JP2554594Y2 - 耐震結合構造 - Google Patents

耐震結合構造

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JP2554594Y2 JP1992015236U JP1523692U JP2554594Y2 JP 2554594 Y2 JP2554594 Y2 JP 2554594Y2 JP 1992015236 U JP1992015236 U JP 1992015236U JP 1523692 U JP1523692 U JP 1523692U JP 2554594 Y2 JP2554594 Y2 JP 2554594Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばアンテナ反射
鏡等の取付体を車両等の震動の加わる震動体に取付ける
のに好適する耐震結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両にアンテナ反射鏡を搭載する
取付結合手段としては、アンテナ反射鏡を吸震ゴム等の
弾性体を介して車両に搭載する方法が採られている。
【0003】ところが、上記取付結合手段では、例えば
車両が目的地まで進入することが困難で、アンテナ反射
鏡を一旦、車両より取外して、目的地まで輸送して再構
築し、使用し、再び車両に搭載した状態で使用するよう
な場合、弾性体を介した結合であるため、車両への高精
度な脱着を実現することが困難であるという問題や、耐
震結合が確実に再現されにくいという問題を有してい
る。この取付結合手段の問題は、宇宙通信の分野におい
て、アンテナシステムの運用の多様化が要請されている
ことにより、今後の課題の一つとされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の取付結合手段では、取付体と震動体との間で容易に
再現性の高い着脱を行なうことが困難であり、かつ固定
螺子の緩み等が発生し易く耐震性に乏しいという問題が
あった。
【0005】この考案は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、簡易な構成で、且つ、簡便な操作で耐震結合を高
精度に再現して、耐震性に富み固定螺子の緩み等の発生
を防止することが可能な耐震結合構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、震動体に対
して取付体を着脱自在に取付けてなる耐震結合構造にお
いて、前記取付体に設けられる取付螺子穴と、この取付
螺子穴に対向して前記震動体に設けられるものであっ
て、前記取付螺子穴に比して径大に形成される透孔を有
した支持部と、この支持部の透孔に比して径小で、かつ
前記取付螺子穴に対応される透孔が設けられた弾性体
と、前記取付体の取付螺子穴に対応した螺子穴が形成さ
れた押圧板と、この押圧板を前記取付体に対応させ、前
記支持部に対して前記弾性体を挟んで取付ける取付手段
と、一端に前記取付体の取付螺子穴に対して螺合調整自
在に螺合される螺子部を有し、他端に螺合操作部を有
し、中間部に前記螺子部より径小かつ前記弾性体の透孔
と略同径で前記弾性体の透孔及び前記押圧板の螺子穴に
挿通され、前記押圧板の押圧により小径化する前記弾性
体の透孔によって押圧される挿通部が設けられた螺子結
合部材とを備えて構成したものである。
【0007】
【作用】上記構成の耐震結合構造では、取付手段によっ
て押圧板が弾性体を介して取付けられた震動体の支持部
を、中間部が上記弾性体の透孔に挿通された螺子結合部
材を取付体の取付螺子穴に螺合させることにより、弾性
体を介した押圧板と取付体との間に挟圧結合させるよう
にしている。そして、取付体に挟圧結合された支持部
は、螺子結合部材を螺合反転してその螺子部を取付螺子
穴より離脱させることにより、上記挟圧結合が解除さ
れ、震動体と取付体とが離間可能となる。したがって取
付体と支持部とは、螺子結合部材の螺合調整によって容
易に脱着可能となる。また、螺子結合部材は、中間部が
押圧板の押圧により小径化する弾性体の透孔によって押
圧されるとともに、押圧された弾性体の復元力が螺子結
合部材の螺合軸方向に加わり、弾性体がスプリングワッ
シャの如く作用して緩み等の発生が防止される。さら
に、螺子結合部材は中間部において弾性体を挿通して螺
合するため、螺子結合部材及びこれに対応して取付体に
設けられる取付螺子穴の製作精度が比較的粗くても相互
間の位置ずれを上記弾性体が吸収して位置決めされ、繰
り返し脱着を行なっても再現性の高い結合がなされる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0009】図1はこの考案の一実施例に係る耐震結合
