JP2549028Y2 - 集光レンズ固定装置 - Google Patents

集光レンズ固定装置

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JP2549028Y2
JP2549028Y2 JP1991070376U JP7037691U JP2549028Y2 JP 2549028 Y2 JP2549028 Y2 JP 2549028Y2 JP 1991070376 U JP1991070376 U JP 1991070376U JP 7037691 U JP7037691 U JP 7037691U JP 2549028 Y2 JP2549028 Y2 JP 2549028Y2
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condenser lens
lens
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laser processing
ring
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文雄 熊坂
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レーザ加工機における
レーザ加工ヘッドに対してレーザビームを集光する集光
レンズを固定する集光レンズ固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5を参照するに、従来の集光レンズ固
定装置は筒状のレンズマウント3を備えており、このレ
ンズマウント3の内側下部に集光レンズ1の側部を挿入
する環状の段部5が設けてある。この段部5の下側内壁
と集光レンズ1の側部の間にはシール部材(例えば熱伝
導の良いインジウムリング)が設けてある。又、集光レ
ンズ1の上側には集光レンズ1を下方向へ付勢するリン
グバネ9が設けてあり、レンズマウント3の上側のめね
じ部13にはリングバネ9を下方向へ押圧するねじリン
グ11におけるおねじ部15が螺合してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、レーザ加工
ヘッド内における集光レンズ1の下側においてアシスト
ガスが供給され、アシストガスが高圧になると、集光レ
ンズ1に上方向の力が作用して、集光レンズ1がリング
バネ9の付勢力に抗して上方向へ移動して、段部7にお
いて集光レンズ1のがたつきが生じるという問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述のごとき、従来の問
題点を解決するために、本考案においては、レーザ加工
機におけるレーザヘッドに対してレーザビームを集光す
る集光レンズを固定する集光レンズ固定装置において、
上記レーザ加工ヘッド内に筒状のレンズマウントを設
け、このレンズマウントの内側下部に集光レンズの側部
を挿入する環状の段部を設け、この段部の上側内壁に環
状の溝を設け、この溝に集光レンズの側部に接触するシ
ール部材を嵌合し、上記段部の奥側内壁と集光レンズの
側部とシール部材によって形成される空間に、集光レン
ズを上下方向へ案内保持するリングカラーを上下方向へ
移動可能に設け、上記レンズマウントの下側に集光レン
ズを上下方向へ付勢する圧縮バネを備えたバネ座を着脱
可能に設けてなることを特徴とする。
【0005】
【作用】前記の構成により、レーザ加工ヘッド内におけ
る集光レンズの下側に供給されたアシストガスが高圧に
なっても、集光レンズに作用するアシストガスのガス圧
の方向と、集光レンズに作用する圧縮バネの付勢方向が
同じ方向(上方向)であるため、集光レンズが段部内に
おいてがたつくことを抑制することができる。又、上記
空間に集光レンズを上下方向へ案内保持するリングカラ
ーを設けたことにより、集光レンズの中心を一定に保つ
ことができる。更に、このリングカラーを上下方向へ移
動可能に構成したことにより、アシストガスのガス圧の
作用により集光レンズの側部がシール部材を押し潰して
変形させても、リングカラーが下方向へ移動することに
よってシール部材の変形量が前記空間に吸収され、シー
ル部材の一部が段部から集光レンズの表面にはみ出すこ
とを防止することができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
【0007】図4は本考案の集光レンズ固定装置が実施
されたレーザ加工ヘッドの概要説明図を示す。レーザ加
工ヘッド17は、レーザ発振器(図示省略)により発振
されたレーザビームを集光する集光レンズ1が収容され
る集光レンズ固定装置19が収納されたヘッド本体2
1、およびワークにレーザビームを照射するレーザノズ
ル23とから構成されている。
【0008】この集光レンズ固定装置19は、ヘッド本
体21の側面に設けられたアシストガス供給口25よ
り、酸素等の圧力ガス(アシストガス)Pが導入され、
レーザノズル23を経てワークの溶融状態を吹き飛ばす
と共に、ヘッド本体21内の集光レンズ1に反力を与え
るも、この反力を吸収しズレの発生を防止するものであ
る。
【0009】図1は参考例としての集光レンズ固定装置
の正面図、図2は図1の平面図を示す。図1および図2
において、集光レンズ固定装置19は、主としてインジ
ウムリング7と、レンズマウント27と、レンズ押え2
9と、弾性部材、本実施例では6個のスプリング33お
よび蓋部37とから構成されている。
【0010】円筒状に形成されたレンズマウント27の
内側に設けられた段部35にインジウムリング7を介し
て集光レンズ1が下側の開口部から挿入され、レンズ押
え29により押えられ、レンズ押え29との間にスプリ
ング(圧縮バネ)33を介在して、バネ座37を6本の
固定ボルト41にてレンズマウント27に固定するもの
とする。
【0011】このように構成することにより、アシスト
ガスの反力により集光レンズ1が上方にズレて、インジ
ウムリング7を押し潰し、段部35との間にガタが生じ
るとも、常時集光レンズ1に一定の押し圧力を付与する
スプリング33によって、そのガタが吸収され防止され
て、その性能が向上するものである。
【0012】図3は本考案の他の実施例の要部概要図を
示す。図において集光レンズ1の側面とレンズマウント
27の内面との間に、集光レンズ1を常時中心位置に保
持する上下動自在なリングカラー39が設けられてい
る。このリングカラー39は、集光レンズ1のガタを押
えるためのガイドである。
【0013】次に、本実施例の集光レンズ固定装置の構
成についてまとめると以下のようになる。
【0014】即ち、レーザ加工機におけるレーザ加工ヘ
ッド17に対してレーザビームを集光する集光レンズ1
を固定する集光レンズ固定装置において、レーザ加工ヘ
ッド17内に筒状のレンズマウント27を設け、このレ
ンズマウント27の内側下部に集光レンズ1の側部を挿
入する環状の段部35を設け、この環状の段部35の上
側内壁に環状の溝を設け、この溝に集光レンズ1の側部
に接触するインジウムリング7を嵌合し、上記段部35
の奥側内壁と集光レンズ1の側部とインジウムリング7
によって形成される空間に、集光レンズ1を上下方向へ
案内保持するリングカラー39を上下方向へ移動可能に
設け、上記レンズマウント27の下側に集光レンズ1を
上方向へ付勢する圧縮バネ33を備えたバネ座37を設
けてなることを特徴とする。
【0015】次に、本実施例の作用をまとめると以下の
ようになる。
【0016】即ち、レーザ加工ヘッド17内における集
光レンズ1の下側に供給されたアシストガスが高圧にな
っても、集光レンズ1に作用するアシストガスのガス圧
の方向と、集光レンズ1に作用する圧縮バネ33の付勢
方向が同じ方向(上方向)であるため、集光レンズ1が
段部35内においてがたつくことを抑制することができ
る。又、リングカラー39を設けたことにより、集光レ
ンズ1の中心位置を一定に保つことができ、更に、リン
グカラー39を上下方向へ移動可能にしたことにより、
アシストガスのガス圧の作用により集光レンズ1の側部
がインジウムリング7を押し潰して変形させても、リン
グカラー39が下方向へ移動することによって、この変
形量が前記空間に吸収され、インジウムリング7の一部
が段部35から集光レンズ1の表面にはみ出すことを防
止できる。
【0017】以上のごとき、本実施例の考案によれば、
レーザ加工ヘッド17内における集光レンズ1の下側に
供給されたアシストガスのガス圧が高圧になっても、集
光レンズ1が段部35内においてがたつくことを抑制す
ることができると共に、集光レンズ1の中心位置をほぼ
一定に保つことができるため、精度の良い安定したレー
ザ加工を行うことができる。
【0018】又、レーザ加工ヘッド17内における集光
レンズ1の下側に供給されたアシストガスのガス圧が高
圧になって、アシストガスのガス圧の作用により集光レ
ンズ1の側部がインジウムリング7を押し潰して変形さ
せても、リングカラー39が下方向へ移動することによ
ってこの変形量を上記空間に吸収せしめることができる
ため、インジウムリング7の一部が段部35から集光レ
ンズ1の表面にはみ出してレーザビームの照射対象とな
って高熱になることを防止することができる。よって、
インジウムリング7の熱によって集光レンズ1が破損す
ることはなくなるものである。
【0019】
【考案の効果】請求項1に記載の考案によれば、レーザ
加工ヘッド内における集光レンズの下側に供給されたア
シストガスが高圧になっても、集光レンズが段部内にお
いてがたつくことがないと共に、集光レンズの中心位置
を一定に保つことができるため、精度の良い安定したレ
ーザ加工を行うことができる。
【0020】又、レーザ加工ヘッド内における集光レン
ズの下側に供給されたアシストガスのガス圧が高圧にな
って、このアシストガスのガス圧の作用によって集光レ
ンズの側部がシール部材を押し潰して変形させても、リ
ングカラーが下方向へ移動することによって、シール部
材の変形量を前記空間に吸収せしめることができるた
め、シール部材の一部が段部から集光レンズの表面には
み出してレーザビームの照射対象となって高温になるこ
とを防止できる。よって、シール部材の一部の熱によっ
て破損することがなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の集光レンズ固定装置の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本考案の他の実施例の要部概要図である。
【図4】本考案の集光レンズ固定装置が実施されたレー
ザ加工ヘッドの概要説明図である。
【図5】従来の集光レンズ固定方法である。
【符号の説明】
1 集光レンズ 7 インジウムリング 17 レーザ加工ヘッド 19 集光レンズ固定装置 21 ヘツド本体 23 レーザノズル 25 アシストガス供給口 27 レンズマウント 29 バネ座 31 リングカラー 35 段部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工機におけるレーザヘッドに対
    してレーザビームを集光する集光レンズを固定する集光
    レンズ固定装置において、 上記レーザ加工ヘッド内に筒状のレンズマウントを設
    け、このレンズマウントの内側下部に集光レンズの側部
    を挿入する環状の段部を設け、この段部の上側内壁に環
    状の溝を設け、この溝に集光レンズの側部に接触するシ
    ール部材を嵌合し、上記段部の奥側内壁と集光レンズの
    側部とシール部材によって形成される空間に、集光レン
    ズを上下方向へ案内保持するリングカラーを上下方向へ
    移動可能に設け、上記レンズマウントの下側に集光レン
    ズを上下方向へ付勢する圧縮バネを備えたバネ座を着脱
    可能に設けてなることを特徴とする集光レンズ固定装
    置。
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JP5947573B2 (ja) * 2012-03-12 2016-07-06 株式会社アマダホールディングス レーザ用光学素子の固定構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03165990A (ja) * 1989-11-22 1991-07-17 Komatsu Ltd レーザ加工機のレンズマウント方法

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