JP2557627Y2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2557627Y2
JP2557627Y2 JP1991024172U JP2417291U JP2557627Y2 JP 2557627 Y2 JP2557627 Y2 JP 2557627Y2 JP 1991024172 U JP1991024172 U JP 1991024172U JP 2417291 U JP2417291 U JP 2417291U JP 2557627 Y2 JP2557627 Y2 JP 2557627Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】本考案は画像形成で発生する廃トナ
ーを着脱自在な廃トナー容器に収容する画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】公知のPPCプロセスを用いた液晶プリ
ンタ、LEDプリンタ等の画像形成装置では、例えば現
像器内のトナーを用いて像担持体としての感光体上の静
電潜像をトナー像化し、該トナー像を用紙に転写して画
像を形成する処理が行われている。このような画像形成
装置では、画像形成中用紙に転写されなかった残留トナ
ーはクリーナにより回収される。通常クリーナ内には残
留トナー即ち、廃トナーを貯留する為のタンクを内蔵す
るが、画像形成装置によっては装置に着脱自在な廃トナ
ー容器を用いて構成される装置も使用されている。この
ような画像形成装置においては、クリーナによって回収
された廃トナーを、例えばコイルバネのような回転体を
用いて回転軸方向へ搬送し、クリーナ端部の排出口から
廃トナー容器内へ落下させ廃トナー容器へ収容してい
る。したがって、クリーナの端部には廃トナー容器が取
付けられるようになっている。
【0003】一方、画像形成装置には、メンテナンス及
び組み立て工程を容易とするため、上部機体が下部機体
に対して大きく開放可能な、いわゆるシェルオープン構
造のものが知られている。ここで、シェルオープン構造
であって、かつ上述のような廃トナー容器を備えた画像
形成装置として液晶プリンタ(以下プリンタで表す)を
例にとって図5を用いて説明する。
【0004】プリンタPは、感光体ドラム10の周面に
近接して配設され当該感光体ドラム10を均一に帯電さ
せる帯電器11と、記録情報を感光体ドラム10上に記
録して静電潜像を形成させる印字ヘッド12と、感光体
ドラム10上に形成された当該静電潜像をトナー現像す
る現像器13と、現像された記録情報を用紙14上に転
写する転写器15と、該転写器15で転写されなかった
感光体ドラム10上の残留トナーを取り除くクリーナ1
6等により構成されている。また、この例では上述の感
光体ドラム10と帯電器11とクリーナ16とは、クリ
ーナユニットCLとして一体的に構成され、装置本体に
対し着脱自在に設けられている。
【0005】また、プリンタPは、所定の大きさの用紙
14を積層して収納する給紙カセット17と、用紙14
を一枚ずつ最上部にあるものから取り出して給送する給
送コロ18と、用紙14を反転させるとともに搬送を案
内するターンガイド19と、用紙14を更に搬送する待
機ロール20を備えている。
【0006】ここで、プリンタPは、クリーナ16で除
去された廃トナーを回収する廃トナー容器21を着脱自
在に備えている。この廃トナー容器21の装置への着脱
構成は後に詳しく述べる。
【0007】さらに、給紙カセット17の上方には、感
光体ドラム10上の画像が転写器15で転写された用紙
14を受けて案内するガイド板22と、転写後のトナー
画像を熱及び圧力によって定着させる定着器23と、用
紙14を上方へ案内するガイド板24と、用紙14をプ
リンタPの筐体の上面に設けられた排紙トレイ25上へ
排出する排紙ロール26等で構成されている。
【0008】また、プリンタPは、上部機体UBと下部
機体DBとに分割されて形成されており、上部機体UB
は、下部機体DBに対してヒンジ部27を中心に矢印Q
←→Q′方向に半回動自在に構成されている(2点鎖線
で開閉途中を示す)。そして、前述した感光体ドラム1
0と帯電器11とクリーナ16とが一体化されたクリー
ナユニットCLは、上部機体UBを開いたいわゆるシェ
ルオープン時にて、プリンタ本体から着脱自在とされて
いる。
【0009】図6は、クリーナユニットCLを取り外し
た状態を示す斜視図である。クリーナユニットCLは、
ユニットケーシング28内に感光体ドラム10と帯電器
11とクリーナ16とが一体的に収納されていて、ユー
ザの使用に供され所定枚数画像形成後は交換の必要があ
り、その際把手29を持ちプリンタP外に取り出され
る。
【0010】クリーナユニットCLの軸28aは、ユニ
ットケーシング28の両側端から突出しており、下部機
体DBのユニット装着部30の位置決め溝30aに着脱
可能に設けられている。また、下部機体DBの装着口3
1から廃トナー容器21が着脱される。
【0011】クリーナ16は、不図示の廃トナー回収ロ
ールと、回収された感光体ドラム10上の残留トナーを
搬送するトナー搬送部16aと、該トナー搬送部16a
の一端に設けられた排出部2等から構成されている。該
排出部2には、凸部3d及びトナー排出のための開口
(不図示)が設けられる蓋部材3が備えられている。
【0012】図7は、クリーナユニットCLをプリンタ
Pに装着した状態の模式図であり、図6を左下方向から
見た図にあたる。同図に示すように、下部機体DBに固
定された容器受け33に廃トナー容器21が載置され、
該廃トナー容器21の開口21aの真上には、排出部2
が配置される。また、上部機体UBから突出する突起9
は、該上部機体UBの閉成動作に従い、凸部3dを当接
押圧し矢印A方向に回動させる。一方、凸部3dは不図
示のバネ部材により常時矢印A′方向に付勢されてい
る。従って、蓋部材3に設けられたトナー排出用の開口
3cは、廃トナー容器21の開口21aから離れるよう
に構成されている。
【0013】図7に示した排出部2の断面は図8(a)
に示す通りである。同図に示すように、クリーナ16の
トナー搬送部16a内には、回収された廃トナーを不図
示の搬送手段により排出部2に搬送するための廃トナー
パイプ4が設けられ、該廃トナーパイプ4には軸方向端
部である排出部2の位置に、外部へ廃トナー5を排出す
るための排出口4cが設けられている。また、蓋部材3
はシール材6が固着されるとともに、廃トナーパイプ4
の外周の密着且つ回転可能に設けられている。ここで、
上部機体UBと排出部2に設けられた蓋部材3の関連構
成について説明する。上部機体UBが開状態において
は、不図示のバネにより凸部3dは常時矢印A′方向に
付勢されているから、図8(a)に示すように、開口3
cは廃トナー容器21の開口21aに対向せず、また蓋
部材3に固定されたシール材6は廃トナーパイプ4の排
出口4cを覆うので、排出部2に搬送されてきた廃トナ
ー5は、廃トナーパイプ4中に滞留し、不要なトナーこ
ぼれは防止される。
【0014】上部機体UBが閉成されるに従い、先ず突
起9は蓋部材3の凸部3dに当接し、さらなる開成動作
に従い突起9は不図示のバネの付勢力に抗して凸部3d
を押圧して、蓋部材3を矢印A方向に回動させる。
【0015】上部機体UBが完全に閉成された状態で
は、図8(b)に実線で示すように、蓋部材3の開口3
cと廃トナーパイプ4の排出口4cとが略一致し、廃ト
ナーパイプ4内に滞留していた廃トナー5は、矢印B方
向へ落下して廃トナー容器21内に収納される。
【0016】この後、上部機体UBが開成されると、凸
部3dに対する突起9による押圧は解除されるから蓋部
材3は上記バネ付勢力により回動されて図8(a)に示
す状態に戻り、排出口4cはシール材6に覆われること
になり、廃トナー5は外部へ漏れることがない。
【0017】
【従来技術の問題点】以上のように構成された画像形成
装置においては、上部機体UBの閉成動作に連動して、
廃トナー5が廃トナー容器21内に収納されるが、蓋部
材3に当接する突起9は上部機体UBに固定されている
ため、その突起9の寸法及び取付位置にばらつきが生ず
ると図8(b)の一点鎖線や二点鎖線で示すように蓋部
材3の回動範囲がばらつく。従って、蓋部材3の開口3
cと廃トナーパイプ4の排出口4cとが一致しなくな
り、廃トナー5のスムースな落下が損なわれ廃トナーパ
イプ4内にトナーが詰まる不具合があった。また、蓋部
材3は矢印A方向(図8(a)参照)への回動範囲があ
る程度の余裕をもって廃トナーパイプ4に支承されては
いるが、突起9の突出(図8(a)にて下方への突出)
が極端に大きい場合には蓋部材3を破損する(例えば蓋
部材3が図8(b)の二点鎖線位置よりも更に下方へ押
圧されて破損する)という問題があった。従って、突起
9の取付及び突起9と蓋部材3との位置関係を高精度に
組付けなければならず組立作業性が悪かった。さらに、
誤って廃トナー容器を装着しないまま上部機体UBを閉
成すると、蓋部材3の開口3cと排出口4cとが一致し
てしまい、廃トナー5が落下して容器受け33上に留ま
り(図8(c)参照)、トナー飛散が生じてプリンタP
機内を汚すことがあり、この状態で廃トナー容器21を
脱着すると、容器受け33上にこぼれていた廃トナーは
廃トナー容器21に付着して該廃トナー容器21を汚
し、また汚れた廃トナー容器21をプリンタP機外へ取
り出す際、プリンタP周辺をトナーにより汚してしまう
という問題点もあった。
【0018】
【考案の目的】本考案は上記従来例の欠点に鑑み、廃ト
ナーの排出口を開閉する回動自在な蓋部材の開成位置を
常に一定にして確実なトナーの排出や蓋部材の破損を防
止でき、廃トナーによる画像形成装置内及び装置周辺の
トナー汚染を確実に防止できるトナー排出口開閉機構を
備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0019】
【考案の要点】本考案は、上述した目的を達成するた
め、第1機体と、該第1機体に開閉自在に支持される第
2機体と、上記第1機体に配設され、像担持体周面に残
留する残留トナーを除去する手段と該手段により除去さ
れたトナーを排出するための排出部に形成された排出口
と上記排出部に回動自在に支承され上記排出口を開閉す
る蓋部材と該蓋部材を閉成方向に付勢する第1付勢部材
とを有するクリーナユニットと、上記第1機体の装着部
に着脱自在であり上記クリーナユニットと連結されて開
成状態にある上記排出口から排出されるトナーを収容す
るための廃トナー容器と、上記蓋部材と係合可能であっ
上記第2機体閉成する動作に連動して上記蓋部材を
回動させて上記排出口を開成すべく上記第2機体の支持
部に突出・後退自在に設けられた係合部材と、上記係合
部材の上記蓋部材との係合時に上記蓋部材を上記第1付
勢部材による付勢力よりも強い付勢力で開成方向へ押圧
すべく上記係合部材を突出方向に付勢する第2付勢部材
と、上記廃トナー容器装着部近傍に設けられ、上記廃ト
ナー容器が脱装されている時に第1の位置にあり、上記
廃トナー容器の装着による係合で第2の位置に移動させ
られる移動部材と、上記蓋部材に設けられ、上記係合部
材に係合可能な第1開閉調節部材と上記移動部材に係合
可能な第2開閉調節部材とからなっており、上記廃トナ
ー容器が脱装されている時には上記移動部材が上記第1
の位置にあることで上記第2機体の閉成動作によっても
上記係合部材が上記第1開閉調節部材とは非係合となる
位置であって上記排出口を閉成する第1閉成位置に上記
蓋部材を上記第1付勢部材の付勢力に基づいて位置さ
せ、上記廃トナー容器の装着時には上記移動部材が上記
第2の位置に移動するのに従って上記第1付勢部材の付
勢力に抗し上記第2開閉調節部材を介して所定量移動さ
せられ上記第2機体の閉成動作によって上記係合部材が
