JP2556850Y2 - 上吊自閉式引戸の一時停止装置 - Google Patents

上吊自閉式引戸の一時停止装置

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JP2556850Y2
JP2556850Y2 JP1991029418U JP2941891U JP2556850Y2 JP 2556850 Y2 JP2556850 Y2 JP 2556850Y2 JP 1991029418 U JP1991029418 U JP 1991029418U JP 2941891 U JP2941891 U JP 2941891U JP 2556850 Y2 JP2556850 Y2 JP 2556850Y2
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Bunka Shutter Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自閉式引戸、特に上吊
自閉式引戸の一時停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自閉式の引戸に於いて、台車等により荷
物の搬入、搬出を行う場合、或は部屋に人が出入する為
に必要な開口幅だけ引戸を開けておきたい場合、或は引
戸を若干開けて部屋内への通風、換気を行いたい場合
等、引戸を所要の開口位置で停止させたい場合がある。
斯かる要求を満すものとして、自閉式引戸の一時停止装
置がある。
【0003】以下、図3〜図5に於いて従来の一時停止
装置について説明する。先ず、図3、図4は外付方式を
示すもので、図中1は引戸、2は一時停止装置を示す。
【0004】下端にゴム座3が取付けられたロッド4が
垂直方向に摺動自在に設けられ、該ロッド4は上方に付
勢されている。ペダル5を踏付けるとロッド4はスプリ
ング6を介して下方へ押付けられ、床7にゴム座3が圧
着され、圧着した状態が維持され、更にペダル5を踏付
けると、圧着状態が解除される様になっている。
【0005】而して、引戸1の一時停止状態は、ゴム座
3が床7に圧着された時の摩擦力によって実現される。
【0006】次に、図5は内蔵方式の従来例を示すもの
である。引戸1の内部にプッシュロッド8が軸受ブロッ
ク9を介して上下方向に摺動自在に設けられ、該プッシ
ュロッド8の上端にはゴムキャップ10が嵌着されてい
る。該プッシュロッド8は圧縮スプリング11によって
上方へ付勢されている。又、プッシュロッド8にはロッ
クピン12が突設され、該ロックピン12は下端が釣針
状に曲っているガイド孔13に摺動自在に嵌合してい
る。
【0007】図中14は上吊用のガイドレールである。
引戸1を開閉する状態では、図示の如く、前記ロックピ
ン12を引下げ、前記ガイド孔13の曲部に引掛け、プ
ッシュロッド8を下方に引下げ、ゴムキャップ10とガ
イドレール14とを離反させた状態とする。又、一時停
止する時には前記ロックピン12をガイド孔13の曲部
より外すとプッシュロッド8は圧縮スプリング11によ
って押上げられ、ゴムキャップ10はガイドレール14
に押付けられる。而して、ガイドレール14とゴムキャ
ップ10間での摩擦力によって、引戸1が一時停止され
る。
【0008】更に、特に図示しないが磁石を可動とし
て、磁石のガイドレールへの吸着、離反によって引戸を
所望の位置で停止させていた。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、上記した従
来の一時停止装置のうち外付方式のものでは、露出して
おり外観上好ましくない。足踏み操作であるので、立っ
たままの状態で行えるが、荷物を持っている場合等不安
定な姿勢となりやりずらい。床の材質により制動力が異
なると共に床は完全な平でない為、一時停止位置によっ
ては、充分な制動力が得られない場合がある。
【0010】又、内蔵方式の場合ではガイドレールに対
して摩擦力を生じさせるので制動は確実であるが、一時
停止の状態から、装置の制動解除を行わないで、誤って
開閉動作を行ってしまうことがあるが、上記した内蔵方
式の場合では破損する虞れがある。
【0011】更に、スプリングを利用した圧接方式のも
のでは操作時に大きな力が必要であり、又従来のいずれ
のものもレバー、ボタンにより解除操作が必要であっ
た。
【0012】本考案は斯かる実情に鑑み、軽微な操作力
で引戸の停止を行え而もレバー、ボタン等の操作なく引
戸の停止解除を行える様にしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、ガイドレール
に吊下げられ、該ガイドレールに沿って開閉する引戸の
上端面に楔ブロックを設け、該楔ブロックの上面に斜面
を有するガイド溝を設け、該ガイド溝に前記ガイドレー
ルに当接可能な摩擦ローラを転動自在に設け、前記楔ブ
ロックに前記ガイド溝に向って突出入するロックスライ
ダを設けると共に前記斜面に対峙し前記摩擦ローラに当
接する面取を前記ロックスライダに設け、該ロックスラ
イダの突出で前記摩擦ローラを前記斜面に押上げ前記ガ
イドレール下面に当接させる様にし、前記ロックスライ
ダを引戸所要位置に設けた操作部より上下動可能とした
ことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】摩擦ローラがロックスライダの突出で楔ブロッ
クの斜面に押上げられると、摩擦ローラはガイドレール
に当接し、又引戸には閉方向に付勢されている為、この
付勢力とガイドレールとガイド溝との楔効果で摩擦ロー
ラはガイドレールに圧接し、引戸が固定される。固定さ
れた状態から引戸を若干開くと摩擦ローラの圧接状態が
解除され、引戸は付勢力によって閉じられる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。
【0016】尚、図1、図2中に於いて、図3〜図5中
で示したものと同一のものには同符号を付してある。
【0017】引戸1はローラ16を介してガイドレール
14に吊下げられ、又該引戸1は図示しないスプリング
等の復帰手段により閉方向に付勢されている。
【0018】引戸1の上端には、ロック部17が設けら
れ、引戸1の所要位置、例えば人が操作し易い位置に操
作部18が設けられ、ロック部17と操作部18とはロ
ッド31により連結されている。
【0019】先ず、ロック部17について説明する。引
戸1の上端面に楔ブロック19を固着する。該楔ブロッ
ク19の上面にはガイド溝23を刻設してあり、該ガイ
ド溝23の引戸1の先端側に摺動孔22を穿設し、該摺
動孔22にロックスライダ24を摺動自在に嵌合する。
【0020】前記ガイド溝23には前記摺動孔22の端
縁から引戸1の後端側に向かって上り斜面21が形成さ
れ、前記ロックスライダ24は後端側に前記斜面21と
の間でV溝を形成する面取25を有する。
【0021】前記楔ブロック19のガイド溝23には摩
擦ローラ20を転動自在に、収納させる。該摩擦ローラ
20は少なくとも外周面をゴム等摩擦係数の大きい材質
で形成する。
【0022】次に、前記操作部18について説明する。
操作ボックス26を前記引戸1の内部に設け、該操作ボ
ックス26には、1端面を引戸外部に露出させた押釦2
7を、引戸1のパネル面に対して垂直方向に摺動自在に
設ける。
【0023】前記操作ボックス26の下部に垂直2節リ
ンク28の下端を枢着し、該2節リンク28の上端を前
記ロッド31の下端に枢着する。前記垂直2節リンク2
8の屈折点を前記押釦27の内面に摺動自在に当接させ
る。尚、図中29は化粧パネルである。
【0024】前記ロッド31の上端が前記ロックスライ
ダ24に固着され、又前記ロッド31は前記操作ボック
ス26を摺動自在に貫通し、該ロッド31の貫通箇所に
はフランジ付きブッシュ30を嵌着する。
【0025】以下作動について説明する。引戸1をロッ
クしない状態では、前記ロックスライダ24、ロッド3
1は自重により降下しており、ロックスライダ24の面
取25と前記斜面21によってV溝が形成され、前記摩
擦ローラ20はこのV溝に収まっている。従って、該摩
擦ローラ20は前記ガイドレール14の下面より離反し
ており、引戸1は自在に開閉可能な状態である。
【0026】次に、引戸1を任意の位置に停止させたい
場合、停止させたい位置で、前記押釦27を押込む。押
釦27を押込むことで、垂直2節リンク28の屈折点が
