JP2548211Y2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JP2548211Y2
JP2548211Y2 JP1991097526U JP9752691U JP2548211Y2 JP 2548211 Y2 JP2548211 Y2 JP 2548211Y2 JP 1991097526 U JP1991097526 U JP 1991097526U JP 9752691 U JP9752691 U JP 9752691U JP 2548211 Y2 JP2548211 Y2 JP 2548211Y2
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JP
Japan
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distal end
tip
flexible tube
liquid
outlet
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JP1991097526U
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JPH0544101U (ja
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浩司 神原
清孝 松野
明人 定政
和宏 井上
明文 石川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内視鏡のチャンネルを
通じて体腔内に導入し、液体等を供給する内視鏡用処置
具に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,767,416号明細書
において、内視鏡のチャンネルを通じて体腔内に導入
し、その体腔内に液体等を供給する内視鏡用処置具が開
示されている。これは液体などを前方へ向けて放出する
ノズルを設けているものであるに過ぎない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、胆管の狭窄
を解除するため、その狭窄部に留置するドレナージチュ
ーブが知られているが、ドレナージチューブは、胆管の
狭窄部に長い間、留置するものであるため、その留置し
たドレナージチューブの内腔には付着物が次第に蓄積す
る。この結果、時間の経過とともに、胆汁の流れを阻害
する傾向を増大する。
【0004】そこで、胆管の狭窄部に留置したドレナー
ジチューブ内の付着物を時々除去することが望まれる
が、その手技として例えば前述したような流体供給用処
置具を用いて、ドレナージチューブの内腔に液体を注入
し、付着物を洗い落とすことが、一応、考えられる。
【0005】しかしながら、この方法によると、注入し
た洗浄液や、それまでドレナージチューブ内腔に付着し
ていた異物が、これより奥の臓器に向かう逆の流れとな
り、それが生体を阻害する原因ともなる。したがって、
この方法を単に採用することは問題が残る。
【0006】本考案は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、例えば胆管の狭窄部に留
置したドレナージチューブ内への付着物を安全かつ強力
に除去することができる内視鏡用処置具を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の内視
鏡用処置具は、内部に流体用供給管路を形成した可撓性
チューブの先端に先端部を設け、この先端部には前記供
給管路に連通するとともにその可撓性チューブの基端方
向に向かって流体を噴出するように形成され、かつ出口
に向かって徐々にその断面積を小さくした噴出用流路を
形成したものである。
【0008】しかして、液体はその出口から勢いよく後
方へ向けて噴射する。この噴射する液体によって患者の
体内やドレナージチューブ内を効率よく洗うことができ
る。しかも、液体が斜め後方へ噴出するため、奥の臓器
に向かう逆の流れを生じさせることがなく、その洗浄液
や洗い落とした付着物等は手元側へ流れる。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。図3において示すように、この実施例に係る内視鏡
用処置具1は、挿入部としての可撓性チューブ2を有
し、この可撓性チューブ2の先端には先端部3が固定的
に取着されている。また、可撓性チューブ2の基端には
口金4が固定的に取着されている。口金4には図示しな
いシリンジの先端が係着するようになっている。図1で
示すように、可撓性チューブ2の内腔によって前記口金
4に通じる供給管路5を形成している。
【0010】さらに、図1で示すように、前記先端部3
は先端チップ6と先端キャップ7の両部材によって構成
されている。先端チップ6は略筒状の部材から形成され
ており、その基端部分は僅かに小径に形成されている。
この基端部分の外周には雄ねじ部8を形成している。そ
して、この雄ねじ部8を前記可撓性チューブ2の先端部
分にねじ込んで嵌入することにより、可撓性チューブ2
の先端に先端チップ6を取着している。また、先端チッ
プ6の先端部分も、僅かに小径に形成されており、この
小径な先端部分9には前記先端キャップ7が被嵌して例
えばろう付け等の接続手段で固定的に取着されている。
また、可撓性チューブ2、先端チップ6及び先端キャッ
プ7の外径は等しく形成されている。
【0011】前記先端チップ6の内部にはその軸方向に
沿う内腔によって前記可撓性チューブ2の供給管路5に
通じる流路10を形成している。この流路10の内径は
前記供給管路5の径より僅かに小さいものの極力大きく
形成されている。さらに、この流路9を形成する内腔に
おける基端側部分10aと先端側部分10bはそれぞれ
の中心軸が平行であるが、偏位している。基端側部分1
0aの中心軸は前記可撓性チューブ2の供給管路5の中
心軸と一致する。一方、先端側部分10bの中心軸はそ
れから一側方へ偏位して配置されている。このため、流
路10の基端側部分10aと先端側部分10bとの境に
は段差11が形成されている。
【0012】可撓性チューブ2から先端チップ6にわた
り、その内部には脱落防止用ワイヤ12がそれらの中心
軸上に位置して挿通されている。脱落防止用ワイヤ12
の先端は前記先端キャップ7の先端壁中心部を貫入され
てかしめろう付けなどによって固着されている。脱落防
止用ワイヤ12の後端側は可撓性チューブ2または口金
4等に連結される。
【0013】さらに、この先端部3には、供給管路5に
通じる流路10に連通した噴出用流路13が、前記流路
10の先端側部分10bの偏位する側とは逆側位置の一
側面部に形成されている。この噴出用流路13は、可撓
性チューブ2の軸方向に対して鋭角な角度の方向に沿っ
て形成されるとともに、その出口14に向かって除々
に、その断面積を小さくするように構成される。この実
施例の場合、噴出用流路13は先端チップ6と先端キャ
ップ7との嵌合間に形成される。
【0014】つまり、図1で示すように、先端チップ6
の先端外周部には、軸方向に沿う向きで、その先端チッ
プ6の先端から基端側に向けて次第に浅くなりながら
斜する一定幅の流路溝15を形成する一方、この流路溝
15に対向して前記先端キャップ7には前記軸方向に沿
う向きでその基端から流路溝15の幅に略一致した切欠
き孔16を形成する。また、切欠き孔16の長さは流路
溝15の長さよりも短い。そして、図1で示すように、
先端チップ6と先端キャップ7を組み立てた状態におい
て、その流路溝15と、先端キャップ7の、切欠き孔1
6の部分を含むキャップ内面との間で、その両者により
噴出用流路13を形成する。従って、噴出用流路13の
出口14の位置は、図1で、その符号14の引き出し線
の指し示す位置からも知れるように、先端チップ6と先
端キャップ7が重なり合っている部分に位置する。この
ように噴出用流路13は可撓性チューブの軸方向に対し
て鋭角な角度の方向に沿って形成されるとともにその出
口14に向かって除々にその断面積を小さくする。ま
た、先端キャップ7の先端内面は、円錐形状の凹部17
として形成する場合に限らず、平面または球面状等に形
成してもよいものである。
【0015】次に、この内視鏡用処置具1の使用方法に
ついて説明する。例えば、胆管の狭窄部に留置したドレ
ナージチューブ内に付着物を洗浄する場合について説明
すると、予め、十二指腸乳頭部近くまで導入した内視鏡
のチャンネルを通じてこの可撓性チューブ2を導入し、
可撓性チューブ2の先端部3を総胆管内に差し込んで行
き、胆管狭窄部に留置したドレナージチューブの内腔に
差し込む。
【0016】そこで、口金4に係着したシリンジから可
撓性チューブ2内に液体を注入する。すると、液体はそ
の可撓性チューブ2の供給管路5を通過し、先端部3に
おける先端チップ6内の流路10を通り、噴出用流路1
3内に導入される。この噴出用流路13は可撓性チュー
ブの軸方向に対して鋭角な角度の方向に沿って形成され
るため、その出口14から噴出する液体が斜め後方へ流
出する。また、出口14に向かって除々にその断面積を
小さくするから、液体はその出口14から勢いよく噴射
する。この噴射する液体によってドレナージチューブ内
の付着物を効率よく洗い落とすことができる。しかも、
液体が斜め後方へ噴出するため、奥の臓器に向かう逆の
流れを生じさせることがなく、その洗浄液や洗い落とし
た付着物を十二指腸側へ流して回収すことができるか
ら、生体に対する安全性を確保することができる。
【0017】先端キャップ7には脱落防止用ワイヤ12
を接続してあるので、先端キャップ7のみならず先端チ
ップ6を含めてそれらの脱落が防止される。また、仮
に、それらが外れてもワイヤ12で捕らえておけるた
め、体内に喪失する虞がない。
【0018】また、先端チップ6の内部に形成される流
路10の先端側部分10bはその基端側部分10aに対
して噴出用流路13とは反対側の位置に偏位している。
このため、細径な先端部3においても、噴出用流路13
の長さを充分に取れ、逆噴射効率を高めることができ
る。
【0019】本考案は前記実施例のものに限定されるも
のではない。例えば、噴出用流路13を先端チップ6と
先端キャップ7との嵌合間に形成する場合に限らず、部
材に直接穿設して形成したり、ノズル部材を取着したり
する等、種々の手段が考えられる。また、患者の体内、
例えば管腔内部位を洗浄する場合などにも使用できる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、この噴出
用流路が可撓性チューブの軸方向に対して鋭角な角度の
方向に沿って形成されるため、その出口から噴出する液
体が斜め後方へ流出する。また、噴出用流路の断面積が
出口に向かって除々に小さくなるから、液体はその出口
から勢いよく噴射する。この噴射する液体によって患者
の体内やドレナージチューブ内等を効率よく洗うことが
できる。しかも、液体が斜め後方へ噴出するため、奥の
臓器に向かう逆の流れを生じさせることがないため、そ
の洗浄液や洗い落とした付着物等を手元側へ流すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る内視鏡用処置具の先端
部の断面図。
【図2】図1中A−A線に沿う断面図。
【図3】同じく本考案の一実施例に係る内視鏡用処置具
全体を示す側面図。
【符号の説明】
1…内視鏡用処置具、2…可撓性チューブ、3…先端
部、4…口金、5…供給管路、6…先端チップ、7…先
端キャップ、13…噴出用流路、14…出口、15…流
路溝、16…切欠き孔。
フロントページの続き (72)考案者 井上 和宏 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 石川 明文 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭51−23387(JP,U) 実開 平3−56451(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流体用供給管路を形成した可撓性
    チューブと、この可撓性チューブの先端に接続された先
    端部と、この先端部に形成され前記供給管路に連通する
    とともにその可撓性チューブの基端方向に向かって流体
    を噴出するように形成され、かつ出口に向かって徐々に
    その断面積を小さくした噴出用流路とを具備したことを
    特徴とする内視鏡用処置具。
JP1991097526U 1991-11-27 1991-11-27 内視鏡用処置具 Expired - Lifetime JP2548211Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991097526U JP2548211Y2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 内視鏡用処置具

Applications Claiming Priority (1)

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Publication Number Publication Date
JPH0544101U JPH0544101U (ja) 1993-06-15
JP2548211Y2 true JP2548211Y2 (ja) 1997-09-17

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ID=14194699

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327836Y2 (ja) * 1974-08-08 1978-07-13
JP3056451U (ja) * 1998-08-04 1999-02-16 廣二 浅香 自分専用の印箱

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JPH0544101U (ja) 1993-06-15

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