JP2554921Y2 - 穿孔機の安全装置 - Google Patents

穿孔機の安全装置

Info

Publication number
JP2554921Y2
JP2554921Y2 JP1991003362U JP336291U JP2554921Y2 JP 2554921 Y2 JP2554921 Y2 JP 2554921Y2 JP 1991003362 U JP1991003362 U JP 1991003362U JP 336291 U JP336291 U JP 336291U JP 2554921 Y2 JP2554921 Y2 JP 2554921Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
motor
electromagnet
drilling machine
photocoupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991003362U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0497603U (ja
Inventor
通弘 東海林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP1991003362U priority Critical patent/JP2554921Y2/ja
Publication of JPH0497603U publication Critical patent/JPH0497603U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554921Y2 publication Critical patent/JP2554921Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は穿孔機の安全装置に関す
るものであり、特に、加工物に対して磁気吸着可能な電
磁石をフレームベースに備えた穿孔機において、該電磁
石のコイルが断線したり、あるいはその駆動電源系統が
故障したりして、加工物に対して不完全な取付け状態に
なり、良好な磁気吸着が行なわれなくなった時に、即座
に電気ドリルのモータ(以下、ドリルモータという)の
回転を停止することのできる穿孔機の安全装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電気ドリルを支持するフレームのベース
に電磁石を備え、前記電磁石に通電して加工物に対して
磁気吸着させた後、ドリルモータに通電して加工物への
穿孔作業を行なう穿孔機が従来より知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のような従来の穿
孔機では、磁気吸着用の電磁石自体や該電磁石駆動用電
源系統に故障が生じ、穿孔作業中に磁力が十分に機能し
なかったり、磁力が発生しなくなったような場合には、
電気ドリルを加工物に対して固定する機能が無くなるの
で、良好な穿孔作業を継続させることができなくなるば
かりでなく、甚だ危険であった。その対策として、本出
願人は先に実願昭54−9278号3公報の考案におい
て、吸着用電磁石のコイル電流に応答する電流感応リレ
ーを用いてドリルモータや送りモータを制御し、コイル
電流が予定値以下に減少したときは前記モータを停止す
る保護装置を提案した。しかし、前記コイル電流は比較
的小さいのみならず、ドリルモータへの負荷変動や電源
電圧変動によって可成り大幅に変動するので、この例で
は電流感応リレーの定格の最適設定が難しく、安全のた
めには、渦剰品質の部品や特注品を使用しなければなら
ないため、コスト高を招きやすく、小形化も難しいとい
う問題があった。
【0004】本考案は、前述の問題点を解決するために
為されたものであり、その目的は、穿孔機を加工物に固
定するための必要かつ十分な磁力が電磁石によって発生
しなくたったことを、吸着用雷磁石のコイルに直列接続
された定電圧素子における電圧降下量で判別し、これに
基づいてドリルモータへの通電を即座に停止することが
できる穿孔機の安全装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本考案は、電磁石回路に流れる電流を検出する手
段を設け、電気ドリルの作動中に該電流の値が設定範囲
から外れた場合に、ドリルモータへの通電を停止する手
段を採用している。
【0006】
【作用】磁気吸着用電磁石のコイルやその関連配線が断
線または接触不良になると、コイル電流は異常に減少す
るか零になるので、電気ドリル作動中、電磁石回路に流
れる電流を監視して、電磁石やその関連配線の異常を検
知する。このようにして電流の異常を検出したときに、
ドリルモータへの通電を断ち、電気ドリルを停止する。
【0007】
【実施例】以下に図面に示す実施例を参照して、本考案
を詳細に説明する。図3は本考案を適用するのに好適な
穿孔機の概略構成を示す斜視図である。この種の穿孔機
では、電気ドリル43を昇降可能に支持するフレーム4
1の下部には電磁ベース42が取付けられ、その内部に
は磁気吸着用の電磁石5が収納されている。フレーム4
1の正面部には手動、電動のいずれでも昇降できる電気
ドリル43および前記電気ドリル43に固着されたスラ
イド板46が取付けられている。電気ドリル43のアー
バには環状刃物47が下向きに装着される。送りモータ
44はスライド板46を介して電気ドリル43を昇降駆
動する。
【0008】リミットスイッチ45は、スライド板46
が前記電気ドリル43を下降させるにつれて移動し予定
位置まで下降したときに、該スライド板46によって作
動され、送りモータ44を停止させる。操作ハンドル4
0は手動操作によって2段階に駆動され、これによって
段階的に、後述するメインスイッチ3と電気ドリル4
