JP2547290Y2 - 廃水処理装置 - Google Patents
廃水処理装置Info
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- JP2547290Y2 JP2547290Y2 JP1991079811U JP7981191U JP2547290Y2 JP 2547290 Y2 JP2547290 Y2 JP 2547290Y2 JP 1991079811 U JP1991079811 U JP 1991079811U JP 7981191 U JP7981191 U JP 7981191U JP 2547290 Y2 JP2547290 Y2 JP 2547290Y2
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- Japan
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- wastewater treatment
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、有機物あるいは窒素
成分を含む廃水などの被処理水を生物学的に濾過する廃
水処理装置に関するものである。
成分を含む廃水などの被処理水を生物学的に濾過する廃
水処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は、従来の廃水処理装置を示す構成
図であり、図において１は、断面が円形又は矩形の槽、
２ｂは比重が１．０よりも大きな濾材ｂの層、３は廃水
（被処理水）、４は逆洗気体を送り出す逆洗ブロワ、５
は濾材ｂに酸素を供給する曝気ブロワ、６は逆洗水を送
り出す逆洗ポンプ、７は逆洗排水槽、８は処理水槽であ
る。廃水等の被処理水中に含まれる有機物の除去として
のバイオフィルタは、微生物膜を付着させた比重が１．
０よりも大きな例えばセラミックのような濾材ｂを槽１
内の仕切板９上に配置し、廃水３を上部から流入させ前
記濾材ｂに着生した微生物膜の働きによって、廃水３中
の有機物を生物学的に分解除去している。
図であり、図において１は、断面が円形又は矩形の槽、
２ｂは比重が１．０よりも大きな濾材ｂの層、３は廃水
（被処理水）、４は逆洗気体を送り出す逆洗ブロワ、５
は濾材ｂに酸素を供給する曝気ブロワ、６は逆洗水を送
り出す逆洗ポンプ、７は逆洗排水槽、８は処理水槽であ
る。廃水等の被処理水中に含まれる有機物の除去として
のバイオフィルタは、微生物膜を付着させた比重が１．
０よりも大きな例えばセラミックのような濾材ｂを槽１
内の仕切板９上に配置し、廃水３を上部から流入させ前
記濾材ｂに着生した微生物膜の働きによって、廃水３中
の有機物を生物学的に分解除去している。
【０００３】しかしながら、廃水３の処理を継続すると
微生物の肥大化、廃水３中の懸濁物質の堆積等により、
前記濾材ｂの層２ｂが目詰まりを起こし、所定の通水量
が確保出来なくなったり、好気性微生物処理の場合は微
生物の嫌気化が発生したりして処理水質が悪化するの
で、洗浄操作を行っている。
微生物の肥大化、廃水３中の懸濁物質の堆積等により、
前記濾材ｂの層２ｂが目詰まりを起こし、所定の通水量
が確保出来なくなったり、好気性微生物処理の場合は微
生物の嫌気化が発生したりして処理水質が悪化するの
で、洗浄操作を行っている。
【０００４】次に動作について説明する。廃水３の最高
水位をＨＷＬ、最低水位をＬＷＬとする。水位がＬＷＬ
からＨＷＬ迄変化し、ＨＷＬになると、濾材ｂの層２ｂ
の下部から、逆洗ブロワ４により逆洗気体を、逆洗ポン
プ６により逆洗水を流入して、濾材ｂの層２ｂの目詰ま
りを解消する、いわゆる洗浄操作を行っている。
水位をＨＷＬ、最低水位をＬＷＬとする。水位がＬＷＬ
からