JP2552612Y2 - 透明防音パネル - Google Patents

透明防音パネル

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JP2552612Y2
JP2552612Y2 JP1990050252U JP5025290U JP2552612Y2 JP 2552612 Y2 JP2552612 Y2 JP 2552612Y2 JP 1990050252 U JP1990050252 U JP 1990050252U JP 5025290 U JP5025290 U JP 5025290U JP 2552612 Y2 JP2552612 Y2 JP 2552612Y2
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Japan
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JP1990050252U
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JPH049413U (ja
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昌 杉山
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高速道路などの交通騒音公害を防止する防
音壁として使用される透明遮音パネルに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、騒音の激しい道路沿いに騒音防止などを目的に
設置される防音壁は、道路管理者側の交通騒音対策とし
て、吸音性を有しないプレキャストコンクリート遮音パ
ネルや金属製吸音型遮音パネルを、H形鋼などの支柱に
組み込んで障壁に形成している。
さらに、近年では、道路交通量の増大や道路周辺の市
街化によって、交通騒音公害も拡大の一途を辿っている
ため、道路防音壁の設置区間の増加や防音壁設置高さの
増大へと進んでいる。このような防音壁は道路内外から
の視環境の劣悪化を招く傾向にあるが、その対策として
は遮音パネルを透明化して重圧感の解消や周囲環境との
調和を図る改善も進められている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の、このような防音壁は、騒音防
止対象の騒音源を、該道路を走行する車輌に限定してい
るため、コンクリート製パネルのような吸音性を有しな
い遮音パネルはもとより金属製吸音型遮音パネルや透明
遮音パネルも対象道路の背面側には吸音特性が付与され
ていない。このため、該道路以外で発生している周辺騒
音の大きい場所では、防音壁の背面で外部の騒音が反射
されて地域的に騒音公害を助長している例も多く見られ
る。折角対象道路側からの騒音を遮断しても反射騒音が
大きくなって実際には騒音問題の解決が図れない場合も
数多く生じている。
本考案は、このような従来の防音壁のもつ機能的な欠
陥を解消させると共に、外部から見た景観調和対策など
にも有効な遮音パネルを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案はの透明防音パネルは、その実施例が図面にも
みられるように、板状透明遮音部材2と、該板状透明遮
音部材2の周辺縁の取り囲み、緩衝的に保持固着するた
めのゴムパッキング材3と、該ゴムパッキング材3を介
して、該板状透明遮音部材2に嵌合取り付けられた額縁
状枠体1とからなり、該額縁状枠体1は該パッキング材
嵌合部の外周に画成された環状空間6内に吸音性を有す
る多孔質吸音材5が収納充填され、かつ当該透明防音パ
ネルの表面側および裏面側に位置するそれぞれの側面の
少なくとも一部が孔明き板4によって形成されていて、
両面に吸音性が付与されていることを特徴とする。
すなわち、従来の防音壁用の遮音パネルは、該遮音パ
ネルの音響的な要求性能を騒音源側にのみ付与して、道
路外からの騒音には殆ど配慮していない構造であった
が、本考案では、遮音パネルの表裏を無くして、板状透
明遮音板を保持する額縁状枠体の両面に吸音性能を組み
込んで防音壁の設置面に到達する騒音エネルギーを遮音
壁両面で吸収させて、何れの方向へも騒音エネルギーが
拡散するのを防止させる方式を採用した。
(作用) 透明な遮音板、例えば優れた耐候性を付与したポリカ
ーボネート板やアクリル板などの樹脂シートあるいは合
わせガラスなどでは、遮音板自体の吸音性能はその表面
に入射する騒音エネルギーを減衰させることは期待でき
ない。しかし、騒音源の音波の波長帯域に対して1m〜2m
程度の大きさで遮音板の周囲両面に額縁状に吸音性能を
有する枠体を配置することによって、遮音面としての見
掛け上で吸音特性が大幅に向上させ得ることはすでに確
認されているので、透明な遮音板を固定して防音壁の遮
音パネルに構成する額縁状枠体の中央に透明遮音板を固
定したパネル両面周辺の内側に沿って前記の如き枠体に
吸音機構を組み付ければ、この吸音機構が入射してくる
騒音エネルギーを捕捉消滅させる作用効果をもたらし
て、遮音面での騒音の反射を減少させることになる。
(実施例) 以上本考案をさらに実施例にて図面を用いて具体的に
説明する。
実施例1 第1図及び第2図は本考案の実施例品の一つである。
第1図は、その要部、すなわち端縁部の断面を示す。こ
れらの図面において、参照数字2は、合わせガラスなど
の透明な遮音板、同じく1は、遮音板2の周辺縁を固定
する枠体、すなわち図面における縦枠材、同じく3は、
透明遮音板2を緩衝的に支持するパッキング材、同じく
4は、該パッキング材3をとり囲み収納充填した吸音性
を付与するために組み込む防水性グラスウールなどの多
孔質吸音材5を保護被覆する孔明き板、さらに、同じく
6は、額縁状枠体1の内部に画成された環状空間(この
空間内に前記多孔質吸音材5が収納充填される。)をそ
れぞれ示す。なお、透明遮音板2を、その辺縁において
固定する縦横の枠体1は、実施例ではアルミニウム押出
型材を用いているが、この枠体は、鋼板をプレス成形し
たものや、FRPなどの樹脂成形品でもよい。
(考案の効果) 以上述べたことから、本考案の奏する効果は次の如く
である。
従来のこの種の防音壁設置の考え方は、特定の道路上
から生じる騒音の拡散を防止することにあり、騒音源側
にのみ音響特性を付与させているが、その防音壁の背面
は反射特性が強く、しばしば周辺からの騒音を反射して
折角主騒音を減少させても、別の騒音が反射して届くよ
うになり、騒音防止効果を十分に発揮できない例も多
い。
これに対して、本考案の両面吸音特性を持った遮音パ
ネルを使用すれば、このような問題は解消する。
このように本考案は顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の透明防音パネルの要部を示
す断面図であり、 第2図は同じくその要部を示す平面図である。 1…防音パネルを構成する額縁状枠体 2…防音パネルの板状透明遮音部材 3…板状透明遮音部材を額縁状枠体の内部に画成された
環状空間に緩衝的に保持固定するためのゴムパッキング
材 4…額縁状枠体に吸音性を付与するため収納充填する多
孔質吸音材を保護被覆する孔明き板 5…額縁状枠体に吸音性を付与するため収納充填する多
孔質吸音材 6…額縁状枠体1の内部に画成された環状空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明防音パネルにおいて、板状透明遮音部
    材2と、該板状透明遮音部材2の周辺縁の取り囲み、緩
    衝的に保持固着するためのゴムパッキング材3と、該ゴ
    ムパッキング材3を介して、該板状透明遮音部材2に嵌
    合取り付けられた額縁状枠体1とからなり、該額縁状枠
    体1は、前記パッキング材嵌合部の外周に画成された環
    状空間6内に吸音性を有する多孔質吸音材5が収納充填
    され、かつ当該透明防音パネルの表面側および裏面側に
    位置するそれぞれの側面の少なくとも一部が孔明き板4
    によって形成されていて、両面に吸音性が付与されてい
    ることを特徴とする透明防音パネル。
JP1990050252U 1990-05-16 1990-05-16 透明防音パネル Expired - Lifetime JP2552612Y2 (ja)

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JPH049413U JPH049413U (ja) 1992-01-28
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JPS5220419U (ja) * 1975-07-29 1977-02-14
JPH01180516U (ja) * 1988-06-08 1989-12-26

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JPH049413U (ja) 1992-01-28

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