JP2555608Y2 - 逆止弁付止水栓 - Google Patents

逆止弁付止水栓

Info

Publication number
JP2555608Y2
JP2555608Y2 JP1991108921U JP10892191U JP2555608Y2 JP 2555608 Y2 JP2555608 Y2 JP 2555608Y2 JP 1991108921 U JP1991108921 U JP 1991108921U JP 10892191 U JP10892191 U JP 10892191U JP 2555608 Y2 JP2555608 Y2 JP 2555608Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
check valve
coil spring
ring member
stopcock
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991108921U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0550253U (ja
Inventor
浩幸 宮下
由男 橋岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tabuchi Corp
Original Assignee
Tabuchi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tabuchi Corp filed Critical Tabuchi Corp
Priority to JP1991108921U priority Critical patent/JP2555608Y2/ja
Publication of JPH0550253U publication Critical patent/JPH0550253U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555608Y2 publication Critical patent/JP2555608Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Check Valves (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)
  • Taps Or Cocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は逆止弁付止水栓に係り、
特に逆止弁二次側の異常昇圧防止対策及び圧力損失低減
対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、逆止弁付止水栓として、例えば実
開平2−46170号公報に開示されるように、伸縮ユ
ニオンを備えたボール型の止水栓のユニオン内に逆止弁
ユニットを摺動自在に内蔵し、上記逆止弁ユニットの一
次側にコイルスプリングを設け、このコイルスプリング
を上記ユニオンに固定したスプリング受けで支持すると
共に、上記ユニオンの摺動に伴って上記スプリング受け
が挿入可能な凹陥部を本体側に設け、二次側で異常昇圧
が発生したときに逆止弁ユニット自体がコイルスプリン
グの付勢力に抗して一次側へ移動して二次側の容積が増
大することにより、二次側の圧力上昇を吸収、緩和する
ようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、一般に逆止
弁付止水栓について圧力損失を可及的に低減させたいと
いう要望があり、このことは上述したような二次側の異
常昇圧防止機能を発揮する逆止弁付止水栓についても同
様に求められるところである。さらに、コンパクト性、
耐久性等についても一層の改善が望まれるところであ
る。
【0004】本考案は、このような点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、流路に段差が
出来にくい固定ユニオン型の止水栓を前提にし、これに
逆止弁ユニット及びコイルスプリングを適切に組み込む
ことにより、二次側の異常昇圧防止機能を発揮し得る逆
止弁付止水栓のなかでも最も圧力損失が少ない逆止弁付
止水栓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の構成は、ボール弁2を備えた止水栓本体1
の二次側に二段スリーブ4を形成し、当該二段スリーブ
4のうち大径スリーブ1bに締結されたユニオン3内に
逆止弁ユニット5を摺動自在に嵌挿する一方、上記逆止
弁ユニット5の上流側にリング部材9を配置し、当該リ
ング部材9と小径スリーブ1aとの間にコイルスプリン
グ10をその外周が上記小径スリーブ1aの内周面と近
接するように装着すると共に、上記リング部材9および
コイルスプリング10の内径を上記止水栓本体1の内径
1cとほぼ同一に設定する構成としている。
【0006】
【作用】上記の構成により、二次側で異常昇圧が発生す
ると、逆止弁ユニットがコイルスプリングの付勢力に抗
して一次側へ移動することにより、二次側の容積が増大
するため、二次側の圧力上昇が吸収、緩和される。
【0007】また、上記従来の逆止弁付止水栓のような
スプリング受けが不要であり、そのために本体に凹陥部
を設ける必要がないので、本体とコイルスプリングの間
に段差が出来ない上、本体、リング部材、及びコイルス
プリングの内径がほぼ同一であり、且つコイルスプリン
グにおいては素線間でも層流が維持されて実質的に閉鎖
流路が形成されるので、流路が滑らかになり、圧力損失
が少ない。また、コイルスプリングは、その外周が小径
スリーブの内周面と近接しているため、両者間に水が入
り込むことがなく、当該構成により、さらなる圧力損失
の低減が図られるのである。
【0008】さらに、スプリング受けがないので、その
分、止水栓の全長が短くなる。また上記従来の逆止弁付
止水栓では内圧の変動により伸縮ユニオンが伸縮し、こ
れによって接続配管に余分な応力がかかるが、本考案で
はユニオンが本体に締結されて伸縮しないので、このよ
うな応力がかからない。しかも、上記従来の逆止弁付止
水栓では本体とは別体の伸縮ユニオン内に逆止弁ユニッ
トを内蔵しているので接続配管と共に振動し易いが、本
考案ではユニオンが本体に締結されているので振動し難
い。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。図1にお
いて、1はボール弁2を備えた止水栓本体であって、そ
の二次側には小径スリーブ1aと大径スリーブ1bとを
二段に形成した二段スリーブ4を構成している。3は上
記大径スリーブ1bに締結されたユニオン、5は上記ユ
ニオン3内に摺動自在に嵌挿された逆止弁ユニットであ
って、当該逆止弁ユニット5はハウジング6と、案内筒
5aと、これに挿通された弁体5bと、これら両部材に
嵌挿された内部スプリング5cとからなるものである。
また、8は上記弁体5cが当接して閉弁する弁座環、9
はこの弁座環8の一次側に配置されたリング部材であっ
て、当該リング部材9と上記小径スリーブ1aとの間に
はコイルスプリング10が上記小径スリーブ1aの内周
面と近接するように装着されており、当該コイルスプリ
ング10の付勢力により上記逆止弁ユニット5は、弁座
環8及びリング部材9と共に二次側に押圧されている。
また、上記リング部材9及びコイルスプリング10の内
径を上記本体1の内径1cとほぼ同一に設定しており、
当該構成も本考案の重要な特徴の一つである。
【0010】なお、図1では説明の便宜上、逆止弁ユニ
ット5の内部構造を示すにあたり、一点鎖線の上下に弁
体5bの開閉状態を併記している。また、ハウジング6
は例えば環状体の内部を仕切6aによって複数に区画6
bした構造となっており、弁体5bが開弁の状態では上
記区画6bを通じて流路が確保される。
【0011】図2は、上記実施例の構成において、二次
側に異常昇圧が発生した場合の作動形態を示したもので
ある。即ち、二次側でウォータハンマ等により異常昇圧
が発生すると、逆止弁ユニット5が弁座環8及びリング
部材9と共にコイルスプリング10の付勢力に抗して、
コイルスプリング10を圧縮して一次側へ移動する。こ
のため、二次側の容積が増大し、二次側で発生した圧力
上昇が吸収、緩和される。
【0012】また、上記構成によれば、従来の逆止弁付
止水栓のようなスプリング受けが不要であり、そのため
本体1に凹陥部を設ける必要がないので、本体1とコイ
ルスプリング10の間に段差が出来ない上、本体1、リ
ング部材9、及びコイルスプリング10の内径がほぼ同
一に設定されており、且つコイルスプリング10におい
ては素線間でも層流が維持されて実質的に閉鎖流路が形
成されるため、流路が滑らかになり、圧力損失が少な
い。さらに、本考案ではコイルスプリング10をその外
周が小径スリーブ1bの内周面と近接させて装着したの
で、両者10・1bの間に水が入り込む隙間が形成され
ず、さらなる圧力損失の低減が図られるのである。
【0013】さらに、スプリング受けがないので、その
分、止水栓の全長が短くなる。またユニオン3が本体1
に締結されて従来の逆止弁付止水栓のように伸縮しない
ので、接続配管に余分な応力がかからない。しかも、二
次側圧力を受ける逆止弁ユニット5を内蔵したユニオン
3が本体1に締結されているので、接続配管と共に振動
する可動部がなく、接続配管をフレキシブルホースにし
た場合などに特に効果的である。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の逆止弁付
止水栓は、ボール弁を備えた止水栓本体の二次側に二段
スリーブを形成し、当該二段スリーブのうち大径スリー
ブに締結されたユニオン内に逆止弁ユニットを摺動自在
に嵌挿する一方、上記逆止弁ユニットの上流側にリング
部材を配置し、当該リング部材と小径スリーブとの間に
コイルスプリングをその外周が上記小径スリーブの周面
と近接するように装着すると共に、上記リング部材およ
びコイルスプリングの内径を上記止水栓本体の内径とほ
ぼ同一に設定したしたので、二次側で異常昇圧が発生し
たときに圧力上昇を吸収、緩和できると共に、流路が滑
らかになって圧力損失が少なくなり、流体圧力が低いと
きでも二次側にスムーズに流体を供給できる、また構造
上、止水栓の全長を短くでき、さらに接続配管に余分な
応力がかからず、しかも接続配管に対して可動部がなく
配管振動がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において、通常時の状態を示した縦断側
面図
【図2】実施例において、二次側での異常昇圧発生時の
状態を示した縦断面図
【符号の説明】
1 本体 2 ボール弁 3 ユニオン 4 二段スリーブ 5 逆止弁ユニット 6 ハウジング 8 弁座環 9 リング部材 10 コイルスプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボール弁2を備えた止水栓本体1の二次側
    に二段スリーブ4を形成し、当該二段スリーブ4のうち
    大径スリーブ1bに締結されたユニオン3内に逆止弁ユ
    ニット5を摺動自在に嵌挿する一方、上記逆止弁ユニッ
    ト5の上流側にリング部材9を配置し、当該リング部材
    9と小径スリーブ1aとの間にコイルスプリング10を
    その外周が上記小径スリーブ1aの周面と近接するよう
    に装着すると共に、上記リング部材9およびコイルスプ
    リング10の内径を上記止水栓本体1の内径1cとほぼ
    同一に設定したことを特徴とする逆止弁付止水栓。
JP1991108921U 1991-12-06 1991-12-06 逆止弁付止水栓 Expired - Fee Related JP2555608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991108921U JP2555608Y2 (ja) 1991-12-06 1991-12-06 逆止弁付止水栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991108921U JP2555608Y2 (ja) 1991-12-06 1991-12-06 逆止弁付止水栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0550253U JPH0550253U (ja) 1993-07-02
JP2555608Y2 true JP2555608Y2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=14497027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991108921U Expired - Fee Related JP2555608Y2 (ja) 1991-12-06 1991-12-06 逆止弁付止水栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555608Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009047075A1 (de) * 2009-11-24 2011-07-14 Protechna S.A. Rückschlagventil für Transport- und Lagerbehälter für Flüssigkeiten
JP2013064436A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Onda Seisakusho:Kk ボールバルブ及びその施工方法
JP7057737B2 (ja) * 2018-08-17 2022-04-20 株式会社テイエルブイ 制御弁

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57164361U (ja) * 1981-04-10 1982-10-16
JPH0723662Y2 (ja) * 1988-09-22 1995-05-31 株式会社タブチ ボール止水栓
JPH02130478U (ja) * 1989-04-03 1990-10-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0550253U (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4976436B2 (ja) 油圧式ダンパ
BR9803288A (pt) Longarina comum e método de fabricação da mesma.
KR100809184B1 (ko) 다이아프램 제어 밸브
JP2555608Y2 (ja) 逆止弁付止水栓
JP7377009B2 (ja) ピンチバルブ
JP2018150952A (ja) 圧力緩衝装置
JPH08233175A (ja) 導管端部を運動可能に結合する装置
KR102003674B1 (ko) 중첩형 리저보어를 갖는 좌굴 안정형 스너버
KR101970172B1 (ko) 배관용 내진 슬립 조인트
JP2011064285A (ja) バルブ構造
JP4540965B2 (ja) 油圧ダンパ
JP4697513B2 (ja) バルブアセンブリと、バルブアセンブリの形成方法
JP3001382B2 (ja) 逆止弁
JP2005273772A (ja) ベローズ式スリーブ継手
JPH02225802A (ja) アキュムレータ
JP2007154960A (ja) 管継手
JP2002181230A (ja) ウォーターハンマー防止器
KR102228814B1 (ko) 연료 딜리버리파이프 맥동 감쇄용 댐퍼기구
JP6655886B2 (ja) 逆止弁
KR20080016146A (ko) 유체용 고압호스
JP4236799B2 (ja) 燃料供給配管
JP3861210B2 (ja) 緩衝器
JPH09203487A (ja) 排気管継手
JPH06265086A (ja) 脈動吸収器
JP2008014383A (ja) テンショナユニット

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees