JP2554966Y2 - 食品の厚紙容器 - Google Patents

食品の厚紙容器

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JP2554966Y2
JP2554966Y2 JP5568393U JP5568393U JP2554966Y2 JP 2554966 Y2 JP2554966 Y2 JP 2554966Y2 JP 5568393 U JP5568393 U JP 5568393U JP 5568393 U JP5568393 U JP 5568393U JP 2554966 Y2 JP2554966 Y2 JP 2554966Y2
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田 邦 彦 吉
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株式会社エムエーホイル
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はスーパーや駅などで販
売されている弁当の中に「おかず」や「ご飯」を区別し
て入れたり、弁当箱などとして利用する厚紙で造った食
品の厚紙容器に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスーパーや駅で販売されている弁
当に入れる「おかず」などの食品の容器としては、アル
ミニウム箔で造った容器が一般に使用されている。更に
本考案者は隣接する内側側壁と内側側壁との側方に相互
に連続させた連結部をそれぞれ設けて、この連結部に所
定の間隔をおいて形成した3本以上の折曲線より連結部
を外側に折曲げた食品の厚紙容器を既に出願(実願平4
ー78410号)している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この前者の従来の食品
のアルミニウム箔容器では、熱伝導性が良いために温か
い煮物やご飯などの食品が比較的早く冷えてしまうとい
う問題点があったし、金属のアルミニウム箔を用いた容
器であるために食べる時にアルミニウム箔製容器を入れ
た弁当をそのまま電子レンジで加熱することができない
という問題点があった。そして使用後の弁当箱の中に燃
えないアルミニウム箔製容器があると燃えないゴミと燃
えるゴミとを分別しなければならないという問題点とと
もに燃えるゴミは焼却すれば良いが、アルミニウム箔製
容器は焼却処分することができないという問題点があっ
た。更に後者(実願平4ー78410号)の食品の厚紙
容器では少なくとも3本の折曲線より折曲げる必要があ
るので食品の厚紙容器を厚紙から成形する際に成形しに
くいという問題点があった。
【0004】この考案は従来の食品の容器が有するこれ
らの問題点を解消し、食品の厚紙容器を成形する際に厚
紙から成形しやすいこと、温かい食品が冷めないように
することや容器に入れたまま食品を電子レンジで加熱で
きること、容器から食品の煮汁などの液体が流出するの
を防止すること、食品をおいしく食べれること、そして
使用後に容器を燃えるゴミとして焼却できることなどを
目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の食品の厚紙容
器は防水加工した厚紙の底壁に連続させて2重の側壁を
傾斜させて設け、この2重側壁の内側側壁と隣接する内
側側壁とを側方で閉鎖片と合成樹脂フイルムで相互に連
続させ、外側側壁の側方に連続した連結片を設けてこの
連結片で隣接する外側の側壁にそれぞれ接着させて2重
側壁の隅部を2重にした食品の厚紙容器である。
【0006】
【作用】食品の厚紙容器は内側側壁と隣接する内側側壁
とが側方で厚紙の閉鎖片と柔らかい合成樹脂フイルムで
相互に連続しているので1方の柔らかい合成樹脂フイル
ムが簡単に折曲がるために食品の厚紙容器を厚紙から成
形する際に成形しやすいし、食品の厚紙容器は側壁を所
定の空間部を有する2重にし、隅部が閉鎖片、合成樹脂
フイルムと連結片とで2重にしたために容器に温かい食
品を入れることにより食品が冷めにくくなる。そして容
器にアルミニウム箔などの金属を用いてないために食品
を入れた容器または食品を入れた容器を収納した弁当を
電子レンジで加熱させられる。そして2重側壁の隅部を
2重にしたためと防水加工した厚紙容器であるために食
品のおいしい汁などの液体が流出しないで、かつ容器の
周囲を汚すことがなく、食品をおいしい汁とともに食べ
られる。更に厚紙製の容器は使用後に弁当箱などととも
に焼却処分される。
【0007】
【実施例】次にこの考案の食品の厚紙容器を実施例につ
いて図面とともに説明する。合成樹脂フイルム、例えば
ポリプロピレンフイルムを片側にラミネートして防水加
工した厚紙の底壁1を正方形に設けるとともにこの底壁
1に連続させた防水加工した厚紙の内側側壁2を前後方
向と左右方向との4方向にそれぞれ傾斜させて設ける。
この内側側壁2の上端に連続させた厚紙の上壁3を4方
向にそれぞれ設け、この上壁3に連続させた厚紙の外側
側壁4を内側側壁2との間に約5mmの空間部5を有す
るように4方向にそれぞれ傾斜させて設ける。そして隣
接する内側側壁2と内側側壁2との1方の側方に連続さ
せた3角形状の厚紙の閉鎖片6をそれぞれ設けるととも
にこの閉鎖片6と他方の対向した内側側壁2との開口部
7を、開口部7よりやや大きい3角形状のポリプロピレ
ンフイルム8で、裏側から閉鎖するようにそれぞれ接着
し、この閉鎖片6とポリプロピレンフイルム8を外側に
折曲げる。前後方向に相対向した外側側壁4の両側方に
外側側壁4に連続させた厚紙の連結片9、9を設け、こ
の連結片9で隣接する外側側壁4にそれぞれ接着剤10
で接着させる。更に外側側壁4の下端に連続させた厚紙
の接着片11をそれぞれ設け、この接着片11を底壁1
の裏面に接着剤12で接着させた食品の厚紙容器13で
ある。
【0008】この実施例の食品の厚紙容器13を実際に
造る際は図5に図示したように、合成樹脂フイルムを厚
紙の表または裏にラミネートして防水加工を施した厚紙
に折曲線(鎖線で表示)を予め折曲げる箇所に設けてお
くとともに接着剤(点状で表示)を予め接着する箇所の
1方に塗布しておいて、この折曲線に沿って折曲げて接
着する箇所を接着剤で接着することにより厚紙容器13
を簡単に成形することができる。特に内側側壁2と内側
側壁2との1方の側方に連続させた3角形状の閉鎖片6
が隣接する双方の内側側壁2に連続してなく、1方の内
側側壁2に連続しているとともに閉鎖片6と他方の内側
側壁2との間に開口部7を設け、更にこの開口部7をフ
イルム8で閉鎖してあるから、厚紙容器13を成形する
際に内側側壁2の隅部で厚紙の閉鎖片6が隣接する内側
側壁2の外側に円滑に折曲げられるとともに閉鎖片6が
内側側壁2の外側に折曲げられる時にフイルム8は閉鎖
片6により引張られて円滑に内側側壁2の外側に折曲げ
られるために厚紙容器13を円滑に成形することができ
る。
【0009】この実施例の食品の厚紙容器13を実際に
使用する際は容器13に食品、例えば煮物を煮込んだ煮
汁とともに入れ、この容器13を厚紙の弁当箱に収納し
たり、そのまま弁当箱として使用する。煮物を入れた場
合には弁当箱に収納した容器13は側壁が2重であると
ともに4隅部を閉鎖片6などと連結片9とで2重にした
ために温かい煮物と煮汁が保管中に冷めにくいので比較
的温かい煮物を煮汁とともにおいしく食べられる。食べ
る人がスーパーや駅などで冷めた弁当を購入して食べる
時は容器13を収納したままの弁当箱または弁当箱より
取出した容器13または弁当箱としての容器13をスー
パーや家などの電子レンジで食品を加熱して温かい食品
を食べる。そして2重側壁の4隅部を2重にしたために
食品のおいしい煮汁、油などの液体が流出しないで食品
をおいしい煮汁、油などの液体とともにおいしく食べら
れるし、容器13の周囲を煮汁、油などの液体で汚すこ
とがない。使用後は燃えるゴミとして容器13は厚紙の
弁当箱などの燃えるゴミとともに焼却処分される。な
お、この実施例の食品の厚紙容器13では前後方向に相
対向した外側側壁4の両側方に連結片9を設けたものに
ついて説明したが、連結片を左右方向に相対向した外側
側壁の両側方に設けてもよく、また連結片を4つの外側
側壁の側方にそれぞれ同じ側、例えば時計回りの側方に
1つづつ設けてもよい。そして接着剤は接着面の双方に
設けてもよいし、底壁は正方形に代えて、長方形や3角
形、6角形以上でもよい。更に防水加工した厚紙として
は厚紙に溶融合成樹脂をコートしたものでもよい。
【0010】図7から図9に図示した食品の厚紙容器は
別の実施例で、前記実施例と異なる点は、厚紙21の底
壁寄りが3角形の閉鎖片22と厚紙21の底壁寄りが3
角形の開口部23を有するように所定の形状に切断した
厚紙21の表側に、厚紙21の開口部23をも被覆する
形状に切断した合成樹脂フイルム24を、接着して普通
の厚紙21を防水加工すことともに厚紙21の開口部2
3をフイルム24で閉鎖した食品の厚紙容器25であ
る。この別の実施例の食品の厚紙容器25は底壁から内
側側壁、上壁、外側側壁などの表側に1枚の連続したフ
イルム24が現れるので食品の厚紙容器25の外観が良
いし、食品の厚紙容器25より煮汁、油などの液が漏れ
るのを完全に防止できる。
【0011】図10に図示した食品の厚紙容器は更に別
の実施例で、図8図示の厚紙の底壁と内側側壁と開口部
を被覆する形状に切断した合成樹脂フイルム26であ
る。このフイルム26を厚紙の底壁と内側側壁に接着し
てこの部分を防水加工するとともに厚紙の開口部をフイ
ルム26で閉鎖して食品の厚紙容器として使用する。
【0012】
【考案の効果】この考案の食品の厚紙容器は、閉鎖片が
1方の内側側壁に連続しているとともに閉鎖片の他方に
開口部を設けて、この開口部をフイルムで閉鎖してある
から、厚紙容器を成形する際に厚紙の閉鎖片が円滑に折
曲げられるとともにフイルムは閉鎖片に引張られて円滑
に折曲げられるために厚紙容器を厚紙から円滑に成形す
ることができる。また防水加工した容器であり、かつ側
壁を2重にするとともに隅部を2重にしたために容器に
温かい食品を入れると、食品が冷めるのを防止すること
ができるので温かい食品を食べることができるし、また
容器にアルミニウム箔などの金属を用いてないために食
品を入れた容器または食品を入れた容器を収納した弁当
などを電子レンジで加熱することができる。そして2重
側壁の隅部を2重にしたために食品のおいしい汁などの
液体が容器より流出するのを防止することができるし、
食品のおいしい汁などの液体が容器より流出しないため
に容器の周囲を液体で汚すことがないとともに食品をお
いしい汁などの液体と一緒においしく食べることができ
る。更に使用後は厚紙製の容器を燃えるゴミとして焼却
処分することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の平面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく底面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】本考案品の展開図である。
【図6】図5のB−B拡大断面図である。
【図7】別の本考案品の展開図である。
【図8】別の本考案品の接着前の厚紙の平面図である。
【図9】別の本考案品の接着前のフイルムの平面図であ
る。
【図10】更に別の本考案品の接着前のフイルムの平面
図である。
【符号の説明】
1 底壁 2 内側側壁 3 上壁 4 外側側壁 5 空間部 6 閉鎖片 7 開口部 8 フイルム 9 連結片 10 接着剤 11 接着片 12 接着剤 13 厚紙容器 21 厚紙 22 閉鎖片 23 開口部 24 フイルム 25 厚紙容器 26 フイルム

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形で防水加工した厚紙底壁に連続さ
    せて防水加工した厚紙内側側壁を傾斜させてそれぞれ設
    け、該内側側壁の上端に連続させて水平方向の厚紙上壁
    をそれぞれ設けるとともに該上壁に連続させて厚紙外側
    側壁を前記内側の側壁との間に所定の空間部を有するよ
    うに内側側壁と平行に傾斜させてそれぞれ設けて、更に
    隣接する内側側壁と内側側壁との1方の側方に連続させ
    た厚紙閉鎖片をそれぞれ設けるとともに該閉鎖片と他方
    の内側側壁の側方との開口部を合成樹脂フイルムで閉鎖
    するようにそれぞれ接着させて閉鎖片と合成樹脂フイル
    ムを外側に折曲げて、前記外側側壁の側方に連続させた
    厚紙連結片を設けて該連結片で隣接する外側側壁にそれ
    ぞれ接着させて、該外側側壁の下端部に連続させた厚紙
    接着片を設けるとともに該接着片を底壁の裏面に接着さ
    せたことを特徴とする食品の厚紙容器。
  2. 【請求項2】 厚紙の防水加工の合成樹脂フイルムと、
    閉鎖片と内側側壁の側方との開口部を閉鎖するように接
    着させた合成樹脂フイルムとが、連続した一体の合成樹
    脂フイルムであることを特徴とする請求項1の食品の厚
    紙容器。
  3. 【請求項3】 底壁を正方形にしたことを特徴とする請
    求項1の食品の厚紙容器。
  4. 【請求項4】 底壁を長方形にしたことを特徴とする請
    求項1の食品の厚紙容器。
  5. 【請求項5】 底壁を3角形にしたことを特徴とする請
    求項1の食品の厚紙容器。
  6. 【請求項6】 底壁を6角形以上にしたことを特徴とす
    る請求項1の食品の厚紙容器。
  7. 【請求項7】 1方の相対向した外側側壁の両側方にそ
    れぞれ連結片を設けたことを特徴とする請求項1の食品
    の厚紙容器。
  8. 【請求項8】 外側側壁の側方にそれぞれ同じ側に連結
    片を1つづつ設けたことを特徴とする請求項1の食品の
    厚紙容器。
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