JP2548831Y2 - 圧延ロールの位置決め装置 - Google Patents

圧延ロールの位置決め装置

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JP2548831Y2
JP2548831Y2 JP2142491U JP2142491U JP2548831Y2 JP 2548831 Y2 JP2548831 Y2 JP 2548831Y2 JP 2142491 U JP2142491 U JP 2142491U JP 2142491 U JP2142491 U JP 2142491U JP 2548831 Y2 JP2548831 Y2 JP 2548831Y2
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JP
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roll
rolling
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chock
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JP2142491U
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央 松岡
良紀 三登
武彦 尾木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧延機のロールチョッ
クを圧延ロールに着脱する際の圧延ロール位置決め装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延機の圧延ロールは、その表面の研削
のため、頻繁に組替を必要とし、特に冷間圧延機におい
ては、その研削精度を高めるために、その都度ロールチ
ョックの着脱を行っている。
【0003】図4は、上述した着脱作業に用いるロール
チョック着脱装置の一例を示す概念図である。図示のよ
うに、研削が完了した圧延ロールRを、例えばナイロン
スリングのような吊具010で懸吊して図示しないクレ
ーンによって搬送し、ロール支持台020によって双方
のロール端部Eを支持する。そして、チョック受台03
0上に載置されたロールチョックBを、作業員が目視で
チョック受台030を上下方向及びロール胴長方向と直
交する水平方向へ移動させて圧延ロールRの軸心とロー
ルチョックBの軸心とを一致させた後当該チョック受台
030をロール胴長方向に移動させて、圧延ロールRの
軸部Sに嵌装する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述したような従来の
装置では、圧延ロールRをロール受台020へ載置する
のに、作業員がクレーン(図示せず)を操作して目視で
行うので、圧延ロールRのロール胴長方向の正確な位置
決めが困難であり、このことがロールチョックBの着脱
及びクランプ作業の自動化を阻む要因になっていた。
【0005】本考案は、前記問題点を解決するためにな
されたもので、ロールチョック着脱装置の完全自動化を
実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本考案の構成は、圧延ロール両端の軸部にロールチ
ョックを着脱する装置において、前記圧延ロールを受取
るV字状受け部を具備して昇降及びロール胴長方向へ移
動可能なロール受け装置と、前記圧延ロールの下降によ
ってロール圧延部両端面のいずれか一方と当接する上下
方向の勾配部を具備したロール胴長方向ガイド装置と、
前記ロール受け装置をロール胴長方向へ互いに押圧する
一対の押圧装置と、前記圧延ロールをロール胴長方向と
直交する方向へ位置決めし得るロール支持装置とを備え
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】前記構成によれば、ロールチョックの着脱に際
し、先ずロール受け装置を上昇させ、圧延ロールをこの
受け装置に載置し、そのV字状受け部によってロール胴
長方向と直交する水平方向の位置決めを行う。次いで、
受け装置を下降させるが、この時圧延ロールのロール胴
長方向に少しでも位置の差異があると、そのロール圧延
部両端面のいずれか一方がロール胴長方向ガイド装置の
勾配部に当接する。受け装置をさらに下降すると、前記
ロール圧延部の端面が前記ガイド装置の勾配部にガイド
されて、圧延ロールは勾配部への非当接側に移動しよう
とし、その移動力が一方の押圧装置の押圧力よりも大き
くなって、その位置の差異だけ前記非当接側に移動する
ことによってロール胴長方向に位置決めされる。さら
に、ロール支持装置によってロール胴長方向と直交する
水平方向に位置決めされて支持される。
【0008】
【実施例】以下添付図面に基づいて本考案の一実施例を
説明する。図1及び図2において、1は1対のガイドで
あり、その上部の互いに対向する面には上下方向の勾配
部1aが設けられ、ベース2上に支持柱2aを介して立
設されている。3は1対のロール支持台であり、前記ベ
ース2上にガイド1と隣接して立設されている。4はロ
ール受け台であり、その上面には、圧延ロールRの圧延
部Dを受ける、表面に例えばゴムのような軟質材を貼着
したV字状部材5が固設されている。
【0009】そして、前記ロール受け台4は、その下面
にセンタブロック6及び1対のスライドブロック7が固
設され、これらのスライドブロック7を介してベッド8
上の一対のレール9に支持されている。
【0010】前記ベッド8の上面には、1対の油圧シリ
ンダ10が、前記センタブロック6をロール胴長方向へ
互いに押圧するように横向きに装設されている。そし
て、前記ベッド8は、その下面のフレーム11に固設し
たスライドブロック12を前記ベース2上に立設された
ガイド13に嵌装させて、油圧シリンダ14によって前
記ベース2に支持されている。なお、図中15はロール
チョックBの着脱装置である。
【0011】次に、本装置の作用を図3を参照して説明
する。図3に示す油圧切替弁20を開にして、ロール受
け台4のセンタブロック6を双方の油圧シリンダ10に
よって互いに押圧して圧延ロールRをロール胴長方向に
センタリングし、ロール受け台4を油圧シリンダ14に
よって、図1及び図2に2点鎖線で示すように上昇さ
せ、図示しない自動クレーンによって搬送して来た研削
済みの圧延ロールRをV字状部材5によって受取る。こ
のとき、圧延ロールRのロール胴長方向及びロール胴長
方向と直交する水平方向の位置の差異は小さくなってい
るが、図1及び図3に示すように、そのロール胴長方向
の位置が図中左方にずれていると、ロール受け台4の下
降によって、圧延部Dの左方の端部コーナが勾配部1a
に当接することになる。この当接の前に、図3に示すよ
うに、油圧切替弁20を閉にしてセンタブロック6をロ
ール胴長方向に互いに押圧している双方の油圧シリンダ
10の油圧をフリーにする。そして、ロール受け台4を
さらに下降すると、圧延ロールRの圧延部Dの端面コー
ナ部は図中左方のガイド1の勾配部1aを滑りながら図
中右方に移動して、圧延部Dの両端面が双方のガイド1
の間に入ってロール胴長方向に位置決めされ、ロール端
部Eをロール支持台3で支持する。圧延ロールRのロー
ル胴長方向と直交する水平方向はV字状部材5及びロー
ル支持台3によって位置決めされる。次いで、双方のロ
ールチョックBを着脱装置15によって軸部Sに自動的
に嵌装し、クランプする。
【0012】なお、上記した実施例の作用は、ロールチ
ョクを圧延ロールに嵌装する場合の圧延ロールの位置決
めについて述べたが、本考案による圧延ロールの位置決
め装置は、圧延機から引き出したロールアッセンブリか
らロールチョックを自動的に脱抜する場合の圧延ロール
の位置決めにも使用できるものである。また、本考案
は、上述した実施例に限定されるものではなく、ロール
受け台をロール胴長方向に互いに押圧する押圧装置とし
て、油圧シリンダの代りにばねを用いることも可能であ
る。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案では、
V字状受け部を具備して昇降及びロール胴長方向に移動
するロール受け装置と、上下方向の勾配部を具備したガ
イド装置と、ロール受け装置をロール胴長方向に互いに
押圧する1対の水平方向流体圧アクチュエータとを設け
たことにより、圧延ロールのロールチョックを脱抜また
は嵌装するためにロール支持装置に設定するときに、圧
延ロールをロール受け装置で受取って下降させると、圧
延ロールをロール胴長方向及びロール胴長方向と直交す
る水平方向に位置決めすることが可能になり、ロール圧
延部のスリップ傷の発生を防止することができる。この
ため、ロールチョック着脱装置の完全自動化が可能にな
り、人件費を大幅に節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての、圧延ロールの位置
決め装置の一部切欠き側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】1対の油圧シリンダの油圧系統を示す説明図で
ある。
【図4】従来のロールチョック着脱装置の一例を示す概
念図である。
【符号の説明】
1 ガイド 1a 勾配部 3 ロール支持台 4 ロール受け台 5 V字状部材 6 センタブロック 10 油圧シリンダ 14 油圧シリンダ B ロールチョック R 圧延ロール D 圧延部 S 軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 尾木 武彦 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−156818(JP,A) 特開 昭57−156819(JP,A) 実開 昭53−32840(JP,U) 特公 昭53−11271(JP,B2) 特公 昭63−12686(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延ロール両端の軸部にロールチョック
    を着脱する装置において、前記圧延ロールを受取るV字
    状受け部を具備して昇降及びロール胴長方向へ移動可能
    なロール受け装置と、前記圧延ロールの下降によってロ
    ール圧延部両端面のいずれか一方と当接する上下方向の
    勾配部を具備したロール胴長方向ガイド装置と、前記ロ
    ール受け装置をロール胴長方向へ互いに押圧する一対の
    押圧装置と、前記圧延ロールをロール胴長方向と直交す
    る方向へ位置決めし得るロール支持装置とを備えたこと
    を特徴とする圧延ロールの位置決め装置。
JP2142491U 1991-04-03 1991-04-03 圧延ロールの位置決め装置 Expired - Lifetime JP2548831Y2 (ja)

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JPH04118205U JPH04118205U (ja) 1992-10-22
JP2548831Y2 true JP2548831Y2 (ja) 1997-09-24

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Effective date: 19970422