JP2553514B2 - ヘッドホン - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/20—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
- H04R1/22—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only
- H04R1/24—Structural combinations of separate transducers or of two parts of the same transducer and responsive respectively to two or more frequency ranges
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R2209/00—Details of transducers of the moving-coil, moving-strip, or moving-wire type covered by H04R9/00 but not provided for in any of its subgroups
- H04R2209/026—Transducers having separately controllable opposing diaphragms, e.g. for ring-tone and voice
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R9/00—Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
- H04R9/06—Loudspeakers
- H04R9/063—Loudspeakers using a plurality of acoustic drivers
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Headphones And Earphones (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、耳殻内に装着して使用するヘッドホンに関
するものである。
するものである。
従来の技術 近年、ヘッドホンは従来からのヘッドバンドによって
耳殻の外側からヘッドホンユニットを圧着する方式の他
に、ヘッドホンユニットを小さく作り、耳殻の内部に装
着する構造のものが多くなっている。
耳殻の外側からヘッドホンユニットを圧着する方式の他
に、ヘッドホンユニットを小さく作り、耳殻の内部に装
着する構造のものが多くなっている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、ユニットを収め
るハウジングの外径を14mmないし18mm程度に収めないと
ハウジングが耳殻内に入り切れない。ところがユニット
が小さいと低音の再生限界が余り低くならないので音質
に不満を生じていた。
るハウジングの外径を14mmないし18mm程度に収めないと
ハウジングが耳殻内に入り切れない。ところがユニット
が小さいと低音の再生限界が余り低くならないので音質
に不満を生じていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、少なくとも耳殻内に挿
入する部分は従来と同程度の寸法でありながら、従来よ
り低域まで再生出来るように一個のユニットに高音部と
低音部とを一体に構成した、電気音響変換器を用いたヘ
ッドホンを提供するものである。
入する部分は従来と同程度の寸法でありながら、従来よ
り低域まで再生出来るように一個のユニットに高音部と
低音部とを一体に構成した、電気音響変換器を用いたヘ
ッドホンを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のヘッドホンは、
前面が耳殻内部に挿入できる程度の外形寸法であって装
着時に耳殻内部に開口している高音用音孔と低音用音孔
と有する前部ハウジングと、前記前部ハウジングより外
径寸法が大きく前記前部ハウジングに対して頭部より離
れた側に設けられて装着時に耳殻の外部に位置されるよ
うに構成した後部ハウジングと、前記ハウジングに収納
された電気音響変換器とを備え、前記電気音響変換器
は、前記前部ハウジング内において高音用振動板が前方
に向くように収納された高音用ユニットと、前記後部ハ
ウジング内において低音用振動板が後方に向くように収
納された低音用ユニットと、前記高音用ユニットと低音
用ユニットとの間に介在された１個のマグネットとを有
し、このマグネットで両ユニットの磁気回路を形成する
ように構成し、前記前部ハウジングとその内部に収納さ
れた電気音響変換器との間には低音用振動板の背面と連
通された音道を有しており、前記電気音響変換器の高音
用振動板の前面は前記高音用音孔に連通し、同低音用振
動板の背面は前記音道を介して前記低音用音孔に連通す
るように構成したものである。
前面が耳殻内部に挿入できる程度の外形寸法であって装
着時に耳殻内部に開口している高音用音孔と低音用音孔
と有する前部ハウジングと、前記前部ハウジングより外
径寸法が大きく前記前部ハウジングに対して頭部より離
れた側に設けられて装着時に耳殻の外部に位置されるよ
うに構成した後部ハウジングと、前記ハウジングに収納
された電気音響変換器とを備え、前記電気音響変換器
は、前記前部ハウジング内において高音用振動板が前方
に向くように収納された高音用ユニットと、前記後部ハ
ウジング内において低音用振動板が後方に向くように収
納された低音用ユニットと、前記高音用ユニットと低音
用ユニットとの間に介在された１個のマグネットとを有
し、このマグネットで両ユニットの磁気回路を形成する
ように構成し、前記前部ハウジングとその内部に収納さ
れた電気音響変換器との間には低音用振動板の背面と連
通された音道を有しており、前記電気音響変換器の高音
用振動板の前面は前記高音用音孔に連通し、同低音用振
動板の背面は前記音道を介して前記低音用音孔に連通す
るように構成したものである。
作用 本発明のヘッドホンは上記の構成によって、少なくと
も前面が耳殻内に挿入できる程度の小型でありながら高
音用振動板を納めた前部ハウジングより大きい外径の後
部ハウジングに低音用振動板を納め、１組の磁気回路に
よって２組の独立した振動板を駆動して低音から高音ま
での広範囲の信号を再生できるように作用する。
も前面が耳殻内に挿入できる程度の小型でありながら高
音用振動板を納めた前部ハウジングより大きい外径の後
部ハウジングに低音用振動板を納め、１組の磁気回路に
よって２組の独立した振動板を駆動して低音から高音ま
での広範囲の信号を再生できるように作用する。
実 施 例 以下本発明の一実施例のヘッドホンについて、図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
まず、第一の実施例を示す第２図において、１はマグ
ネット、２は高音用の第１のポールピース、３は低音用
の第２のポールピース、４はヨーク、５は高音用の第１
のエアギャップ、６は低音用の第２のエアギャップ、７
は高音用の後部音孔、8,8′は低音用の後部音孔であ
る。９は磁気回路全体を組立てて保持するためのホルダ
であり、合成樹脂とか非磁性金属材料で作られ、このホ
ルダ９には上記音孔7,8に通じる音道10,11を設けてい
る。12は高音用の第１の振動板であり、この高音用の第
１の振動板12には第１のボイスコイル13が取り付けられ
ている。また、14は低音用の第２の振動板であり、この
低音用の第２の振動板14には第２のボイスコイル15が取
り付けられている。16は上記第１の振動板12のホルダ、
17は上記第２の振動板14のホルダであり、18,19,20は制
動布である。
ネット、２は高音用の第１のポールピース、３は低音用
の第２のポールピース、４はヨーク、５は高音用の第１
のエアギャップ、６は低音用の第２のエアギャップ、７
は高音用の後部音孔、8,8′は低音用の後部音孔であ
る。９は磁気回路全体を組立てて保持するためのホルダ
であり、合成樹脂とか非磁性金属材料で作られ、このホ
ルダ９には上記音孔7,8に通じる音道10,11を設けてい
る。12は高音用の第１の振動板であり、この高音用の第
１の振動板12には第１のボイスコイル13が取り付けられ
ている。また、14は低音用の第２の振動板であり、この
低音用の第２の振動板14には第２のボイスコイル15が取
り付けられている。16は上記第１の振動板12のホルダ、
17は上記第２の振動板14のホルダであり、18,19,20は制
動布である。
以上のように構成された電気音響変換器について、以
下その作用を説明する。
下その作用を説明する。
まずマグネット１の発する磁束は例えば第１のポール
ピース２、第１のエアギャップ５、ヨーク４、第２のエ
アギャップ６、第２のポールピース３の径路を経てマグ
ネット１に戻り、磁気回路を形成している。その磁気回
路中の第１のエアギャップ５内で第１の振動板に取り付
けられた第１のボイスコイル13に音声信号電流を流す
と、第１の振動板12はそれに応じて振動する。そして、
この第１の振動板12の（図中）左側の空気は振動して音
波となり、第１の振動板12の（図中）右側の空気振動は
音道10から高音用の後部音孔７を通じて外部へ伝えられ
る。同様に第２のエアギャップ６内で、第２の振動板14
に取り付けられた第２のボイスコイル15に音声信号電流
を流すと、第２の振動板14はそれに応じて振動する。そ
して、この第２の振動板14の（図中）右側の空気は振動
して音波となり、第２の振動板14の（図中）左側の空気
振動は音道11から低音用の後部音孔８を通じるか、又は
後部音孔８′を通じて外部へ伝えられる。この時、制動
布18,19,20は、空気の流れを適当に抑えることによっ
て、それぞれの振動板の振幅を制御し、発生する音の周
波数特性を改善する。
ピース２、第１のエアギャップ５、ヨーク４、第２のエ
アギャップ６、第２のポールピース３の径路を経てマグ
ネット１に戻り、磁気回路を形成している。その磁気回
路中の第１のエアギャップ５内で第１の振動板に取り付
けられた第１のボイスコイル13に音声信号電流を流す
と、第１の振動板12はそれに応じて振動する。そして、
この第１の振動板12の（図中）左側の空気は振動して音
波となり、第１の振動板12の（図中）右側の空気振動は
音道10から高音用の後部音孔７を通じて外部へ伝えられ
る。同様に第２のエアギャップ６内で、第２の振動板14
に取り付けられた第２のボイスコイル15に音声信号電流
を流すと、第２の振動板14はそれに応じて振動する。そ
して、この第２の振動板14の（図中）右側の空気は振動
して音波となり、第２の振動板14の（図中）左側の空気
振動は音道11から低音用の後部音孔８を通じるか、又は
後部音孔８′を通じて外部へ伝えられる。この時、制動
布18,19,20は、空気の流れを適当に抑えることによっ
て、それぞれの振動板の振幅を制御し、発生する音の周
波数特性を改善する。
次に本発明の一実施例の耳殻内挿入形ヘッドホンに応
用した実施例を第１図に基づいて説明する。以下第２図
と同じ作用のものは同一番号を付して説明を省略する。
用した実施例を第１図に基づいて説明する。以下第２図
と同じ作用のものは同一番号を付して説明を省略する。
21は耳殻内挿入形ヘッドホンであり、22はその前部ハ
ウジング、23は前部ハウジング22に設けられた前面高音
用音孔、24は同じく前面低音用音孔、25は音道、26は後
部ハウジング、27は後部音動、28は後部音動27の先端部
に設けられた後部開口、29は信号入力コード、30は入力
コード保護のためのブッシングである。
ウジング、23は前部ハウジング22に設けられた前面高音
用音孔、24は同じく前面低音用音孔、25は音道、26は後
部ハウジング、27は後部音動、28は後部音動27の先端部
に設けられた後部開口、29は信号入力コード、30は入力
コード保護のためのブッシングである。
以上の構成において、耳殻内挿入形ヘッドホンの前部
ハウジング22を耳殻内に挿入する。後部ハウジング26は
内に低音用の第２の振動部分を収めているので外径は前
部ハウジング22より大きくなるが、耳殻より外に出るの
で、装着には支障はない。前部ハウジング22は耳殻内へ
深く挿入し、前面高音用音孔23を通じて第１の振動板12
からの高音を内耳に伝達する。一方、第２の振動板14か
らの低音は低音用の後部音孔8,8′から音道25を通って
前面低音用音孔24から内耳に伝達する。
ハウジング22を耳殻内に挿入する。後部ハウジング26は
内に低音用の第２の振動部分を収めているので外径は前
部ハウジング22より大きくなるが、耳殻より外に出るの
で、装着には支障はない。前部ハウジング22は耳殻内へ
深く挿入し、前面高音用音孔23を通じて第１の振動板12
からの高音を内耳に伝達する。一方、第２の振動板14か
らの低音は低音用の後部音孔8,8′から音道25を通って
前面低音用音孔24から内耳に伝達する。
第２の振動板14の前面の空気振動は後部音道27を通っ
て後部開口28から外部に通じる。この過程において、後
部音道27の長さ、形等により、低音部の特性を制御する
ことが出来る。
て後部開口28から外部に通じる。この過程において、後
部音道27の長さ、形等により、低音部の特性を制御する
ことが出来る。
第３図は、本発明の各ボイスコイル13,15間の結線を
示した回路図で、入力端子31,32から各ボイスコイル13,
15への接続は、例えば第３図（イ）のように行う。33は
低域カット用のコンデンサであり、高音用の第１のボイ
スコイル13に低音部の音声電流が加わらない様にするた
めのものである。また、回路の他の例としては、高音用
の第１の振動板12に低音部をカットするような特性を持
たせたり、音道25内に吸音材（図示せず）を設けて高音
部を吸収するとか、或は低音用の第２の振動板14に高音
部をカットするような特性を持たせることによって、コ
ンデンサを省略し、第３図（ロ），（ハ）のような回路
でも動作し得る。
示した回路図で、入力端子31,32から各ボイスコイル13,
15への接続は、例えば第３図（イ）のように行う。33は
低域カット用のコンデンサであり、高音用の第１のボイ
スコイル13に低音部の音声電流が加わらない様にするた
めのものである。また、回路の他の例としては、高音用
の第１の振動板12に低音部をカットするような特性を持
たせたり、音道25内に吸音材（図示せず）を設けて高音
部を吸収するとか、或は低音用の第２の振動板14に高音
部をカットするような特性を持たせることによって、コ
ンデンサを省略し、第３図（ロ），（ハ）のような回路
でも動作し得る。
第４図は、本発明に用いる電気音響変換器の他の実施
例を示す側断面図であり、以下第２図と同じ作用のもの
は同一番号を付して説明を省略する。１′はマグネット
であり、本発明変換器の外周にリング状に形成され、ヨ
ーク4aと4bとの中間に配置されている。２′はポールピ
ースで、高音用の第１のエアギャップ５と低音用の第２
のエアギャップ６の両方に接する様になっており、上記
マグネット１′及びヨーク4a、4bと共に磁気回路を構成
している。この電気音響変換器を第１図に示した耳殻内
挿入形ヘッドホンに収めた時は、第２図のものと同等に
動作することが出来る。
例を示す側断面図であり、以下第２図と同じ作用のもの
は同一番号を付して説明を省略する。１′はマグネット
であり、本発明変換器の外周にリング状に形成され、ヨ
ーク4aと4bとの中間に配置されている。２′はポールピ
ースで、高音用の第１のエアギャップ５と低音用の第２
のエアギャップ６の両方に接する様になっており、上記
マグネット１′及びヨーク4a、4bと共に磁気回路を構成
している。この電気音響変換器を第１図に示した耳殻内
挿入形ヘッドホンに収めた時は、第２図のものと同等に
動作することが出来る。
以上のように、本発明のヘッドホンによれば少なくと
も前面が耳殻内に挿入できる程度の外形寸法であるヘッ
ドホンハウジング内に前面に向けて高音用振動板を配置
し、その後方の、耳殻の外部になる位置に低音用振動板
を配置するような構成となり、従来の耳殻内挿入型のヘ
ッドホンでは困難であった重低音を再生することができ
る。第２図、第４図においてわかるように、磁気回路中
に２つのギャップが直列に入るため、通常の場合に比べ
て空隙ロスは大きくなるが、第２のエアギャップ６に比
べて第１のエアギャップ５の直径が小さい場合は余り問
題にはならず、マグネットを少し強力にすれば良く、磁
気回路を複数設けるよりは経済的である。
も前面が耳殻内に挿入できる程度の外形寸法であるヘッ
ドホンハウジング内に前面に向けて高音用振動板を配置
し、その後方の、耳殻の外部になる位置に低音用振動板
を配置するような構成となり、従来の耳殻内挿入型のヘ
ッドホンでは困難であった重低音を再生することができ
る。第２図、第４図においてわかるように、磁気回路中
に２つのギャップが直列に入るため、通常の場合に比べ
て空隙ロスは大きくなるが、第２のエアギャップ６に比
べて第１のエアギャップ５の直径が小さい場合は余り問
題にはならず、マグネットを少し強力にすれば良く、磁
気回路を複数設けるよりは経済的である。
なお、以上の実施例では、前部ハウジング22、後部ハ
ウジング26共に円筒型で説明したが、これらは耳への収
まり方や、意匠的な考慮から、電気音響変換器の形にか
かわらず、断面が楕円形其の他適宜の形であってもよ
い。
ウジング26共に円筒型で説明したが、これらは耳への収
まり方や、意匠的な考慮から、電気音響変換器の形にか
かわらず、断面が楕円形其の他適宜の形であってもよ
い。
また、図では片耳で説明したが、両耳用、ステレオ用
でも可能であることは当然である。
でも可能であることは当然である。
更に、第２図のように片面に高音及び低音を同時に出
すのに対し、片面に高音を他面に低音をそれぞれ出すよ
うにしてもよい。また、それぞれのボイスコイル13,15
に別種の信号系、例えばステレオの左右チャンネルを入
力して、これを再生するようにしてもよいものである。
すのに対し、片面に高音を他面に低音をそれぞれ出すよ
うにしてもよい。また、それぞれのボイスコイル13,15
に別種の信号系、例えばステレオの左右チャンネルを入
力して、これを再生するようにしてもよいものである。
発明の効果 以上のように本発明のヘッドホンは、それに用いる電
気音響変換器がポールピース、ヨークおよびこのポール
ピースまたはヨークを分断して中間に介在する１個のマ
グネットで磁気回路を形成しポールピースとヨークとの
間に第１および第２のエアギャップを有し、第１のエア
ギャップには第１の振動板に設けた第１のボイスコイル
を挿入し、第２のエアギャップには第１の振動板より直
径の大きい第２の振動板に設けた第２のボイスコイルを
挿入した構成のものを用いたので磁気回路１組で２個の
振動板を駆動することができ、簡単に構成できて材料費
も少なく組み立ても容易である。
気音響変換器がポールピース、ヨークおよびこのポール
ピースまたはヨークを分断して中間に介在する１個のマ
グネットで磁気回路を形成しポールピースとヨークとの
間に第１および第２のエアギャップを有し、第１のエア
ギャップには第１の振動板に設けた第１のボイスコイル
を挿入し、第２のエアギャップには第１の振動板より直
径の大きい第２の振動板に設けた第２のボイスコイルを
挿入した構成のものを用いたので磁気回路１組で２個の
振動板を駆動することができ、簡単に構成できて材料費
も少なく組み立ても容易である。
また音響変換器の第１の振動板は前部ハウジング内に
耳殻内部に開口している高音用音孔に向けて音響出力を
伝達するように配置し、第２の振動板は後部ハウジング
内に配置し前部ハウジングにおいて耳殻内に開口した。
高音用音孔とは別の低音用音孔から耳殻内へ音響出力を
伝達するように配置されているので、直径の小さい第１
の振動板では高音を再生し、直径の大きい第２の振動板
では従来より低い低音まで再生することが可能であり、
きわめて有効な発明である。
耳殻内部に開口している高音用音孔に向けて音響出力を
伝達するように配置し、第２の振動板は後部ハウジング
内に配置し前部ハウジングにおいて耳殻内に開口した。
高音用音孔とは別の低音用音孔から耳殻内へ音響出力を
伝達するように配置されているので、直径の小さい第１
の振動板では高音を再生し、直径の大きい第２の振動板
では従来より低い低音まで再生することが可能であり、
きわめて有効な発明である。
第１図は本発明の一実施例の耳殻内挿入形ヘッドホンの
側断面図、第２図は本発明に用いる電気音響変換器の側
断面図、第３図は本発明の使用例の回路図、第４図は本
発明に用いる電気音響変換器の他の実施例を示す側断面
図である。 1,1′……マグネット、２……第１のポールピース、
２′……ポールピース、３……第２のポールピース、4,
4a,4b……ヨーク、５……第１のエアギャップ、６……
第２のエアギャップ、12……第１の振動板、13……第１
のボイスコイル、14……第２の振動板、15……第２のボ
イスコイル。
側断面図、第２図は本発明に用いる電気音響変換器の側
断面図、第３図は本発明の使用例の回路図、第４図は本
発明に用いる電気音響変換器の他の実施例を示す側断面
図である。 1,1′……マグネット、２……第１のポールピース、
２′……ポールピース、３……第２のポールピース、4,
4a,4b……ヨーク、５……第１のエアギャップ、６……
第２のエアギャップ、12……第１の振動板、13……第１
のボイスコイル、14……第２の振動板、15……第２のボ
イスコイル。
Claims (1)
- 【請求項１】前面が耳殻内部に挿入できる程度の外形寸
法であって装着時に耳殻内部に開口している高音用音孔
23と低音用音孔24と有する前部ハウジング22と、 前記前部ハウジング22より外径寸法が大きく前記前部ハ
ウジング22に対して頭部より離れた側に設けられて装着
時に耳殻の外部に位置されるように構成した後部ハウジ
ング26と、 前記ハウジング22,26に収納された電気音響変換器とを
備え、 前記電気音響変換器は、前記前部ハウジング22内におい
て高音用振動板12が前方に向くように収納された高音用
ユニットと、前記後部ハウジング26内において低音用振
動板14が後方に向くように収納された低音用ユニット
と、前記高音用ユニットと低音用ユニットとの間に介在
された１個のマグネット１とを有し、このマグネット１
で両ユニットの磁気回路を形成するように構成し、 前記前部ハウジング22とその内部に収納された電気音響
変換器との間には低音用振動板14の背面と連通された音
道25を有しており、 前記電気音響変換器の高音用振動板12の前面は前記高音
用音孔23に連通し、同低音用振動板14の背面は前記音道
25を介して前記低音用音孔24に連通するように構成した
ことを特徴とするヘッドホン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61119704A JP2553514B2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | ヘッドホン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61119704A JP2553514B2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | ヘッドホン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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