JP2547841B2 - 直列点灯回路の断芯検出装置 - Google Patents

直列点灯回路の断芯検出装置

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JP2547841B2 JP1046807A JP4680789A JP2547841B2 JP 2547841 B2 JP2547841 B2 JP 2547841B2 JP 1046807 A JP1046807 A JP 1046807A JP 4680789 A JP4680789 A JP 4680789A JP 2547841 B2 JP2547841 B2 JP 2547841B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、絶縁変流器を介して複数の灯火を直列に点
灯させる回路に適用され、断芯した灯火がいずれである
かを検出する断芯検出装置に関するものである。
(従来の技術) 空港の滑走路照明用には、一般に直列灯火点灯回路が
用いられている。この回路において、灯火に断芯が発生
した場合この断芯を検出する従来の装置として第6図に
示されたものがある。
交流電源1からの電流が定電流電源装置2に入力さ
れ、位相制御により一定に保たれて直列点灯回路66に供
給される。これにより、直列点灯回路66における直列に
接続された絶縁変流器CT1,CT2,…,CTnの二次側にそれぞ
れ接続された灯火L1,L2,…,Lnの輝度が一定に維持され
る。このような灯火の断芯の検出は断芯検出部65におい
て行う。
灯火L1,…,Lnのうち、いずれか一つ以上の灯火が断芯
すると、その灯火が接続されている絶縁変流器の二次側
は開放状態となり、その灯火に対して電流を供給してい
る定電流電源装置2からみた負荷インピーダンスが変化
する。これにより、定電流電源装置2の出力電圧と出力
電流は、第7図のようになる。この場合の断芯を検出す
る手法として、例えば原理については、特公昭61−1555
6に記載のものがある。
すなわち、絶縁変流器の二次側が開放されると、磁気
飽和現象が発生し、定電流電源装置2の出力電流の立上
がりは絶縁変流器が磁気飽和するまでの間緩慢になり、
断芯が発生していないときよりも立上がりの遅れた波形
となる。一方出力電圧は、出力電流の立上がりが遅れて
いる間(飽和時間α)に、急峻に立上がった波形とな
る。このときのハッチングで示された部分の面積に相当
する電圧波形の時間積分値は、第8図に示されるように
断芯した灯火の数に比例する。このため断芯検出部65に
よりこの時間積分値m1、m2、…、mnを求め、この値がm3
であれば断芯数は3個であることがわかる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような灯火断芯検出装置では断芯が発生
したこと及びその個数は検出されるが、それが灯火L1,L
2,…,Lnのうち、いずれの灯火であるかを判断すること
はできない。このため断芯が発生したことが検出される
と、空港の滑走路を巡回点検して断芯した灯火を発見し
なければならず、保守点検作業の効率が悪いという問題
があった。
また、断芯した灯火の交換が遅れると、二次側が開放
状態となった絶縁変流器が長時間にわたって放置される
こととなり、高電圧による巻線間の短絡や、温度上昇に
よる焼損を招くという問題があった。
本発明は多数の灯火のうち、どの灯火が断芯したかを
検出し得る灯火断芯検出装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、灯火毎に設けられ、対応する灯火と並列接
続された短絡用のスイッチング装置と、灯火毎に設けら
れ当該灯火が断芯するとこの断芯の発生を検出する断芯
発生検出部と、灯火毎に設けられ、対応する断芯発生検
出部の動作により灯火毎に異なった値にそれぞれ設定さ
れた短絡解除時間をカウントする第1の時間計数手段
と、灯火毎に設けられ、第1の時間計数手段のカウント
完了を条件にスイッチング装置をオン動作させると共に
短絡時間をカウントする第2の時間計数手段と、交流電
源の出力電圧波形を監視し、その波形変化からいずれは
灯火に断芯が発生したと判断してその結果を出力する断
芯発生判断部と、断芯発生判断部が断芯が発生している
と判断した第1の時間と断芯が発生していないと判断し
た第2の時間とを測定する時間測定部と、この第1の時
間が短絡解除時間のいずれに対応し、第2の時間が短絡
時間のいずれに対応するかを判断することによって、灯
火のうちのいずれが断芯したかを判断することを特徴と
している。
ここで第1の時間計数手段は灯火毎に異なる短絡解除
時間をカウントし、第2の時間計数手段はカウント毎に
異なる長さの短絡時間をカウントし、これに伴って断芯
位置判断部は断芯発生判断部が断芯は発生していると判
断した第1の時間が短絡解除時間のいずれに対応してい
るかを判断するものであってもよく、これとは逆に第1
の時間計数手段はカウント毎に異なる長さの短絡解除時
間をカウントし、第2の時間計数手段は灯火毎に異なっ
た短絡時間をカウントし、、これに伴って断芯位置判断
部は断芯発生判断部が断芯が発生していないと判断した
第2の時間が短絡解除時間のいずれに対応しているかを
判断するものであってもよい。
断芯発生検出部は、灯火の断芯の発生により変成器に
生じる過電圧を検出することによって断芯の発生を検出
するものであってもよく、あるいは灯火の断芯の発生に
より灯火に流れる電流が断たれることを検出することに
よって断芯の発生を検出するものであってもよい。
変成器は変流器であってもよい。
また断芯位置判断部は、断芯位置の判断を複数回行っ
た場合に、過半数以上一致した判断を採用するものであ
ってもよい。
(作 用) 断芯発生検出部により断芯が検出されると、断芯した
灯火に対応する第1の時間計数手段がカウントを開始
し、短絡解除時間をカウントし終ると、スイッチング装
置により断芯した灯火が接続されている変成器の二次側
が短絡されると共に、第2の時間計数手段がカウントを
開始する。そして第2の時間計数手段が短絡時間をカウ
ントし終るとスイッチング装置がオフとなって短絡が解
除される。短絡が解除されている時間中は変成器の二次
側が開放された状態であるため交流電源の出力電圧波形
が変化し、断芯発生判断部により断芯が発生したという
判断がなされるが、短絡されている時間中は変成器の二
次側が閉じており、出力電圧波形は断芯前の状態と変わ
らず断芯は発生していないという判断がなされる。時間
測定部において、断芯が発生していると判断された第1
の時間と発生していないと判断された第2の時間とがそ
れぞれ測定され、測定結果が断芯位置判断部に出力され
る。断芯発生判断部により、第1の時間は灯火毎に異な
って設定された短絡解除時間のいずれに対応し、第2の
時間は同じく灯火毎に異なって設定された短絡時間のい
ずれに対応しているかという判断がなされ、これによっ
て断芯した灯火の位置が判断される。
ここで、短絡解除時間のみ灯火毎に異なった値に設定
し、カウントする毎に長さが異なる短絡時間を設定し
て、時間測定部により測定された第1の時間が短絡解除
時間のいずれに対応しているかを断芯位置判断部におい
て判断することによっても断芯位置は判断される。同様
に短絡時間のみ灯火毎に異なった値に設定し、カウント
する毎に長さが異なるように短絡解除時間を設定して、
第2の時間が短絡時間のいずれに対応しているかを判断
することによっても断芯位置は判断される。
ここで断芯の発生の検出は、断芯の発生によって変成
器に生じる過電流を検出することによっても行われ、ま
た断芯の発生によって灯火に流れる電流が断たれること
を検出することによっても行われ得る。変成器として変
流器を用いても同様である。
また短絡と短絡解除とが交互に複数回行われることに
伴って、断芯位置判断部において断芯位置の判断を複数
回行い、このうち過半数一致した判断を最終結果として
採用することにより、断芯位置の検出精度は向上する。
(実施例) 以下、本発明の第1の実施例について図面を参照して
説明する。第1図は本実施例の直列点灯回路の断芯検出
装置の構成を示したものである。上述したように、交流
電源1からの電流が定電流電源装置2に入力され、位相
制御により一定に保たれて直列点灯回路5に供給され
る。これにより、直列点灯回路5における直列に接続さ
れた絶縁変流器CT1,CT2,…,CTnの二次側にそれぞれ接続
された灯火L1,L2,…,Lnの輝度が一定に維持される。こ
こで従来と比較して、灯火毎に端末部R1,R2,…,Rnが設
けられ、断芯検出部65の代わりに断芯発生判断部6が設
けられ、新たに時間測定部8、断芯位置判断部9が設け
られた点が異なっている。
断芯発生判断部6は、例えば上述した従来の断芯検出
部65と同様な手法により灯火L1,L2,…,Lnのいずれかに
断芯が発生するとこれを判断し、この判断結果を断芯発
生判断信号として時間測定部8に出力するものである。
時間測定部8は、この信号が出力されている期間中の第
4の時間と、出力されていない期間中の第3の時間をそ
れぞれ測定し、この2つの測定値を断芯位置判断部に出
力する。断芯位置判断部9は、この二つの時間測定値
が、後述するそれぞれの灯火毎に設定された時間のいず
れと一致しているかを判断することにより、断芯した灯
火の位置の判断を行うものである。
端末部R1,R2,…,Rnの構成内容はいずれも同一であ
り、端末部R1を例にとり第2図を用いて説明する。絶縁
変流器CT1の二次側に、灯火L1に対してそれぞれ並列に
なるように過電圧を検出する過電圧検出部21とサイリス
タ部22とが接続されている。過電圧検出部21は、灯火L1
が断芯して絶縁変流器CT1の二次側に高電圧が発生した
場合にこれを検出して、制御部26に通知するものであ
り、電流が流れ込まないように高インピーダンスとなっ
ている。サイリスタ部22は絶縁変流器CT1の二次側を短
絡するものであり、このサイリスタ部22に点弧させるサ
イリスタ点弧回路24と、第1のタイマ、第2のタイマ及
び短絡制御部としての機能を有し制御部電源回路23によ
り駆動される制御部26とが接続されている。サイリスタ
部22とサイリスタ点弧回路24とで短絡用のスイッチング
装置を構成する。
制御部26は短絡解除時間tをカウントするタイマTM1
(第1のタイマ)と、短絡時間Tをカウントするタイマ
TM2(第2のタイマ)とを有している。このタイマTM1
びタイマTM2がカウントする短絡解除時間t及び短絡時
間Tのそれぞれの長さは、端末部R1,R2,…,Rnが有する
制御部26のタイマTM1毎に、t1,t2,…,tn及びT1,T2,…,T
nというように長さが異なっている。過電圧検出部21が
過電圧を検出するとタイマTM1がカウントを開始し、短
絡解除時間t1経過した時点でサイリスタ点弧回路24に点
弧命令を出すと同時にタイマTM2がカウントを開始し、
短絡時間T1後に点弧を停止させる。コンデンサ27は、サ
イリスタ部22が絶縁変流器CT1の二次側を短絡している
間、制御部電源回路23からの出力電圧が0になるので、
その間制御部26への電力の供給を行うためのものであ
る。
このような構成を有した断芯検出装置の動作について
説明する。先ず灯火L1が断芯したとすると、絶縁変流器
CT1の二次側が開放に近い状態となり過電圧が発生す
る。この過電圧を端末部R1の過電圧検出部21が検出し、
制御部26に過電圧が発生したことを通知する。制御部26
はこの通知を受けると、常開接点31が閉じてタイマTM1
がカウントを開始する。タイマTM1がカウント中は常開
接点25は開いたままで、サイリスタ点弧回路24に点弧命
令は与えられない。従って絶縁変流器CT1の二次側は開
放状態が維持される。
次にタイマTM1が短絡解除時間t1をカウントすると、
タイマTM1からの出力により常開接点33が閉じて、タイ
マTM2がカウントを開始する。これによりタイマTM2から
の出力により常閉接点32が開いてタイマTM1のカウント
は停止し、同時に常開接点25が閉じて、サイリスタ点弧
回路24に対し、サイリスタ部22を点弧させるよう点弧命
令が与えられる。これによりサイリスタ部22は点弧され
て、絶縁変流器CT1の二次側が短絡され、灯火が断芯し
ていない場合と同様に開放されていない状態となる。
タイマTM2が短絡時間T1をカウントすると、常開接点2
5が開き、サイリスタ点弧回路24に点弧命令が与えられ
なくなり、絶縁変流器CT1の二次側は再び開放状態とな
る。同時にタイマTM2の出力により、常閉接点32が閉じ
てタイマTM1のカウントが開始される。
以上のような動作を制御部26は繰り返すため、絶縁変
流器CT1の二次側は、タイマTM1が短絡解除時間t1をカウ
ントする最中は開放され、タイマTM2が短絡時間T1をカ
ウントする最中は閉じた状態を交互に繰り返すことにな
る。
この場合における定電流電源装置2の出力電圧波形を
第3図に示す。短絡解除時間t1の期間中は二次側が開放
されているため、第7図を用いて説明したように出力電
圧波形に変化が生じ、短絡時間T1の期間中は短絡される
ことにより無断芯状態の変化が生じていない波形とな
る。第1図の断芯発生判断部6はこの波形の変化を前述
した時間積分値を常時測定することによる手法等により
断芯の発生を判断する。短絡解除時間t1の期間中は、断
芯が発生したという信号を出力電圧波形に変化が生じる
たびに時間測定部8に出力し続ける。短絡解除時間t1
期間が終了して短絡時間T1の期間が開始すると、出力電
圧波形に変化が生じないため、この信号は出力されな
い。
次に時間測定部8は、断芯発生信号が出力されている
第1の時間と出力されていない第2の時間とをそれぞれ
測定し、その測定値を断芯位置判断部9に出力する。断
芯位置判断部9は第1の時間が短絡解除時間t1,t2,…,t
nのいずれに一致し、また第2の時間が短絡時間T1,T2,
…,Tnのいずれと一致しているかを判断し、これにより
断芯した灯火がいずれであるかを判断する。
以上のようにしていずれの灯火が断芯したかという判
断を的確に行うことができるため、断芯した灯火を発見
するために滑走路を巡回点検する必要がなく、保守点検
作業の効率を大幅に向上させることができる。
また断芯が発生した場合にも、絶縁変流器の二次側を
短絡して断芯が発生していないときと同等の状態にし、
一定周期(短絡解除時間t+短絡T)毎に短絡解除時間
tだけ解除するため、長時間に渡って高電圧が絶縁変流
器の二次側に発生することが回避されるため、巻線間の
短絡や、温度上昇による焼損を防止することができる。
ここで、短絡する時間t及び短絡を解除する時間Tを
共に灯火L毎に変えているが、このように設定すること
によって、複数の灯火Lが同時あるいはほぼ同時期に断
芯した場合にも、二つの測定された時間を用いて判断す
るため、断芯位置の判断を誤ることなく行うことができ
る。この場合に断芯位置判断部において、断芯位置の判
断を複数回行い、過半数以上一致した判断を最終結果と
して採用することにより、より検出精度を向上させるこ
とができる。
次に第2の実施例について説明する。これは、上述の
実施例の端末部R1,R2,…,Rn(第2図)の構成内容を変
えたものであり、第4図に端末部RR1として示す。第1
の実施例と異なるのは、短絡解除時間tのみ灯火毎に異
なった値に設定し、短絡時間はタイマTM2がカウントす
る毎に5種類の値を順次とるように設定している点であ
る。
そこで構成要素として、ロータリリレーRRYによりロ
ータリスイッチRSWの接点の接続を一段階ずつ進め、そ
れぞれ異なった時間をカウントするタイマTM21、タイマ
TM22、タイマTM23、タイマTM24及びタイマTM25を起動さ
せている。これに伴い5つのタイマに対応させるべく、
第1の実施例における接点32をそれぞれのタイマ毎に接
続された接点32a、32b、32c、32d、32eに対応させ、同
様に常開接点25を常開接点25a,25b,25c,25d,25eに対応
させている。
この場合の動作であるが、第1の実施例と同様に、断
芯が発生して過電圧検出部21から過電圧発生の通知を制
御部56が受けると、常開接点31が閉じてタイマTM1がカ
ウントを開始する。同時にタイマTM1からの出力により
常開接点71が閉じてロータリリレーRRYが作動し、これ
によってロータリスイッチRSWにおける接点の接続が、
例えば接点81から接点82へ1段階切り替わる。タイマTM
1がカウント中はサイリスタ点弧回路24に点弧命令は与
えられず、短絡解除時間t1をカウントすると、タイマTM
1からの出力により常開接点33が閉じてロータリスイッ
チRSWにおいて接続されているタイマTM22がカウントを
開始する。これによりタイマTM22からの出力により常閉
接点32bが開いてタイマTM1のカウントは停止し、同時に
常開接点25bが閉じてサイリスタ点弧回路24に点弧命令
が与えられる。
タイマTM22が短絡時間T22をカウントし終わると、常
開接点25bが開き、常開接点32bが閉じてタイマTM1がカ
ウントを再び開始する。そしてタイマTM1からの出力を
受けた常開接点71が閉じてロータリリレーRRYが作動
し、ロータリスイッチRSWにおける接続が接点82から接
点83へ1段階切り替わる。これによりタイマTM1のカウ
ント終了後には、タイマTM23が時間T23をカウントする
ことになる。
このようにして短絡時間Tを順次変えていくことによ
り、複数個の灯火が断芯した場合にも、短絡解除時間t
が重複した時間帶において発生し続けることを防ぐこと
ができるため、断芯位置の検出精度を向上させることが
可能である。この場合に断芯位置判断部9において、時
間測定部8が測定した第1の時間が短絡解除時間tのい
ずれと一致しているかという判断を複数回行い、過半数
一致した判断を採用することによって、より検出精度を
高めることができる。
第5図は第3の実施例の端末部Q1を示したものであ
る。第1及び第2の実施例では、断芯が発生したことを
過電圧検出部21により絶縁変流器CT1の二次側に発生し
た過電圧を検出することで検出していた。これに対しこ
の端末部RR1では、断芯の発生により灯火L1に流れてい
た電流が断たれることを、灯火L1に直列に接続された変
