JP2548174Y2 - 等速ジョイントのシール装置 - Google Patents
等速ジョイントのシール装置Info
- Publication number
- JP2548174Y2 JP2548174Y2 JP1989113133U JP11313389U JP2548174Y2 JP 2548174 Y2 JP2548174 Y2 JP 2548174Y2 JP 1989113133 U JP1989113133 U JP 1989113133U JP 11313389 U JP11313389 U JP 11313389U JP 2548174 Y2 JP2548174 Y2 JP 2548174Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- small
- diameter
- band
- boot
- constant velocity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J3/00—Diaphragms; Bellows; Bellows pistons
- F16J3/04—Bellows
- F16J3/041—Non-metallic bellows
- F16J3/042—Fastening details
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車用等の等速ジョイントのシール装
置に関するものである。
置に関するものである。
自動車用等速ジョイントのシール装置として、従来か
ら蛇腹形ブーツの一端を等速ジョイントの外輪に固定す
ると共に他端を等速ジョイントのシャフトに固定する構
造がとられている。
ら蛇腹形ブーツの一端を等速ジョイントの外輪に固定す
ると共に他端を等速ジョイントのシャフトに固定する構
造がとられている。
また、ブーツの耐久性の点から、これを硬質合成樹脂
(商品名「ハイトレル」等のポリエステル系合成樹脂)
により形成したものが従来から使用されている。
(商品名「ハイトレル」等のポリエステル系合成樹脂)
により形成したものが従来から使用されている。
上記のブーツは硬質であるため、加締めタイプの特殊
なバンドで強固に固定される。第4図はブーツ20の小径
端部21をシャフト22に嵌め、上記のバンド23で固定した
状態を示している。シャフト22の取付け部には締付力を
集中させるために複数の突条24が形成される。
なバンドで強固に固定される。第4図はブーツ20の小径
端部21をシャフト22に嵌め、上記のバンド23で固定した
状態を示している。シャフト22の取付け部には締付力を
集中させるために複数の突条24が形成される。
なお、ブーツ20の大径端部も等速ジョイントの外輪に
上記と同様の構造で固定される。
上記と同様の構造で固定される。
等速ジョイントのブーツは、常に水、泥、雪等にさら
されているため、ブーツ材料の劣化と共にバンドの緊締
力も低下し、ついにはブーツ内へ水が侵入したり、バン
ドの緩みが発生するに至る。
されているため、ブーツ材料の劣化と共にバンドの緊締
力も低下し、ついにはブーツ内へ水が侵入したり、バン
ドの緩みが発生するに至る。
そこで、この考案は上記の問題を解決し、ブーツのシ
ール作用を一層確実にすることを技術的課題とする。
ール作用を一層確実にすることを技術的課題とする。
上記の課題を解決するために、この考案は、硬質合成
樹脂製ブーツの一端の大径端部を等速ジョイントの外輪
にバンドで締付けて固定すると共に、他端の小径端部を
等速ジョイントのシャフトにバンドで締付けて固定して
なる等速ジョイントのシール装置において、上記ブーツ
の大径端部のバンドの締付け部より外側に外向きの小ツ
バを形成し、上記外輪の外径面に密着嵌合させた大径側
シールリングの内径面の一部をこの小ツバの外径面に密
着させると共に、上記ブーツの小径端部のバンドの締付
け部より外側に外向きの小ツバを形成し、上記シャフト
の外径面に密着嵌合させた小径側シールリングの内径面
の一部をこの小ツバの外径面に密着させた構造としたも
のである。
樹脂製ブーツの一端の大径端部を等速ジョイントの外輪
にバンドで締付けて固定すると共に、他端の小径端部を
等速ジョイントのシャフトにバンドで締付けて固定して
なる等速ジョイントのシール装置において、上記ブーツ
の大径端部のバンドの締付け部より外側に外向きの小ツ
バを形成し、上記外輪の外径面に密着嵌合させた大径側
シールリングの内径面の一部をこの小ツバの外径面に密
着させると共に、上記ブーツの小径端部のバンドの締付
け部より外側に外向きの小ツバを形成し、上記シャフト
の外径面に密着嵌合させた小径側シールリングの内径面
の一部をこの小ツバの外径面に密着させた構造としたも
のである。
上記のシールリングは、ブーツの一端部とシャフトと
の間及びブーツの他端部と外輪との間のすき間を閉塞
し、水等の侵入を防止する。
の間及びブーツの他端部と外輪との間のすき間を閉塞
し、水等の侵入を防止する。
また、大径側シールリング及び小径側シールリングの
内径面の一部をブーツの両端の小ツバの外径面にそれぞ
れ密着させることにより、上記ブーツの両端部をそれぞ
れ上記バンドで締付けた際の小ツバの立ち上がりを各シ
ールリングの弾性力により押さえる。
内径面の一部をブーツの両端の小ツバの外径面にそれぞ
れ密着させることにより、上記ブーツの両端部をそれぞ
れ上記バンドで締付けた際の小ツバの立ち上がりを各シ
ールリングの弾性力により押さえる。
第1図に示すように、実施例のシール装置は、従来と
同様の硬質合成樹脂製の蛇腹形ブーツ1を有し、その大
径端部2を等速ジョイントの外輪3の取付部4の外径面
に嵌合させ、その端部に形成した外向きの小ツバ5を外
輪3の段部6に押し当て、加締めタイプの特殊なバンド
7で締付けて固定させる。上記の小ツバ5はバンド7の
締付け部より外側に形成される。
同様の硬質合成樹脂製の蛇腹形ブーツ1を有し、その大
径端部2を等速ジョイントの外輪3の取付部4の外径面
に嵌合させ、その端部に形成した外向きの小ツバ5を外
輪3の段部6に押し当て、加締めタイプの特殊なバンド
7で締付けて固定させる。上記の小ツバ5はバンド7の
締付け部より外側に形成される。
上記の小ツバ5の外径面に、外輪3のまわりに密着嵌
合させたゴム製の大径側シールリング8の内径面の一部
を密着させる(第3図参照)。
合させたゴム製の大径側シールリング8の内径面の一部
を密着させる(第3図参照)。
なお、取付部4の外径面には、2本の突条9が形成さ
れる。
れる。
ブーツ1の小径端部10は、等速ジョイントのシャフト
11の取付部12の外径面に嵌合され、取付部12の突条13に
前述の場合と同様のバンド14で締付けて固定される。ま
た、小径端部10の先端内径面の位置決め用突条15(第2
図参照)を取付部12の溝16に嵌合している。また小径端
部10の先端外径面にはバンド14による締付け部より外側
において外向きの小ツバ17が形成され、その小ツバ17の
外径面に、シャフト11のまわりに密着嵌合させたゴム製
の小径側シールリング18の内径面の一部を密着させる。
11の取付部12の外径面に嵌合され、取付部12の突条13に
前述の場合と同様のバンド14で締付けて固定される。ま
た、小径端部10の先端内径面の位置決め用突条15(第2
図参照)を取付部12の溝16に嵌合している。また小径端
部10の先端外径面にはバンド14による締付け部より外側
において外向きの小ツバ17が形成され、その小ツバ17の
外径面に、シャフト11のまわりに密着嵌合させたゴム製
の小径側シールリング18の内径面の一部を密着させる。
上記のように、大径端部2と外輪3との間にゴム製の
大径側シールリング8を取付けると共に、小径端部10と
シャフト11との間にゴム製の小径側シールリング18を取
付けているので、各端部2、10の内径面からの水等の侵
入が防止される。
大径側シールリング8を取付けると共に、小径端部10と
シャフト11との間にゴム製の小径側シールリング18を取
付けているので、各端部2、10の内径面からの水等の侵
入が防止される。
また、大径側シールリング8及び小径側シールリング
18の内径面の一部をブーツ1の両端の小ツバ5、17の外
径面にそれぞれ密着させたので、上記ブーツ1の両端部
をそれぞれ上記バンド7、14で締付けた際に生じる小ツ
バ5、17の立ち上がりを、大径側シールリング8及び小
径側シールリング18の弾性力によって押さえることがで
きる。
18の内径面の一部をブーツ1の両端の小ツバ5、17の外
径面にそれぞれ密着させたので、上記ブーツ1の両端部
をそれぞれ上記バンド7、14で締付けた際に生じる小ツ
バ5、17の立ち上がりを、大径側シールリング8及び小
径側シールリング18の弾性力によって押さえることがで
きる。
以上のように、この考案は、大径側及び小径側の各シ
ールリングの内径面の一部をブーツ両端の各小ツバの外
径面にそれぞれ密着させたので、ブーツ両端部をそれぞ
れバンドで締付けた際の小ツバの立ち上がりを各シーリ
ング弾性力により押さえることができる。これにより、
小ツバの立ち上がりを防止すると共に、小ツバ外径面と
各シーリングとの密着力を高めることができるので、ブ
ーツのシール作用が一層確実になる効果がある。
ールリングの内径面の一部をブーツ両端の各小ツバの外
径面にそれぞれ密着させたので、ブーツ両端部をそれぞ
れバンドで締付けた際の小ツバの立ち上がりを各シーリ
ング弾性力により押さえることができる。これにより、
小ツバの立ち上がりを防止すると共に、小ツバ外径面と
各シーリングとの密着力を高めることができるので、ブ
ーツのシール作用が一層確実になる効果がある。
第1図は実施例の一部省略断面図、第2図及び第3図は
同上の一部拡大断面図、第4図は従来例の一部を示す断
面図である。 1……ブーツ、2……大径端部、3……外輪、4……取
付部、5……小ツバ、6……段部、7……バンド、8…
…大径側シールリング、9……突条、10……小径端部、
11……シャフト、12……取付部、13……突条、14……バ
ンド、15……突条、16……溝、17……小ツバ、18……小
径側シールリング。
同上の一部拡大断面図、第4図は従来例の一部を示す断
面図である。 1……ブーツ、2……大径端部、3……外輪、4……取
付部、5……小ツバ、6……段部、7……バンド、8…
…大径側シールリング、9……突条、10……小径端部、
11……シャフト、12……取付部、13……突条、14……バ
ンド、15……突条、16……溝、17……小ツバ、18……小
径側シールリング。
Claims (1)
- 【請求項1】硬質合成樹脂製ブーツの一端の大径端部を
等速ジョイントの外輪にバンドで締付けて固定すると共
に、他端の小径端部を等速ジョイントのシャフトにバン
ドで締付けて固定してなる等速ジョイントのシール装置
において、上記ブーツの大径端部のバンドの締付け部よ
り外側に外向きの小ツバを形成し、上記外輪の外径面に
密着嵌合させた大径側シールリングの内径面の一部をこ
の小ツバの外径面に密着させると共に、上記ブーツの小
径端部のバンドの締付け部より外側に外向きの小ツバを
形成し、上記シャフトの外径面に密着嵌合させた小径側
シールリングの内径面の一部をこの小ツバの外径面に密
着させたことを特徴とする等速ジョイントのシール装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989113133U JP2548174Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 等速ジョイントのシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989113133U JP2548174Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 等速ジョイントのシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0351230U JPH0351230U (ja) | 1991-05-17 |
JP2548174Y2 true JP2548174Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=31661557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989113133U Expired - Lifetime JP2548174Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 等速ジョイントのシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548174Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4330938B2 (ja) * | 2003-06-20 | 2009-09-16 | 日本発條株式会社 | ブーツリング |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5639662U (ja) * | 1979-09-04 | 1981-04-13 | ||
JPS6064361U (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-07 | 三菱自動車工業株式会社 | 自在継手等のブ−ツ |
JPS6064362U (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-07 | 三菱自動車工業株式会社 | 防塵用ブ−ツ |
-
1989
- 1989-09-26 JP JP1989113133U patent/JP2548174Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0351230U (ja) | 1991-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20020147052A1 (en) | Flexible boot assembly for a constant velocity joint | |
KR910006629A (ko) | 밀봉체결장치를 가지는 자동차용 볼 링크장치 | |
JPS6216541Y2 (ja) | ||
JP2548174Y2 (ja) | 等速ジョイントのシール装置 | |
JPH0996319A (ja) | 等速ジョイント用フレキシブルブーツ | |
JPH02680B2 (ja) | ||
JPH0128343Y2 (ja) | ||
JPH06185532A (ja) | 機械軸継手用ブーツ | |
JPS6244210Y2 (ja) | ||
JPH04128536U (ja) | 等速自在継手用ブーツの取付構造 | |
JPH0523853Y2 (ja) | ||
JPS6230627Y2 (ja) | ||
JPS6311429Y2 (ja) | ||
JPS60159231U (ja) | 等速ジヨイント用フレキシブルブ−ツ | |
JPH0640379Y2 (ja) | ダストカバー | |
JPS6088107U (ja) | ボルト締結部のシ−ル構造 | |
JP2598534Y2 (ja) | 等速ジョイント用ブーツ | |
JPH055290Y2 (ja) | ||
JPH0212353Y2 (ja) | ||
JPS5824683Y2 (ja) | ワンタツチ式バンド用ブ−ツ | |
JPS6237025Y2 (ja) | ||
KR200270525Y1 (ko) | 등속죠인트의부츠고착구조 | |
JPS6374522U (ja) | ||
JPH0511406Y2 (ja) | ||
JPS6089422U (ja) | ベアリング封止リング |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |