JP2557856Y2 - 溶接用コンジットケーブルの連結装置 - Google Patents

溶接用コンジットケーブルの連結装置

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JP2557856Y2
JP2557856Y2 JP3464392U JP3464392U JP2557856Y2 JP 2557856 Y2 JP2557856 Y2 JP 2557856Y2 JP 3464392 U JP3464392 U JP 3464392U JP 3464392 U JP3464392 U JP 3464392U JP 2557856 Y2 JP2557856 Y2 JP 2557856Y2
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俊彦 岡田
博 藤原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シールドガス、溶接用
電力及び制御信号の供給を行わせるために、溶接用コン
ジットケーブルの端部を適宜の器具または他の溶接用コ
ンジットケーブルの端部に連結する連結装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接機においては、溶接用電源装
置とワイヤ送給装置との間、及びワイヤ送給装置と溶接
用トーチとの間をそれぞれ可撓性を有するコンジットケ
ーブルにより接続している。
【0003】図5はアーク溶接装置の一例を示したもの
で、同図において1は溶接用電源装置、2はワイヤ送給
装置、3は溶接用トーチである。溶接用電源装置1は溶
接用の電源とガスの供給源とを備えていて、該電源装置
1とワイヤ送給装置2との間はコンジットケーブル4に
より接続されている。
【0004】ワイヤ送給装置2は、消耗性電極を巻いた
ワイヤ供給用リール5と、該リール5から巻き戻した消
耗性電極ワイヤを溶接用トーチ側に送給する送給機構と
からなり、該ワイヤ送給装置2と溶接用トーチとの間は
コンジットケーブル4´により接続されている。
【0005】従来、電源装置1とワイヤ送給装置2との
間を接続するコンジットケーブル4としては、ケーブル
の引き回しを容易にするために、一線式のコンジットケ
ーブルが用いられている。このコンジットケーブル4は
図6に示したように、ビニール、テフロン(商品名)、
ゴムなどの気密性と可撓性とを有する材料からなる中空
管4aと、中空管4aの外周に添わせて配置されたより
線からなる電力供給用導体4bと、導体4bとともに中
空管の外周に添わせて配置された絶縁被覆線からなる制
御線4cと、電力供給用導体4b及び制御線4cを覆う
可撓性の絶縁被覆4dとにより構成されている。中空管
4a内にシールドガス流路が構成され、電力供給用導体
4b及び制御線4cによりそれぞれ電力供給ライン及び
制御信号伝送ラインが構成される。
【0006】従来の溶接装置では、溶接用コンジットケ
ーブル4の端部を溶接用電源装置1やワイヤ送給装置等
の相手側機器に接続する場合に、シールドガスの流路と
電力供給ラインと制御信号伝送ラインとをそれぞれ別個
のコネクタにより相手側機器に接続していた。
【0007】例えば図7は、溶接用コンジットケーブル
4とワイヤ送給装置2との連結部の従来の構造を示した
もので、この例では、軸芯部にシールドガス流路を有す
る接続金具6が設けられ、該接続金具の筒状の端部6a
の内側に接続された口金7がケーブル4の中空管4aの
内側に圧入されている。また電力供給用導体4bの端部
が接続金具6の筒状の端部6aの外周に添わせて配置さ
れて、該導体4bの端部が締め金具8により接続金具6
に接続され、これにより導体4bと接続金具6とが電気
的及び機械的に接続されている。
【0008】コンジットケーブル4の端部と接続金具6
の大部分とを覆うように絶縁カバー9が設けられ、該カ
バー9から突出した接続金具6の端部に絶縁材料からな
るカプラ11が固定されている。カプラ11の端面の中
央部に筒状の突出部11aが設けられ、該突出部11a
の基部の周囲には環状のパッキン12が取り付けられて
いる。カプラ11の外周にはナット13aと該ナットを
覆う絶縁被覆13bとからなる連結具13が回転自在に
嵌合保持されている。
【0009】カバー9内に電力ケーブル15が導入さ
れ、該ケーブル15の一端に取付けられた端子金具16
がボルト17により接続金具6に接続されている。電力
ケーブル15の他端にはコネクタ18が取り付けられて
いる。
【0010】絶縁カバー9内にはまた、制御線4cの数
に等しいリード線19aを共通の絶縁被覆19bで覆っ
た制御ケーブル19の一端が導入され、該制御ケーブル
19の各リード線19aが圧着接続端子20を介して対
応する制御線4cに接続されている。制御ケーブル19
の他端にはコネクタ21が取り付けられている。
【0011】ワイヤ送給装置2側には、ネジ金具22a
を備えたコネクタ22が設けられ、ナット13aがネジ
金具22aに結合されて、カプラ11がコネクタ22の
内側に設けられた図示しないカプラに接続される。これ
によりコンジットケーブル4内のガス流路がワイヤ送給
装置2内に設けられたガス流路に接続される。ワイヤ送
給装置2にはまた電力ケーブルを接続するコネクタ23
及び制御線を接続するコネクタ24が設けられ、これら
のコネクタ23及び24にそれぞれコネクタ18及び2
1が接続される。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】図7に示したように、
従来は溶接用コンジットケーブルの端部を相手側機器に
連結する場合に、コンジットケーブルの端部から電力ケ
ーブルと制御ケーブルとを外部に引き出して、シールド
ガス流路と電力供給ラインと制御信号伝送ラインとをそ
れぞれ別個のコネクタにより接続していたため、溶接用
コンジットケーブルを接続するために、3つのコネクタ
の連結作業を行う必要があり、連結作業が面倒になるの
を避けられなかった。
【0013】また図7に示した連結構造では、溶接用コ
ンジットケーブル4の端部から電力ケーブル15及び制
御線19が張り出していたため、該コンジットケーブル
に接続されている機器(図7の例ではワイヤ送給装置
2)を移動させる際に、電力ケーブル15及び制御線1
9が他の機器や被溶接物等に引っ掛かってコネクタ18
や21等が破損したり、他の機器が破損したりする恐れ
があった。
【0014】更に、従来の溶接用コンジットケーブルの
連結構造では、該ケーブルが相手側機器に接続されるま
での間、その軸芯部に設けられているシールドガス流路
がカプラ11に設けられた孔を通して外部に開口した状
態にあるため、ケーブル内のシールドガス流路に塵埃が
侵入し易いという問題があった。コンジットケーブルは
長いため、万一ケーブル内のシールドガス流路に塵埃が
侵入すると該塵埃を除去することは非常に困難である。
【0015】また従来の連結構造による場合には、コン
ジットケーブル4よりも下流側の機器の補修を行う際
に、コンジットケーブル4を相手側機器から外すと、該
コンジットケーブル内のシールドガスが空気と置換され
る。そのため、再度コンジットケーブル4を相手側機器
に接続した後、溶接を行う際に、コンジッシケーブル4
内の空気をガスと置換するために時間がかかり、溶接待
ち時間が長くなるという問題があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本考案は、シールドガ
ス、溶接用電力及び制御信号の供給を行う溶接用コンジ
ットケーブルの端部を適宜の機器または他のコンジット
ケーブルの端部に連結するために用いる溶接用コンジッ
トケーブルの連結装置であって、シールドガスの上流側
に配置される上流側連結ブロックと、シールドガスの下
流側に配置されて前記上流側連結ブロックに着脱自在に
連結される下流側連結ブロックとにより構成される。
【0017】上流側連結ブロックは、一端が外部に向っ
て開口し他端側からシールドガスを受け入れるように設
けられた中空部を有している溶接電力供給用給電金具
と、該給電金具と並べて配置された制御信号伝送用の第
1の制御ピンと、給電金具と第1の制御ピンとを一体化
した状態で支持する第1の絶縁部材と、給電金具の中空
部内に配置されてシールドガスの流路を開閉する常閉形
のバルブ機構と、第1の絶縁部材に取り付けられた第1
の連結具とを備えている。
【0018】ここで常閉形のバルブ機構とは、外部から
操作されているときにのみ開くバルブを意味する。
【0019】下流側連結ブロックは、一端が外部に向っ
て開口したシールドガス流路を内部に有して給電金具の
中空部に嵌合構造で連結される受電金具と、受電金具と
並べて配置されて受電金具が給電金具に連結された際に
第1の制御ピンに嵌合構造で連結される制御信号伝送用
の第2の制御ピンと、受電金具と第2の制御ピンとを一
体化した状態で支持する第2の絶縁部材と、受電金具内
のシールドガス流路の一端を塞ぐように配置されていて
該受電金具が給電金具に連結された際にバルブ機構を開
状態にするように操作するバルブ操作部材と、第2の絶
縁部材に取り付けられて受電金具が給電金具に連結され
た状態にあるときに第2の連結具に連結される第2の連
結具とを備えている。
【0020】上記バルブ操作部材には、受電金具内のシ
ールドガス流路に連通する複数の小孔が、該シールドガ
ス流路と整合しない状態で設けられている。
【0021】第1及び第2の連結具は相対的に回転して
互いにネジ結合により連結し合うように構成されてい
る。
【0022】上記第1及び第2の制御ピンはそれぞれ制
御信号の伝送に必要な数だけ設けられるのはもちろんで
ある。
【0023】
【作用】上記のように構成すると、溶接用コンジットケ
ーブルを適宜の機器または他のコンジットケーブルの端
部に接続する場合に、シールドガス流路と電力供給ライ
ンと制御信号伝送ラインとを一括して接続することがで
きるため、溶接用コンジットケーブルの接続作業を簡単
にすることができる。
【0024】また上記のように構成すると、溶接用コン