構造の適用されたアンテナシステムを示すもので、アン
テナ反射鏡10は、支持台11に対して、例えば3箇所
で略同様に弾性結合自在に支持される。この支持台11
は、震動体である車両12に支持される。
【0010】すなわち、アンテナ反射鏡10の背面側に
は、3個の結合部材13が所定の間隔を有して配設され
る。この結合部材13には図2に示すようにそれぞれ取
付螺子穴13aが形成される。
【0011】一方、支持台11には、略コ字状の支持部
材14が上記結合部材13に対応して所定の間隔を有し
て配設される。この支持部材14の一端部には、透孔1
4aが結合部材13の取付螺子穴13aに対応して所定
の間隔を有して形成される。この透孔14aは、取付螺
子穴13aに比して径大に形成される。また、支持部材
14には、透孔14aの周囲に取付螺子棒15が所定の
間隔を有して立設される。
【0012】上記支持部材14の一端には、押圧板16
がゴム等の弾性体17を介して上記取付螺子棒15を利
用して螺着される。このうち押圧板16には、その略中
央に結合用螺子穴16aが上記取付螺子穴13aに対応
して設けられ、この螺子穴16aの周囲部には、取付用
透孔16bが取付螺子棒15に対応して所定の間隔を有
して形成される。一方、弾性体17には、略中央部に結
合用透孔17aが形成される。この透孔17aは、支持
部材14の透孔14aに比して径小に形成され、かつ押
圧板16の螺子穴16aの穴径に対応して形成され、図
2に示す如く後述の螺子結合部材20の挿通部20cの
軸径と略同径の穴径を有する。そして、弾性体17に
は、透孔17aの周囲部に取付用透孔17bが所定の間
隔を有して形成される。即ち、支持部材14には、その
取付螺子棒15に弾性体17の取付用透孔17b及び押
圧板16の透孔16bが順に挿入されてスペーサ18が
挿入された後、ナット部材19が螺着されて押圧板16
が弾性体17の弾性力を持たせて取付けられる。
【0013】また、支持部材14には、螺子結合部材2
0が挿着される。この結合螺子部材20には、先端部に
螺子部20aが結合部材13の取付螺子穴13aに対応
して形成され、その基端部には、螺合操作部20bが設
けられる。そして、この螺子結合部材20の中間部に
は、挿通部20cが形成される。この挿通部20cは、
弾性体17の透孔17a及び押圧板16の螺子穴16a
に挿通される。
【0014】上記構成において、アンテナ反射鏡10を
支持台11に設置する場合は、先ず支持台11の支持部
材14に対して、弾性体17及び押圧板16が、その取
付螺子棒15、透孔17b,透孔16b、スペーサ18
及びナット19を用いて順に取付けられる。ここで、支
持部材14には、螺子結合部材20がワッシャ21を介
して、その螺子部20aが押圧板16の螺子穴16aに
挿通された後、その挿通部20cが弾性体17の透孔1
7a、支持部材14の透孔14aに挿通されるように取
付けられる。次に、螺子結合部材20は、その螺子部2
0aがアンテナ反射鏡10の結合部材13の取付螺子穴
13aに螺合され、例えば図3に示すように弾性体17
が支持部材14の透孔14aに押し上げられる如く変形
するまで締め付けられる。これにより、アンテナ反射鏡
10は、弾性体17の弾性力により支持台11の支持部
材14に弾性結合される。この際、弾性体17は結合部
材13の取付螺子穴13aと支持部材14との位置ずれ
を吸収する働きを行い、高精度な取付が可能となる。
【0015】また、アンテナ反射鏡10を支持部材14
から取り外す場合には、螺子結合部材20の螺合操作部
20bを手にして順に全ての螺合状態を緩める。する
と、螺子結合部材20は、その螺子部20aが結合部材
13の取付螺子穴13aから離脱され、その螺子部20
aが弾性体17の透孔17aに摩擦係合された状態で、
支持部材14に支持される(図4参照)。ここで、アン
テナ反射鏡10は、支持台11の支持部材14から取り
外すことが可能となる。
【0016】なお、再びアンテナ反射鏡10を支持台1
1に設置する場合は、上記結合の際の手順にしたがっ
て、螺子結合部材20の螺合操作部20bを手にして螺
合調整することにより、同様に支持部材14に対して弾
性結合されて設置される。
【0017】このように、上記耐震結合構造は、アンテ
ナ反射鏡側に取付螺子穴13aを設け、車両側の支持台
11の支持部材14に対して押圧板16を弾性体17を
介して取付け、この支持部材14に支持される弾性体1
7の透孔17a及び押圧板16の螺子穴16aに対して
螺子結合部材20を螺合調整自在に挿着し、この螺子結
合部材20を螺合調整して、その螺子部20aを取付螺
子穴13aに螺合させることにより、アンテナ反射鏡1
0が弾性体17を介して支持部材14に弾性結合され、
螺子結合部材20を反転して螺合を緩めて、その螺子部
20aをアンテナ反射鏡側の取付螺子穴13aより離脱
させることにより、弾性結合が解除され、支持台11か
ら離間可能となるように構成した。これによれば、図3
にも示したように弾性体17は螺子結合部材20の螺合
により支持部材14と押圧板16との間で挟圧されて透
孔17aが小径化し、螺子結合部材20の挿通部20c
は押圧されるとともに、押圧された弾性体17の復元力
が螺子結合部材20の軸方向に加わり、弾性体17がス
プリングワッシャの如く作用して螺子結合部材20の緩
み等の発生が防止されることになる。また、これによれ
ば、螺子結合部材20を螺合調整するだけの操作で、ア
ンテナ反射鏡10の着脱が実現されることにより、アン
テナシステムの運用の多様化に寄与される。そしてま
た、これによれば、螺子結合部材20は中間部である挿
通部20cにおいて弾性体を介しているため、螺子結合
部材20及び結合部材13の取付螺子穴13aの製作精
度を比較的粗く形成した場合においても、相互間の位置
ずれ分を弾性体が吸収し、繰り返し脱着を行なっても再
現性の高い結合がなされて相互の確実な結合を実現する
ことが可能となるとともに、上述のように製作精度が要
求されないために簡略な製作が実現されるという効用を
有する。
【0018】なお、上記実施例では、押圧板16及び弾
性体17を取付螺子棒15、スペーサ18及びナット部
材19を用いて支持部材14に取付けるようにした螺子
取付機構を構成したが、これに限ることなく、各種の取
付機構を用いて構成することが可能である。
【0019】また、上記実施例では、アンテナシステム
に適用した場合で説明したが、これに限ることなく、車
両等の震動体に電子機器等の取付体を搭載するのに適用
可能である。さらに、上記実施例では、弾性体17とし
て、ゴムを用いて構成したが、これに限ることなく、構
成可能である。よって、この考案は、上記実施例に限る
ことなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形を実施し得ることは勿論である。
【0020】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案によれ
ば、簡易な構成で、且つ、簡便な操作で耐震結合を高精
度に再現して、耐震性に富み固定螺子の緩み等の発生を
防止することが可能な耐震結合構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る耐震結合構造の適用
されたアンテナシステムを示した図。
【図2】図1のこの発明による耐震結合構造の詳細を示
した図。
【図3】図2の弾性結合状態を示し図。
【図4】図2の弾性結合を解除した状態を示した図。
【符号の説明】
10…アンテナ反射鏡、11…支持台、12…車両、1
3…結合部材、13a…取付螺子穴、14…支持部材、
14a…透孔、15…取付螺子棒、16…押圧板、16
a…螺子穴、16b…透孔、17…弾性体、17a,1
7b…透孔、18…スペーサ、19…ナット部材、20
…螺子結合部材、20a…螺子部、20b…螺合操作
部、20c…挿通部、21…ワッシャ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 震動体に対して取付体を着脱自在に取付
    けてなる耐震結合構造において、 前記取付体に設けられる取付螺子穴と、 この取付螺子穴に対向して前記震動体に設けられるもの
    であって、前記取付螺子穴に比して径大に形成される透
    孔を有した支持部と、 この支持部の透孔に比して径小で、かつ前記取付螺子穴
    に対応される透孔が設けられた弾性体と、 前記取付体の取付螺子穴に対応した螺子穴が形成された
    押圧板と、 この押圧板を前記取付体に対応させ、前記支持部に対し
    て前記弾性体を挟んで取付ける取付手段と、 一端に前記取付体の取付螺子穴に対して螺合調整自在に
    螺合される螺子部を有し、他端に螺合操作部を有し、中
    間部に前記螺子部より径小かつ前記弾性体の透孔と略同
    径で前記弾性体の透孔及び前記押圧板の螺子穴に挿通さ
    れ、前記押圧板の押圧により小径化する前記弾性体の透
    孔によって押圧される挿通部が設けられた螺子結合部材
    とを具備したことを特徴とする耐震結合構造。
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JP3123134U (ja) * 2006-04-21 2006-07-06 有限会社スクエア 弾倉加温用携帯具

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