JP2550620Y2 - 散水用ノズル - Google Patents

散水用ノズル

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JP2550620Y2
JP2550620Y2 JP1995006227U JP622795U JP2550620Y2 JP 2550620 Y2 JP2550620 Y2 JP 2550620Y2 JP 1995006227 U JP1995006227 U JP 1995006227U JP 622795 U JP622795 U JP 622795U JP 2550620 Y2 JP2550620 Y2 JP 2550620Y2
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cylinder
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袈裟美 後藤
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株式会社三洋化成
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、園芸用等に用いられる
ホースの先端に連結(接続)して使用される散水用ノズ
ルに関し、さらに詳しくは、噴出される水の散水形態を
切り替えることのできる散水用ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、散水形態の切り替えのできる散水
用ノズル(以下、単にノズルともいう)は種々のものが
開発されている。図5は、その散水用ノズルの一例を示
す。このノズルはピストル形をしており、筒状をなす外
筒51と、その内部に、多数のシャワー孔を備えたシャ
ワー板55を介して固着された内筒52と、先端が内筒
52内に前後動可能に挿入され、端部の一側に把持部6
0を備えたノズル本体53などから構成され、外筒51
がノズル本体53に回動されることにより前後動可能に
螺合されている。
【0003】このものにおける散水形態の切り替え操作
時には、外筒51をノズル本体(単にノズルともいう)
53に相対して回動(転)することで、本体53に対す
る螺合量を変化させ、内筒52に対する本体53の先端
の挿入量を変えて孔54の位置を前後させることで散水
形態を切り替えるようにされている。そして、ホース接
続口61にホース(図示せず)を接続した下で把持部6
0を把持し、レバー62をばね63に抗して引き付ける
ことで開閉弁64を開けるように構成されている。
【0004】このノズルにおいて、例えば図5(実線)
に示す状態では、水は本体53の内側の本体流通経路5
3a、孔54、外筒51の内側(外側流通経路)51a
を通って、シャワー板55の孔(多孔部)からシャワー
状に散水される。また、外筒51を回動し、図中、2点
鎖線で示したように内筒52に対する本体53の先端の
挿入量が大きく、孔54が内筒52内(図5においてO
リングパッキン56の左)にあるときは、水は、本体5
3内側の本体流通経路53a、孔54、内筒52の内側
(内側流通経路)52aを通ってその先端から散水す
る。この場合、本体53の先端57が内筒52内にある
ときはストレート状に噴出され、内筒52から突出した
ときには霧状になって散水されるように構成されてい
る。
【0005】つまり、このものにおいては外筒51を本
体53に対して回動することで、本体53に対する螺合
量を変化させ、内筒52に対する本体53の先端57の
挿入量の大小によって噴出される水の通過経路である外
側流通経路51a、又は内側流通経路52aを選択的に
通過させることで散水形態を切り替える構成としたもの
である。ちなみに、こうした切り替えは、目的に応じた
最適の散水のために行われるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記、従来のノズルに
おいては、散水形態の切り替えは、先端側の外筒51を
手で把持して本体53に相対して回動操作しなければな
らず、したがって、その際に手や衣服がぬれるという問
題があった。すなわち、本体53は、その把持部60の
端部のホース接続口61にホース(図示しない)が連結
されているために回転させることができないので、切り
替え時に使用者は、一方の手で本体53を把持しつつ、
他方の手で外筒51を回動操作することになる。この場
合、先端から水が噴出している外筒51を操作すること
となるために、その手がぬれてしまう。水流の強いとき
や霧状に散水しているときには、噴出した水が手に当っ
て飛散しやすく、誤って衣服や顔までぬれることも珍し
くなく、冬季にはとりわけ深刻な問題となっていた。ま
た、従来のノズルにおいては、外筒51と本体53とに
より、その本体が実質的に2つに分割されている分、こ
のような問題を解消するためには散水形態の切り替えの
ための構造が複雑化してしまう。
【0007】本考案は、ノズル本体の前後動によって噴
出される水の散水形態を切り替えるようにしたピストル
形のノズルにおける上記問題に鑑みてなされたものであ
り、散水形態の切り替えのための構造の複雑化を招くこ
となく、その切り替えに際しての上記問題点を解消した
ノズルを提供することを目的とする
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本考案に係る散水用ノズルは、筒状をなす外筒はそ
の一側に把持部を備えており、該外筒の先端寄り部位の
内側には該外筒との間に外側流通経路を形成するように
内筒を備えており、該内筒の先端寄り部位と前記外筒の
先端寄り部位のなす開口にはシャワー板を備えており、
前記外筒内には、内側に本体流通経路を有するとともに
先端の近傍に外部に通じる貫通孔を備え、かつ先端寄り
部位が前記内筒内に挿入されて前後動可能に支持されて
なるノズル本体を備えており、そして該ノズル本体の外
側と前記外筒の内側には前記外側流通経路に通じる空間
を備えており、前記外筒と前記把持部との連設部には該
把持部内を通って供給される水の供給孔を設けるととも
に、該供給孔から供給される水を前記本体流通経路又は
前記外側流通経路を選択的に通過させることで散水形態
が切り替えられるように、上記ノズル本体が前記外筒に
相対して前進された際には、該供給孔と前記本体流通経
路とが連通するように前記ノズル本体の側部に給水口を
設けてある一方、該供給孔と前記外側流通経路に通じる
空間との連通が閉鎖されるように前記ノズル本体の外周
に弁体を備えており、そして、上記ノズル本体が前記外
筒に相対して後退された際には、前記供給孔と前記本体
流通路との連通を閉鎖するように前記ノズル本体の外周
に弁体を備えている一方、前記供給孔と前記外側流通経
路に通じる空間とが連通するように構成されており、さ
らに前記ノズル本体の後方にその前後動の駆動機構を設
けるとともに、その駆動機構の操作手段を上記外筒の後
端部に設けたことを特徴とする。
【0009】この場合、ノズル本体の前後動の駆動機構
は、ねじ対偶による構成とするとよい。
【0010】
【作用】この構成により本考案では、散水形態の切り替
えに際しては、例えば利き手で把持部を把(保)持して
いる場合には、他方の手で、外筒の後端部に設けられた
操作手段を適宜操作することにより、ノズル本体が前進
した場合には、水は供給孔からノズル本体の給水口に入
り本体流通経路を経て貫通孔から外部に噴出される一
方、ノズル本体が後退した場合には、水は供給孔から外
側流通経路に通じる空間ないし外側流通経路を通過しシ
ャワー板からシャワー状になって外部に噴出される。か
くして、所望とする散水形態を得ることができるが、こ
のとき、その操作手段は外筒の後端部にあるから、所望
とする散水形態を手や衣服をぬらすことなく選択するこ
とができる。
【0011】この場合、ノズル本体の前後動の駆動機構
をねじ対偶による構成とすれば、構造の複雑化を招くこ
ともなく、簡易に操作することができる。
【0012】
【実施例】本考案を具体化した一実施例につき、図1な
いし図4を参照して詳細に説明する。ただし図1におい
ては右側を前方とし、左側を後方とする。本例のノズル
は、横方向に筒状をなす外筒1の左端寄り部位の一側
(下側)に把持部19が連設されており、略ピストル形
を呈している。そして、本例では、外筒1と、その右寄
部の内側で外筒1に対して以下に述べるように同心状に
固着された内筒2と、筒状をなし先端が内筒2の内側に
挿入され、外筒1の内部において後述するように前後動
可能に支持されたノズル本体3、及びそれを前後動させ
る後述する、駆動機構とその操作手段、さらに外筒1と
把持部19との連設部に把持部19内を通って供給され
る水の供給孔18などを備え、以下に詳述するように構
成されている。
【0013】まず、外筒1について説明すると、外筒1
は、略円筒状をなす基筒部11と、その前端の拡径され
た拡径筒部12、及び、後端側に同芯にしてやや拡径さ
れた筒端部13を備えている。拡径筒部12の端部開口
の外周には、おねじ14が形成されており、また、基筒
部11のほぼ中央は内径が同芯で縮径され、その内周面
がノズル本体3の弁体36と共に弁部を構成する弁座1
5とされている。また、弁座15の前方には、軸線に沿
って案内溝16,16が形成されており、ノズル本体3
の回り止めとされている(図2参照)。
【0014】そして、外筒1の筒端部13の後端寄り外
周には、細溝17が周設されるとともに、詳しくは図示
しないが、その細溝17は周方向に沿いほぼ当角度間隔
で3か所内側に貫通され、後述する駆動機構を構成する
駆動ねじ体4を装着するE形止め輪5を嵌着するよう形
成されている。
【0015】また、本例では、基筒部11と筒端部13
との接合部位における下方が開口されて供給孔18とさ
れ、その下方に把持部19が連設され、その端部の図示
しないホース接続口、及び公知の開閉弁20を介して供
給孔18に水を導入するように構成されている。
【0016】一方、内筒2は、外径が外筒1の内径より
小さく、略円筒状に形成され、拡径筒部12の内側に固
着されている。ただし、内筒2は、外周のフランジ21
の外周面を介して拡径筒部12に固定されている。ま
た、そのフランジ21には、内筒2の軸線方向に平行に
通孔22が適数個貫通されている。なお、本例では、内
筒2の前端部が所定のテーパーで縮径されている。
【0017】また、拡径筒部12の先端寄り部位である
開口端面には、多数のシャワー孔を備えて円板状に形成
されたシャワー板6が、パッキング7を介し、おねじ1
4にリング状のナット8を螺着することで取着されてい
る。ただし、シャワー板6の中心は開口され、内(左)
方に向かって所定のテーパー角度をもって折り返されて
内筒2の先端寄り部位(右端部)と接合されている。こ
うして、本例のノズルでは、外筒1の内側と内筒2の外
側との間に外側流通経路Sが形成され、通孔22、及び
シャワー孔と連通されている。
【0018】一方、外筒1の内側であって基筒部11か
ら拡径筒部12にわたっては、ノズル本体3が、同芯状
にして先端部(右側)を次に述べるように内筒2の内側
に挿入され、前後動可能に支持されている。なお、ノズ
ル本体3は、略円筒状に形成され内部に本体流通経路H
を備えている。
【0019】すなわち、ノズル本体3は、その先端部が
内筒2の前端部と同一のテーパで縮径され、そのテーパ
ー部に適数個の貫通孔31を備え、さらに、先端に、拡
径されたヘッド32を備えた棒体33を突出状に備え、
内筒2及びシャワー板6の内側に挿入されている。そし
て、この状態において、ノズル本体3の先端部の外周面
と内筒2の内周面との間には内側流通経路Uが形成され
ており、したがって本例では、本体流通経路H、貫通孔
31、内側流通経路Uを介して外部と連通している。
【0020】なお、ノズル本体3は、内筒2の平行管部
位の内周で、貫通孔31寄り部位には閉鎖部材としての
Oリング34aを凹溝内に装着してなる環状体34が形
成されており、内筒2内面との水密が保持されている。
なおこのOリング34aの位置は、ノズル本体3を後退
させたとき、内筒2の後端面部よりやや前方に位置する
ように設定されている。
【0021】また、ノズル本体3の長手方向の中間部の
外周には半径方向に突起35が設けられており、上記し
た案内溝16に沿って同本体3が前後動(スライド)さ
れるように構成されている(図2参照)。そして、この
突起35より後方の外周には、閉鎖部材としてのOリン
グ36aを凹溝内に装着してなる環状の弁体36が周設
されており、弁座15との水密が保持されている。ただ
し、このOリング36aの位置は、ノズル本体3を最大
前進させたときに弁座15の前端部の内周面に位置し
(図1参照)、また、最大後退させたときは弁座15よ
り後方に位置するように設定されている(図4参照)。
【0022】一方、ノズル本体3の後端部には、プラグ
37が圧入、接着され、本体流通経路Hの後端を閉鎖し
ている。ただし、プラグ37の外周後端に台形ねじ状の
ねじ山37aが略1山形成され、ノズル本体3を前後動
させる駆動機構の一部を構成している。なお、プラグ3
7のやや前方には給水孔38が半径方向に2か所開口さ
れ、本体流通経路Hと外側を連通している。また、この
給水孔38の前後の外周には、凹溝内にOリング39
a,40aを装着した環状の弁体39,40が周設され
ており、基筒部11の後部内側に固着されているスリー
ブ9の内面9aとの水密が保持されるように構成されて
いる。
【0023】本例では、図1のようにノズル本体3を最
大前進させたときに、後端部寄りのOリング39がスリ
ーブの内面9aと当接され、その位置において外筒1の
内側と、ノズル本体3の外周とで形成される供給室(空
間)18aを介し給水孔38からノズル本体3内の本体
流通経路Hに水が導入されるように構成されている。な
お、図1の状態においては、散水は霧であるが、ノズル
本体3が後退され、ヘッド32が内方に入ると、ストレ
ートの散水形態となる。
【0024】またノズル本体3をさらに後退させると、
給水孔38の前方寄りのOリング40がスリーブ9の内
面9aと当接され、給水孔38への水の供給が遮断され
る。このとき、弁体36(Oリング36a)も同時に後
退するするが、本例では、両Oリング36a,40a
が、弁座15の左端とスリーブの内面9aの右端の両内
面を跨ぎ、供給孔18からの水の供給をストップするよ
うになっている(図3参照)。そして、さらに後退させ
ると、弁体36が供給室18aの内に至り、供給孔18
(供給室18a)と外側流通経路Sが連通され、水はシ
ャワー板6からの散水(シャワー)に切り替えられるよ
うに構成されている(図4参照)。
【0025】さて次に、ノズル本体3を前後動させる駆
動機構及びその操作手段について説明する。本例におい
ては、内周にめねじ41を備えて有底筒状に形成され、
ノズル本体3の前後動をさせる駆動ねじ体4が、筒端部
13の内側に回転自在に装着され、そのねじ41に前記
プラグ37のねじ山37aを螺合している。ただし、駆
動ねじ体4には、その後端部寄りの外周にリング状の溝
42を備えており、その溝42に、E形止め輪5の内周
が嵌合され、駆動ねじ体4を外筒1の内側に対して軸線
方向への移動を規制しつつ、回転のみ可能としている。
これにより、駆動ねじ体4を回転させると、ノズル本体
3は、案内溝16の作用により、回転することなく外筒
1内で前後動する。なお、キャップ状に形成された操作
部材(操作手段)10が、筒端部13を覆うように遊嵌
され、駆動ねじ体4にビス10aで固着されている。
【0026】本例では、操作部材10を右に回転させる
と、外筒1に対して、ノズル本体3が、回転することな
く後退し、逆に、左に回転すると前進するが、駆動ねじ
体4のねじは、三条ねじとされ、ほぼ一回転で、全スト
ロークを受け持つリードに設定されている。
【0027】しかして、本例のノズルにおいては、図示
しないホース接続口にホースを接続し、把持部19を例
えば右手で持って開閉弁20を押し開くことで使用され
る。この際、ノズル本体3が最も前方に位置する状態
(図1)では、水は供給孔18から給水口38、本体流
通経路Hを通過して貫通孔31を通り内側流通経路Uか
ら外部に霧状となって散水される。そして、操作部材1
0を左手で、右に回転させ、ノズル本体3を後退させる
と、水の流通経路は同じであるが、ヘッド32が後退す
るので、散水の形態はストレートとなる。
【0028】また、操作部材10をさらに右に回転さ
せ、後退させると、上記したように、ノズル本体3は図
3に示した位置となり、弁体36,40により供給口1
8は閉鎖され、したがって散水は一時的にストップする
が、さらに操作部材10を右に回転させ、後退させると
図4に示したように、弁体36は弁座15の後方に位置
し、弁座15を開放し、水は、供給孔18、供給室18
a、弁座15の内側の空間(外筒1の内側の空間)、外
側流通経路Sを通りシャワー板6から散水される(図4
参照)。
【0029】このように本例のノズルによれば、ノズル
本体3を前後動させることにより散水形態の切り替えを
ものであるが、その前後動により、水をノズル本体3の
内側(本体流通経路H)又は外側(外側流通経路S)を
通過させる構造としたため、その切り替えのための構造
の複雑化を招くことなく、しかも、その切り替えを外筒
1の後方で操作できるから、手や衣服をぬらすことが防
止される。
【0030】なお、上記実施例においては、ノズル本体
3の駆動機構をなす、ねじ37a,41を多条のものと
し、リードを大きく設定したので極めて操作性がよい。
また、図示はしないが、操作部材10の後(背)面に、
左回り矢印、右回り矢印、および左回り矢印の矢端から
右矢印の矢端に向かって、キリ、ストレート、ストッ
プ、シャワーを刻印等により付しておくとよい。こうし
ておけば、使用者は、通常の使用形態の場合、その表示
を目で確認しながら散水形態を選択できるから、意に反
した散水形態となることの防止にも有効であり、極めて
使い勝手がよい。
【0031】なお、上記の実施例においては、ノズル本
体3の駆動機構をノズル本体の軸線回りに回転させるこ
となく前後動させるねじ対偶(ねじ構造)としたが、軸
線の回りに回転しつつ進退する構造とすることもでき
る。例えば、ノズル本体が外筒の後端部に直接螺合され
た構造とし、操作部材をノズル本体の後端部に配置し
て、その操作部材を適宜回転させる構造である。
【0032】また、上記実施例におけるプラグ37に設
けたおねじを、めねじ41に緩く嵌まる突起としたよう
な、いわゆる確動カムの構造とすることもできる。
【0033】さらに上記実施例では、ノズル本体を前後
動させる駆動機構をねじ対偶としたが、本考案は、これ
に限定されるものではない。ノズル本体をその軸線に沿
って外筒に相対して前後動させうる機構(構造)であれ
ばよい。単に、後方での操作で、ノズル本体を外筒に相
対し、水密を保持してスライド可能とし、任意の位置で
停止できる構成としてもよい。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るピス
トル形のノズルにおいては、散水形態の切り替えのため
の構造の複雑化を招くことなく、またその切り替え用の
操作手段を外筒の後端部に設けたことから、所望とする
散水形態を手や衣服をぬらすことなく選択することがで
きる。
【0035】この場合、ノズル本体の前後動の駆動機構
をねじ対偶による構成とすれば、構造の複雑化を招くこ
ともなく、簡易に操作することができ、その実用的効果
には著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る散水ノズルを具体化した一実施例
の一部省略正面中央破断面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1においてノズル本体を後退させる途中で、
供給孔を閉鎖している状態の一部省略正面中央破断面図
である。
【図4】図1においてノズル本体を後退させた状態の要
部を示す正面中央断面図である。
【図5】従来の散水ノズルの正面中央断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 内筒 3 ノズル本体 4 駆動ねじ体 5 E形止め輪 6 シャワー板 10 操作部材(操作手段) 13 筒端部 18 供給孔 19 把持部 31 貫通孔 34 Oリングパッキン(閉鎖部材) 36 弁体 37 プラグ 37a ねじ山 38 給水口 40 弁体 41 駆動ねじ体のめねじ S 外側流通経路 H 本体流通経路 U 内側流通経路 K 外側流通経路に通じる空間

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなす外筒はその一側に把持部を備
    えており、該外筒の先端寄り部位の内側には該外筒との
    間に外側流通経路を形成するように内筒を備えており、
    該内筒の先端寄り部位と前記外筒の先端寄り部位のなす
    開口にはシャワー板を備えており、前記外筒内には、内
    側に本体流通経路を有するとともに先端の近傍に外部に
    通じる貫通孔を備え、かつ先端寄り部位が前記内筒内に
    挿入されて前後動可能に支持されてなるノズル本体を備
    えており、そして該ノズル本体の外側と前記外筒の内側
    には前記外側流通経路に通じる空間を備えており、前記
    外筒と前記把持部との連設部には該把持部内を通って供
    給される水の供給孔を設けるとともに、該供給孔から供
    給される水を前記本体流通経路又は前記外側流通経路を
    選択的に通過させることで散水形態が切り替えられるよ
    うに、上記ノズル本体が前記外筒に相対して前進された
    際には、該供給孔と前記本体流通経路とが連通するよう
    に前記ノズル本体の側部に給水口を設けてある一方、該
    供給孔と前記外側流通経路に通じる空間との連通が閉鎖
    されるように前記ノズル本体の外周に弁体を備えてお
    り、そして、上記ノズル本体が前記外筒に相対して後退
    された際には、前記供給孔と前記本体流通路との連通を
    閉鎖するように前記ノズル本体の外周に弁体を備えてい
    る一方、前記供給孔と前記外側流通経路に通じる空間と
    が連通するように構成されており、さらに前記ノズル本
    体の後方にその前後動の駆動機構を設けるとともに、そ
    の駆動機構の操作手段を上記外筒の後端部に設けたこと
    を特徴とする散水用ノズル。
  2. 【請求項2】 ノズル本体の前後動の駆動機構をねじ対
    偶による構成とした請求項1記載の散水用ノズル。
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JPH0744673U (ja) 1995-11-28

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