JP2552097B2 - 金属部材切断金型 - Google Patents

金属部材切断金型

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JP2552097B2
JP2552097B2 JP6192614A JP19261494A JP2552097B2 JP 2552097 B2 JP2552097 B2 JP 2552097B2 JP 6192614 A JP6192614 A JP 6192614A JP 19261494 A JP19261494 A JP 19261494A JP 2552097 B2 JP2552097 B2 JP 2552097B2
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勤 岩見
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置のような電
子デバイスの外郭体から突出するタイバーなどの金属部
材を切断する金属部材切断金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂封止型半導体装置の組立工
程においては、リードフレームに搭載された半導体チッ
プを樹脂封止した後、樹脂封止して形成される外郭体よ
りはみ出す多数のリードを連結するタイバーを切断し、
外郭体より突出するリードをそれぞれ引離す必要があっ
た。この工程で使用する設備として金属部材切断金型
(以下タイバー切断金型と記す)があった。
【0003】図2(a)および(b)は従来のタイバー
切断金型の一例を示す部分破断図およびAA矢視図であ
る。このタイバー切断金型は、図2に示すように、上型
12に並べ埋設され下方に伸びる複数の切断ポンチ11
と、これら切断ポンチ11に対応し開けられた切断穴1
8を有するダイ5と、切断ポンチ11が摺動する穴を有
するとともに上型12より下方に伸びるサブポスト16
によって上下しスプリング16aの反発力でリード20
を押さえるパット17と、下型13に立てられガイドブ
ッシュ15aに摺動し上型12の上下動の案内をするガ
イドポスト15とを備えている。
【0004】このタイバー切断金型で半導体装置のタイ
バー切断を行う場合は、まず、樹脂外郭体19をダイ1
4の窪みに入れ載置する。次に、プレス機により上型1
2を下降させる。このことによりパット17は樹脂外郭
体19から突出するリード20をスプリング16aの反
発力で押え、さらに、上型12の下降に伴なって切断ポ
ンチ11がパット17の面から突出しタイバー21を打
抜くとともに切断穴18に挿入する。そして、打抜かれ
たタイバーの切断片は切断穴18の下方に落される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のタイバ
ー切断金型では、タイバー打抜き後のリード部の切断面
にばりを少なく円滑な切断面にするために切断ポンチと
切断穴とのクリアランスが狭く、例えば、タイバー幅に
もよるが2乃至3μm程度のクリアランスにしなければ
ならなかった。しかしながら、一方、上型の上下動を円
滑にするためには、ガイドポストとガイドブッシュとの
隙間は少なくとも約4μm程度を必要としていた。
【0006】このため、上型の下降毎に切断ポンチと切
断穴とのクリアランスに変動をもたらし、しばしば切断
ポンチが切断穴に対し片寄り、切断面に大きなばりを生
じさせたりあるいはる切断ポンチが切断穴のエッジに当
り刃面を損傷させたりする。その結果、製品歩留りを低
下させるだけではなく金型の寿命を縮めるという問題を
起すこととなった。
【0007】従って、本発明の目的は、金型の開閉を行
なう摺動機構にがたつきがあっても打抜かれる切断面が
常に滑らかでかつポンチおよびダイの刃面に損傷をもた
らすことなく長寿命の金属部材切断金型を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、少なく
とも二本のガイドポストで案内され上型と下型の型締め
および型開きするとともに上型の切断ポンチを下型の切
断穴に嵌合させ電子デバイスの外郭体より突出する金属
部材を切断する金属部材切断金型において、前記上型に
埋設され下方に伸びる少なくとも二本のガイドピンと、
このガイドピンに案内されるガイド穴を有し上下動し得
るとともに複数の前記切断ポンチが並べ埋設されるポン
チホルダと、前記切断ポンチが埋設された領域外の前記
ポンチホルダに固定され下方に伸びる少なくとも二本の
テーパピンと、前記ポンチホルダと前記上型との間に介
在し前記ポンチホルダに反発力を与える第1のばね部材
と、前記ポンチホルダから下方に伸びるサブポストに嵌
合し上下動し得るとともに前記切断ポンチが摺動する穴
を有するパットと、このパットと前記ポンチホルダとの
間に挾み込まれ該パットに反発力を与える第2のばね部
材と、前記切断穴と前記テーパピンが嵌合されるテーパ
穴を有するとともに前記下型に取り付けられるダイとを
備える金属部材切断金型である。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明のタイバー切断金型の一実施
例を型開きのときと型締めのときの状態を示す部分破断
図である。このタイバー切断金型は、図1に示すよう
に、上型12aに埋設され下方に伸びる二本のガイドピ
ン5と、このガイドピン5に案内されるガイド穴を有し
上下動し得るとともに複数の切断ポンチ11が並べ埋設
されるポンチホルダ2と、切断ポンチ11が埋設された
領域外のポンチホルダ2に固定され下方に伸びる二本の
テーパピン1と、ポンチホルダ2と上型12aとの間に
介在しガイドピン5に挿入されたスプリング4と、ポン
チホルダ2から下方に伸びるサブポスト16に嵌合し上
下動し得るとともに切断ポンチ11が摺動する穴を有す
るパット17aと、このパット17aとポンチホルダ2
との間に挾み込まれサブポスト16に挿入されるスプリ
ング16aと、切断穴18とテーパピン1が嵌合される
テーパ穴3を有するとともに下型13aに取り付けられ
るダイ14aとを備えている。
【0011】ここで、ポンチホルダ2の切断ポンチ11
とテーパピン1との位置精度は、例えば、2μm以内の
誤差範囲で製作されている。また、ダイ14aの切断穴
18とテーパ穴3の位置精度も同様の精度で製作されて
いる。さらに、ダイ14aを下型13aに固定するのに
従来ダウェルピンで固定していたが、本発明の場合はむ
しろダウェルピンを無くし単にねじ止めだけで固定した
方が良い。何となれば、テーパピン1による自己調芯作
用を効果的に働かせるためである。
【0012】次に、このタイバー切断金型の動作を説明
する。まず、下型13aのダイ14aに電子デバイスの
樹脂外郭体19を載置する。次に、上型12aを下降さ
せると、パット17aはまずリード部に接触し、そして
下降に伴ないスプリング16aが縮みその反発力でパッ
ト17aがリードを押えると同時にテーパピン1はテー
パ穴3に嵌合される。
【0013】このとき、もし、ダイ14aの位置が狂っ
ていれば、テーパピン1とテーパ穴3との嵌合によって
生ずる横方向の力でダイ14aは位置を強制的に修正さ
れ切断ポンチ11と切断穴18との位置が一致する。さ
らに、上型12aの下降によってスプリング16aの縮
み切断ポンチ11はパット17aの下面から突出し切断
穴18に挿入される。これによってタイバーは切断され
タイバー片6となって下に落される。
【0014】なお、テーパピン1の長さは、パット17
aがリードに接触するときテーパピン1がテーパ穴3に
はまり込む長さとし、切断ポンチ11の長さは、テーパ
ピン1がテーパ穴にはまり込むとき先端の刃面がパット
17aの下面より所定の距離だけ引込む程度の長さにす
ることが望ましい。そして、この切断ポンチ11の引込
み量が切断ポンチ11の切断力を決定する。すなわち、
スプリング4の縮み量がこの引込み量で決められスプリ
ング4の反発力による切断力を設定することになる。。
従って、スプリング4の設計に際しては、この引込み量
を考慮し必要な切断力が得られるように設計することが
重要である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、切断ポン
チと切断穴との芯合せするテーパピンとテーパ穴とを切
断ポンチが埋設するポンチホルダと切断穴をもつダイと
に直接設けることによって、ガイドポストとガイドブッ
シュとによる直線案内機構にがたつきが生じても、テー
パピンとテーパ穴の嵌合時に作用する自己調芯作用で切
断ポンチと切断穴の自動的に芯を合すことができるの
で、打抜き後のばり の発生が無くなるとともに切断ポ
ンチの切断穴に対するかじりも無くなり、その結果、製
品歩留まりが向上し金型の寿命も長くなるという効果が
得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイバー切断金型の一実施例を型開き
のときと型締めのときの状態を示す部分破断図である。
【図2】従来のタイバー切断金型の一例を示す部分破断
図およびAA矢視図である。
【符号の説明】
1 テーパピン 2 ポンチホルダ 3 テーパ穴 4,16a スプリング 5 ガイドピン 6 タイバー片 11 切断ポンチ 12,12a 上型 13,13a 下型 14,14a ダイ 15 ガイドポスト 15a ガイドブッシュ 16 サブポスト 17,17a パット 18 切断穴 19 樹脂外郭体 20 リード 21 タイバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二本のガイドポストで案内さ
    れ上型と下型の型締めおよび型開きするとともに上型の
    切断ポンチを下型の切断穴に嵌合させ電子デバイスの外
    郭体より突出する金属部材を切断する金属部材切断金型
    において、前記上型に埋設され下方に伸びる少なくとも
    二本のガイドピンと、このガイドピンに案内されるガイ
    ド穴を有し上下動し得るとともに複数の前記切断ポンチ
    が並べ埋設されるポンチホルダと、前記切断ポンチが埋
    設された領域外の前記ポンチホルダに固定され下方に伸
    びる少なくとも二本のテーパピンと、前記ポンチホルダ
    と前記上型との間に介在し前記ポンチホルダに反発力を
    与える第1のばね部材と、前記ポンチホルダから下方に
    伸びるサブポストに嵌合し上下動し得るとともに前記切
    断ポンチが摺動する穴を有するパットと、このパットと
    前記ポンチホルダとの間に挾み込まれ該パットに反発力
    を与える第2のばね部材と、前記切断穴と前記テーパピ
    ンが嵌合されるテーパ穴を有するとともに前記下型に取
    り付けられるダイとを備えることを特徴とする金属部材
    切断金型。
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