流器43を介して灯火電流断検出部44が検出して行う点が
異なっている。このようにして断芯が発生したことを検
出することを除いて、他の構成は第1及び第2の実施例
と全く同様である。
尚、上述した実施例はいずれも一例であって、本発明
の灯火断芯検出装置を限定するものではない。例えば、
変成器として絶縁変流器を用いているが、変圧器を用い
た直列点灯回路に対しても適用することができ、またこ
のような変成器の二次側を短絡するものとして、実施例
ではサイリスタを用いているが、リレーを用いてその接
点の開閉により行うものである等、他の手段によって短
絡するものであってもよい。
また第2の実施例では、短絡時間Tを順次5種類の値
に変えているが、短絡解除時間tの方を変えるものであ
ってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、いずれかの灯火が断芯
すると断芯した灯火に接続された絶縁変流器の二次側
を、灯火毎にそれぞれ異なって設定された短絡時間の間
短絡し、短絡解除時間の間この短絡をし、さらに短絡さ
れた第1の時間及び解除された第2の時間を測定して、
これらの測定値がいずれの短絡時間及び短絡解除時間に
それぞれ対応しているかを判断することによって断芯し
た灯火の位置を検出することができるため、断芯した灯
火を発見するために巡回点検等を行なう必要がなく、保
守点検作業の効率を向上させることができる。
さらに断芯により変成器に長時間に渡って高電圧が負
荷される事態が回避され、巻線間の短絡や焼損を防止す
ることができる。
この場合に短絡時間と短絡解除時間は、いずれか一方
を灯火毎に異なった値とし、他方をカウント毎に長さが
異なるように設定することによっても同様の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による直列点灯回路の断
芯検出装置の構成を示すブロック図、第2図は同装置の
端末部の構成を示すブロック図、第3図は同装置におけ
る定電流電源装置の出力電圧波形の変化を示すタイムチ
ャート、第4図は第2の実施例による端末部の構成を示
すブロック図、第5図は第3の実施例による端末部の構
成を示すブロック図、第6図は従来の断芯検出装置の構
成を示すブロック図、第7図は断芯発生による定電流電
源装置の出力電圧及び電流波形の変化を示す説明図、第
8図は定電流電源装置の出力電圧の時間積分値と断芯し
た灯火の数との関係を示した説明図である。 1……交流電源、2……定電流電源装置、 3,63……変流器、4,64……変圧器、 5,66……直列点灯回路、6……断芯発生判断部、 8……時間測定部、9……断芯位置判断部、21……過電
圧検出部、22……サイリスタ部、23……制御部電源回
路、24……サイリスタ点弧回路、26……制御部、44……
灯火電流断検出部、R1,R2,…,Rn,RR1,Q1,……端末部、L
1,L2,…,LTn……灯火、CT1,CT2,…,CTn……絶縁変流
器、RRY……ロータリリレー、RSW……ロータリスイッ
チ、TM1,TM2……タイマ。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定電流形の交流電源に直列に接続された二
    つ以上の変成器の二次側に、それぞれ灯火点灯回路を設
    けた直列点灯回路における灯火の断芯を検出する装置に
    おいて、 前記各灯火毎に設けられ、対応する灯火と並列接続され
    た短絡用のスイッチング装置と、 前記灯火毎に設けられ、当該灯火が断芯するとこの断芯
    の発生を検出する断芯発生検出部と、 前記灯火毎に設けられ、対応する前記断芯発生検出部の
    動作により前記灯火毎に異なった値に設定された短絡解
    除時間をカウントする第1の時間計数手段と、 前記灯火毎に設けられ、前記第1の時間計数手段のカウ
    ント完了を条件に前記スイッチング装置をオン動作させ
    ると共に前記灯火毎に異なった値に設定された短絡時間
    をカウントし、かつカウント完了により前記スイッチン
    グ装置をオフ動作させる第2の時間計数手段と、 前記交流電源の出力電圧波形を監視し、その波形変化か
    らいずれかの灯火に断芯が発生したと判断してその結果
    を出力する断芯発生判断部と、 前記断芯発生判断部が断芯が発生していると判断した第
    1の時間と、断芯が発生していないと判断した第2の時
    間とをそれぞれ測定する時間測定部と、 この測定された前記第1の時間が前記短絡解除時間のい
    ずれに対応し、測定された前記第2の時間が前記短絡時
    間のいずれに対応するかを判断することによって、前記
    灯火のうちのいずれが断芯したかを判断する断芯位置判
    断部とを備えたことを特徴とする直列点灯回路の断芯検
    出装置。
  2. 【請求項2】定電流形の交流電源に直列に接続された二
    つ以上の変成器の二次側に、それぞれ灯火点灯回路を設
    けた直列点灯回路における灯火の断芯を検出する装置に
    おいて、 前記各灯火毎に設けられ、対応する灯火と並列接続され
    た短絡用のスイッチング装置と、 前記灯火毎に設けられ、当該灯火が断芯するとこの断芯
    の発生を検出する断芯発生検出部と、 前記灯火毎に設けられ、対応する前記断芯発生検出部の
    動作により前記灯火毎に異なった値に設定された短絡解
    除時間をカウントする第1の時間計数手段と、 前記灯火毎に設けられ、前記第1の時間計数手段のカウ
    ント完了を条件に前記スイッチング装置をオン動作させ
    ると共にカウントする毎に異なる長さの短絡時間をカウ
    ントし、かつカウント完了により前記スイッチング装置
    をオフ動作させる第2の時間計数手段と、 前記交流電源の出力電圧波形を監視し、その波形変化か
    らいずれかの灯火に断芯が発生したと判断してその結果
    を出力する断芯発生判断部と、 前記断芯発生判断部が断芯が発生していると判断した第
    1の時間を測定する時間測定部と、 この測定された前記第1の時間が前記短絡解除時間のい
    ずれに対応するかを判断することによって、前記灯火の
    うちのいずれが断芯したかを判断する断芯位置判断部と
    を備えたことを特徴とする直列灯火回路の断芯検出装
    置。
  3. 【請求項3】定電流形の交流電源に直列に接続された二
    つ以上の変成器の二次側に、それぞれ灯火点灯回路を設
    けた直列点灯回路における灯火の断芯を検出する装置に
    おいて、 前記各灯火毎に設けられ、対応する灯火と並列接続され
    た短絡用のスイッチング装置と、 前記灯火毎に設けられ、当該灯火が断芯するとこの断芯
    の発生を検出する断芯発生検出部と、 前記灯火毎に設けられ、対応する前記断芯発生検出部の
    動作によりカウントする毎に異なる長さの短絡解除時間
    をカウントする第1の時間計数手段と、 前記灯火毎に設けられ、前記第1の時間計数手段のカウ
    ント完了を条件に前記スイッチング装置をオン動作させ
    ると共に前記灯火毎に異なった値に設定された短絡時間
    をカウントし、かつカウント完了により前記スイッチン
    グ装置をオフ動作させる第2の時間計数手段と、 前記交流電源の出力電圧波形を監視し、その波形変化か
    らいずれかの灯火に断芯が発生したと判断してその結果
    を出力する断芯発生判断部と、 前記断芯発生判断部が断芯が発生していないと判断した
    第2の時間を測定する時間測定部と、 この測定された前記第2の時間が前記短絡時間のいずれ
    に対応するかを判断することによって、前記灯火のうち
    のいずれが断芯したかを判断する断芯位置判断部とを備
    えたことを特徴とする直列点灯回路の断芯検出装置。
  4. 【請求項4】前記断芯発生検出部は、前記灯火の断芯の
    発生により前記変成器に生じる過電圧を検出することに
    よって断芯の発生を検出するものであることを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の直列点灯回路の断芯検出装
    置。
  5. 【請求項5】前記断芯発生検出部は、前記灯火の断芯の
    発生により前記灯火に流れる電流が断たれることを検出
    することによって断芯の発生を検出するものであること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の直列点灯回路の
    断芯検出装置。
  6. 【請求項6】前記変成器は、変流器であることを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の直列点灯回路の断芯検出
    装置。
  7. 【請求項7】断芯位置判断部は、前記判断を複数回行っ
    た場合には、過半数以上一致した判断を採用するもので
    あることを特徴とする請求項1、2又は3記載の直列点
    灯回路の断芯検出装置。
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