JP2549686Y2 - フレアリング工具 - Google Patents

フレアリング工具

Info

Publication number
JP2549686Y2
JP2549686Y2 JP8087591U JP8087591U JP2549686Y2 JP 2549686 Y2 JP2549686 Y2 JP 2549686Y2 JP 8087591 U JP8087591 U JP 8087591U JP 8087591 U JP8087591 U JP 8087591U JP 2549686 Y2 JP2549686 Y2 JP 2549686Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw body
shaft
male screw
handle
threaded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8087591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0533921U (ja
Inventor
庄二郎 長谷川
Original Assignee
株式会社スーパーツール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社スーパーツール filed Critical 株式会社スーパーツール
Priority to JP8087591U priority Critical patent/JP2549686Y2/ja
Publication of JPH0533921U publication Critical patent/JPH0533921U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549686Y2 publication Critical patent/JP2549686Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空調配管等に用いられる
フレア継手のフレア部を加工するためのフレアリング工
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このフレアリング工具として、図
3〜図6に示すものが公知である。
【0003】これを説明すると、1はボディで、このボ
ディ1の下部が加工孔2aを備えたゲージバー2に締付
けねじ3で固定される。4は締付けハンドル、5はフレ
ア加工される銅管等の被加工菅材である。
【0004】ボディ1の上部には雌ねじ体6が固定さ
れ、この雌ねじ体6に頭部7aを有する筒状の雄ねじ体
7が上側から螺合されている。
【0005】この雄ねじ体7には、中心部にシャフト8
が貫挿されている。このシャフト8の先端部(下端部)
には、他より大径となったコーン取付部8aが設けら
れ、このコーン取付部8aに、フレア加工部としてのコ
ーン9がシャフト軸心に対し偏心しかつ少し傾斜した状
態で回転自在に取付けられている。
【0006】また、シャフト8のコーン取付部8aと雄
ねじ体7との間に、雄ねじ体7のねじ込み推力をシャフ
ト8に伝えるコイルバネ10が設けられている。11は
このコイルバネ10とコーン取付部8aとの間に介装さ
れたスラストワッシャ、12は同ボールベアリング、1
3はシャフト8をボディ1内で回転自在に支持するニー
ドルベアリングである。
【0007】一方、シャフト8の上端部に、シャフト8
を回転させるためのハンドル14がピン(スプリングピ
ン)15によって固定されている。
【0008】また、このハンドル14には、中心から外
れた位置にプランジャ16がバネ17により雄ねじ体7
の頭部7aに向けて押圧された状態で設けられ、このプ
ランジャ16が、雄ねじ体頭部7aに設けられたプラン
ジャ嵌入孔18に嵌入した状態で、ハンドル14と雄ね
じ体7とが連結される。
【0009】この状態で、ハンドル14の回転力がシャ
フト8ととともに雄ねじ体7に伝えられ、この雄ねじ体
7が雌ねじ体6に対し螺進退移動する。
【0010】なお、プランジャ16の外周面に凹溝16
aが設けられ、シャフト8の上端部に取付けられたピン
19の先端部がこの凹溝16aに嵌まり込むことによ
り、プランジャ16が一定のストロークで軸方向移動し
うる状態で抜け止めされている。
【0011】また、図5,6に示すように、プランジャ
16の下端面16bは、雄ねじ体7が締込まれるハンド
ル回転方向に対して先上がりに傾斜する傾斜面に形成さ
れている。
【0012】この構成において、ハンドル14が締込み
方向(図3の実線矢印方向)に操作されると、これと一
体にシャフト8および雄ねじ体7が回転し、雄ねじ体7
