JPH05128960A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH05128960A
JPH05128960A JP29004891A JP29004891A JPH05128960A JP H05128960 A JPH05128960 A JP H05128960A JP 29004891 A JP29004891 A JP 29004891A JP 29004891 A JP29004891 A JP 29004891A JP H05128960 A JPH05128960 A JP H05128960A
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JP
Japan
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circuit
trip
current
accident
short
Prior art date
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Pending
Application number
JP29004891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Matsumoto
茂 松本
Yasuo Kishimoto
康雄 岸本
Shinji Yokota
伸治 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05128960A publication Critical patent/JPH05128960A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、トリップ発生時に直ちに事故原
因を識別することのできる回路遮断器を得る。 【構成】 短絡電流又は過電流に基づくトリガ信号Tp
又はTeのうちの一方のみに応答して駆動される故障表
示手段16を設け、トリップ動作と同時に故障表示手段を
作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、短絡電流又は過電流
を検出したときに電子引外し機構をトリップさせて電源
遮断を行う回路遮断器に関し、特にトリップ原因を瞬時
に判別することができる回路遮断器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、負荷(モータ等)に対する給電系
には、引外し機構を含む回路遮断器が挿入されており、
供給電流値が短絡電流レベル(定格の10倍程度)を示すと
き、又は、過電流レベル(定格の2倍〜数倍程度)を所定
時間継続したときには直ちに引外し機構をトリップさ
せ、電源を遮断して負荷を保護するようになっている。
【0003】図6は3相交流電源の給電系を用いた場合
の従来の回路遮断器を示すブロック図である。図におい
て、1は電源側に接続された入力端子、2は負荷側に接
続された出力端子、3は入力端子1と出力端子2との間
に挿入された開閉スイッチ、4は電源から負荷への供給
電流Iを検出する変流器、5は検出された各相の供給電
流Iを全波整流する整流回路である。
【0004】6は整流された供給電流Iが異常値を示す
ときにトリガ信号Tp及びTeを生成する異常検出手段即
ちICであり、以下の61〜65の要素から構成されてい
る。61は整流された供給電流IのピークIpを実効値に
変換するピーク変換回路、62はピークIpが短絡電流レ
ベルを越えたときにトリガ信号Tpを生成する瞬時回
路、63は整流された供給電流Iの実効値Ieを求める実
効値変換回路、64は実効値Ieが過電流レベルを越えて
長時間継続したときにトリガ信号Teを生成する長限時
回路である。65はIC6の健全性チェック用のテスト信
号回路であり、チェック時にテスト信号Itをピーク変
換回路61及び実効値変換回路63に入力する。
【0005】7はテスト信号回路65に外部からテスト信
号を入力するためのテスト端子である。8は実効値Ie
が過電流レベルを示すときに駆動されるLEDであり、
長限時回路64がトリガ信号Teを出力するまで駆動され
続ける。9はIC6からのトリガ信号Tp又はTeによ
りオン動作するトリップ回路であり、整流回路5から給
電されてトリップ信号Tp及びTeにより個別にオンさ
れる2個の並列サイリスタを含んでいる。10はトリップ
回路7の通電により励磁されて開閉スイッチ3を開放す
るトリップコイルである。
【0006】トリップ回路9及びトリップコイル10は、
トリガ信号Tp及びTeに応答して負荷を電源から切り
離すためのトリップ手段を構成している。又、このトリ
ップ手段9及び10は、開閉スイッチ3及びIC6と共に
電子引外し機構を構成している。
【0007】次に、図6に示した従来の回路遮断器の動
作について説明する。まず、電源から負荷への供給電流
Iは、各相毎に変流器4により検出されて整流回路5に
より全波整流され、IC6内のピーク変換回路61及び実
効値変換回路63に入力される。ピーク変換回路61及び実
効値変換回路63は、検出された供給電流Iの最大相を選
択し、最大電流値に応答して動作する。ピーク変換回路
61は、供給電流Iに重畳されたノイズ成分ピークを除去
するために、供給電流IのピークIpを実効値に変換し
て瞬時回路62に入力し、実効値変換回路63は、供給電流
Iの実効値Ieを求めて長限時回路64に入力する。
