JP2549992Y2 - 紙製包装用緩衝材 - Google Patents
紙製包装用緩衝材Info
- Publication number
- JP2549992Y2 JP2549992Y2 JP1991046863U JP4686391U JP2549992Y2 JP 2549992 Y2 JP2549992 Y2 JP 2549992Y2 JP 1991046863 U JP1991046863 U JP 1991046863U JP 4686391 U JP4686391 U JP 4686391U JP 2549992 Y2 JP2549992 Y2 JP 2549992Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- cushioning material
- honeycomb
- pair
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、紙製ハニカムを利用
した主として包装用緩衝材に関する。
した主として包装用緩衝材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の紙製ハニカムを応用した
緩衝材としてこの考案者は、先に各種のものを考案し
た。例えば、実公昭５６ー３３８９９号公報に記載され
た包装用コーナーパッド、同５６ー３７９６８号公報に
記載の包装用角当て、同５６ー３１５７８号公報に記載
された包装用緩衝材などがある。
緩衝材としてこの考案者は、先に各種のものを考案し
た。例えば、実公昭５６ー３３８９９号公報に記載され
た包装用コーナーパッド、同５６ー３７９６８号公報に
記載の包装用角当て、同５６ー３１５７８号公報に記載
された包装用緩衝材などがある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来例は何れ
も伸縮自在な紙製ハニカムを利用しているから、これら
の物品は使用時に拡張させ、非使用時には縮小させるこ
とができるため、嵩張ることがないので保管と輸送に都
合よいことや、抗圧性に優れるなどの有利性を備えてい
るものの、何れも被包装物の角部を保護できることに止
まり、用途に制限を受けるという問題点があったので、
用途の制限性を解消することがこの考案の課題である。
また、最近では環境保全や資源の有効利用を図るため、
いわゆる石油製品による包装資材に代えて再生使用もで
きる紙製包装資材の志向性が高くなってきている。しか
し、とりわけ、発泡プラスチックスなどの包装用緩衝材
と比較してこの種の紙製ハニカムを応用した包装用緩衝
材は被包装物の形態に倣うように製作することは必ずし
も容易ではないという問題点があった。
も伸縮自在な紙製ハニカムを利用しているから、これら
の物品は使用時に拡張させ、非使用時には縮小させるこ
とができるため、嵩張ることがないので保管と輸送に都
合よいことや、抗圧性に優れるなどの有利性を備えてい
るものの、何れも被包装物の角部を保護できることに止
まり、用途に制限を受けるという問題点があったので、
用途の制限性を解消することがこの考案の課題である。
また、最近では環境保全や資源の有効利用を図るため、
いわゆる石油製品による包装資材に代えて再生使用もで
きる紙製包装資材の志向性が高くなってきている。しか
し、とりわけ、発泡プラスチックスなどの包装用緩衝材
と比較してこの種の紙製ハニカムを応用した包装用緩衝
材は被包装物の形態に倣うように製作することは必ずし
も容易ではないという問題点があった。
【０００４】この考案は、上記の問題点を解決するため
に、平行に配置された両側の一対の紙製基板間に中央部
を境にしてその両側に、前記した一対の紙製基板方向に
伸縮自在な紙製ハニカム群が二組設けられてなるもので
ある。
に、平行に配置された両側の一対の紙製基板間に中央部
を境にしてその両側に、前記した一対の紙製基板方向に
伸縮自在な紙製ハニカム群が二組設けられてなるもので
ある。
【０００５】
【作用】紙製ハニカム群は中央部において二組に分離し
た状態に設けられているから、ハニカム群を中央部を基
準にしてある程度制約を受けるものの、拡張させること
により自在にその形態を変化させることにより、各種の
被包装物の形態に対応される。
た状態に設けられているから、ハニカム群を中央部を基
準にしてある程度制約を受けるものの、拡張させること
により自在にその形態を変化させることにより、各種の
被包装物の形態に対応される。
【実施例】図１は、この考案の実施例であって、平行に
配置された紙製基板１０間に紙製ハニカム群１２が二組
伸縮自在に設けられているもので、この図では紙製ハニ
カム群１２が紙製基板１０間に縮小されている状態を示
している。
配置された紙製基板１０間に紙製ハニカム群１２が二組
伸縮自在に設けられているもので、この図では紙製ハニ
カム群１２が紙製基板１０間に縮小されている状態を示
している。
【０００６】この実施例では、紙製ハニカム群１２は、
平行に配置された両側の一対の紙製基板１０間に中央部
を境にしてその両側に、前記した一対の紙製基板１０方
向に伸縮自在に設けられている。換言するならば、紙製
ハニカム１２群は中央部においてスリット１４を設けた
状態を呈している。
平行に配置された両側の一対の紙製基板１０間に中央部
を境にしてその両側に、前記した一対の紙製基板１０方
向に伸縮自在に設けられている。換言するならば、紙製
ハニカム１２群は中央部においてスリット１４を設けた
状態を呈している。
【０００７】この実施例による紙製ハニカム１２群を構
成する各コアの形態はいわゆる蜂の巣状の六角形を示し
ているが（図２参照）、六角形に制限する趣旨ではな
く、四角形のコアも考案者は予定している。なお、紙製
ハニカム群１２のうち両側の紙製基板１０の内側に隣接
するハニカムシートのみが接着材を介して固定されてい
ることはいうまでもない。
成する各コアの形態はいわゆる蜂の巣状の六角形を示し
ているが（図２参照）、六角形に制限する趣旨ではな
く、四角形のコアも考案者は予定している。なお、紙製
ハニカム群１２のうち両側の紙製基板１０の内側に隣接
するハニカムシートのみが接着材を介して固定されてい
ることはいうまでもない。
【０００８】以下に、この考案に係る該緩衝材１６の使
用状態を図面を参照して説明する。図２は、特に説明す
るまでもなく、一対の紙製基板１０間の二組の紙製ハニ
カム群１２を夫々紙製基板１０間方向に拡張させた状態
を示している。
用状態を図面を参照して説明する。図２は、特に説明す
るまでもなく、一対の紙製基板１０間の二組の紙製ハニ
カム群１２を夫々紙製基板１０間方向に拡張させた状態
を示している。
【０００９】図２に示されるように単に紙製ハニカム群
１２を拡張させるだけで用途によっては、そのまま被包
装物の上下に装着させ緩衝材として利用できることはい
うまでもない。もちろん、考案者はこの状態で使用する
ことを主たる用途として意図しているものではない。
１２を拡張させるだけで用途によっては、そのまま被包
装物の上下に装着させ緩衝材として利用できることはい
うまでもない。もちろん、考案者はこの状態で使用する
ことを主たる用途として意図しているものではない。
【００１０】図３ないし図１０は夫々他の使用例を示し
ている。以下にその使用例について説明する。図３は、
図１に示されるこの考案に係る緩衝材２０の上下一対の
紙製基板１０の夫々の中央部を境にして、換言すれば前
記した紙製ハニカム群１２間のスリット１４の位置にお
いて、一対の紙製基板１０を互い９０度の角度で外側に
弯曲されたものであり、図示のように円形板を呈してお
り、円形の被包装物の保護に適する。
ている。以下にその使用例について説明する。図３は、
図１に示されるこの考案に係る緩衝材２０の上下一対の
紙製基板１０の夫々の中央部を境にして、換言すれば前
記した紙製ハニカム群１２間のスリット１４の位置にお
いて、一対の紙製基板１０を互い９０度の角度で外側に
弯曲されたものであり、図示のように円形板を呈してお
り、円形の被包装物の保護に適する。
【００１１】 図４は、図１に示されるこの緩衝材２０
の紙製基板１０をまず水平方向に配置させると併せて二
組の紙製ハニカム群１２をほぼ断面半円形に設け、更に
紙製基板１０の中央部を境にして一側と他側の半分の長
さの紙製基板１０を夫々独立状態で向き合わせて接合す
ることにより、円筒状を呈するから、円筒状ないし円柱
状の例えば花器１８の被包装物の保護に適するようにし
たものである（図４参照）。
の紙製基板１０をまず水平方向に配置させると併せて二
組の紙製ハニカム群１２をほぼ断面半円形に設け、更に
紙製基板１０の中央部を境にして一側と他側の半分の長
さの紙製基板１０を夫々独立状態で向き合わせて接合す
ることにより、円筒状を呈するから、円筒状ないし円柱
状の例えば花器１８の被包装物の保護に適するようにし
たものである（図４参照）。
【００１２】図５は、図１を略示的に示した緩衝材２０
であり、拡張することなくそのまま強度の強い緩衝材１
０として使用する例である。
であり、拡張することなくそのまま強度の強い緩衝材１
０として使用する例である。
【００１３】図６の緩衝材２０は、図４の説明を援用す
るが、円筒状に拡張され、円筒の被包装物の保護に適す
ることはいうまでもない。
るが、円筒状に拡張され、円筒の被包装物の保護に適す
ることはいうまでもない。
【００１４】図７に示される例は、図４の例を反転させ
たものであり、特に説明を必要としないであろう。
たものであり、特に説明を必要としないであろう。
【００１５】 図８は、被包装物の角部を保護する例で
ある。図３に示される円形の状態において一部の紙製ハ
ニカム群１２を立起させ物品の直角部分に当接させるも
のである。
ある。図３に示される円形の状態において一部の紙製ハ
ニカム群１２を立起させ物品の直角部分に当接させるも
のである。
【００１６】図９、図１０については夫々特に説明する
までもなく、図９についてはＬ字状態のコーナー、図１
０については六角状の被包装物を保護するものであり、
六角の形成は六角形の被包装物に倣うことにより容易に
形成できる。
までもなく、図９についてはＬ字状態のコーナー、図１
０については六角状の被包装物を保護するものであり、
六角の形成は六角形の被包装物に倣うことにより容易に
形成できる。
【００１７】以上に説明したようにこの考案の紙製包装
用緩衝材は、上下一対の紙製基紙間に配置された紙製ハ
ニカム群は二組に分離されているから、紙製ハニカム群
を紙製基紙と併せ被包装物の形態に倣って変化形成でき
るので、従来のこの種の緩衝材と異なり、用途に制限を
受けることが少ない。また、この考案は包装用について
説明したが、建築材や家具の芯材としても利用できるこ
とを併せて説明する。
用緩衝材は、上下一対の紙製基紙間に配置された紙製ハ
ニカム群は二組に分離されているから、紙製ハニカム群
を紙製基紙と併せ被包装物の形態に倣って変化形成でき
るので、従来のこの種の緩衝材と異なり、用途に制限を
受けることが少ない。また、この考案は包装用について
説明したが、建築材や家具の芯材としても利用できるこ
とを併せて説明する。
【図１】この考案の実施例を縮小させた状態を示す斜視
図である。
図である。
【図２】図１を拡張させた状態を示す斜視図である。
【図３】図１を円形に展開させた状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】図１を円筒状に展開し、花器の保護状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図５】図１を略示的に示した緩衝材の斜視図である。
【図６】図６は円筒状の被包装物を保護する緩衝材の略
示的斜視図である。
示的斜視図である。
【図７】図７は図６の緩衝材を反転させた状態を示す略
示的斜視図である。
示的斜視図である。
【図８】図８は被包装物の角部を保護する実施例の略示
的斜視図である。
的斜視図である。
【図９】図９は被包装物の角部を保護する別の実施例の
略示的斜視図である。
略示的斜視図である。
【図１０】図１０は被包装物の角部を保護する更に別の
実施例の略示的斜視図である。
実施例の略示的斜視図である。
１０ 紙製基紙 １２ 紙製ハニカム群 ２０ 緩衝材
Claims (1)
- 【請求項１】 平行に配置された両側の一対の紙製基板
１０間に、紙製基板１０の中央部を境にしてその両側に
前記した一対の紙製基板１０方向に伸縮自在な紙製ハニ
カム群１２が二組設けられてなることを特徴とする紙製
包装用緩衝材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991046863U JP2549992Y2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 紙製包装用緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991046863U JP2549992Y2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 紙製包装用緩衝材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571170U JPH0571170U (ja) | 1993-09-24 |
| JP2549992Y2 true JP2549992Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=12759177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991046863U Expired - Lifetime JP2549992Y2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 紙製包装用緩衝材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2549992Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP1991046863U patent/JP2549992Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0571170U (ja) | 1993-09-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |