JP2550869B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2550869B2
JP2550869B2 JP5167545A JP16754593A JP2550869B2 JP 2550869 B2 JP2550869 B2 JP 2550869B2 JP 5167545 A JP5167545 A JP 5167545A JP 16754593 A JP16754593 A JP 16754593A JP 2550869 B2 JP2550869 B2 JP 2550869B2
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magnetic disk
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magnetic
magnetic disks
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洋太郎 眞田
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に
、とくに複数の磁気ディスク(ディスク媒体)を備え
た磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置は、図3に示す
ように、スピンドルハブ53に、ディスク媒体52及び
環状スぺーサ54を交互に積層すると共に、クランパ6
1にてこれらを押圧し固着する構造となっている。この
環状スぺーサ54においては、図3のような断面形状の
もののほか、例えば特開平2−292786号公報の如
く、環状スぺーサ54の外周面に溝が形成されたものが
使用されている。この環状スぺーサ54の溝は、クラン
パー61からの過度の押圧力,例えば温度変化等によっ
て生じるディスク媒体の変形量を低減させる手法とし
て、有効なものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、組み立て時
等にあってクランパー61によって所定の加圧力が環状
スぺーサ54の周囲に印加されると、その加圧力は、各
環状スぺーサ54の全体に影響を及ぼす。例えば、クラ
ンパー61に必要以上の加圧力が印加されてスピンドル
ハブ53の鍔部が変形すると、全体的に密着した積層構
造となっていることから、環状スペーサ54及びディス
ク媒体52は、この変形にならって変形する。また、環
状スペーサ54の内周側に印加力が集中すると、環状ス
ペーサ54に当接している部分のディスク媒体52内に
内部応力が加わって内部歪みが増加し、これにより、デ
ィスク媒体52の環状スペーサ54に保持されて居る部
分が不規則に変形し周囲に伝わる、という不都合が生じ
る。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに環状スぺーサが変形してもディスク媒
体に与える変形量を有効に低減し、これによって装置全
体の信頼性向上を図った磁気ディスク装置を提供するこ
とを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、所定の情報
を記憶する複数の磁気ディスクと、この各磁気ディスク
を環状スペーサを介して順次積層しこれを支持するスピ
ンドルハブと、この積層された磁気ディスクを固定する
クランパーとを備えた磁気ディスク装置において、各環
状スペーサの外周側端面の中央に、当該スペーサの外周
側端面に沿って凹溝を設ける。そして、各環状スペーサ
外周側で磁気ディスクに対向する面に、当該磁気ディ
スク側に突設して環状の媒体受け部を設ける、等の構成
を採っている。これによって前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0006】
【作 用】クランパに突発的に印加される外力又は組み
立て時に印加される過度の加圧力等によってスピンドル
ハブの鍔部が変形した場合でも、複数の各環状スペーサ
の各媒体受け部によって磁気ディスクを支持し得るた
め、当該磁気ディスクがスピンドルハブの鍔部の変形に
ならうことがなく、また、当該各環状スペーサの内周側
に応力が集中することはない。例えば、スピンドルハブ
鍔部の周囲又はクランパの周囲が外力によって図1の
上方向又は下方向に変形した場合その変形により生じ
応力環状スぺーサに伝達され当該環状スぺーサが
変形する事態が生じる。この場合、当該各環状スぺーサ
は、外力印加側の媒体受け部と凹溝の作用によって凹溝
が一時的に狭められる形態となって当該変形が吸収され
る。このため、スピンドルハブの鍔部の周囲又はクラン
パの周囲が変形しても、それが各磁気ディスクに一様に
広がることがなく、局部的な変形に留められる。即ち、
スピンドルハブ鍔部又はクランパの周囲の変形がそのま
まディスク媒体には伝達されず、かかる点においてディ
スク媒体全体の変形量は確実に低減される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図2に基
づいて説明する。この図1乃至図2に示す実施例は、所
定の情報を記憶する複数の磁気ディスク2と、この各磁
気ディスク2を環状スペーサ4を介して順次積層しこれ
を支持するスピンドルハブ3と、積層された磁気ディス
ク2を固定するクランパ1とを備えている。
【0008】環状スペーサ4の外周面の中央には、当該
環状スペーサ4の外周面に沿って凹溝4Aが設けられて
いる。また、環状スペーサ4の前述した磁気ディスク2
に対向する面の外周部分には、当該磁気ディスク(ディ
スク媒体)2に向けて突出された磁気ディスク2用の環
状の媒体受け部4a,4bを設け、これによって、媒体
受け部4a,4bの内周側部分全域に、凹状に切除され
た凹状切除部4Bが設定されている。また、環状スペー
サ4の媒体受け部4a,4bに対応して、スピンドルハ
ブ3の鍔部3Aの外周部に、前述した磁気ディスク2に
当接するスピンドルハブの媒体受け面3Aaが設けられ
ている。
【0009】このため、例えば、スピンドルハブ3の一
方と他方の端部が同方向に変形しその応力によって環状
スぺーサ4の中心部側が変形しても、当該箇所が凹状切
除部4Bを成していることから、ディスク媒体の中心部
を押圧変形させる力が排除され、その分、ディスク媒体
の変形量が確実に低減されるように成っている。
【0010】更に、前述した凹溝4Aは、その中心部側
に食い込んだ深さが、前述した媒体受け部4a,4bの
内径側(前述した凹状切除部4Bの側壁面の位置)に一
致するように設定されている。また、媒体受け部4a,
4bの内径は、ディスク媒体2を固着するクランパ1の
押圧径とも等しいく設定されいる。そして、これらを等
しくすることで、クランパ1の押圧力が、環状スペーサ
4部分で緩和され、ディスク媒体2に加わる応力が分散
され、且ディスク媒体2の両面で応力の差が僅少とな
る。
【0011】その結果、ディスク媒体2が、反り上がっ
たり、反り下がったりすることがより一層少なくなり、
かかる点においても積層された複数枚のディスク媒体2
の反り量が全体的に低減される。そして、ディスク媒体
2の反り量が低減されると、情報を読み書きする磁気ヘ
ッドとディスク媒体の間に発生する離間距離の変化も低
減され、これがためS/N比を有効に向上させることが
でき、データの読み書きを迅速に行うことが可能となっ
ている。
【0012】上記で示した押圧径(媒体受け部内径)
は、各ディスク径によって、またスピンドルハブの構造
等によって異なる。こにため、その適正値は、その都度
シュミレーションによって求められ、常に適正値が設定
されるようになっている。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、例えば、スピンドルハブの鍔部又
はクランパの周囲が組み立て時の加圧力等によって変形
しその応力が環状スぺーサに伝達され当該環状スぺー
サが変形する事態が生じても、当該環状スぺーサの変形
は媒体受け部と凹溝の作用によって局部的な変形に留め
られ、ディスク媒体にはそのまま伝達されず、従って、
その分、ディスク媒体に対する変形量を確実に低減する
ことができ、同時に媒体受け部の変形があっても、前述
した環状スペーサの凹溝と媒体受け部との相乗効果によ
ってこれを局部的な変形に留めることができ、かかる点
において装置全体の信頼性向上を図り得るという従来に
ない優れた磁気ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1内における環状スぺーサを示す断面図であ
る。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 クランパ 2 磁気ディスク(ディスク媒体) 3 スピンドルハブ 3A 鍔部 3Aa 媒体受け面 4 環状スぺーサ 4a,4b 媒体受け部 4A 凹溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報を記憶する複数の磁気ディス
    クと、この各磁気ディスクを環状スペーサを介して順次
    積層すると共に当該積層された複数の磁気ディスクを保
    持する鍔部を備えたスピンドルハブと、この積層された
    磁気ディスクを固定するクランパーとを備えた磁気ディ
    スク装置において、 前記各環状スペーサの外周側端面の中央に、当該スペー
    サの外周側端面に沿って凹溝を設け、 前記各環状スペーサの外周側で前記磁気ディスクに対向
    する面に、当該磁気ディスク側に突設して環状の媒体受
    け部を設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 所定の情報を記憶する複数の磁気ディス
    クと、この各磁気ディスクを環状スペーサを介して順次
    積層すると共に当該積層された複数の磁気ディスクを保
    持する鍔部を備えたスピンドルハブと、この積層された
    磁気ディスクを固定するクランパーとを備えた磁気ディ
    スク装置において、 前記各環状スペーサの外周側端面の中央に、当該スペー
    サの外周側端面に沿って凹溝を設け、 前記各環状スペーサの外周側で前記磁気ディスクに対向
    する面に、当該磁気ディスク側に突設して環状の媒体受
    け部を設け、 前記環状スペーサの媒体受け部に対応して、前記スピン
    ドルハブの鍔部の外周部に、前記磁気ディスク側に突設
    して環状の媒体受け部を設けたことを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
  3. 【請求項3】 前記媒体受け部の内径は、前記ディスク
    媒体を固着する前記クランパの押圧径と等しく設定され
    ていることを特徴とした請求項1又は2記載の磁気ディ
    スク装置。
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