【0008】瞬時回路62は、ピークIpが短絡電流レベ
ル(例えば、定格の10倍以上)を示す場合、直ちにトリガ
信号Tpを生成してトリップ回路9内のサイリスタを通
流し、トリップコイル10を通電励磁する。これにより、
開閉スイッチ3は開放され、負荷が電源から遮断される
と共に、IC6の動作及びトリップコイル10の励磁も終
了する。
【0009】一方、長限時回路64は、実効値Ieが過電
流レベル(例えば、定格の数倍以上)を示す場合、LED
8を駆動して供給電流Iが過電流レベルにあることを表
示すると共に、過電流レベルが所定時間以上継続したと
きにトリガ信号Teを生成し、トリップ回路9内のサイ
リスタを通流してトリップコイル10を通電励磁する。こ
れにより、開閉スイッチ3が開放されて負荷及びIC6
への給電が断たれ、LED8の動作も終了する。
【0010】このように、短絡電流が検出されたときに
はトリガ信号Tpにより、又、過電流が検出されたとき
にはトリガ信号Teにより、それぞれ、トリップ回路9
を介してトリップコイル10を励磁し、開閉スイッチ3を
遮断して事故回路を切り離すことができる。又、IC6
の健全性をチェックするために、定期的にテスト端子7
からテスト信号Itを入力し、正常に電子引外し機構が
働くか否かを判定する。
【0011】しかしながら、トリップによる電源遮断が
行われた後、トリップ動作が短絡電流に起因するものか
過電流によるものかを示す手段が何ら施されていないた
め、回路の修復のために事故原因を調査する必要があ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路遮断器は以
上のように、トリップ動作が過電流によるものか短絡電
流によるものか外部から判断できないため、原因究明に
時間がかかるという問題点があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、トリップ動作時に直ちに事故原
因を識別することのできる回路遮断器を得ることを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器は、短絡電流又は過電流に基づくトリガ信号のうちの
一方のみに応答して駆動される故障表示手段を設けたも
のである。
【0015】
【作用】この発明においては、事故発生によるトリップ
動作と同時に、故障表示手段を作動させ、短絡電流又は
過電流に基づく事故のうちのいずれであるかを直ちに表
示する。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
り、1〜10は前述と同様のものである。16は短絡電流に
基づくトリガ信号Tpに応答して突出される短絡表示ボ
タン、17はトリガ信号Tpに応答して短絡表示ボタン16
を突出方向に駆動するための釈放コイルである。18はト
リガ信号Tpに応答して釈放コイル17を励磁する釈放コ
イル励磁回路であり、トリガ信号Tpによりオンされる
サイリスタを含んでいる。釈放コイル励磁回路18及び釈
放コイル17は、トリップ回路9及びトリップコイル10に
並列接続されている。
【0017】図2は図1に示した回路遮断器の外観を示
す斜視図であり、短絡表示ボタン16は、ケースの端面か
ら突出して手動操作可能になっている。又、図3は短絡
表示ボタン16の駆動機構を示す斜視図、図4は図3の駆
動機構を詳細に示す分解斜視図である。
【0018】図3及び図4において、21は短絡表示ボタ
ン16と同軸のプランジャ、21aはプランジャ21の鍔部、
22は鍔部21aに衝合してプランジャ21を突出方向に付勢
する釈放バネ、23は鍔部21aを介して短絡表示ボタン16
の突出量を規制するストッパ、24はプランジャ21を突出
方向に釈放するための磁気回路を構成するステータ、25
はステータ24を含む磁気回路を外部磁界からシールドす
るための取付枠、26はステータ24及び取付枠25を固定す
るネジ、27はストッパ23及び取付枠25を固定するネジで
ある。
【0019】図5は図4内の磁気回路の構造をA−A方
向で切断して示す断面図である。28は図示方向に着磁さ
れた永久磁石であり、例えばN極がステータ24に接合さ
れている。29は永久磁石28のS極に接合されたステータ
であり、プランジャ21及びステータ24と共に磁束の閉ル
ープを形成している。尚、釈放コイル17はステータ24及
び29の間に介在され、永久磁石28の発生磁束を相殺する
ようになっている。
【0020】次に、図2〜図5を参照しながら、図1に
示したこの発明の一実施例の動作について説明する。ま
ず、初期状態において、短絡表示ボタン16は、手動によ
り押圧されてステータ29に接しており、ステータ29を介
して永久磁石28と磁気結合されている。従って、プラン
ジャ21は、釈放バネ22の復元力に対抗して、永久磁石28
側に吸引保持されている。
【0021】ここで、前述と同様に、供給電流Iの異常
によりトリガ信号Tp又はTeが生成されると、トリッ
プ回路9を介してトリップコイル10が励磁され、開閉ス
イッチ3が開放されて電源遮断が行われる。このとき、
故障原因が過電流であれば、釈放コイル17が励磁されな
いため、短絡表示ボタン16は作動しない。
【0022】しかし、故障原因が短絡であれば、トリガ
信号Tpに応答して、開閉スイッチ3のトリップと同時
に釈放コイル励磁回路18がオンするため、釈放コイル17
が励磁されて短絡表示ボタン16が作動する。即ち、釈放
コイル17の励磁が永久磁石28の磁極を相殺する方向であ
るため、永久磁石28によるプランジャ21の吸引保持力が
減少し、プランジャ21は、短絡表示ボタン16と共に釈放
バネ22の復元力により突出方向に釈放される。このと
き、取付枠25が遮断器内部の大電流磁界をシールドして
いるので、プランジャ21が誤動作することはない。
【0023】従って、トリップ動作と同時に、短絡表示
ボタン16は図2のようにケース表面から突出し、短絡電
流による故障であることを示す。これにより、作業員は
直ちに故障原因を解消すべく作業に移ることができ、給
電系は速やかに復帰される。
【0024】実施例2.尚、上記実施例では、故障表示
手段として、トリガ信号Tpに応答する短絡表示ボタン
16を用いたが、トリガ信号Teに応答する過電流表示ボ
タン(図示せず)を用いてもよい。又、短絡表示ボタン16
をケース表面から突出させるようにしたが、他の表示手
段を用いても同等の作用効果が得られることは言うまで
もない。
【0025】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、短絡電
流又は過電流に基づくトリガ信号のうちの一方のみに応
答して駆動される故障表示手段を設け、トリップ動作と
同時に故障表示手段を作動させるようにしたので、事故
発生時に直ちに原因を識別可能な回路遮断器が得られる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】この発明の一実施例による故障表示手段の駆動
機構を示す斜視図である。
【図4】図3の駆動機構を詳細に示す分解斜視図であ
る。
【図5】図4内の磁気回路の構造を示す断面図である。
【図6】従来の回路遮断器を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 開閉スイッチ 4 変流器(電流検出手段) 6 IC(異常検出手段) 9 トリップ回路 10 トリップコイル 16 短絡表示ボタン 17 釈放コイル 18 釈放コイル励磁回路 I 供給電流 Tp、Te トリガ信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から負荷への供給電流を検出する電
    流検出手段と、 前記供給電流が短絡電流レベルを示すときに第1のトリ
    ガ信号を生成すると共に、前記供給電流が過電流レベル
    を所定時間以上継続するときに第2のトリガ信号を生成
    する異常検出手段と、 前記第1又は第2のトリガ信号に応答して前記負荷を前
    記電源から切り離すためのトリップ手段とを備えた回路
    遮断器において、 前記第1又は第2のトリガ信号の一方のみに応答して駆
    動される故障表示手段を設けたことを特徴とする回路遮
    断器。
JP29004891A 1991-11-06 1991-11-06 回路遮断器 Pending JPH05128960A (ja)

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JP29004891A JPH05128960A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 回路遮断器

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JP29004891A JPH05128960A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 回路遮断器

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JPH05128960A true JPH05128960A (ja) 1993-05-25

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JP (1) JPH05128960A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008078003A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Tempearl Ind Co Ltd 回路遮断器
JP2008204630A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Matsushita Electric Works Ltd 電子式ブレーカ
JP2008204631A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Matsushita Electric Works Ltd 電子式ブレーカ
JP2014157155A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Lsis Co Ltd Rms検出器及びそれを適用した回路遮断器

Cited By (5)

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US9194891B2 (en) 2013-02-18 2015-11-24 Lsis Co., Ltd. Root mean square detector and circuit breaker using the same

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