JP2555043B2 - 圧延ロ−ルの製造方法 - Google Patents

圧延ロ−ルの製造方法

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JP2555043B2 JP61313406A JP31340686A JP2555043B2 JP 2555043 B2 JP2555043 B2 JP 2555043B2 JP 61313406 A JP61313406 A JP 61313406A JP 31340686 A JP31340686 A JP 31340686A JP 2555043 B2 JP2555043 B2 JP 2555043B2
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真一 上妻
正之 叶澤
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/005Rolls with a roughened or textured surface; Methods for making same

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ステンレス鋼等の各種金属板の圧延加工
に用いられる圧延ロールの製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 周知のように、ステンレス鋼等の各種金属板の圧延加
工においては、対向配置された一対のロールを備え、こ
れらロール間で上記金属板を所定の厚さに圧延する圧延
ロールが用いられている。
ところで、一般に上記圧延ロールにおいては、被圧延
材との接触面に凹凸があると、この凹凸が上記被圧延材
の表面に転写されて製品の品質低下を招いてしまい不適
当である。
このため、従来よりこの種の圧延ロールを製造する際
には、上記接触面を機械加工によって面粗さがJIS B 06
01(表面粗さの定義と表示)の3.4.3最大高さの最大値
表示に基づく表示において0.8S以上の、高い精度の平滑
面に仕上げている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の製造方法にあっては、製造
された圧延ロールの接触面が高い面粗さ精度で加工され
ているため、例えばこれでステンレス鋼の圧延を行うと
上記圧延ロールの接触面との間の摩擦係数が小さいため
に、ステンレス鋼が圧延加工の途中に圧延ロール間でス
リツプを生じてしまう。したがって、圧延されたステン
レス鋼表面の圧延方向の中央部とその前後部とでは、互
いの光沢に差異が生じてしまい、製品として外観上好ま
しくないという問題があった。
このため、圧延ロールを所定の形状に機械加工した
後、その接触面に砥石を用いた研削加工を施すことによ
り、上記接触面を細かい梨地状に加工して被圧延材との
摩擦係数を増大させようとする圧延ロールの製造方法が
提案されている。
ところが、この製造方法では、使用する砥石の粒度の
細かさに一定の限度があるとともに、研削加工自体にも
一定の方向性があるため、上記接触面に送りマークやび
びりマークが形成されて面粗さが低下してしまい、結局
これが被圧延材の表面に転写されてしまうという問題が
あった。
また、接触面にダイヤモンドペースト等を用いたラツ
プ加工を施すことにより、この接触面を細かい梨地状に
加工しようとする圧延ロールの製造方法も提案されてい
る。
しかしながら、上記製造方法によれば、接触面におけ
る面粗さについては比較的問題がないものの、上記圧延
ロールを回転させながら上記接触面にラツプを押圧する
ので、その押圧力や回転速度にむらが生じるとそのまま
圧延ロール自体の形状寸法精度が低下してしまうという
問題があった。
この発明は、このような従来の圧延ロールの製造方法
が有する問題点を解決することを目的とするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] この発明の圧延ロールの製造方法は、ロールの外形を
機械加工によって設定寸法に形成した後に、上記ロール
の被圧延材との接触面に化学的処理を施すことにより、
上記ロールの接触を、表面粗さが3S〜5Sの範囲内である
梨地状の半光沢面に加工したものである。
[作用] 上記圧延ロールの製造方法によれば、機械加工によっ
て設定寸法に形成された後のロールの接触面に、被圧延
材に転写マークを付けることのない細かな凹凸を一定の
方向性無く均一に、しかも高い精度で形成することがで
きる。これにより、得られた圧延ロールの接触面が梨地
状の半光沢面に加工されて被圧延材との間の摩擦係数が
増大するため、上記被圧延材に密着してこれを圧延する
ことができ、したがって、均一な光沢の製品が得られる
圧延ロールを得ることができる。ここで、上記ロールの
接触面を表面粗さを3S〜5S(JIS B 0601の3.4.3最大高
さの最大値表示による)の範囲内にいたのは、この表面
粗さが5Sより大きいと被圧延材の表面に細かい凹凸の転
写がされてしまう一方、逆に3Sより小さいと被圧延材と
の間に十分な摩擦係数を得ることができなくなってしま
い、いずれも本発明の目的を達成することができなくな
ってしまうからである。
[実施例] 以下、この発明の圧延ロールの製造方法の一例につい
て詳細に説明する。
先ず、ロールを周知の機械加工方法により所定の外形
寸法に加工する。この際に、上記ロールの被圧延材との
接触面を、面粗さが0.8S以上の平滑面に仕上げておく。
次いで、上記接触面に化学的処理を施す。すなわち、
この化学的処理について具体的に説明すれば、上記ロー
ルを水酸化カリウム等の弱酸性溶液からなる酸化溶液、
あるいはフェリシアン化カリウムのアルカリ溶液等の酸
化溶液中に所定時間浸しておく。これにより、上記ロー
ルの表面は、化学的に酸化腐食されて梨地状の半光沢面
に加工されてゆく。
ここで、上述した化学的処理においては、その処理時
間あるいは酸化溶液の濃度を、腐食された後のロール表
面の面粗さが、JIS B 0601(表面粗さの定義と表示)の
3.4.3最大高さの最大値表示に基づく表示において3S〜5
Sの範囲内になるように設定する。すなわち、上記ロー
ル表面の面粗さが5Sより劣化すると、被圧延材の表面に
細かい凹凸が転写されてしまうため製品としての外観上
好ましくなく、他方上記面粗さが3Sより良好過ぎると、
被圧延材との間に十分な摩擦係数を得ることができず不
適当だからである。
このような圧延ロールの製造方法によれば、機械加工
によって設定寸法に形成された後のロールの接触面に、
被圧延材に転写マークを付けない程度の細かな凹凸を一
定の方向性無く、全面に亙って高い精度で形成すること
ができる。このため、上記ロールの接触面を均一な梨地
状の半光沢面に加工することができる。
したがって、得られた圧延ロールで圧延加工を行う
と、従来のものと比較して上記圧延ロールの接触面と被
圧延材との間の摩擦係数が大幅に増大しているため、圧
延ロールの接触面を上記被圧延材に確実に密着させてこ
れを圧延することができる。したがって、被圧延材が圧
延ロール間でスリツプを生じることがないため、均一な
光沢の製品を得ることができる。
[実験例] 機械加工によって超硬合金からなる外径40φ、長さ50
0mm、表面の面粗さが0.8Sのロールを得た後、これを 蒸留水(H2O):40,000cc 水酸化カリウム(KOH):4,000cc フェリシアン化カリウム(K2Fe(CN)):4,000cc の混合液からなる酸化溶液中に5〜8時間浸けて置い
た。
以上の結果、被圧延材との接触面は、その面粗さが全
面に亙って3〜5Sである均一な梨地状の半光沢面に加工
された。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明の圧延ロールの製造方法
は、ロールの被圧延材との接触面に化学的処理を施すこ
とにより上記接触面を表面粗さが3S〜5Sの範囲内である
梨地状の半光沢面に加工するので、被圧延材に転写マー
クを付けない程度で、かつ被圧延材との間に十分な摩擦
抵抗を生じうる程度の細かな凹凸を一定の方向性無く、
全面に亙って高い精度で形成することができ、よって上
記ロールの接触面を、被圧延材にスリツプを生じさせる
ようなことのない均一な梨地状の半光沢面に加工するこ
とができる。
したがって、この製造方法によれば、均一な光沢の製
品を加工することができる圧延ロールを、容易かつ確実
に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 政美 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱金属株式会社岐阜製作所 内 (56)参考文献 特開 昭60−234981(JP,A) 特開 昭61−201800(JP,A) 特公 昭59−12414(JP,B1) 特公 昭57−7012(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールの外形を機械加工によって設定寸法
    に形成した後に、上記ロールの被圧延材との接触面に化
    学的処理を施すことにより、上記ロールの接触面を、表
    面粗さが3S〜5Sの範囲内である梨地状の半光沢面に加工
    することを特徴とする圧延ロールの製造方法。
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