JP2553526Y2 - エアジェット織機用光電式緯糸検知装置 - Google Patents

エアジェット織機用光電式緯糸検知装置

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JP2553526Y2
JP2553526Y2 JP1991054417U JP5441791U JP2553526Y2 JP 2553526 Y2 JP2553526 Y2 JP 2553526Y2 JP 1991054417 U JP1991054417 U JP 1991054417U JP 5441791 U JP5441791 U JP 5441791U JP 2553526 Y2 JP2553526 Y2 JP 2553526Y2
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weft
light
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秀久 金丸
明夫 藤井
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はエアジェット織機用光
電式緯糸検知装置に関するものであり、さらに詳しく
は、緯糸案内溝が形成された変形筬を具えたエアジェッ
ト織機において、離間対設された投、受光器により形成
される光路が緯糸の通過に伴って遮断されることにより
緯入れの成否を検知する技術に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、織機における光電式の緯糸検知装置
としては、反射式のものと透過式のものとがある。反射
式の緯糸検知装置は、投、受光器を並列した状態でスレ
ーに固定し、投光器から投射され緯糸に当たって反射し
た光が受光器により受光されることにより緯糸の検知を
行うもので、例えば特開昭61−252344号に開示
されたものが知られている。しかしながらこのような反
射式の緯糸検知装置の場合には、白色などの糸のように
光りを反射し易い糸には適しているが、黒色などの光を
吸収し易い糸には適正に対応できないという問題があ
る。
【0003】一方、透過式の緯糸検知装置では、投、受
光器は離間対設されており、緯糸の通過に伴って投、受
光器間に形成された光路が遮断されることにより緯糸を
検知するもので、例えば実開平1−125382号に開
示されたものがある。この型式の緯糸検知装置の場合、
上記反射式のものの場合と異なり糸種に関係なく検知が
適正に行われる。しかしながらこの従来技術の場合、緯
糸検知装置はスレーに固定された構成となっているた
め、筬打ち運動に伴う振動により投、受光器の光軸がず
れて検知ミスを起こす恐れがある。また、投、受光器が
常に緯糸飛走路に面しているため、投、受光面に風綿が
体積し易く、これが緯糸検知の障害となって検知ミスを
起こす恐れがある。
【0004】上記のような問題を考慮した場合、緯糸検
知装置の構成としては、透過式であってしかも織機のフ
レームに固定され、筬打ち運動に伴って投、受光器間に
緯糸が導かれるようにしたものが望ましい。
【0005】このような構成の従来技術の1つとして、
特公昭57−13653号に開示された緯糸検知装置が
知られている。この従来技術はウォータージェット織機
に応用されたものであり、投、受光器間の距離を非常に
小さく設定したものである。すなわち、投、受光器間の
距離を2mm以下に設定し、筬前方に固定された検知装
置本体の筬に向かって拡開するガイド面により緯糸を
投、受光器間の検知空間に導き、緯入れの成否を検知す
るものである。
【0006】また、他の従来技術として、特公昭51−
46189号に開示された緯糸検知装置が挙げられる。
この従来技術も上記のものと同様にウォータージェット
織機に応用されたものであるが、上記とは逆に投、受光
器間の距離をかなり大きくとったものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが前者の従来技
術の場合、投、受光器間の狭い検知空間に緯糸を導くに
はガイド面を必要とするので、フリーな状態の緯糸先端
がガイド面に接触摺動して逃げてしまい、うまく投、受
光器間に導かれずに検知ミスを起こすという問題があ
る。また、後者の従来技術の場合、緯糸が検知装置と摺
接しないという点では望ましいが、投、受光器間の距離
が大き過ぎるため、緯糸検知信号レベルそのものが低く
なり、また、織機の振動による光軸のずれ量が大きくな
り、これによって検知ミスが起きるという問題がある。
いずれにしても従来の緯糸検知装置は信頼性に欠けるも
のであった。
【0008】この考案の目的は、エアジェット織機にお
いて透過式の緯糸検知装置により緯入れの成否を検知す
るに際し、緯糸を検知装置本体と接触摺動することなく
円滑に投、受光器間の検知空間に導き、しかも得られる
緯糸検知信号のレベルを充分に高くし、もって緯入れ検
知動作の信頼性を高めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このためこの考案にあっ
ては、変形の筬羽により画定形成された緯糸案内溝を筬
の前面に備えたエアジェット織機において、織機のフレ
ームに固定されかつ経糸方向に延在するようにして上下
方向に離間対設された一対の支持部を有する支持部材
と、該支持部のそれぞれに収容された投光器および受光
器とを具え、筬打ち運動に伴う緯糸の織前方向への移動
の際の前記投、受光器間での緯糸の通過を検知する緯糸
検知器を設けるとともに、この緯糸検知器における一対
の支持部および投、受光器を筬打ち過程における緯糸案
内溝の運動軌跡域の上下幅よりも大であってかつ近似し
た距離で前記運動軌跡域を挟んで対設されたことを要旨
とする。
【0010】なお、上記における近似した距離とは、織
機の振動による影響や取付け誤差を考慮して設定される
距離である。
【0011】
【作用】緯入れ終了時に反給糸側に到達した緯糸の先端
は筬打ち運動によって織前方向に移動する。このとき筬
の緯糸案内溝に規制されながら移動する緯糸は緯糸検知
装置本体のいずれにも接触摺動することなく、確実に
投、受光器間に導かれる。しかも、投、受光器が緯糸案
内溝の運動軌跡域を挟む程度の距離で離間対設されてい
るので、緯糸が投、受光器間により形成される光路を横
切ることによって得られる緯糸検知信号も充分に高いレ
ベルとなる。
【0012】
【実施例】図1および図2に示すのはこの考案の緯糸検
知装置の一実施例であって、支持部材を構成するU字状
のアーム3が、一端を織機のフレーム5に固定され、経
糸方向に延在するようにして設けられている。このアー
ム3の一方の支持部である上方分肢31には投光器1
が、また他方の支持部である下方分肢32には受光器2
がそれぞれ収容されて互いに対向配置されている。以上
の支持部材と投、受光器とによって緯糸検知器が構成さ
れている。
【0013】さらにアーム3には、緯糸搬送用の噴射流
体との衝突をさけるべく、切欠き33が随所に形成され
ている。また、投光器1または受光器2の前面の風綿や
ほこりを除去するための噴気流を形成するため、アーム
3に形成された投光器1または受光器2を収容するそれ
ぞれの孔の内壁であって、かつ投光器1または受光器2
の前面に開口する位置に噴射口が形成されている。な
お、経糸および緯糸と干渉しないように、噴射口に空気
を供給するための配管はアーム3内に形成するのが望ま
しい。
【0014】筬打ち過程において緯糸案内溝41を前面
に具えた筬4は、図中Aで示す最後退位置からBで示す
位置を経て、Cで示す最前進位置まで移動して、ここで
筬打ちを行う。図中Gで示すのは、この間における緯糸
案内溝41の運動軌跡域である。よって上記緯糸検知装
置における投、受光器1、2および上方、下方分肢3
1、32は、この運動軌跡域Gの上下幅よりも大であっ
てかつ近似した距離をもって上下に離間している。
【0015】図示の例では運動軌跡域Gの上下幅が1
0.6mm程度であり、このときの投、受光器1、2間
の距離を18mm程度(上方、下方分肢31、32間の
距離はこれよりも僅かに小さい)に設定してある。なお
本実施例では、投・受光器1、2間の距離を運動軌跡域
Gの上下幅の1.7倍程度としているが、これは織機の
振動の影響や取付け誤差を考慮して設定したものであっ
て、投、受光器1、2間の距離はこれよりも小さいもの
であってもよい。すなわち投、受光器間の距離は、緯糸
案内溝の運動軌跡域の上下幅よりも大きく、かつ投、受
光器を収容する上下支持部が緯糸に摺接しない距離でで
きるだけ小さく設定するのが望ましい。
【0016】
【考案の効果】この考案によれば、緯糸は検知装置に接
触摺動することなく、緯糸案内溝に拘束されて確実に
投、受光器間に導かれる。しかも、緯糸案内溝の運動軌
跡域を基準として投、受光器を配置することにより、
投、受光器間があまり大きな距離とはならないので、得
られる緯糸検知信号のレベルも充分なものとなる。した
がって検知ミスのない安定な緯糸検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の緯糸検知装置の一実施例を示す断面
側面図である。
【図2】その斜視図である。
【符号の説明】
1 投光器 2 受光器 3 アーム 31 上方分肢 32 下方分肢 4 筬 5 織機のフレーム G 緯糸案内溝の運動軌跡域