3、送りモータ44が操作される。
【0009】図2は本考案の一実施例の具体的回路図で
ある。操作ハンドル40の手動操作によってメインスイ
ッチ3を第1段階投入すると、接点3Aと3Bが接続さ
れ電磁石の電源回路が閉成されるので、整流器4および
13が交流電源30によって付勢される。整流器4の付
勢により、3個(この数は任意である)の直列接続ダイ
オードによって構成されるダイオード列11および電磁
石5の直列回路に直流電流が流れ、ダイオード列11の
両端には実質上一定の電位差V1を生ずる。ホトカプラ
12の発光素子12Aと抵抗21の直列回路を前記ダイ
オード列11と並列に接続して、前記発光素子12Aを
予定の強度で発光させるようにする。
【0010】このとき整流器13も付勢されているの
で、ホトカプラ12の受光素子12Bに予定の電流が流
れる。その結果、トライアック14(一般には、交流制
御素子)の第1アノードT1とゲートGとの間に接続さ
れた抵抗15の両端子間に十分な電位差を生じ、トライ
アック14が導通する。これにより、トライアック14
の第1、第2アノードT1、T2を介してリレー16に
は励起に十分な電流が流れ、リレー16の常開接点16
Aが閉成される。
【0011】この後、メインスイッチ3を第2段階投入
してさらに接点3Cを接点3Aに接続させると、前記電
磁石へ電源回路は閉成されたまま、ドリルモータ6が回
転し始め、穿孔作業の準備が完了する。この状態で、電
気ドリル3を送りモータ4により、あるいは手動に
よって下降させることにより、穿孔作業を実行すること
ができる。穿孔作業中に交流電源30の電圧および電磁
石5に流れる電流が変動しても、ダイオード列11の両
端子間の電位差V1は、ダイオードの特性上ほとんど変
化しないから、ホトカプラ12の動作状態は安定してい
る。
【0012】穿孔作業中に、電磁石5のコイルが断線し
たり、整流器4が故障したりして、電磁石5の電流が設
定値以下(ドリルを加工物に対して十分強固に磁気吸着
できないような値)に減少したり、零になったりする
と、ダイオード列11の両端子間の電位差V1も設定値
以下または零になる。その結果、ホトカプラ12の発光
素子12Aが発光しなくなり、受光素子12Bもオフと
なって、整流器13の入力側には電流が流れなくなる。
このとき抵抗15の両端子間にも電位差が生じなくなる
ので、トライアック14の導通が遮断され、リレー16
が消勢される。したがって、接点16Aが初期状態
(開)に復帰して、ドリルモータ6への通電が停止さ
れ、該電気ドリルの作動が停止する。
【0013】図1はこの考案の機能ブロック図である。
同図において、図2と同一の符号は、同一又は同等部分
をあらわしている。電流検出手段51は、電磁石5に流
れる電流を検出するものであり、図2に示したように、
ダイオード11およびホトカプラ12の発光素子12A
等により構成されている。前記電流検出手段51電磁
石5に流れる電流を検出すると、ドリルモータ6の電流
を制御するためのスイッチング手段53が作動し、接点
16Aを閉成する。これにより、ドリルモータ6に対し
て通電が行われる態勢になり、ドリルモータ6に通電さ
れれば穿孔作業が可能となる。
【0014】スイッチング手段53は、前記ホトカプラ
12の受光素子12B、整流器13、トライアック14
および抵抗15、並びに常開接点16Aを有するリレー
16等により構成されている。前記電流検出手段51
は、電磁石5に電流が流れていないことを検出すると、
スイッチング手段53を開放する。これにより、ドリル
モータ6に対する通電が停止され、穿孔作業も停止され
る。
【0015】以上に述べた実施例には以下のような種々
の変形が可能である。ダイオード列11の代りに、ツェ
ナーダイオードなど他の適当な定電圧素子が利用可能で
ある。また、リレー16の動作電流がそれほど大きくな
く、ホトカプラ12の受光素子12Bの電流に応答して
該リレー16が付勢されるならば、トライアック14お
よび抵抗15は不要である。さらに、ドリルモータ6に
対して直列に配置したリレー接点16Aの代りに、電子
的なスイッチ(例えばソリッドスイッチ)を用いても良
い。なお、16Fは吸着用電磁石5と並列に接続された
電圧リレーである。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、磁気吸着用電磁石のコ
イルが断線したり、該電磁石駆動用電源系統に故障が生
じ、穿孔作業に必要かつ十分な磁力が発生しなくなった
場合に、ドリルモータへの通電を即座に停止して穿孔作
業を停止することができ、穿孔機の安全を簡単な構成で
確保できるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】図1に示した実施例の具体的回路例である。
【図3】本考案を適用するのに好適な穿孔機の概略構成
を示す斜視図である。
【符号の説明】
4…整流器、 5…電磁石、 6…ドリルモータ、 1
1…ダイオード、 12…ホトカプラ、 14…トライ
アック、 16…リレー、 16A…接点、51…電流
検出手段、 52…電位差検出手段、 53…スイッチ
ング手段1、41…フレーム、 42…電磁ベース、
43…電気ドリル、 44…送りモータ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって駆動される電気ドリル、
    および前記電気ドリルを昇降可能に支持するフレームを
    加工物に磁気吸着するための電磁石をフレームベースに
    備えた穿孔機において、 前記電磁石に直列接続された少なくとも1つの定電圧素
    、および前記定電圧素子に並列接続されたホトカプラ
    を含み、前記電磁石に流れる電流を検出する電流検出手
    段と、 前記ホトカプラの出力によって付勢され、前記モータに
    流れる電流をオン∠オフ制御するスイッチング手段とを
    具備し、 前記スイッチング手段は、前記電流検出手段によって前
    記電磁石に電流が流れていないことが検出されたとき
    に、前記電流検出手段の出力に応答して前記モータに流
    れる電流を遮断することを特徴とする穿孔機の安全装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング手段は、前記ホトカプ
    ラの出力が予定値以下に低下したとき、前記モータに流
    れる電流を遮断するリレー手段を含むことを特徴とする
    請求項1の穿孔機の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング手段は、前記リレー手
    段と直列接続され、前記ホトカプラの出力電流に応じて
    オン∠オフ制御される電流制御素子を含み、前記電流制
    御素子がオンのとき、前記リレー手段が付勢されて前記
    モータに電流が供給されることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の穿孔機の安全装置。
JP1991003362U 1991-01-11 1991-01-11 穿孔機の安全装置 Expired - Lifetime JP2554921Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991003362U JP2554921Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 穿孔機の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991003362U JP2554921Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 穿孔機の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0497603U JPH0497603U (ja) 1992-08-24
JP2554921Y2 true JP2554921Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=31732226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991003362U Expired - Lifetime JP2554921Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 穿孔機の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554921Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3027538B2 (ja) * 1996-05-28 2000-04-04 日東工器株式会社 穿孔機制御装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS579557Y2 (ja) * 1977-06-22 1982-02-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0497603U (ja) 1992-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7936142B2 (en) Portable drilling device
US7427842B2 (en) Series motor and method of controlling the same
KR100292850B1 (ko) 천공기제어장치
US6236177B1 (en) Braking and control circuit for electric power tools
US4278371A (en) Safety interlock for electro-magnetic drill stand
KR920007959B1 (ko) 전자석 베이스 부착 드릴 장치
CN108602182B (zh) 电动工具
JPH0638565A (ja) 電動モータ用およびポータブル工具用の制御されたブレーキ装置
US11164704B2 (en) Motor device for a switch drive of an electric switch
US20120320479A1 (en) Portable drilling machine
US5126643A (en) Control system for hole cutting machines
CN111465777B (zh) 刹车驱动控制电路及其故障检测方法
JP2554921Y2 (ja) 穿孔機の安全装置
US4996625A (en) Power source unit for image recording apparatus
JP2007295751A (ja) 非常停止装置
JP4043420B2 (ja) 自動再駆動機能付き電動ドリル装置
JPH05227645A (ja) 電動機制御装置
JP6737545B2 (ja) リフティングマグネット装置
JPH05128960A (ja) 回路遮断器
JP2022068140A (ja) ブレーキ駆動制御回路とその故障検出方法
KR910006666Y1 (ko) 엘리베이터의 제어장치
JPH03190685A (ja) グラインダの電源装置
KR940000679Y1 (ko) Ac 엘리베이터 제어 회로
KR920005484Y1 (ko) 전동공구의 과부하 상태 표시회로
TW202211594A (zh) 馬達控制裝置及其控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term