引戸1の中心方向に移動し、垂直2節リンク28の上端
が上方に移動し、前記ロッド31を押上げる。該ロッド
31と一体にロックスライダ24が上昇し、前記摩擦ロ
ーラ20を前記斜面21に沿って押上げ、前記ガイドレ
ール14の下面に当接させる。
【0027】前記した様に、引戸1は閉方向(図1中左
方向)に付勢させており、前記摩擦ローラ20が前記ガ
イドレール14の下面に当接すると、摩擦ローラ20に
は増々前記斜面21を乗上げる様な力が作用し、斜面2
1とガイドレール14間での楔効果も発揮されて、前記
摩擦ローラ20は前記ガイドレール14と前記楔ブロッ
ク19との間に圧入された状態となり、前記摩擦ローラ
20を介して引戸1がロックされる。
【0028】又、停止状態で引戸1は閉方向に付勢され
ているので、摩擦ローラ20にはより圧接する方向へ力
が作用しており、状態は安定である。
【0029】而して、引戸1は、ガイドレール14と摩
擦ローラ20との摩擦力によって停止状態が維持され
る。
【0030】又、前記押釦27から押圧力を除去する
と、前記ロッド31は自重により降下し、ロックスライ
ダ24が降下すると共に押釦27は復帰する。尚、該ロ
ッド31の位置は前記フランジ付きブッシュ30によっ
て規制される。
【0031】次に、引戸1の停止状態を解除するには、
引戸1を若干開く。この引戸1の開動作で、前記楔ブロ
ック19が前記摩擦ローラ20に対して離反方向に移動
し、又摩擦ローラ20は楔ブロック19に対して離反方
向に回転し、摩擦ローラ20は前記斜面21と面取25
との間で形成されたV溝に嵌込む。而して、楔ブロック
19と摩擦ローラ20との圧接状態が解除される。
【0032】尚、前記楔ブロック19と摩擦ローラ20
との圧接状態解除により、引戸1が閉動作を開始するこ
とは言う迄もない。
【0033】尚、上記実施例では垂直2節リンクと押釦
によりロッドに上昇力を与えたが、レバー等を用いてロ
ッドを上昇させる様にしてもよい。又、2節リンクの屈
折点には、ローラ等を設け、摺動面との摩擦力を軽減す
る様にしてもよい、更に2節リンクの各節を平行四辺形
リンクとしてもよい等本考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0034】
【考案の効果】以上述べた如く本考案によれば、引戸の
停止状態を実現するには押釦を押すだけでよく、停止状
態を解除する場合も引戸に開方向の力を加えるだけでよ
い等、極めて簡単な操作でよく、又操作力もリンク、楔
等の倍力機構によって軽微なものでよい等の優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す説明図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】従来例の正面図である。
【図4】該従来例の側面図である。
【図5】他の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 引戸 14 ガイドレール 17 ロック部 18 操作部 19 楔ブロック 20 摩擦ローラ 21 斜面 23 ガイド溝 24 ロックスライダ 31 ロッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールに吊下げられ、該ガイドレ
    ールに沿って開閉する引戸の上端面に楔ブロックを設
    け、該楔ブロックの上面に斜面を有するガイド溝を設
    け、該ガイド溝に前記ガイドレールに当接可能な摩擦ロ
    ーラを転動自在に設け、前記楔ブロックに前記ガイド溝
    に向って突出入するロックスライダを設けると共に前記
    斜面に対峙し前記摩擦ローラに当接する面取を前記ロッ
    クスライダに設け、該ロックスライダの突出で前記摩擦
    ローラを前記斜面に押上げ前記ガイドレール下面に当接
    させる様にし、前記ロックスライダを引戸所要位置に設
    けた操作部より上下動可能としたことを特徴とする上吊
    自閉式引戸の一時停止装置。
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