JP2550464B2 - 施肥装置付き田植機 - Google Patents
施肥装置付き田植機Info
- Publication number
- JP2550464B2 JP2550464B2 JP4278614A JP27861492A JP2550464B2 JP 2550464 B2 JP2550464 B2 JP 2550464B2 JP 4278614 A JP4278614 A JP 4278614A JP 27861492 A JP27861492 A JP 27861492A JP 2550464 B2 JP2550464 B2 JP 2550464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fertilizer
- fertilizer application
- rice
- rice transplanter
- planting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fertilizing (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、施肥装置付き田植機
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来技術としては、先願として
実願昭５７−１１７６５４号（実開昭５９−２１８３１
号公報）があり、駆動車体には施肥装置の肥料収容部を
装着し、田植装置の各植付装置の機体前方に各々設定し
た施肥位置に向けて肥料収容部下部より放射状に肥料パ
イプを設けた施肥装置付き田植機が開示されている。
実願昭５７−１１７６５４号（実開昭５９−２１８３１
号公報）があり、駆動車体には施肥装置の肥料収容部を
装着し、田植装置の各植付装置の機体前方に各々設定し
た施肥位置に向けて肥料収容部下部より放射状に肥料パ
イプを設けた施肥装置付き田植機が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】併し乍ら、上記先願の
ものは、肥料収容部下部より放射状に肥料パイプを設け
たものであるために、田植装置を昇降させると該肥料パ
イプが歪に捩じれたり昇降リンクに干渉して破損若しく
は折れ曲がったりして肥料パイプ内を肥料が流下できな
くなり適正な施肥作業が行えなくなる問題があった。そ
して、その問題を解消する為に、先願のものは、肥料パ
イプの内面に螺旋突条を設けてパイプを駆動装置で回転
させるというような複雑な構成をとっており、田植装置
と共に昇降するパイプを回転駆動させることは構成的に
非常に複雑で故障も必然的に多く、然も、先願の請求の
範囲第２項に記しているように、パイプは昇降するもの
であるから可撓性のパイプとなるが、その可撓性のパイ
プを駆動回転させれば消耗破損するのが早くて実用に耐
えないものであることは謂うまでもなく、実用化できる
ものではなかった。
ものは、肥料収容部下部より放射状に肥料パイプを設け
たものであるために、田植装置を昇降させると該肥料パ
イプが歪に捩じれたり昇降リンクに干渉して破損若しく
は折れ曲がったりして肥料パイプ内を肥料が流下できな
くなり適正な施肥作業が行えなくなる問題があった。そ
して、その問題を解消する為に、先願のものは、肥料パ
イプの内面に螺旋突条を設けてパイプを駆動装置で回転
させるというような複雑な構成をとっており、田植装置
と共に昇降するパイプを回転駆動させることは構成的に
非常に複雑で故障も必然的に多く、然も、先願の請求の
範囲第２項に記しているように、パイプは昇降するもの
であるから可撓性のパイプとなるが、その可撓性のパイ
プを駆動回転させれば消耗破損するのが早くて実用に耐
えないものであることは謂うまでもなく、実用化できる
ものではなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
を解消するために、走行前輪５及び後輪６を具備する駆
動車体１の後部に昇降リンク１１・１１’を介して複数
個の植付装置９…を機体左右方向に配列した田植装置７
を昇降自在に装着した田植機において、該田植装置７に
は各植付装置９…の近くに各々施肥部ａ…を設け、駆動
車体１の後部には機体平面視で各施肥部ａ…の略々前方
位置に対応して各肥料収容部１３…を車体左右方向に配
列して装着すると共に、各肥料収容部１３…下部より各
々対応した施肥部ａ…に向けて略々まっすぐ後方に肥料
パイプ１４…を配設したことを特徴とする施肥装置付き
田植機としたものである。
を解消するために、走行前輪５及び後輪６を具備する駆
動車体１の後部に昇降リンク１１・１１’を介して複数
個の植付装置９…を機体左右方向に配列した田植装置７
を昇降自在に装着した田植機において、該田植装置７に
は各植付装置９…の近くに各々施肥部ａ…を設け、駆動
車体１の後部には機体平面視で各施肥部ａ…の略々前方
位置に対応して各肥料収容部１３…を車体左右方向に配
列して装着すると共に、各肥料収容部１３…下部より各
々対応した施肥部ａ…に向けて略々まっすぐ後方に肥料
パイプ１４…を配設したことを特徴とする施肥装置付き
田植機としたものである。
【０００５】
【発明の作用効果】この発明によると、田植装置７には
各植付装置９…の近くに各々施肥部ａ…を設け、駆動車
体１の後部には機体平面視で各施肥部ａ…の略々前方位
置に対応して各肥料収容部１３…を車体左右方向に配列
して装着すると共に、各肥料収容部１３…下部より各々
対応した施肥部ａ…に向けて略々まっすぐ後方に肥料パ
イプ１４…を配設したものであるから、田植装置７を昇
降させても肥料パイプ１４…は歪に捩じれたり昇降リン
ク１１・１１’に不当に干渉して折れ曲がったりするこ
とが防止され、然も、従来例のように肥料パイプの内面
に螺旋突条を設けてパイプを駆動装置で回転させるとい
うような複雑な構成をとらなくても、肥料は各肥料収容
部１３…から各肥料パイプ１４…内を良好に通過して適
正に各々の施肥部ａ…案内されて施肥されるから、故障
や破損の発生が少なくて長年に亘り良好な施肥作業及び
田植作業が行なえる。
各植付装置９…の近くに各々施肥部ａ…を設け、駆動車
体１の後部には機体平面視で各施肥部ａ…の略々前方位
置に対応して各肥料収容部１３…を車体左右方向に配列
して装着すると共に、各肥料収容部１３…下部より各々
対応した施肥部ａ…に向けて略々まっすぐ後方に肥料パ
イプ１４…を配設したものであるから、田植装置７を昇
降させても肥料パイプ１４…は歪に捩じれたり昇降リン
ク１１・１１’に不当に干渉して折れ曲がったりするこ
とが防止され、然も、従来例のように肥料パイプの内面
に螺旋突条を設けてパイプを駆動装置で回転させるとい
うような複雑な構成をとらなくても、肥料は各肥料収容
部１３…から各肥料パイプ１４…内を良好に通過して適
正に各々の施肥部ａ…案内されて施肥されるから、故障
や破損の発生が少なくて長年に亘り良好な施肥作業及び
田植作業が行なえる。
【０００６】
【実施例】この発明の一実施例である施肥装置付き乗用
型田植機を図面に基づき詳細に説明する。駆動車体１
は、機体２上の前部に原動機３を搭載するとともに、後
部に座席４を設け、走行車輪５及び後輪６によって走行
できる構成としている。
型田植機を図面に基づき詳細に説明する。駆動車体１
は、機体２上の前部に原動機３を搭載するとともに、後
部に座席４を設け、走行車輪５及び後輪６によって走行
できる構成としている。
【０００７】田植装置７は、苗タンク８、植付装置９
…、フロート１０…からなり、昇降リンク１１・１１’
を介して前記駆動車体１の後部に装着されている。そし
て、苗タンク８の前部は側面視で後輪６の上方に位置し
上下にオーバーラップして配置するように設けられてい
る。１２は昇降用の油圧装置を示す。
…、フロート１０…からなり、昇降リンク１１・１１’
を介して前記駆動車体１の後部に装着されている。そし
て、苗タンク８の前部は側面視で後輪６の上方に位置し
上下にオーバーラップして配置するように設けられてい
る。１２は昇降用の油圧装置を示す。
【０００８】ここで、施肥装置について説明すると、肥
料収容部１３は、側面視で後輪６の車軸の上方で座席４
の後方に位置させ、しかも、田植装置７の苗タンク８の
前端昇降軌跡イを避けた位置に配置して設けている。そ
して、肥料パイプ１４…は、一端を前記肥料収容部１３
に連結し、他端を施肥ノズル１５…に連通させて、植付
装置９…の植付位置の前方近くのフロート１０に設けた
施肥部ａ…より圃場中に施肥する構成としている。
料収容部１３は、側面視で後輪６の車軸の上方で座席４
の後方に位置させ、しかも、田植装置７の苗タンク８の
前端昇降軌跡イを避けた位置に配置して設けている。そ
して、肥料パイプ１４…は、一端を前記肥料収容部１３
に連結し、他端を施肥ノズル１５…に連通させて、植付
装置９…の植付位置の前方近くのフロート１０に設けた
施肥部ａ…より圃場中に施肥する構成としている。
【０００９】なお、肥料収容部１３は、上方に比較的高
く構成する場合には図３に示すように、上部を斜めにカ
ットした構成にすれば良い。１６は予備苗載台であっ
て、前記肥料収容部１３より若干高くすれば、予備苗の
補給に好都合である。つぎに、その作用について説明す
る。
く構成する場合には図３に示すように、上部を斜めにカ
ットした構成にすれば良い。１６は予備苗載台であっ
て、前記肥料収容部１３より若干高くすれば、予備苗の
補給に好都合である。つぎに、その作用について説明す
る。
【００１０】まず、苗タンク８及び予備苗載台１６に苗
を補給し、肥料収容部１３に肥料を供給して施肥田植作
業を開始する。すると、駆動車体１の前進に伴って、肥
料収容部１３の肥料は、肥料パイプ１４…、肥料ノズル
１５…を通って施肥部ａ…より圃場に施肥され、一方、
苗タンク８の苗は、植付装置９…によって施肥後の圃場
に植付けられる。
を補給し、肥料収容部１３に肥料を供給して施肥田植作
業を開始する。すると、駆動車体１の前進に伴って、肥
料収容部１３の肥料は、肥料パイプ１４…、肥料ノズル
１５…を通って施肥部ａ…より圃場に施肥され、一方、
苗タンク８の苗は、植付装置９…によって施肥後の圃場
に植付けられる。
【００１１】以上のようにして施肥田植作業を続け、駆
動車体１が、圃場の端に来て旋回する場合、田植装置７
は、油圧装置１２の作用により昇降リンク１１・１１’
を介して上昇作動される。その場合、田植装置７は、苗
タンク８の先端部分が図２の矢印イの軌跡を描いて上昇
し、又、下降するときは矢印イの逆作動をするので肥料
収容部１３に当ることが全くない。
動車体１が、圃場の端に来て旋回する場合、田植装置７
は、油圧装置１２の作用により昇降リンク１１・１１’
を介して上昇作動される。その場合、田植装置７は、苗
タンク８の先端部分が図２の矢印イの軌跡を描いて上昇
し、又、下降するときは矢印イの逆作動をするので肥料
収容部１３に当ることが全くない。
【００１２】また、苗タンク８に、予備苗を補給するに
あたっても、肥料収容部１３が比較的低いから予備苗載
台１６から苗タンク８への苗の供給を容易に行なうこと
ができる。そして、特に、田植装置７には各植付装置９
…の近くに各々施肥部ａ…を設け、駆動車体１の後部に
は機体平面視で各施肥部ａ…の略々前方位置に対応して
各肥料収容部１３…を車体左右方向に配列して装着する
と共に、各肥料収容部１３…下部より各々対応した施肥
部ａ…に向けて略々まっすぐ後方に肥料パイプ１４…を
配設したものであるから、田植装置７を昇降させても肥
料パイプ１４…は歪に捩じれたり昇降リンク１１・１
１’に不当に干渉して折れ曲がったりすることが防止さ
れ、然も、従来例のように肥料パイプの内面に螺旋突条
を設けてパイプを駆動装置で回転させるというような複
雑な構成をとらなくても、肥料は各肥料収容部１３…か
ら各肥料パイプ１４…内を良好に通過して適正に各々の
施肥部ａ…案内されて施肥されるから、故障や破損の発
生が少なくて長年に亘り良好な施肥作業及び田植作業が
行なえる。
あたっても、肥料収容部１３が比較的低いから予備苗載
台１６から苗タンク８への苗の供給を容易に行なうこと
ができる。そして、特に、田植装置７には各植付装置９
…の近くに各々施肥部ａ…を設け、駆動車体１の後部に
は機体平面視で各施肥部ａ…の略々前方位置に対応して
各肥料収容部１３…を車体左右方向に配列して装着する
と共に、各肥料収容部１３…下部より各々対応した施肥
部ａ…に向けて略々まっすぐ後方に肥料パイプ１４…を
配設したものであるから、田植装置７を昇降させても肥
料パイプ１４…は歪に捩じれたり昇降リンク１１・１
１’に不当に干渉して折れ曲がったりすることが防止さ
れ、然も、従来例のように肥料パイプの内面に螺旋突条
を設けてパイプを駆動装置で回転させるというような複
雑な構成をとらなくても、肥料は各肥料収容部１３…か
ら各肥料パイプ１４…内を良好に通過して適正に各々の
施肥部ａ…案内されて施肥されるから、故障や破損の発
生が少なくて長年に亘り良好な施肥作業及び田植作業が
行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図１】施肥装置付き乗用型田植機の全体平面図であ
る。
る。
【図２】施肥装置付き乗用型田植機の一部を断面した全
体側面図である。
体側面図である。
【図３】第２実施例の要部側面図である。
１ 駆動車体 ２ 機体 ３ 原動機 ４ 座席 ５ 走行前輪 ６ 後輪 ７ 田植装置 ８ 苗タンク ９ 植付装置 １０ フロート １１・１１’ 昇降リンク １３ 肥
料収容部 １４ 肥料パイプ １５ 肥料ノズル ａ 施肥部
料収容部 １４ 肥料パイプ １５ 肥料ノズル ａ 施肥部
Claims (1)
- 【請求項１】 走行前輪５及び後輪６を具備する駆動車
体１の後部に昇降リンク１１・１１’を介して複数個の
植付装置９…を機体左右方向に配列した田植装置７を昇
降自在に装着した田植機において、該田植装置７には各
植付装置９…の近くに各々施肥部ａ…を設け、駆動車体
１の後部には機体平面視で各施肥部ａ…の略々前方位置
に対応して各肥料収容部１３…を車体左右方向に配列し
て装着すると共に、各肥料収容部１３…下部より各々対
応した施肥部ａ…に向けて略々まっすぐ後方に肥料パイ
プ１４…を配設したことを特徴とする施肥装置付き田植
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4278614A JP2550464B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 施肥装置付き田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4278614A JP2550464B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 施肥装置付き田植機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58072252A Division JPH0626485B2 (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 施肥装置付き田植機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05192014A JPH05192014A (ja) | 1993-08-03 |
| JP2550464B2 true JP2550464B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=17599738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4278614A Expired - Lifetime JP2550464B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 施肥装置付き田植機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2550464B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5921831U (ja) * | 1982-08-02 | 1984-02-09 | 株式会社クボタ | 農機における粉粒体移送装置 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4278614A patent/JP2550464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05192014A (ja) | 1993-08-03 |
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