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変形の筬羽により画定形成された緯糸案内
    溝を筬の前面に具えたエアジェット織機において、織機
    のフレームに固定されかつ経糸方向に延在するようにし
    て上下方向に離間対設された一対の支持部を有する支持
    部材と、該支持部のそれぞれに収容された投光器および
    受光器とを具え、筬打ち運動に伴う緯糸の織前方向への
    移動の際の前記投、受光器間での緯糸の通過を検知する
    緯糸検知装置が設けられており、該緯糸検知装置の一対
    の支持部および投、受光器が筬打ち過程における緯糸案
    内溝の運動軌跡域の上下幅よりも大であってかつ近似し
    距離で前記運動軌跡域を挟んで対設されていることを
    特徴とするエアジェット織機用光電式緯糸検知装置。
JP1991054417U 1991-06-17 1991-06-17 エアジェット織機用光電式緯糸検知装置 Expired - Lifetime JP2553526Y2 (ja)

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JPH05791U JPH05791U (ja) 1993-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55122052A (en) * 1979-03-14 1980-09-19 Nissan Motor Weft yarn detector of loom
JPS61252344A (ja) * 1985-04-25 1986-11-10 株式会社豊田自動織機製作所 ジエツトル−ムにおける緯糸検出装置
JPH0638134Y2 (ja) * 1988-02-18 1994-10-05 日産テクシス株式会社 織機の光電式緯糸検知装置

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