン
グを得ることができる。
【0018】
【図1】本考案の一実施例である自転車用フレームのダ
ンパー機構をあらわした要部斜視図。
ンパー機構をあらわした要部斜視図。
【図2】ダンパー機構とモノシートラグとの組みつけ構
造を分解してあらわした要部拡大斜視図。
造を分解してあらわした要部拡大斜視図。
【図3】一部を断面であらわしたダンパー機構の拡大側
面図。
面図。
【図4】本考案に係わるダンパー機構の平常時の状態を
あらわした要部側面図。
あらわした要部側面図。
【図5】本考案に係わるダンパー機構の衝撃吸収時にお
ける状態をあらわした要部側面図。
ける状態をあらわした要部側面図。
1 シートラグ 2 上パイプ 3 立パイプ 4 シートポスト 5 結合部 6 ダンパー部材 6a ベース部材 7 円形の溝 8 長溝 9 ヒンジ部 9a ピン穴 10 ヒンジ部 11a 弾性体 11b 弾性体 11c 弾性体 12 ネジ 13 モノシートラグ 14 バックフォーク 15 取り付け部 16 取り付け穴 17 平坦部 18 突起部 19 雌ネジ穴 20 ピン 21 ピン 22 ブレーキワイヤ用のペグ
Claims (1)
- 【請求項1】シートラグとモノシートラグとの結合部間
に介在されるダンパー部材であって、該ダンパー部材
は、前記モノシートラグに対面可能なベース部材と、該
ベース部材の上端部であって、その背面側にはシートラ
グ結合部に、また正面側にはモノシートラグの上方部
に、それぞれ回動自在に軸着させるべく突設させたヒン
ジ部と、前記ベース部材とモノシートラグとの間に介在
された弾性体とからなり、しかも該弾性体は軟・硬質複
数種の弾性体を重ね使用するようにしたことを特徴とす
る自転車フレームのダンパー機構。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073048U JP2558257Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 自転車用フレームのダンパー機構 |
US08/251,250 US5496052A (en) | 1993-12-21 | 1994-05-31 | Damper mechanism of bicycle frame |
NL9401009A NL9401009A (nl) | 1993-12-21 | 1994-06-20 | Dempmechanisme voor een rijwielframe. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073048U JP2558257Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 自転車用フレームのダンパー機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737880U JPH0737880U (ja) | 1995-07-14 |
JP2558257Y2 true JP2558257Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=13507102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073048U Expired - Fee Related JP2558257Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 自転車用フレームのダンパー機構 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5496052A (ja) |
JP (1) | JP2558257Y2 (ja) |
NL (1) | NL9401009A (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5975550A (en) * | 1998-03-27 | 1999-11-02 | Schonfeld; Carl W. | Torsional shock absorber for bicycle |
JPH11278349A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-12 | Shimano Inc | 自転車用緩衝装置 |
JP2977524B2 (ja) * | 1998-03-31 | 1999-11-15 | 株式会社シマノ | 自転車用緩衝装置 |
JP3261096B2 (ja) * | 1998-05-11 | 2002-02-25 | 立川ブラインド工業株式会社 | スクリーン昇降装置 |
CN1071227C (zh) * | 1999-04-05 | 2001-09-19 | 捷安特(中国)有限公司 | 自行车车架转轴避震器 |
US7168726B2 (en) * | 2003-01-10 | 2007-01-30 | Trek Bicycle Corporation | Ultra lightweight, high efficiency bicycle suspension |
US7216882B2 (en) * | 2005-06-29 | 2007-05-15 | Specialized Bicycle Components, Inc. | Shock absorber mounting assembly for a bicycle |
FR2900631B1 (fr) * | 2006-05-05 | 2009-01-23 | Jcdecaux Sa | Bicyclette dotee d'une suspension de roue arriere |
US7374191B1 (en) * | 2007-03-14 | 2008-05-20 | Merida Industry Co., Ltd. | Bicycle frame |
KR100938592B1 (ko) | 2009-07-09 | 2010-01-26 | 정승식 | 완충 장치 및 이를 포함하는 자전거 |
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