の螺進移動力がバネ10を介してシャフト8に伝えられ
る。
【0013】これにより、シャフト8が回転しながら進
出(下降)移動し、コーン9によるフレア加工が行われ
る。
【0014】図3はこのフレア加工が完了した状態を示
し、この状態からさらにハンドル14が締込み操作され
ると、それ以上下降できないシャフト8に対して雄ねじ
体7がさらに螺進移動するため、バネ10が押し縮めら
れながらシャフト8がその場で回転を続ける。
【0015】こうしてバネ10が所定量縮められると、
図6に示すように雄ねじ体頭部7aがハンドル14から
離れることにより、プランジャ16がプランジャ嵌入孔
18に対し下端部のみがわずかに嵌まり込んだ状態とな
る。このため、この状態からさらにハンドル14が締込
み操作されると、プランジャ16が、下端傾斜面16b
の作用によってプランジャ嵌入孔18から外れる。
【0016】従って、この後は、プランジャ16が1回
転ごとにプランジャ嵌入孔18に出入りしながらハンド
ル14が空転する。このクラッチ作用により、フレア加
工部分に必要以上の負荷がかかって損傷することが防止
される。
【0017】次に、ハンドル14が図3の破線矢印方向
に締戻し操作されると、プランジャ16がプランジャ嵌
入孔18に入り込んだ図6の状態からハンドル回転力が
雄ねじ体7に伝えられるため、雄ねじ体7が螺退移動
し、圧縮されたバネ10が緩んで図5のように雄ねじ体
頭部7aがハンドル14の下面に再び密着する。
【0018】このため、雄ねじ体7によってハンドル1
4が押し上げられ、シャフト8が回転しながら後退(上
昇)移動する。
【0019】そして、コーン9がゲージバー2から十分
離れた締戻し終了位置に達すると、図4に示すようにシ
ャフト8のコーン取付部8aの上面が雌ねじ体6の下端
面に当るため、シャフト8の上昇が停止する。
【0020】
【考案が解決しようとする課題】この場合、従来のフレ
アリング工具によると、図4に示すようにシャフト8が
最大後退位置(以下、戻しエンドという)に達した状態
で、なお、雄ねじ体7のねじ部7bがねじ先(先端)部
分で雌ねじ体6に螺合した状態となる。
【0021】ここで、図示のようにハンドル14が常に
手回し操作される手動専用のフレアリング工具について
は、実際上、ハンドル操作が重くなった時点で操作を停
止するため、問題は生じない。
【0022】ところが、最近は、作業の効率化、労力の
軽減化のために、ハンドル14の中央部上面に工具嵌入
孔を設け、電動式の回転工具でハンドル14を回転させ
うるようにした手動・電動兼用型のフレアリング工具が
出現している。
【0023】このような兼用型あるいは電動専用の工具
においては、図4の戻しエンドが把握できないため、戻
し過ぎによってハンドル固定ピン15等が折れるといっ
たトラブルが発生していた。
【0024】なお、雄ねじ体7のねじ部7bを短くし、
シャフト8が戻しエンドに達した時点でねじ部7bが雌
ねじ体6から外れるように構成すれば上記トラブルは発
生しない。
【0025】しかし、こうすると螺合が外れた状態で雄
ねじ体7およびシャフト8が傾くため、つぎの締込み時
に雄ねじ体7が雌ねじ体6にうまく螺合しないといった
弊害が生じる。
【0026】そこで本考案は、シャフトの戻しエンドで
雄ねじ体と雌ねじ体のかみあい状態を維持しながら、戻
し過ぎによるトラブルの発生を確実に防止することがで
きるフレアリング工具を提供するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本考案は、ボディに固定
された雌ねじ体に雄ねじ体が螺合され、この雄ねじ体に
は、先端にフレア加工部を有するシャフトが連結されて
雄ねじ体の螺進退移動とともに軸方向に進退移動しなが
ら回転しうるように構成され、かつ、このシャフトの最
大後退位置を規制するストッパ機構が設けられてなるフ
レアリング工具において、上記雄ねじ体のねじ部を、上
記シャフトが上記最大後退位置に到達した状態でねじ先
が上記雌ねじ体の端部から外れる寸法に形成するととも
に、この雄ねじ体の先端部に非ねじ部が設けられてなる
ものである。
【0028】
【作用】上記構成によると、シャフトの最大後退位置、
すなわち戻しエンドで雄ねじ体のねじ部が雌ねじ体から
外れるため、電動式の場合に戻し過ぎによるハンドル固
定ピンの折損等のトラブルが発生するおそれがない。
【0029】しかも、このとき雄ねじ体の非ねじ部が雌
ねじ体に嵌合した状態となっているため、これらのかみ
合い状態が維持され、これらが完全に外れて雄ねじ体の
再螺合に手間取る等の弊害が生じない。
【0030】
【実施例】本考案の実施例を図1,2によって説明す
る。
【0031】この実施例において、図3〜図6に示す従
来のフレアリング工具と同一部分には同一符号を付して
示し、その重複説明を省略する。
【0032】このフレアリング工具においては、頭部2
1aを有する雄ねじ体21の軸部外周に、雌ねじ体6に
螺合するねじ部21bが、頭部21a側から先端近くま
での範囲に亘って設けられるとともに、このねじ部21
bよりも先端側の部分に非ねじ部21cが設けられてい
る。
【0033】ここで、ねじ部21bは、図1に示すよう
にシャフト8が戻しエンドに達した状態で雌ねじ体6か
ら外れることとなる寸法L1をもって形成され、この図
1の状態で非ねじ部21cが雌ねじ体6の上端部に嵌合
して雄ねじ体21と雌ねじ体6のかみ合い状態が維持さ
れる。
【0034】なお、この非ねじ部21cの寸法L2は、
図1の状態で雄ねじ体21が直立状態に保持されるのに
十分な嵌合代が得られるような大きさ(たとえば軸部全
長が25.5mmの場合に5.0mm程度でよい)に設定さ
れている。
【0035】また、ハンドル14の中央部上面に、電動
工具が差し込まれる工具孔14aが設けられている。
【0036】このような構成としたから、ハンドル14
の締め戻し操作時に、シャフト8が戻しエンドに達した
後、さらに締戻し操作されても、雄ねじ体21は、非ね
じ部21cが雌ねじ体6内で回転するだけの状態となる
ため、ハンドル14、シャフト8、雄ねじ体21の三者
がその場で空転することとなる。
【0037】このため、電動工具によるハンドル操作時
に、戻し過ぎによってハンドル固定ピン15が折れる等
のトラブル発生のおそれが全くなくなる。
【0038】また、雄ねじ体21は非ねじ部21cによ
って雌ねじ体6とのかみ合い状態を維持されているた
め、つぎにハンドル14が締込み操作されると、ねじ部
21bが直ちに雌ねじ体6に螺合して即座に締込み動作
が開始される。
【0039】ところで、上記実施例では、シャフト8を
戻しエンドで停止させるためのストッパ機構をシャフト
8のコーン取付部8aと雌ねじ体6とによって構成した
が、このストッパ機構をこれらとは別の部材で構成して
もよい。
【0040】また、上記実施例では、シャフト8の締込
み過ぎを防止するためのクラッチ機構を備えたフレアリ
ング工具を例にとったが、本考案はこのようなクラッチ
機構を持たず、シャフト8と雄ねじ体21がピン等で直
結されたものにも適用することができる。
【0041】
【考案の効果】上記のように本考案によるときは、シャ
フトの戻しエンドで雄ねじ体のねじ部が雌ねじ体から外
れ、非ねじ部が雌ねじ体に嵌合した状態となるように構
成したから、電動式の場合に戻し過ぎによるハンドル固
定ピンの折損等のトラブルの発生を確実に防止すること
ができる。
【0042】しかも、この状態で非ねじ部によって雄ね
じ体と雌ねじ体のかみ合い状態を維持できるため、つぎ
の締込み操作時にこれらを直ちに再螺合させることがで
きる。すなわち、シャフトの戻しエンドで雄ねじ体が雌
ねじ体から完全に外れてこれらの再螺合に手間取る等の
弊害が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるフレアリング工具の一
部断面図である。
【図2】同工具における雄ねじ体の斜視図である。
【図3】従来のフレアリング工具の全体断面図である。
【図4】同工具の締め戻し状態を示す一部断面図であ
る。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】図5の状態から締込みエンドまで操作された状
態の断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 6 ストッパ機構の一部を兼用する雌ねじ体 21 雄ねじ体 21b 雄ねじ体のねじ部 21c 雄ねじ体の非ねじ部 8 シャフト 8a ストッパ機構の一部を兼ねるシャフトのコーン取
付部 9 フレア加工部としてのコーン 14 ハンドル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディに固定された雌ねじ体に雄ねじ体
    が螺合され、この雄ねじ体には、先端にフレア加工部を
    有するシャフトが連結されて雄ねじ体の螺進退移動とと
    もに軸方向に進退移動しながら回転しうるように構成さ
    れ、かつ、このシャフトの最大後退位置を規制するスト
    ッパ機構が設けられてなるフレアリング工具において、
    上記雄ねじ体のねじ部を、上記シャフトが上記最大後退
    位置に到達した状態でねじ先が上記雌ねじ体の端部から
    外れる寸法に形成するとともに、この雄ねじ体の先端部
    に非ねじ部が設けられてなることを特徴とするフレアリ
    ング工具。
JP8087591U 1991-10-04 1991-10-04 フレアリング工具 Expired - Lifetime JP2549686Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8087591U JP2549686Y2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 フレアリング工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8087591U JP2549686Y2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 フレアリング工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0533921U JPH0533921U (ja) 1993-05-07
JP2549686Y2 true JP2549686Y2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=13730524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8087591U Expired - Lifetime JP2549686Y2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 フレアリング工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549686Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200452761Y1 (ko) * 2008-07-29 2011-03-21 영창가스(주) 휴대용 파이프 확관기
EP2524741B1 (en) * 2011-05-16 2014-12-24 Alcatel Lucent Device for flanging the end of a metal tube
JP7245499B2 (ja) * 2018-12-25 2023-03-24 株式会社スーパーツール フレア成形工具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0533921U (ja) 1993-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI542452B (zh) 用於無尾螺旋線圈護套的***工具
JP2834264B2 (ja) 電動フレア工具
JP2005127502A (ja) 座金、座金付き締め具、物体の締付け方法及び締付け用動力工具
JP2549686Y2 (ja) フレアリング工具
JP2004237420A (ja) 工具保持装置及びこれに用いられる支持軸
US6688196B2 (en) Wrenches having two driving stems pivotally connected with each other
US6055887A (en) Power-operated wrench extension apparatus
JP2008036772A (ja) 動力式ラチェットレンチ
JP3091519U (ja) 螺旋状コイルインサート電動挿入工具
JPH11350707A (ja) 束金具および筒状材支持材
JP2018034171A (ja) 金属管の拡管工具
EP0028019A1 (en) Device consisting of a blind nut and drive head for mounting same, and method of operation
JPH0511938Y2 (ja)
JPH08168971A (ja) インパクトレンチ
JPH0618787Y2 (ja) ネジ締め用トルク伝達部材
CN114247913B (zh) 一种手动侧向钻孔装置
JPS6366538U (ja)
JPS6010752Y2 (ja) フィ−ドバ−連結装置
JPS6024525Y2 (ja) ワンタツチ着脱と工具刃先位置調整を可能にしたドリルタツプ兼用スピンドル
JPS6116022Y2 (ja)
JPS6232726Y2 (ja)
JP2605004Y2 (ja) 立体トラスのジョイント装置
JPH091432A (ja) ナット締結装置
JP3391424B2 (ja) 管表面切削用スクレーパ
JP3014647U (ja) 建築用駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term