上記第1開閉調節部材と係合する位置であって上記排出
口を閉成したままの第2閉成位置に上記蓋部材を移動さ
せるべく配置された蓋部材開閉調節部材と、上記第1機
体に設けられ、上記第2機体の閉成動作に連動して上記
係合部材が上記第1開閉調節部材と係合し上記蓋部材を
上記第2閉成位置から開成位置へ回動させる際に、上記
蓋部材と当接することで上記蓋部材回動範囲を所定の
開成位置に規制すると共に、上記係合部材を上記第2付
勢部材の付勢力に抗して後退方向に移動させる規制部材
とを備えることを特徴とする。
【0020】
【実施例】本考案の実施例について、上記従来例と同一
部材には同一符号を付して、図面を参照しながら説明す
る。本考案は機体の一部が他の部位に対して、上下方向
及び左右方向に即ち第2の機体が第1の機体に対して開
閉可能な装置に適用できるが、上下方向に開閉可能な装
置を例にとる。
【0021】図2は、本考案に係る画像形成装置の全体
図であり、例として電子写真プリンタを示す。画像形成
装置1は、第1の機体である下部機体DBに対し第2の
機体である上部機体UBが矢印Q←→Q′方向に開閉可
能な、いわゆるシェルオープン構造のものである。廃ト
ナー容器21は、先ず下部機体DB正面に設けられた正
面カバー34を開いた後、装着口31に上下方向にスラ
イド可能に設けられたカバー32を開き、下部機体DB
に固定された装着部である容器受け33上に載置して装
着される。ここで、カバー32は、不図示の機構により
上部機体UBが開成されている状態でのみスライド可能
に設けられ、従って、上部機体UBを開成したときのみ
廃トナー容器21を着脱できるように構成されている。
また、画像形成装置1の全体構成は、従来例として図5
に示した装置と同様の構成であり、説明を省略する。ま
た、本実施例ではクリーナユニットCLを装置本体に着
脱自在なユニットに構成しているが、ここで言うクリー
ナユニットとは装置本体に固定するタイプも含むものと
する。
【0022】図1は、図2に示した本考案に係る画像形
成装置1に、クリーナユニットCL及び廃トナー容器2
1が装着された状態の要部の斜視図である。
【0023】同図において、クリーナユニットCLのユ
ニットケーシング28内には像担持体としての感光体ド
ラム10と帯電器11とクリーナ16とが一体的に収納
されていて、クリーナユニットCLの軸28aはユニッ
トケーシング28の両側端から突出しており、下部機体
DBのユニット装着部30の位置決め溝30aに着脱自
在に設けられている。(図6参照)。
【0024】クリーナ16のトナー搬送部16aの一端
には、不図示の回収手段により回収された感光体ドラム
10上の残留トナーを排出する排出部2が設けられ、下
部機体DBに固定された容器受け33上(不図示)に載
置された廃トナー容器21の開口21aの真上に該排出
部2が位置するよう配設される。
【0025】排出部2には、上部機体UBから突出する
係合部材40が当接するルーフ当接部3a、後述のレバ
ー8の上面8bが当接するレバー当接部3b及び開口3
c(不図示)が設けられ上記係合部材40により矢印A
方向に回動される蓋部材3が備えられ、該蓋部材3は第
1付勢部材としての不図示のバネにより常時矢印A′方
向に付勢されている。従って、開口3cは廃トナー容器
21の開口21aから離れるように構成されている。
【0026】係合部材40は図4に示すように上部機体
UBの支持部50に形成された凹部51に矢印E方向へ
摺動自在(図4(a)参照)に貫入され、第2付勢部材
としてのバネ54により矢印e方向に付勢されている。
ここで、バネ54による付勢力は上述の蓋部材3を矢印
A′方向へ付勢する第1付勢部材としての不図示のバネ
の付勢力よりも強く設定されている。なお、52、53
は係合部材40の抜け止め部材である。
【0027】また、図1、図2に戻って、下部機体DB
に設けられる不図示の支持部に支持されている軸7に
は、側面が扇形の移動部材であるレバー8が該軸7を支
軸として回動可能に固定され、さらに該レバー8の上面
8bは上記蓋部材3のレバー当接部3bに当接し、下面
8cは廃トナー容器21の稜線21cに当接している。
上記蓋部材3に設けられたルーフ当接部3a及びレバー
当接部3bは、各々係合部材40及びレバー8と係合し
て蓋部材3を回動させる蓋部材開閉調節部材である。
【0028】また、下部機体DBの廃トナー容器21装
着部近傍には後述の蓋部材3の回動を規制する規制部材
としてのストッパ60が固設されている。
【0029】図3及び図4に、図1に示した排出部2の
断面形状を示してある。同図に示すように、クリーナ1
6のトナー搬送部16a内には、回収された廃トナーを
不図示の搬送手段により排出部2に搬送するための廃ト
ナーパイプ4が設けられ、該廃トナーパイプ4には軸方
向端部である排出部2の位置に、外部へ廃トナー5を排
出するための排出口4cが設けられている。また、蓋部
材3はシール6が固着されるとともに、廃トナーパイプ
4の外周に密着且つ回動可能に設けられている。
【0030】ここで、蓋部材3、係合部材40、ストッ
パ60、レバー8及び廃トナー容器21の関連構成につ
いて説明する。図1に示すように、廃トナー容器21の
下部機体DBの容器受け33への装着に応じて、廃トナ
ー容器21の稜線21cがレバー8の下面8cを押圧し
てレバー8をC方向に所定角度回動させる。該レバー8
のC方向への所定角度の回動に従い、レバー8の上面8
bは蓋部材3のレバー当接部3bを押圧して、蓋部材3
をD方向に所定角度回動させる。従って、ルーフ当接部
3aも所定の位置に達する。即ち、図3(a)、(b)
に示すようにクリーナユニットCLが下部機体DBに装
着されても、廃トナー容器21が装着されていない状態
では、レバー8は回動せずレバー8の上面8bは第1の
位置であるXの位置にあり、これに対応してルーフ当接
部3aはX′に示す位置にあり、また、クリーナユニッ
トCLの下部機体DBへの装着後廃トナー容器21が装
着されたか、或いは廃トナー容器21の装着後クリーナ
ユニットCLが装着されると、図4(a)に示すよう
に、レバー8の上面8bは第2の位置であるYの位置に
移動し、これに対応して蓋部材3がD方向に所定の角度
回動させられることで、ルーフ当接部3aはY′の位置
に達する。
【0031】一方、上部機体UBから突出する係合部材
40は、廃トナー容器21の装着に従いレバー8が回動
されることにより蓋部材3が回動されて、ルーフ当接部
3aがX′の位置からY′の位置に達するまでは、上部
機体UBが閉成されてもルーフ当接部3aに当接せず蓋
部材3を回動させることがなく、ルーフ当接部3aが
Y′の位置まで達したときに初めて当接する(図4
(a)参照)ように設けられている。
【0032】そして、係合部材40は上述のようにバネ
54により付勢されているからルーフ当接部3aを矢印
A′方向の付勢に抗して矢印A方向へ押し下げる。ま
た、本考案では蓋部材3のルーフ当接部3aの回動軌跡
中にストッパ60があるため、ルーフ当接部3aは図4
(b)に示すようにストッパ60に当接してそれ以上の
回動を阻止される。このため、係合部材40はバネ54
の付勢力に抗して支持部50から図にて上方に押し上げ
られる。ストッパ60はルーフ当接部3aが当接した
際、蓋部材3の開口3cと廃トナーパイプ4の排出口4
cが確実に一致するよう設けられている。従って、蓋部
材3は常に一定の開口位置に回動させられる構成となっ
ている。
【0033】本考案は上記のように構成されているの
で、図3(a)、(b)に示すように、クリーナユニッ
トCLを下部機体DBに装着した後、廃トナー容器21
を下部機体DBの装着部である容器受け33に装着しな
い場合には、レバー8は回動されないからレバー8の上
面8bはXの位置にあり、従って蓋部材3も回動されな
いからルーフ当接部3aはX′の位置にあり、上部機体
UBを閉成しても、係合部材40は蓋部材3のルーフ当
接部3aに当接することがないので、不図示のバネ付勢
力を矢印A′方向に受けている蓋部材3は回動せず排出
口4cはシール材6で覆われ、廃トナー5は落下するこ
とがない。
【0034】次に、クリーナユニットCLを下部機体に
装着後廃トナー容器21を下部機体DBの容器受け33
に装着することにより、或いは廃トナー容器21の装着
後クリーナユニットCLを装着すると、レバー8は矢印
C方向に所定角度回動させられ、レバー8の上面8bは
Yの位置に達し、これに当接押圧されるレバー当接部3
bも回動させられて蓋部材3が回動され、ルーフ当接部
3aは係合部材40が当接する所定の位置Y′に達する
(図4(a)参照)。このとき、排出口4cはシール6
で覆われトナーの落下はない。
【0035】ここで、上部機体UBを閉成すれば、その
閉成動作に従い、係合部材40はルーフ当接部3aを押
圧し矢印A方向へ回動され蓋部材3の回動が始まる。
【0036】上部機体UBが完全に閉成される少し手前
でルーフ当接部3aがストッパ60に当接し、それに伴
い係合部材40がルーフ当接部3aを矢印A方向に付勢
しつつ矢印e′方向に後退する。そこで、蓋部材3の開
口3cと廃トナーパイプ4の排出口4cとが完全に一致
することになり、廃トナーパイプ4内の廃トナー5は矢
印F方向へ落下し、廃トナー容器21内へ収納される
(図4(b)参照)。
【0037】上記のように、本実施例では蓋部材3をそ
の開口3cと廃トナーパイプ4の排出口4cが一致する
開口位置でその回動を阻止するようにストッパ60を設
け、且つ蓋部材3を回動させる係合部材40を上部機体
UBに移動自在に設けたので、常に安定した廃トナーの
排出が行えると共に、係合部材40の部品寸法や取付誤
差を吸収する結果、組付作業が容易になる。また、本実
施例ではレバー8の様な中間部材である移動部材を設
け、廃トナー容器21が下部機体DBの装着部である容
器受け33に装着され且つ上部機体UBが閉成されるこ
とにより廃トナー5が排出される構造とし、さらに廃ト
ナー容器21が装着されていない状態では上部機体UB
が閉成されても廃トナー5が排出されないようにしたこ
とと、また、廃トナー容器21は上部機体UBが開成さ
れているときのみ脱着可能なように、上部機体UBが開
成状態でのみカバー32がスライドできるようにしたこ
とからも、画像形成装置1内のトナー汚染及び画像形成
装置1周辺のトナー汚染が確実に防止できる。従って、
ユーザによる廃トナー容器21の交換時に、手、衣服を
汚すような不都合も生じさせない。
【0038】尚、本実施例では、上部機体が下部機体に
対して開くタイプのもので説明したが、縦型タイプのも
ので、その際2つの機体が左右に開かれるものにも適用
できることは勿論である。また、トナーの排出部を有す
るクリーナユニットが装置本体に固定の場合にも適用で
きる。更に、係合部材や支持部、ストッパの形状構成は
上記実施例に示したものに限られることはない。
【0039】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、トナーの排出口の開閉が確実に行え、従ってトナ
ー詰りもトナー汚染もなく、クリーニング部の破損を生
じることなく、組立作業性を著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのトナーの排出部を備
えたクリーナユニットと、その排出部の開閉機構を示す
一部省略斜視図である。
【図2】図1の排出部が配設される画像形成装置の上部
機体が開かれ、廃トナー容器が装着された状態を示す斜
視図である。
【図3】図1の排出部の開閉機構で廃トナー容器が装着
されていない状態を示し、(a)は上部機体が開かれて
いる状態、(b)は上部機体が閉じられようとしている
状態をそれぞれ説明する図である。
【図4】図1の排出部の開閉機構で廃トナー容器が装着
され上部機体が閉じられようとしている状態を示し、
(a)は上部機体の係合部材が蓋部材と当接した状態、
(b)は蓋部材がストッパに当接して回動が阻止された
状態を説明する図である。
【図5】図2の画像形成装置の全体を示す概略構成断面
図である。
【図6】従来のトナーの排出部を備えたクリーナユニッ
トを取り外した状態を示す一部省略斜視図である。
【図7】図6の左下方向から見た概略断面図である。
【図8】図7の排出部の開閉機構を示し、(a)は上部
機体の突起が蓋部材と当接した状態を、(b)は上部機
体が閉じられた際の蓋部材の回動位置をそれぞれ説明す
る図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 3 蓋部材 3a,3b 蓋部材開閉調節部材 3c 開口 4c 排出口 8 レバー 10 像担持体 16 クリーナ 21 廃トナー容器 33 装着部 40 係合部材 50 支持部 54 バネ 60 ストッパ CL クリーナユニット DB 第1機体 UB 第2機体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1機体と、 該第1機体に開閉自在に支持される第2機体と、 上記第1機体に配設され、像担持体周面に残留する残留
    トナーを除去する手段と該手段により除去されたトナー
    を排出するための排出部に形成された排出口と上記排出
    部に回動自在に支承され上記排出口を開閉する蓋部材と
    該蓋部材を閉成方向に付勢する第1付勢部材とを有する
    クリーナユニットと、 上記第1機体の装着部に着脱自在であり上記クリーナユ
    ニットと連結されて開成状態にある上記排出口から排出
    されるトナーを収容するための廃トナー容器と、上記蓋部材と係合可能であって 上記第2機体閉成する
    動作に連動して上記蓋部材を回動させて上記排出口を開
    すべく上記第2機体の支持部に突出・後退自在に設け
    られた係合部材と、 上記係合部材の上記蓋部材との係合時に上記蓋部材を上
    記第1付勢部材による付勢力よりも強い付勢力で開成方
    向へ押圧すべく上記係合部材を突出方向に付勢する第2
    付勢部材と、上記廃トナー容器装着部近傍に設けられ、上記廃トナー
    容器が脱装されている時に第1の位置にあり、上記廃ト
    ナー容器の装着による係合で第2の位置に移動させられ
    る移動部材と、 上記蓋部材に設けられ、上記係合部材に係合可能な第1
    開閉調節部材と上記移動部材に係合可能な第2開閉調節
    部材とからなっており、上記廃トナー容器が脱装されて
    いる時には上記移動部材が上記第1の位置にあることで
    上記第2機体の閉成動作によっても上記係合部材が上記
    第1開閉調節部材とは非係合となる位置であって上記排
    出口を閉成する第1閉成位置に上記蓋部材を上記第1付
    勢部材の付勢力に基づいて位置させ、上記廃トナー容器
    の装着時には上記移動部材が上記第2の位置に移動する
    のに従って上記第1付勢部材の付勢力に抗し上記第2開
    閉調節部材を介して所定量移動させられ上記第2機体の
    閉成動作によって上記係合部材が上記第1開閉調節部材
    と係合する位置であって上記排出口を閉成したままの第
    2閉成位置に上記蓋部材を移動させるべく配置された蓋
    部材開閉調節部材と 上記第1機体に設けられ、上記第2機体の閉成動作に連
    動して上記係合部材が上記第1開閉調節部材と係合し上
    記蓋部材を上記第2閉成位置から開成位置へ回動させる
    際に、上記蓋部材と当接することで上記蓋部材回動範
    囲を所定の開成位置に規制すると共に、上記係合部材を
    上記第2付勢部材の付勢力に抗して後退方向に移動させ
    規制部材とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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