JP2548094Y2 - ボイラ等の冷態起動時における燃焼制御システム - Google Patents

ボイラ等の冷態起動時における燃焼制御システム

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JP2548094Y2
JP2548094Y2 JP1992086872U JP8687292U JP2548094Y2 JP 2548094 Y2 JP2548094 Y2 JP 2548094Y2 JP 1992086872 U JP1992086872 U JP 1992086872U JP 8687292 U JP8687292 U JP 8687292U JP 2548094 Y2 JP2548094 Y2 JP 2548094Y2
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temperature
boiler
combustion
operation switch
time
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敏広 茅原
英司 田坂
吉民 坪田
秀朗 安藤
秀毅 狩郷
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ボイラ等の冷態起動
時における燃焼制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボイラ等の冷態起動時における運
転制御は、運転スイッチをONすることにより給水ポン
プ、水位検出用電極棒、オイルヒーター等のボイラを稼
動するのに必要な装置が作動状態に移行するようになっ
ているが、前記オイルヒーターの運転スイッチON後の
ON−OFFは、付設のサーモスタットのON−OFF
により制御されている。そして、運転スイッチと別に設
けてあるバーナの燃焼スイッチは個別にONできるた
め、前記サーモスタットが切れる前に燃焼スイッチをO
Nしてもオイルの加温不足により不着火となり問題にな
ることがある。そこで、前記サーモスタットが切れるの
を検出するまで燃焼スイッチをONさせない制御方法と
するか、油温センサを使用し、この油温センサの信号に
より燃焼移行を制御する方法もあるが、いずれも配線が
複雑となりコストが高くなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、上述の問
題点に鑑み、外気温度を温度センサで測定し、冷態起動
時、外気温度から油温が所定の温度まで上昇する時間を
予測し、この時間だけ燃焼へ移行させないようにする燃
焼制御システムを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、バーナ2に燃
料を供給する燃料供給ライン4に挿設したヒータ6と、
このヒータ6の通電を制御する油温サーモスタット6a
と、前記ヒータ6及びボイラ等の制御回路14への通電
を制御する運転スイッチSWとを備えたボイラ等の運転
制御装置において、外気温度を検出する温度センサ13
と、前記運転スイッチSWのONによるボイラ等の冷態
起動時、油温が所定の温度まで上昇する時間と外気温度
とに関するデータを予め入力し、ボイラ等の冷態起動時
に運転スイッチSWがONした時、前記温度センサ13
の外気温度情報から油温が所定の温度まで上昇する時間
を予測し、前記運転スイッチSWのON後この予測時間
だけ燃焼へ移行させないように制御する制御器9とを備
たたことを特徴としている。
【0005】
【作用】この考案によれば、ボイラ等の冷態起動時、外
気温度を測定し、この外気温度情報から運転スイッチO
N後の油温サーモスタットが切れるまでの時間、即ち油
温が所定の温度まで上昇する時間を予測し、この時間だ
け燃焼へ移行させないようにし、予測時間経過後に燃焼
へ移行させるように制御するのでバーナが不着火となる
ことはない。
【0006】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、1はボイラで、加熱用の
バーナ2を備えており、送風機3にて燃焼用空気を該バ
ーナ2に送るようにしている。前記バーナ2には燃料供
給ライン4を接続し、このラインに燃料ポンプ5および
油温サーモスタット6aを備えたヒーター6並びに燃料
用電磁弁7を挿設している。そして、燃焼のON−OF
Fは、ボイラ1の缶内の蒸気圧力を検出する圧力検出器
8の信号に基づいて制御器9により制御する。即ち、缶
内蒸気圧力が高設定圧力を越えるとバーナ2の燃焼を停
止し、低設定圧力を切るとバーナ2の燃焼を開始するよ
うに制御している。10は、ボイラ缶内の水位を検出す
るための水位検出器であり、この検出器の信号に基づい
て、適宜の水位制御装置により、給水ライン11中の給
水ポンプ12をON−OFFさせて缶内の水位を一定の
レベルに保つようにしている。
【0007】この考案に係る外気温度を測定する温度セ
ンサ13は、例えば前記制御器9の基盤上に付設してあ
って、冷態起動時に図2に示す運転スイッチ(SW)を
ONした後、前記ヒーター6に備えたサーモスタット
が切れるまでの時間、即ち油温が所定の温度まで上昇
する時間と外気温度との関係に関するデータを予め制御
器9に入力し、このデータに基づいて、前記温度センサ
13の外気温度情報から油温が所定の温度まで上昇する
時間を予測するようにしている。そして、燃焼スイッチ
(図示省略)をONしてもこの予測時間内はインターロ
ックできるように制御する構成としている。尚、前記予
測時間が経過すると前記電磁弁7が開くとともに着火装
置(図示省略)が作動する。
【0008】つぎに作用について説明する。冷態起動時
においてボイラ1の運転スイッチSWをONすると、図
2のボイラ制御回路14に示すように、ヒーター6にも
同時通電され燃料を加温し油温が所定温度になればサー
モスタット6aが切れるようになっている。一方、運転
スイッチと別に設けてある燃焼スイッチ(図示省略)
を、前記運転スイッチSWと同時にONしても前記制御
器9の基盤上に設けた温度センサ13よりの外気温度の
情報により、図3の外気温度と油温サーモスタット6a
の切れる時間を示す関係線図のように、冷態起動時の外
気温度により燃焼へ移行しないようにインターロックし
ている。したがって、オイルの加温不足により不着火と
なることはない。尚、温度センサ13は、上記燃焼制御
システムのほか熱電対の温度補正や基盤温度検出用等に
も共用できる。又、温度センサ13を送風機3の吸気口
近傍に設けて外気温度による送風量調節と共用すること
もできる。
【0009】
【考案の効果】この考案は、以上説明したように、外気
温度を検出する温度センサを設け、該温度センサの外気
温度情報から運転スイッチをONにした後、油温サーモ
スタットが切れるまでの時間を予測し、運転スイッチの
ON後この時間だけ燃焼へ移行しないようにインターロ
ックするので、季節の気温に応じてインターロック時間
を変更し必要最低限の待ち時間で燃焼へ移行することが
できる。したがって、オイルの加温不足による不着火等
の不具合は発生しない。又、温度センサを設けるだけで
ハード的制御回路構成は従来と同じにでき、他の方式に
比し安価であるとともに、他の制御に温度センサを共用
できるので効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施したボイラの概略説明図であ
る。
【図2】図1のボイラの制御回路の一部を示す説明図で
ある。
【図3】図1の外気温度と油温インターロック時間の関
係を示す線図である。
【符号の説明】
2 バーナ 4 燃料供給ライン 6 ヒーター 6a 油温サーモスタット 9 制御器 13 温度センサ
フロントページの続き (72)考案者 狩郷 秀毅 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 審査官 鈴木 洋昭 (56)参考文献 特開 昭61−128022(JP,A) 特開 昭54−47135(JP,A) 実開 昭56−158746(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ2に燃料を供給する燃料供給ライ
    ン4に挿設したヒータ6と、このヒータ6の通電を制御
    する油温サーモスタット6aと、前記ヒータ6及びボイ
    ラ等の制御回路14への通電を制御する運転スイッチS
    Wとを備えたボイラ等の運転制御装置において、外気温
    度を検出する温度センサ13と、前記運転スイッチSW
    のONによるボイラ等の冷態起動時、油温が所定の温度
    まで上昇する時間と外気温度とに関するデータを予め入
    力し、ボイラ等の冷態起動時に運転スイッチSWがON
    した時、前記温度センサ13の外気温度情報から油温が
    所定の温度まで上昇する時間を予測し、前記運転スイッ
    チSWのON後この予測時間だけ燃焼へ移行させないよ
    うに制御する制御器9とを備えたことを特徴とするボイ
    ラ等の冷態起動時における燃焼制御システム。
JP1992086872U 1992-11-24 1992-11-24 ボイラ等の冷態起動時における燃焼制御システム Expired - Lifetime JP2548094Y2 (ja)

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JPH0646162U JPH0646162U (ja) 1994-06-24
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JPS5447135A (en) * 1977-09-20 1979-04-13 Hitachi Heating Appliance Co Ltd Oil quantity controller of constant oil surface type
JPS56158746U (ja) * 1980-04-25 1981-11-26
JPS61128022A (ja) * 1984-11-26 1986-06-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 起動時の燃料供給方法

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