ジットケーブルの連結部から他のケーブルが張り出すこ
とがないため、張り出したケーブルが他の機器に引っ掛
かる等のトラブルを生じることがない。
【0025】更に上記のように、上流側の連結ブロック
の給電金具内にバルブ機構を設けておくと、コンジット
ケーブルを機器に接続するまでの間に該ケーブル内のシ
ールドガス流路に塵埃が侵入するのを防ぐことができ
る。また機器の補修の際に機器から外された溶接用コン
ジットケーブル内のシールドガスが空気と置換されるこ
とがないため、コンジットケーブルを機器に接続した後
溶接を開始し得る状態になるまでの待ち時間を短縮する
ことができる。
【0026】更に上記のように、受電金具のシールドガ
ス流路を塞ぐようにバルブ操作部材を設けて、シールド
ガス流路と整合しない状態で該バルブ操作部材に設けた
小孔を通してシールドガスを流通させるようにしておく
と、受電金具内のシールドガス流路内に塵埃が侵入し難
くなるため、シールドガス流路内が塵埃で汚されるのを
防ぐことができる。
【0027】
【実施例】図1は本考案の連結装置を適用したアーク溶
接装置の構成例を示したもので、同図において、1はシ
ールドガス供給源を備えた溶接用電源装置、2はワイヤ
供給リール5から巻き戻した消耗性電極ワイヤを送給す
るワイヤ送給装置、3は溶接用トーチである。溶接用電
源装置1とワイヤ送給装置2との間はコンジットケーブ
ル4により接続され、ワイヤ送給装置2と溶接用トーチ
との間はコンジットケーブル4´により接続されてい
る。
【0028】この例では、溶接用コンジットケーブル4
の一端と溶接用電源装置1との間及びコンジットケーブ
ル4の他端とワイヤ送給装置2との間がそれぞれ本考案
に係わる連結装置20及び20´により連結されてい
る。
【0029】溶接用コンジットケーブル4の一端を電源
装置1に連結する連結装置20の実施例を図2に示し
た。本考案に係わる連結装置20は、シールドガスの上
流側に配置される上流側連結ブロック21と、シールド
ガスの下流側に配置されて上流側連結ブロックに着脱自
在に連結される下流側連結ブロック22とからなってい
る。
【0030】図2に示した例では、電源装置1側に上流
側連結ブロック21が取付けられ、溶接用コンジットケ
ーブル4の一端に下流側連結ブロック22が取付けられ
ている。
【0031】上流側連結ブロック21は、溶接電力供給
用給電金具23を備えている。この給電金具23は、円
筒状に形成された本体23aと該本体23aよりも小径
の管状部23bとを一体に有し、本体23aの軸芯部に
は、一端が外部に開口した中空部23cが形成されてい
る。また管状部23bの軸芯部には、中空部23cの他
端にシールドガスを供給するシールドガス通路23dが
形成されている。
【0032】給電金具23の側方には、該給電金具と軸
線を平行させた状態で制御信号伝送用の第1の制御ピン
24が必要な数だけ配置されている。
【0033】25は絶縁樹脂の成形品からなる筒状の第
1の絶縁部材で、給電金具23及び制御ピン24は第1
の絶縁部材25内に鋳込まれた状態で該絶縁部材に支持
されている。
【0034】制御ピン24の一端24aは第1の絶縁部
材25に設けられた空所25a内に導出され、該空所2
5a内で制御ピン24の一端に制御線26の一端が接続
されている。制御ピン24の軸芯部には該制御ピンの他
端側に開口したピン挿入孔24bが形成され、絶縁部材
25の端面には、該ピン係入孔24bに連通する孔25
bが設けられている。
【0035】第1の絶縁部材25の外周には、該絶縁部
材を同心的に取り囲む第1の連結具27が嵌合されてい
る。この例では第1の連結具27がナットからなり、該
第1の連結具27の内周に設けられた内つば部27a
が、絶縁部材25の外周に周設された環状突起25cの
一方の軸線方向端面に当接されている。また環状突起2
5cの他方の軸線方向端面にはフランジ金具28が当接
され、該フランジ金具28がネジ29により連結具27
に締結されている。従って、絶縁部材25は、その環状
突起25cが連結具の内つば部27aとフランジ金具2
8との間に挟持された状態で連結具27及びフランジ金
具28に結合されている。
【0036】第1の連結具27は、電源装置1のケース
1Aに設けられた開口部1aを貫通させた状態で配置さ
れて、フランジ金具28が開口部1aの周辺部内面に当
接されている。そしてネジ30によりケース1Aとフラ
ンジ金具28とが締結され、これにより、給電金具23
と、制御ピン24と、絶縁部材25と、連結具27との
組立体がケース1Aに固定されている。
【0037】給電金具23の中空部23c内には、シー
ルドガス通路23dを開閉する常閉形のバルブ機構31
が取り付けられている。図示のバルブ機構31は、ベル
形に形成されたバルブボディ32を備え、このバルブボ
ディは、その底部を中空部23cの開口部側に向けた状
態で、シールドガス通路23dの中空部23c側の開口
部を閉じるように配置されている。図示の例では、バル
ブボディ32の端部外周にネジ32aが設けられてい
て、このネジが中空部23cのシールドガス通路23d
側の端部内周に設けられたネジ部に螺合されている。バ
ルブボディ32の底部には、中空部23cの開口部側に
開口したガス流出口32bが設けられている。このガス
流出口32bには、外方に向かって次第に径が小さくな
る向きのテーパがつけられている。
【0038】バルブボディ32内には弁体33が配置さ
れている。この弁体33は、バルブボディのガス流出口
32bに嵌合して該ガス流出口を閉じる円錐状の弁本体
33aと、該弁本体33aの先端から突出したバルブ操
作用の突出部33bと、弁本体33aの後端部から突出
して給電金具の軸線方向に伸びる軸部33cとを一体に
有し、突出部33bがガス流出口32bに嵌合されてい
る。弁体33aの軸部33cは、バルブボディ32のシ
ールドガス通路23d側の端部内周に固定された板34
に設けられた孔に摺動自在に嵌合されている。弁体33
は、その弁本体33aがガス流出口32bに隙間なく嵌
合して該ガス流出口を閉じる図示の閉位置と、弁本体3
3aがガス流出口32bの内面から離れて該ガス流出口
を開く開位置との間を変位し得るようになっており、コ
イルスプリング35により常時閉位置側に付勢されてい
る。弁体33が閉位置にある状態ではその先端部に設け
られた突出部33bがバルブボディから外部に突出した
状態にあり、この突出部33bを押すことにより、弁体
33を開位置側に変位させることができるようになって
いる。
【0039】バルブボディ32と中空部23cの内周と
の間には環状の間隙が形成され、バルブボディ32の外
周面に周設された溝内にパッキン36が取り付けられて
いる。板34には、バルブボディ33内の空間とシール
ドガス通路23dとを連通させる多数の通気孔が形成さ
れている。
【0040】上記バルブボディ32と、弁体33と、板
34と、コイルスプリング35とにより、バルブ機構3
1が構成されている。
【0041】給電金具23の管状部23bには、L形の
継手37を介してガスホース接続用の口金38が接続さ
れ、該口金38に図示しないガス供給源につながるガス
ホースが接続されるようになっている。
【0042】また給電金具23の管状部23bの外周に
電力ケーブル39の端部に設けられた端子金具40が嵌
合され、該端子金具40は、管状部23bの外周に設け
られたネジ部に螺合されたナット41により給電金具2
3に締結固定されている。
【0043】下流側連結ブロック22は、管状の受電金
具45と、該受電金具45の外側に該受電金具と平行さ
せた状態で配置された第2の制御ピン46と、受電金具
45と制御ピン46とを一体化した状態で支持する第2
の絶縁部材47と、第2の絶縁部材47の外周に取り付
けられた第2の連結具48と、溶接用コンジットケーブ
ル4の一端の外周に取り付けられたゴムブッシング49
と、2つ割りに形成されてゴムブッシング49の端部と
第2の絶縁部材47との間に跨がって配置されたカバー
60とを備えている。
【0044】更に詳細に説明すると、受電金具45は、
その軸芯部に、ガス流通孔45aを有し、該ガス流通孔
45aの開口端部にはバルブボディ32を嵌合させ得る
形状の拡大径部45bが形成されている。ガス流通孔4
5a及び拡大径部45bにより、一端が外部に開口した
シールドガス流路が構成されている。受電金具45の先
端部は給電金具23の中空部23c内に嵌合し得る形状
に形成されている。
【0045】受電金具45及び制御ピン46は第2の絶
縁部材47内に鋳込まれた状態で固定され、受電金具4
5の後端部に設けられたネジ部45cに、継手管50の
一端に設けられたナット50aが螺合されている。ネジ
部45cにはまたロックナット51が螺合され、該ロッ
クナットにより継手管50が固定されている。
【0046】継手管50の管状部50bの内周に口金5
2が固定され、該口金52がコンジットケーブル4の中
空管4a内に係入されている。口金52の軸芯部にはガ
ス流路52aが形成され、該ガス流路52aを通して中
空管4a内のガス流路と受電金具45内のシールドガス
流路45aとが連通させられている。
【0047】またコンジットケーブル4の電力供給用導
体4bの端部が継手管50の管状部50bの外周に添わ
せて配置され、導体4bの端部が締め金具53により締
付けられて、継手管の管状部50bを介して受電金具4
5に電気的に接続されている。また締め金具53の締付
け力により、コンジットケーブル4が継手管50に機械
的に強固に接続されている。
【0048】受電金具45内のシールドガス流路の拡大
径部45b内には、該シールドガス流路の開口部を外部
から遮るように、板状のバルブ操作部材55が取り付け
られている。このバルブ操作部材55の中心部には、拡
大径部45bの開口端側に突出した突起55aが設けら
れ、受電金具45の先端部を給電金具23の中空部23
c内に嵌合させて、受電金具の拡大径部45b内にバル
ブボディ31を嵌合させた際に、突起55aが弁体33
の先端の突起33bを押して、該弁体33を開位置側に
変位させるようになっている。バルブ操作部材55には
また、突起55aの位置を避けて、多数の小孔55bが
設けられている。これらの小孔55bは、シールドガス
流路とは整合しないように設けられていて、各小孔55
bの内側端部は拡大径部45bとガス流通孔45aとの
間の段差部に対向させられている。
【0049】第2の制御ピン46は、受電金具45の外
側に該受電金具と軸線を平行させた状態で配置されて、
受電金具45と共に第2の絶縁部材47に鋳造込まれた
状態で支持されている。絶縁部材47の先端部側には、
第1の絶縁部材25の先端部を受け入れる形状の凹部4
7aが設けられ、該凹部47a内に制御ピン46の先端
部46aが導出されている。この制御ピン46は、受電
金具45の先端部を給電金具23の中空部23c内に挿
入して該受電金具45を給電金具23に連結した際に、
その先端部46aが第1の制御ピン24のピン挿入孔2
4b内に挿入されるように位置決めされている。
【0050】第2の制御ピン46の後端部46bは第2
の絶縁部材47の後端部側に設けられた凹部47b内に
導出され、コンジットケーブル4から導出された制御線
4cの端部が凹部47b内で制御ピン46の後端部に接
続されている。
【0051】第2の絶縁部材47は、その外周面が円筒
面をなすように形成されていて、該絶縁部材47の外周
に円筒状の連結筒体48aが回転自在に嵌合されてい
る。連結筒体48aの後端部には内つば部48a1が周設
され、該内つば部48a1が、絶縁部材47の外周に周設
された段差部に当接されて、該連結筒体48aの軸線方
向位置の規制と抜け止めとが図られている。連結筒体4
8aの先端部側のほぼ半部の外周に雄ネジ部48a2が形
成され、該ネジ部48a2が第1の連結具(ナット)27
の内周の雌ネジ部に螺合されるようになっている。連結
筒体48aの後端部側のほぼ半部の外周に絶縁材料から
なる環状のつまみ部材48bが嵌着され、連結筒体48
aとつまみ部材48bとにより第2の連結具48が構成
されている。
【0052】カバー60は、コンジットケーブル4と受
電金具45との接続部付近を覆うように形成されてい
て、その一端に設けられた筒状部60aがつまみ部材4
8bと絶縁部材47の外周面との間に形成された間隙内
に挿入されている。カバー60の他端側の内面には溝部
60bが形成され、該溝部60b内にゴムブッシング4
9の端部のつば部49aが嵌合されている。
【0053】上記の実施例において、上流側連結ブロッ
ク21に下流側連結ブロック22を接続する際には、先
ず受電金具45の先端部を給電金具23の中空部23c
内に挿入し、第2の制御ピン46aの先端部を第1の制
御ピン24のピン挿入孔24bに挿入する。その状態で
下流側連結ブロック22を上流側連結ブロック21側に
押し進め、第2の連結具48のネジ部48a2をナット2
7の内周のネジ部に螺合させる。この状態でつまみ部材
45bを回してネジ部48a2をナットに螺合させていく
と、上流側連結部材22が下流側連結部材23側に引き
寄せられるように変位していき、やがてバルブ操作部材
55の突起55aがバルブ機構31の弁体の突起32b
に当接して、該バルブ機構を開状態にする。この状態で
は、コンジットケーブル内のシールドガス流路が、受電
金具45内のガス流路45aとバルブ操作部材55の小
孔55bとバルブ機構31とを通して給電金具23のシ
ールドガス通路23dに接続される。また電力供給用導
体4bは継手管50と受電金具45と給電金具23と電
力ケーブル39とを通して図示しない電源に接続され
る。更に制御線4cが制御ピン46と24とを通して制
御線26に接続される。
【0054】上記のように構成すると、シールドガス流
路と電力の供給ラインと制御信号の伝送ラインとを一括
して接続することができるため、溶接用コンジットケー
ブルの接続作業を簡単にすることができる。
【0055】また上記のように構成すると、溶接用コン
ジットケーブル4の連結部から他のケーブルが張り出す
ことがないため、張り出したケーブルが他の機器に引っ
掛かる等のトラブルが生じることがない。
【0056】更に上記のように、上流側の連結ブロック
21の給電金具23内にバルブ機構31を設けておく
と、コンジットケーブル4を電源装置1に接続するまで
の間に給電金具内のシールドガス流路に塵埃が侵入する
のを防ぐことができる。
【0057】また上記のように、受電金具45のシール
ドガス流路45aを塞ぐようにバルブ操作部材55を設
けて、シールドガス流路と整合しない状態で該バルブ操
作部材に設けた小孔55bを通してシールドガスを流通
させるようにすると、受電金具内のガス流通孔45a内
に塵埃が侵入し難くすることができる。
【0058】次に図3を参照すると、図1のコンジット
ケーブル4とワイヤ送給装置2との間を接続する連結装
置20´の構成例が示されている。この場合には、コン
ジットケーブル4の他端側に上流側連結ブロック21´
が取り付けられ、ワイヤ送給装置2側に下流側連結ブロ
ック22´が取り付けられる。
【0059】上流側連結ブロック21´は、給電金具2
3´と、第1の制御ピン24´と、第1の絶縁部材25
´と、バルブ機構31´と、第1の連結具27´と、給
電金具23´とコンジットケーブル4との接続部付近を
覆う絶縁カバー60´とを備えて、図2の上流側連結ブ
ロック21と同様に構成されている。
【0060】給電金具23´は、図2に示した給電金具
23と同様に、円筒状に形成された本体23a´と該本
体23a´よりも小径の管状部23b´とを一体に有
し、本体23a´の軸芯部には、一端が外部に開口した
中空部23c´が、また管状部23bの軸芯部には、シ
ールドガス通路23d´がそれぞれ形成されている。
【0061】給電金具23´の側方には、該給電金具と
軸線を平行させた状態で制御信号伝送用の第1の制御ピ
ン24´が必要な数だけ配置され、給電金具23´及び
制御ピン24´は第1の絶縁部材25´内に鋳込まれた
状態で該絶縁部材に支持されている。
【0062】制御ピン24´の一端は第1の絶縁部材2
5´に設けられた空所25a´内に導出され、コンジッ
トケーブル4から導出された制御線4cの端部が空所2
5a´内で制御ピン24´の一端24a´に接続されて
いる。制御ピン24´の軸芯部には該制御ピンの他端側
に開口したピン挿入孔24b´が形成され、絶縁部材2
5´の端面には、該ピン係入孔24b´に連通する孔2
5b´が設けられている。
【0063】第1の絶縁部材25´はその外周面が円筒
面を成すように形成され、該絶縁部材25´の外周にナ
ット70の一端側に設けられた内つば部70aが回転自
在に嵌合されている。ナットの内つば部70aは絶縁部
材25´の外周に周設された環状突起25c´に当接さ
れて、その位置規制と抜け止めとが図られている。ナッ
ト70の外周には環状のつまみ部材71が嵌着され、つ
まみ部材71とナット70とにより、第1の連結具27
´が構成されている。
【0064】給電金具23´の管状部23b´の外周に
設けられたネジ部に、継手管50´の一端に設けられた
ナット50a´が螺合されている。管状部23b´の外
周のネジ部にはまたロックナット51´が螺合され、該
ロックナットにより継手管50´が固定されている。
【0065】継手管50´の管状部50b´の内周に口
金52´が固定され、該口金52´がコンジットケーブ
ル4の中空管4a内に係入されている。口金52´の軸
芯部にはガス流路52a´が形成され、該ガス流路52
a´を通して中空管4a内のガス流路と給電金具23´
内のシールドガス通路23d´とが連通させられてい
る。
【0066】またコンジットケーブル4の電力供給用導
体4bの端部が継手管50´の管状部50b´の外周に
添わせて配置されて、導体4bの端部が締め金具53´
により締付けられ、締め金具53´の締付け力により、
導体4bが継手管の管状部50b´に電気的及び機械的
に接続されている。
【0067】カバー60´は、コンジットケーブル4と
給電金具23´との接続部付近を覆うように形成されて
いて、その一端に設けられた筒状部60a´がつまみ部
材71と絶縁部材25´の外周面との間に形成された間
隙内に挿入されている。カバー60´の他端側の内面に
形成された溝部60b´内に、コンジットケーブルの端
部に取り付けられたブッシング49´のつば部49a´
が嵌合されている。
【0068】給電金具23´の中空部23c´内には、
バルブボディ32´と弁体33´とコイルスプリング3
5´とにより前記バルブ機構31と同様に構成されたバ
ルブ機構31´が取り付けられている。
【0069】下流側連結ブロック22´は、管状の受電
金具45´と、該受電金具45´の外側に該受電金具と
平行させた状態で配置された第2の制御ピン46´と、
受電金具45´と制御ピン46´とを一体化した状態で
支持する第2の絶縁部材47´と、第2の絶縁部材47
´に取り付けられた第2の連結具48´とを備えてい
る。
【0070】受電金具45´は、その軸芯部に、ガス流
通孔45a´と、拡大径部45b´とを有している。受
電金具45´の先端部は給電金具23´の中空部23c
´内に嵌合し得る形状に形成され、拡大径部45b´
は、バルブボディ32´を嵌合させ得る形状に形成され
ている。拡大径部45b´内にはバルブ操作部材55´
が取り付けられ、該バルブ操作部材55´を貫通させて
小孔55b´が設けられている。
【0071】第2の制御ピン46´は、受電金具45´
の外側に該受電金具と軸線を平行させた状態で配置され
て、受電金具45´と共に第2の絶縁部材47´に鋳込
まれた状態で支持されている。絶縁部材47´は、円板
状に形成されていて、該絶縁部材47´に設けられた環
状の凹部内に、円筒体62の一端に設けられたフランジ
62aが挿入され、該フランジ62aがネジ63によ
り、絶縁部材47´に締結されている。円筒体62の外
周には、前記ナット70の内周のネジ部に螺合するネジ
部62bが形成され、該円筒体62により第2の連結具
48´が構成されている。この例では、円筒体62の内
側に前記第1の絶縁部材25´の先端部を受け入れる形
状の凹部62cが形成され、該凹部62c内に制御ピン
46´の先端部46a´が導出されている。この制御ピ
ン46´の先端部46a´は、受電金具45a´の先端
部を給電金具23´の中空部23c´内に挿入して受電
金具45´を給電金具23´に連結した際に、第1の制
御ピン24´のピン挿入孔24b´内に挿入される。第
2の制御ピン46´の後端部46b´はワイヤ送給装置
2のケース2A内に導出されてワイヤ送給装置内の制御
線26´に接続されている。
【0072】上記円筒体62は、ワイヤ送給装置2のケ
ース2Aに設けられた開口部を貫通した状態で配置さ
れ、第2の絶縁部材47´の外周部がネジ30´により
ケース2Aに締結されている。
【0073】受電金具45´の端部外周に設けられたネ
ジ部にL形の継手37´を介してガスホース接続用の口
金38´が接続され、該口金38´にワイヤ送給装置内
のガス流路を構成するホースが接続されるようになって
いる。
【0074】また受電金具45´のネジ部に電力ケーブ
ル39´の端部に設けられた端子金具40´が嵌合さ
れ、該端子金具40´は、受電金具のネジ部に螺合され
たナット41´により受電金具45´に締結固定されて
いる。
【0075】上記の上流側連結ブロック21´を下流側
連結ブロック22´に接続する際には、先ず給電金具2
3´の先端部を第2の連結具の内側の中空部62c内に
挿入し、受電金具45´の先端部を給電金具23´の中
空部23c´内に嵌合させる。その状態で上流側連結ブ
ロック21´を下流側連結ブロック22´側に押し進
め、第1の連結具27´を構成するナット70のネジ部
を、第2の連結具48´を構成する円筒体62の外周の
ネジ部62bに螺合させる。この状態でつまみ部材71
を回してナット70を円筒体62に螺合させていくと、
上流側連結部材21が下流側連結部材22側に引き寄せ
られるように変位していき、やがてバルブ操作部材55
´の突起55a´がバルブ機構31´の弁体の突起33
b´に当接して、該バルブ機構を開状態にする。これに
より、コンジットケーブル内のシールドガス流路が、給
電金具23´内のガス流路とバルブ機構31´とバルブ
操作部材の小孔55b´とを通して受電金具45´内の
シールドガス流路に接続される。また電力供給用導体4
bは継手管50´と給電金具23´と受電金具45´と
電力ケーブル39´とを通して、ワイヤ送給装置2と溶
接用トーチ3との間を接続するコンジットケーブル4´
内の電力送給用導体に接続される。
【0076】図3のように、コンジットケーブルとワイ
ヤ送給装置との間を連結する連結装置の上流側の連結ブ
ロック21´の給電金具内にバルブ機構を設けておく
と、コンジットケーブルをワイヤ送給装置に接続するま
での間に該ケーブル内のシールドガス流路に塵埃が侵入
するのを防ぐことができる。またワイヤ送給装置の補修
を行う際にワイヤ送給装置から外された溶接用コンジッ
トケーブル内のシールドガスが空気と置換されることが
ないため、補修が終了し、コンジットケーブルをワイヤ
送給装置に接続した後、溶接を開始し得る状態になるま
での待ち時間を短縮することができる。
【0077】上記の実施例では、溶接用コンジットケー
ブル4を電源装置1及びワイヤ送給装置2にそれぞれ連
結する連結装置に本考案を適用したが、本考案は、溶接
用コンジットケーブル4を適宜の機器に連結する場合に
限られるものではなく、溶接用コンジットケーブル4の
端部を他のコンジットケーブルの端部に連結する場合に
も本考案を適用できる。
【0078】例えば、図4に示したように、電源装置1
とワイヤ送給装置2との間を直列に接続された2本のコ
ンジットケーブル4A及び4Bにより接続する場合に
は、コンジットケーブル4Aと4Bとの間を連結する連
結装置20″に本考案を適用できる。この連結装置2
0″は、上流側連結ブロック21″と下流側連結ブロッ
ク22″とにより構成されるが、この場合、上流側連結
ブロック21″は図3に示した上流側連結ブロック21
´と同様に構成することができ、下流側連結ブロック2
2″は図1に示した下流側連結ブロック21と同様に構
成することができる。
【0079】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、溶接用
コンジットケーブルを適宜の機器または他のコンジット
ケーブルの端部に接続する場合に、シールドガス流路と
電力供給ラインと制御信号伝送ラインとを一括して接続
することができるため、溶接用コンジットケーブルの接
続作業を簡単にすることができる利点がある。
【0080】また本考案によれば、溶接用コンジットケ
ーブルの連結部から他のケーブルが張り出すことがない
ため、張り出したケーブルが他の機器に引っ掛かる等の
トラブルが生じるのを防ぐことができる。
【0081】更に本考案によれば、上流側の連結ブロッ
クの給電金具内にバルブ機構を設けたので、コンジット
ケーブルを機器に接続するまでの間に該ケーブル内のシ
ールドガス流路に塵埃が侵入するのを防ぐことができる
利点がある。
【0082】また本考案によれば、受電金具のシールド
ガス流路を塞ぐように設けたバルブ操作部材に、受電金
具内のシールドガス流路と整合しない小孔を設けて、該
小孔を通してシールドガスを流通させるようにしたの
で、受電金具内のシールドガス流路内に塵埃が侵入し難
くすることができ、溶接用コンジットケーブルが外され
ている状態で受電金具内のシールドガス流路に塵埃が侵
入するのを防ぐことができる。
【0083】更に本考案によれば、上流側連結ブロック
の給電金具内にバルブ機構を設けたので、溶接用コンジ
ットケーブルをシールドガスの下流側の機器から外して
該機器の補修を行っている際に、溶接用コンジットケー
ブル内のシールドガスが空気と置換されるのを防ぐこと
ができ、補修が終了した後溶接を開始し得る状態になる
までの待ち時間を短縮することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる連結装置を適用した溶接装置の
構成例を示した構成図である。
【図2】本考案の実施例を示した断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示した断面図である。
【図4】本考案に係わる連結装置を適用した溶接装置の
他の構成例を示した構成図である。
【図5】従来の連結装置を適用した溶接装置の構成を示
した構成図である。
【図6】溶接用コンジットケーブルの断面図である。
【図7】従来の溶接用コンジットケーブルの接続装置を
示した断面図である。
【符号の説明】
4 溶接用コンジットケーブル 4a 中空管 4b 電力供給用導体 4c 制御線 4d 絶縁被覆 20,20´,20″ 連結装置 21,21´ 上流側連結ブロック 22,22´ 下流側連結ブロック 23,23´ 給電金具 23c,23c´ 中空部 23d,23d´ シールドガス通路 24,24´ 第1の制御ピン 25,25´ 第1の絶縁部材 27,27´ 第1の連結具 31,31´ バルブ機構 45,45´ 受電金具 45a,45a´ シールドガス流路を構成するガス流
通孔 46,46´ 第2の制御ピン 47,47´ 第2の絶縁部材 48,48´ 第2の連結具 55,55´ バルブ操作部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−64769(JP,A) 特開 平2−268973(JP,A) 特開 昭49−114541(JP,A) 実開 昭60−56177(JP,U) 実公 昭58−38538(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールドガス、溶接用電力及び制御信号の
    供給を行う溶接用コンジットケーブルの端部を適宜の機
    器または他のコンジットケーブルの端部に連結する溶接
    用コンジットケーブルの連結装置であって、シールドガ
    スの上流側に配置される上流側連結ブロックと、シール
    ドガスの下流側に配置されて前記上流側連結ブロックに
    着脱自在に連結される下流側連結ブロックとを備えてな
    り、 前記上流側連結ブロックは、一端が外部に向って開口し
    他端側からシールドガスを受け入れるように設けられた
    中空部を有する溶接電力供給用給電金具と、前記給電金
    具と並べて配置された制御信号伝送用の第1の制御ピン
    と、前記給電金具と第1の制御ピンとを一体化した状態
    で支持する第1の絶縁部材と、前記給電金具の中空部内
    に配置されてシールドガスの流路を開閉する常閉形のバ
    ルブ機構と、前記第1の絶縁部材に取り付けられた第1
    の連結具とを備えてなり、 前記下流側連結ブロックは、一端が外部に向って開口し
    たシールドガス流路を内部に有して前記給電金具の中空
    部に嵌合構造で連結される受電金具と、前記受電金具と
    並べて配置されて前記受電金具が給電金具に連結された
    際に前記第1の制御ピンに嵌合構造で連結される制御信
    号伝送用の第2の制御ピンと、前記受電金具と第2の制
    御ピンとを一体化した状態で支持する第2の絶縁部材
    と、前記受電金具内のシールドガス流路の一端を塞ぐよ
    うに配置されていて該受電金具が前記給電金具に連結さ
    れた際に前記バルブ機構を開状態にするように操作する
    バルブ操作部材と、前記第2の絶縁部材に取り付けられ
    て前記受電金具が給電金具に連結された状態にあるとき
    に前記第2の連結具に連結される第2の連結具とを備え
    てなり、 前記バルブ操作部材には、前記受電金具内のシールドガ
    ス流路に連通する複数の小孔が、該シールドガス流路と
    整合しない状態で設けられ、 前記第1及び第2の連結具は相対的に回転して互いにネ
    ジ結合により連結し合うように構成されている溶接用コ
    ンジットケーブルの連結装置。
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