JP2558210Y2 - 浄水器用カートリッジ - Google Patents
浄水器用カートリッジInfo
- Publication number
- JP2558210Y2 JP2558210Y2 JP5346791U JP5346791U JP2558210Y2 JP 2558210 Y2 JP2558210 Y2 JP 2558210Y2 JP 5346791 U JP5346791 U JP 5346791U JP 5346791 U JP5346791 U JP 5346791U JP 2558210 Y2 JP2558210 Y2 JP 2558210Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- water purifier
- activated carbon
- sintered filter
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、浄水器用カートリッジ
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、浄水器には活性炭、或いは活性炭
素繊維の活性炭層と中空糸膜モジュールで構成される浄
水器が普及しつつある。これらの浄水器に於いては、通
常前記構成からなる一体構造のカートリッジとしてこの
カートリッジ中を原水が通過することにより塩素臭、か
び臭を除去し、更に種々の雑菌、赤さび、有機物を除去
する機構となしている。従って活性炭層、或いは中空糸
膜モジュールのいずれかがその効力をなくした時このカ
ートリッジを交換することとなる。
素繊維の活性炭層と中空糸膜モジュールで構成される浄
水器が普及しつつある。これらの浄水器に於いては、通
常前記構成からなる一体構造のカートリッジとしてこの
カートリッジ中を原水が通過することにより塩素臭、か
び臭を除去し、更に種々の雑菌、赤さび、有機物を除去
する機構となしている。従って活性炭層、或いは中空糸
膜モジュールのいずれかがその効力をなくした時このカ
ートリッジを交換することとなる。
【０００３】又、このカートリッジには耐圧型と非耐圧
型があり、後者は前者に比較してカートリッジを構成す
るハウジングの肉厚を薄くすることができるため軽量化
が計れる上、通水経路が単純であることから構造も複雑
にならず工業生産に適している利点も有している。
型があり、後者は前者に比較してカートリッジを構成す
るハウジングの肉厚を薄くすることができるため軽量化
が計れる上、通水経路が単純であることから構造も複雑
にならず工業生産に適している利点も有している。
【０００４】通常、原水はカートリッジの底部から活性
炭層、中空糸膜モジュールの順序で通過するためカート
リッジの底部には通水可能な孔を複数個有し、この底部
の上面、又は下面に不織布、又は細孔のメッシュ状の織
布を固着させて、活性炭層のカートリッジ外への脱落を
防止している。
炭層、中空糸膜モジュールの順序で通過するためカート
リッジの底部には通水可能な孔を複数個有し、この底部
の上面、又は下面に不織布、又は細孔のメッシュ状の織
布を固着させて、活性炭層のカートリッジ外への脱落を
防止している。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかし、不織布の場合
にはカートリッジ底部部材に固着する工程が必要であ
り、メッシュ状織布の場合には破損しやすく構造部材と
しては不向きである。更に前記のごときカートリッジに
おいては底部に設けられた細孔部のみ原水は通過するの
で通水路が限定されるため前記不織布、あるいは細孔の
メッシュ状織布は、原水中の異物により速く目詰まりし
大きな通水抵抗となる。本考案は、かかる欠点に鑑み構
造部材として強固でしかも通水時に一次フィルターとし
て作用し活性炭層の脱落を防止する作用を併せもつカー
トリッジ構造体を提供するものである。
にはカートリッジ底部部材に固着する工程が必要であ
り、メッシュ状織布の場合には破損しやすく構造部材と
しては不向きである。更に前記のごときカートリッジに
おいては底部に設けられた細孔部のみ原水は通過するの
で通水路が限定されるため前記不織布、あるいは細孔の
メッシュ状織布は、原水中の異物により速く目詰まりし
大きな通水抵抗となる。本考案は、かかる欠点に鑑み構
造部材として強固でしかも通水時に一次フィルターとし
て作用し活性炭層の脱落を防止する作用を併せもつカー
トリッジ構造体を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案の要旨は、中空糸
膜、活性炭層の組合せからなる浄水器用カートリッジに
おいて、原水のカートリッジの流入口であるカートリッ
ジ最底部が樹脂粒体をシート状に焼き固めた多孔体から
なる焼結フィルターで構成され、該フィルターが１０〜
１５０μの目開きを有し、１kg／cm2 の元圧の空気を通
過させた時の背圧が０．０８〜０．３kg／cm2 であるこ
とを特徴とする非耐圧型浄水器用カートリッジにある。
膜、活性炭層の組合せからなる浄水器用カートリッジに
おいて、原水のカートリッジの流入口であるカートリッ
ジ最底部が樹脂粒体をシート状に焼き固めた多孔体から
なる焼結フィルターで構成され、該フィルターが１０〜
１５０μの目開きを有し、１kg／cm2 の元圧の空気を通
過させた時の背圧が０．０８〜０．３kg／cm2 であるこ
とを特徴とする非耐圧型浄水器用カートリッジにある。
【０００７】以下図面に基づいて本考案を説明する。
【０００８】図１は中空糸膜モジュールと活性炭層の組
合せからなるカートリッジが非耐圧型の浄水器の一例を
水平断面図で示すものであり、切り替えレバー（１）で
原水は矢印Ａの方向から容器（２）とカートリッジ
（３）で構成される間隙を通過しカートリッジカバー
（４）とカートリッジ底部で構成される間隙からカート
リッジ（３）内に流入し活性炭（５）を通過し中空糸膜
（６）を経て清水口７に至る。従ってこの場合カートリ
ッジカバー（４）を含む容器（２）そのものが耐圧構造
となる。
合せからなるカートリッジが非耐圧型の浄水器の一例を
水平断面図で示すものであり、切り替えレバー（１）で
原水は矢印Ａの方向から容器（２）とカートリッジ
（３）で構成される間隙を通過しカートリッジカバー
（４）とカートリッジ底部で構成される間隙からカート
リッジ（３）内に流入し活性炭（５）を通過し中空糸膜
（６）を経て清水口７に至る。従ってこの場合カートリ
ッジカバー（４）を含む容器（２）そのものが耐圧構造
となる。
【０００９】図２は本考案になる図１に示すカートリッ
ジの断面図を示すものである。
ジの断面図を示すものである。
【００１０】図２に於いて、矢印Ｂから流入する原水は
底蓋部材（８）に１体成型された底蓋（９）を通過す
る。
底蓋部材（８）に１体成型された底蓋（９）を通過す
る。
【００１１】この時、底蓋の作用は流入する原水の１次
フィルターであることは勿論のことであるが、活性炭
（５）のカートリッジ外への脱落を防止する必要があ
る。更に底蓋では流入する原水の抵抗となるため極力、
圧力損失の少ない材質のものを必要とする。
フィルターであることは勿論のことであるが、活性炭
（５）のカートリッジ外への脱落を防止する必要があ
る。更に底蓋では流入する原水の抵抗となるため極力、
圧力損失の少ない材質のものを必要とする。
【００１２】本考案においては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の樹脂粒体の粒度、及び混合割合を適切な条
件のもとにシート状に焼き固めてなる焼結フィルターを
底蓋材質とした。
ロピレン等の樹脂粒体の粒度、及び混合割合を適切な条
件のもとにシート状に焼き固めてなる焼結フィルターを
底蓋材質とした。
【００１３】シート状のこの樹脂製焼結フィルターは、
円型、角型、楕円型等種々のかたちに打ち抜かれ底蓋と
して用いられる。又、本考案者は、２０メッシュ〜１５
０メッシュの粒度の活性炭粒子をもちいて、種々の条件
で脱落テストを実施しこの焼結フィルターの目開きが１
０〜１５０μの範囲であれば、脱落のないことを見いだ
した。
円型、角型、楕円型等種々のかたちに打ち抜かれ底蓋と
して用いられる。又、本考案者は、２０メッシュ〜１５
０メッシュの粒度の活性炭粒子をもちいて、種々の条件
で脱落テストを実施しこの焼結フィルターの目開きが１
０〜１５０μの範囲であれば、脱落のないことを見いだ
した。
【００１４】又前記目開きの範囲における圧力損失を元
圧１kg／cm2 の空気を通過させその背圧が０．０８kg／
cm2 〜０．３kg／cm2 の範囲であり比較的低いものであ
る。
圧１kg／cm2 の空気を通過させその背圧が０．０８kg／
cm2 〜０．３kg／cm2 の範囲であり比較的低いものであ
る。
【００１５】また、打ちぬかれた焼結フィルターは不織
布は細孔の織布メッシュと異なり、剛性もあり形態安定
性に優れているため、取り扱いが容易であり底蓋部材
（８）を樹脂成型する際にも容易にインサート成型が可
能であり１体化することが出来る。
布は細孔の織布メッシュと異なり、剛性もあり形態安定
性に優れているため、取り扱いが容易であり底蓋部材
（８）を樹脂成型する際にも容易にインサート成型が可
能であり１体化することが出来る。
【００１６】
【考案の効果】本考案のカートリッジは、以下のような
優れた効果を奏するものである。
優れた効果を奏するものである。
【００１７】（１）樹脂製多孔体焼結フィルターをカー
トリッジ底部に使用することにより、活性炭の脱落を堅
固に防止できる。
トリッジ底部に使用することにより、活性炭の脱落を堅
固に防止できる。
【００１８】（２）低い圧力損失に抑えることができ
る。
る。
【００１９】（３）前記焼結フィルターは、剛性があり
取り扱い性に優れる。
取り扱い性に優れる。
【００２０】（４）前記焼結フィルターは、カートリッ
ジ底蓋部材に容易にインサート成型することができ１体
化が出来、従ってカートリッジ組つけ工程が簡略化でき
る。
ジ底蓋部材に容易にインサート成型することができ１体
化が出来、従ってカートリッジ組つけ工程が簡略化でき
る。
【００２１】（５）焼結フィルター部全面が１次フィル
ターとして使用出来るため原水中の異物による目詰まり
に対して寿命が長い。
ターとして使用出来るため原水中の異物による目詰まり
に対して寿命が長い。
【図１】非耐圧カートリッジが浄水器に使用される場合
の一例を示す断面図である。
の一例を示す断面図である。
【図２】本考案に係るカートリッジの断面図である。
１ 切り替えレバー ２ 容器 ３ カートリッジ ４ カートリッジカバー ５ 活性炭 ６ 中空糸膜 ７ 清水口 ８ 底蓋部材 ９ 焼結フィルターからなる底蓋
Claims (1)
- 【請求項１】 中空糸膜及び活性炭層の組合せからなる
浄水器用カートリッジにおいて、原水のカートリッジへ
の流入口であるカートリッジ最底部が樹脂粒体をシート
状に焼き固めた多孔体からなる焼結フィルターで構成さ
れ、該焼結フィルターが１０〜１５０μの目開きを有
し、１kg／cm2 の元圧の空気を通過させたときの背圧が
０．０８〜０．３kg／cm2 であることを特徴とする浄水
器用カートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5346791U JP2558210Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 浄水器用カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5346791U JP2558210Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 浄水器用カートリッジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057387U JPH057387U (ja) | 1993-02-02 |
| JP2558210Y2 true JP2558210Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12943670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5346791U Expired - Lifetime JP2558210Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 浄水器用カートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2558210Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5966680A (ja) * | 1982-10-07 | 1984-04-16 | 山梨県 | 糸糊付け装置における乾燥装置 |
| JP2005204698A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Samii Kk | 遊技機 |
| JP2005204700A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Samii Kk | 遊技機 |
| TWI616352B (zh) * | 2012-03-20 | 2018-03-01 | 碧然德有限公司 | 用於製造液體處理系統之卡匣的方法 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP5346791U patent/JP2558210Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH057387U (ja) | 1993-02-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |