JP2551342Y2 - 盛土法面形成材料 - Google Patents
盛土法面形成材料Info
- Publication number
- JP2551342Y2 JP2551342Y2 JP3263792U JP3263792U JP2551342Y2 JP 2551342 Y2 JP2551342 Y2 JP 2551342Y2 JP 3263792 U JP3263792 U JP 3263792U JP 3263792 U JP3263792 U JP 3263792U JP 2551342 Y2 JP2551342 Y2 JP 2551342Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- embankment
- forming material
- frame
- embankment slope
- geotextile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ジオテキスタイルによ
り盛土を補強する補強土工法において使用する盛土法面
形成材料に関する。
り盛土を補強する補強土工法において使用する盛土法面
形成材料に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の、ジオテキスタイルにより盛土を
補強する補強土工法は、ジオテキスタイルを地盤上に敷
設し、法面を形成するための土のうをジオテキスタイル
上の法面部に設置し、土のうの内側のジオテキスタイル
上に土砂をまきだし、転圧した後、ジオテキスタイル
を、包み込むように巻き込み、その上に次層のジオテキ
スタイルを敷設し、この作業を繰り返すことにより盛土
を構築するというものである。この方法によると、土の
うを作成して設置するのに、大変な労力と手間がかか
り、人手不足の現状を考えると、合理的な方法ではな
い。
補強する補強土工法は、ジオテキスタイルを地盤上に敷
設し、法面を形成するための土のうをジオテキスタイル
上の法面部に設置し、土のうの内側のジオテキスタイル
上に土砂をまきだし、転圧した後、ジオテキスタイル
を、包み込むように巻き込み、その上に次層のジオテキ
スタイルを敷設し、この作業を繰り返すことにより盛土
を構築するというものである。この方法によると、土の
うを作成して設置するのに、大変な労力と手間がかか
り、人手不足の現状を考えると、合理的な方法ではな
い。
【０００３】また、前記補強土工法に用いる土のうの代
替として、Ｌ字状の金属網部材を用いて盛土法面を形成
する方法がある。この方法は、法面部に土のうの代わり
にＬ字状の金属網部材を置き、その内側に土砂をまきだ
すというものであり、土のうを用いる方法に比べて手間
がかからないが、土砂の水平方向の圧力をＬ字状の金属
網部材の曲げ強度で押さえようとするため、かなり肉厚
の厚い金属網部材を使用せねばならず、重量が重くな
り、運搬、施工に労力がかかる。
替として、Ｌ字状の金属網部材を用いて盛土法面を形成
する方法がある。この方法は、法面部に土のうの代わり
にＬ字状の金属網部材を置き、その内側に土砂をまきだ
すというものであり、土のうを用いる方法に比べて手間
がかからないが、土砂の水平方向の圧力をＬ字状の金属
網部材の曲げ強度で押さえようとするため、かなり肉厚
の厚い金属網部材を使用せねばならず、重量が重くな
り、運搬、施工に労力がかかる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】この考案の目的は、以
上のような問題を解決するため、容易に盛土法面を形成
でき、少ない労力と手間で安全な盛土を構築することが
可能な盛土法面形成材料を提供することである。
上のような問題を解決するため、容易に盛土法面を形成
でき、少ない労力と手間で安全な盛土を構築することが
可能な盛土法面形成材料を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】パイプを三角柱状に組ん
だ枠体の一面に、不織布、ネット、植生用シートなどの
土砂流出防止シートを取り付けた盛土法面形成材料を、
土砂流出防止シートを取り付けた面が法面側になるよう
に設置し、ジオテキスタイルで巻き込みながら使用す
る。あるいは、パイプを三角柱状に組んだ枠体の一面
に、土砂流出防止シートを取り付けた盛土法面形成材料
を、土砂流出防止シートを取り付けた面が法面側になる
ように設置し、その面と相対するパイプにジオテキスタ
イルを取り付けて使用する。
だ枠体の一面に、不織布、ネット、植生用シートなどの
土砂流出防止シートを取り付けた盛土法面形成材料を、
土砂流出防止シートを取り付けた面が法面側になるよう
に設置し、ジオテキスタイルで巻き込みながら使用す
る。あるいは、パイプを三角柱状に組んだ枠体の一面
に、土砂流出防止シートを取り付けた盛土法面形成材料
を、土砂流出防止シートを取り付けた面が法面側になる
ように設置し、その面と相対するパイプにジオテキスタ
イルを取り付けて使用する。
【０００６】
【作用】このように、ジオテキスタイルにより盛土を補
強する補強土工法で、本考案の盛土法面形成材料を使用
すれば、土のうを用いる方法に比べて手間がかからず、
さらに、土砂の水平方向の圧力を、パイプという重量に
対して断面係数の大きな材料の曲げ強度で押さえようと
するため、Ｌ字状の金属網部材と比べて軽量で、曲げ強
度が強く、少ない労力で安全な盛土を構築することがで
きる。
強する補強土工法で、本考案の盛土法面形成材料を使用
すれば、土のうを用いる方法に比べて手間がかからず、
さらに、土砂の水平方向の圧力を、パイプという重量に
対して断面係数の大きな材料の曲げ強度で押さえようと
するため、Ｌ字状の金属網部材と比べて軽量で、曲げ強
度が強く、少ない労力で安全な盛土を構築することがで
きる。
【０００７】さらに、この盛土法面形成材料を施工現場
で簡単に組立できるように、三角柱状の枠体を構成して
いるパイプの一部を取り外せるようにし、折り畳み式に
すれば、運搬が容易になる。
で簡単に組立できるように、三角柱状の枠体を構成して
いるパイプの一部を取り外せるようにし、折り畳み式に
すれば、運搬が容易になる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により説明す
る。まず、第一実施例として、図１に示すように、亜鉛
メッキ、樹脂被覆等で防錆加工を施した鋼管パイプ１を
所定の長さにカットし、ジョイント部材２を用いて三角
柱の形状に組み立てる。そして、その一面に土砂流出防
止のために樹脂ネット、金網等の網状体３を取り付け、
その内側に種子と肥料のついた植生用シート４を取り付
け、盛土法面形成用材料７を作成する。
る。まず、第一実施例として、図１に示すように、亜鉛
メッキ、樹脂被覆等で防錆加工を施した鋼管パイプ１を
所定の長さにカットし、ジョイント部材２を用いて三角
柱の形状に組み立てる。そして、その一面に土砂流出防
止のために樹脂ネット、金網等の網状体３を取り付け、
その内側に種子と肥料のついた植生用シート４を取り付
け、盛土法面形成用材料７を作成する。
【０００９】この盛土法面形成用材料７を施工現場に搬
入し、地盤上に、繊維補強された樹脂ネットのような、
目合いを有するジオテキスタイル６を敷設し、法面部に
盛土法面形成用材料７を設置する。このとき、網状体３
と植生用シート４を取り付けた面が、法面側にくるよう
にする。
入し、地盤上に、繊維補強された樹脂ネットのような、
目合いを有するジオテキスタイル６を敷設し、法面部に
盛土法面形成用材料７を設置する。このとき、網状体３
と植生用シート４を取り付けた面が、法面側にくるよう
にする。
【００１０】次に、この盛土法面形成材料７の内側に土
砂５をまきだし転圧した後、ジオテキスタイル６を、包
み込むように巻き込み、その上に次層のジオテキスタイ
ル６を敷設する。この作業を繰り返して、図３に示すよ
うな補強盛土を構築する。ジオテキスタイル６を巻き込
まない場合には、図４のように、ジオテキスタイル６
を、盛土法面形成材料７の法面側と相対するパイプ１に
取り付けて使用してもよい。
砂５をまきだし転圧した後、ジオテキスタイル６を、包
み込むように巻き込み、その上に次層のジオテキスタイ
ル６を敷設する。この作業を繰り返して、図３に示すよ
うな補強盛土を構築する。ジオテキスタイル６を巻き込
まない場合には、図４のように、ジオテキスタイル６
を、盛土法面形成材料７の法面側と相対するパイプ１に
取り付けて使用してもよい。
【００１１】第二実施例は、図２に示すように、盛土法
面形成材料７を構成しているパイプ１の一部が取り外し
可能で、さらにそのパイプ１を取り外すと折り畳めるた
め、施工現場までは折り畳んだ状態で搬入し、施工現場
で所定の形状に組み立てる。使用方法は、第一実施例と
同じである。
面形成材料７を構成しているパイプ１の一部が取り外し
可能で、さらにそのパイプ１を取り外すと折り畳めるた
め、施工現場までは折り畳んだ状態で搬入し、施工現場
で所定の形状に組み立てる。使用方法は、第一実施例と
同じである。
【００１２】
【考案の効果】ジオテキスタイルにより盛土を補強する
補強土工法で、本実施例の、盛土法面形成材料を使用す
れば、土のうを用いる方法に比べて手間がかからず、さ
らに、土砂の水平方向の圧力を、パイプという重量に対
して断面係数の大きな材料の曲げ強度で押さえようとす
るため、Ｌ字状の金属網部材と比べて軽量で、曲げ強度
が強く、少ない労力で安全な盛土を構築することができ
る。さらに、第二実施例のように、盛土法面形成材料を
施工現場で簡単に組立できるように、枠体を構成してい
るパイプの一部を取り外せるようにし、折り畳み式にす
れば、運搬が容易になる。
補強土工法で、本実施例の、盛土法面形成材料を使用す
れば、土のうを用いる方法に比べて手間がかからず、さ
らに、土砂の水平方向の圧力を、パイプという重量に対
して断面係数の大きな材料の曲げ強度で押さえようとす
るため、Ｌ字状の金属網部材と比べて軽量で、曲げ強度
が強く、少ない労力で安全な盛土を構築することができ
る。さらに、第二実施例のように、盛土法面形成材料を
施工現場で簡単に組立できるように、枠体を構成してい
るパイプの一部を取り外せるようにし、折り畳み式にす
れば、運搬が容易になる。
【図１】第一実施例の盛土法面形成材料の斜視図であ
る。
る。
【図２】第二実施例の盛土法面形成材料の斜視図であ
る。
る。
【図３】本考案の盛土法面形成材料を使用して構築した
盛土の断面図である。
盛土の断面図である。
【図４】本考案の盛土法面形成材料を使用して構築した
盛土の断面図である。
盛土の断面図である。
１ パイプ ２ ジョイント部材 ３ 網状体 ４ 植生用シート ５ 土砂 ６ ジオテキスタイル ７ 盛土法面形成材料
Claims (4)
- 【請求項１】 パイプを三角柱状に組んだ枠体であっ
て、その一面に土砂流出防止シートを取り付けたことを
特徴とする盛土法面形成材料。 - 【請求項２】 パイプを三角柱状に組んだ枠体であっ
て、その一面に土砂流出防止シートを取り付け、その面
と相対するパイプにジオテキスタイルを取り付けたこと
を特徴とする盛土法面形成材料。 - 【請求項３】 枠体を構成しているパイプの一部を取り
外し、枠体を折り畳むことができる前項１の盛土法面形
成材料。 - 【請求項４】 枠体を構成しているパイプの一部を取り
外し、枠体を折り畳むことができる前項２の盛土法面形
成材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3263792U JP2551342Y2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 盛土法面形成材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3263792U JP2551342Y2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 盛土法面形成材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630225U JPH0630225U (ja) | 1994-04-19 |
| JP2551342Y2 true JP2551342Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=12364374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3263792U Expired - Lifetime JP2551342Y2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 盛土法面形成材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551342Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100601894B1 (ko) * | 2006-04-04 | 2006-07-19 | 주식회사 한국종합건축사사무소 | 건축단지 비탈면 슬라이딩 차단시설 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP3263792U patent/JP2551342Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0630225U (ja) | 1994-04-19 |
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