JP2553138Y2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP2553138Y2
JP2553138Y2 JP3838092U JP3838092U JP2553138Y2 JP 2553138 Y2 JP2553138 Y2 JP 2553138Y2 JP 3838092 U JP3838092 U JP 3838092U JP 3838092 U JP3838092 U JP 3838092U JP 2553138 Y2 JP2553138 Y2 JP 2553138Y2
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弘己 若松
祐之 後川
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、共振器同士を結合基板
に形成されたコンデンサ電極で容量結合させるととも
に、上記共振器と入力,出力端子とを外部容量で結合さ
せるようにした誘電体フィルタに関し、特に部品を標準
化してコストを低減できるとともに、組立て工数を削減
して生産性を向上できるようにした入力,出力端子の接
続構造の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の誘電体同軸共振器を用いた誘電体
フィルタの一例として、図5及び図6に示す構造のもの
がある。この誘電体フィルタ20は、アース用ケース板
21上に複数の誘電体同軸共振器22を並列配置すると
ともに、図示しない箱状のケースカバーを装着して構成
されている。上記誘電体共振器22の前部には結合基板
23が配設されており、該結合基板23の上面にはコン
デンサ電極24・・が形成されている。この各コンデン
サ電極24には上記誘電体共振器22の結合端子(図示
せず)が接続されており、これにより隣合う共振器22
同士は容量結合されている。また、上記結合基板23の
両端部のコンデンサ電極24′には外部接続用端子25
の一端が接続されており、この外部接続用端子25と両
端の共振器22とは容量で外部結合されている。さらに
上記結合基板23の一端部のコンデンサ電極24′には
コイル26の一端が接続されており、該コイル26の他
端は上記アース用ケース21に接続されている。また、
上記結合基板23はアース用ケース板21に接触しない
よう浮いた状態で支持する必要があることから、ケース
板21と結合基板23との間に絶縁性スペーサ基板27
を配設し、両者を接着固定するようにしている。
【0003】ここで、上記外部接続用端子25,及びコ
イル26を接続する場合、この接続スペースを確保する
ために、従来、上記結合基板23の端部23aを少し延
長して形成し、この端部23aに接続用のコンデンサ電
極24´を形成するようにしている。ところで、上記結
合基板23の端部23aはケース板21から浮いた状態
となっていることから、これにコイル26を接続する場
合、該コイル26を樹脂28でケース板21上に固定す
るようにしている。また、外部接続用端子25を接続す
る場合は、これにクリップ状の挟持部25aを一体に折
り曲げ形成し、この挟持部25aで端部23aを挟み込
んで固定し、これにより半田付けを容易に行えるように
するとともに、位置ずれ等を防止するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の誘電体フィルタ20では、挟持部25aを有する特
殊な形状の外部接続用端子25を別途形成する構造を採
用していることから、それだけ部品コストが上昇すると
いう問題がある。また、上記外部接続用端子25の挟持
部25aで結合基板23を挟み込む作業が必要なことか
ら、この分だけ作業工数が増え、生産性が低いという問
題点もある。
【0005】本考案は上記従来の問題点を解決するため
になされたもので、外部接続用端子を標準化して部品コ
ストを低減できるとともに、挟み込み作業を不要にして
作業工数を削減できる誘電体フィルタを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、複数の
共振器をケース上に配置するとともに、該ケース上にス
ペーサ基板を介して結合基板を配設し、該結合基板に形
成された電極に上記各共振器を接続してなる誘電体フィ
ルタにおいて、上記スペーサ基板に上記結合基板よりも
外方に突出する延長部を一体形成し、該延長部に上記結
合基板の電極に容量結合される接続電極を形成するとと
もに、該接続電極に外部接続用端子を接続したことを特
徴としている。
【0007】
【作用】本考案に係る誘電体フィルタによれば、スペー
サ基板に結合基板から突出する延長部を形成するととも
に、この延長部に接続電極を形成し、該接続電極に外部
接続用端子を接続したので、上記スペーサ基板の接続電
極上に外部接続用端子を配置するだけでよいことから、
従来のアース用ケースから浮いた状態の結合基板に外部
接続用端子を接続する場合のような挟持部を不要にでき
る。その結果、外部接続用端子を標準化でき、それだけ
部品コストを低減できる。また、結合基板を外部接続用
端子で挟み込む作業を不要にできることから、作業工数
を削減でき、生産性を向上できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図について説明す
る。図1ないし図4は本考案の一実施例による誘電体フ
ィルタを説明するための図である。図において、1は本
実施例の誘電体フィルタであり、これはアース用ケース
板2上に4つの誘電体同軸共振器3を並列配置するとと
もに、図示しない箱状のケースカバーを装着して構成さ
れている。この各誘電体同軸共振器3は、直方体状の誘
電体ブロック4の軸芯に貫通孔4aを形成し、該貫通孔
4aの内周面及び上記誘電体ブロック4の開放側端面4
bを除く外表面にそれぞれ導電膜を被覆形成して構成さ
れている。
【0009】また、上記各誘電体共振器3の貫通孔4a
内には円筒状の結合端子5が圧入されており、この結合
端子5の接続片5aは上記開放側端面4bから外方に突
出している。さらに上記誘電体共振器3の前部には短冊
状の結合基板6が配設されており、この結合基板6の上
面にはコンデンサ電極7・・が、下面の両端部には図示
しない裏面電極がそれぞれ形成されている。上記各コン
デンサ電極7には上記各共振器3の接続片5aが接続さ
れており、これにより隣合う共振器3同士は容量結合さ
れている。
【0010】上記アース用ケース板2と結合基板6との
間にはこれと略同一幅のスペーサ基板8が配設されてお
り、このスペーサ基板8により上記結合基板6はアース
用ケース板2上に浮いた状態で支持されている。このス
ペーサ基板8は樹脂あるいはアルミナ等からなる絶縁性
のもので、該スペーサ基板8とケース板2とは接着剤に
より、またスペーサ基板8と結合基板6とは樹脂により
固定されている。
【0011】また、上記スペーサ基板8の長手方向一端
面8aは結合基板6の一端面6aと一致しており、この
両基板6,8の一端面6a,8aの間には外部接続用端
子9の一端部9aが挿入されている。この一端部9aは
上記結合基板6の裏面電極に接続されており、該電極と
基板6を挟んで対向するコンデンサ電極7とで外部結合
容量が形成されている。さらに上記外部接続用端子9の
他端部9bは段落ち状に折り曲げ形成されており、この
他端部9bはケース板2の凹部2aから外方に突出して
いる。
【0012】そして、上記スペーサ基板8の長手方向他
端部には延長部8bが一体形成されており、この延長部
8bは上記結合基板6の他端面6bよりも外方に延びて
いる。この延長部8bの上面には接続電極10が形成さ
れており、該接続電極10は上記結合基板6の他端面6
bの内方まで延び、結合基板6の裏面電極に接続されて
いる。これにより接続電極10とコンデンサ電極7との
間で外部結合容量が形成されている。また上記接続電極
10にはコイル11の一端部11aが接続されており、
他端部11bはケース板2上に接続されている。
【0013】さらにまた、上記スペーサ基板8の接続電
極10には外部接続用端子12の一端部12aが接続さ
れており、他端部12bはケース板2の凹部2aから外
方に突出している。なお、この端子12は上記端子9と
同一寸法,同一形状からなるものである。
【0014】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例によれば、スペーサ基板8に延長部8bを
一体形成するとともに、該延長部8bに接続電極10を
形成し、これに外部接続用端子12を接続したので、こ
の端子12は段落ち形状にするだけでよく、従来の特殊
形状の挟持部を不要にできる。その結果、端子部品を標
準化できることからコストを低減できる。また、本実施
例では、従来の外部接続用端子の挟み込み作業を不要に
できることから、この分だけ作業工数を削減でき、生産
性を向上できる。さらに、本実施例の誘電体フィルタ1
を組立てる場合、外部接続用端子12,コイル11等の
各部品を順次所定位置に配置し、これらの接続部分にク
リーム半田を塗布した後、リフロー半田付けによる一括
工程が可能となることから、生産性をさらに向上でき
る。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案に係る誘電体フィル
タによれば、スペーサ基板に結合基板よりも外方に延び
る延長部を一体形成するとともに、この延長部に接続電
極を形成し、該接続電極に外部接続用端子を接続したの
で、外部接続用端子を標準化でき、部品コストを低減で
きるとともに、作業工数を削減して生産性を向上できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による誘電体フィルタを説明
するための斜視図である。
【図2】上記実施例の誘電体フィルタを示す平面図であ
る。
【図3】上記実施例の誘電体フィルタを示す正面図であ
る。
【図4】上記実施例の誘電体フィルタを示す側面図であ
る。
【図5】従来の誘電体フィルタを示す斜視図である。
【図6】一般的の誘電体フィルタの等価回路図である。
【符号の説明】
1 誘電体フィルタ 2 アース用ケース板 3 誘電体同軸共振器 6 結合基板 7 コンデンサ電極 8 スペーサ基板 8b 延長部 10 接続電極 12 外部接続用端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の共振器をケース上に配置するとと
    もに、該ケース上にスペーサ基板を介して結合基板を配
    設し、該結合基板に形成された電極に上記各共振器を接
    続してなる誘電体フィルタにおいて、上記スペーサ基板
    に上記結合基板よりも外方に延びる延長部を一体形成
    し、該延長部に上記結合基板の電極に容量結合される接
    続電極を形成するとともに、該接続電極に外部接続用端
    子を接続したことを特徴とする誘電体フィルタ。
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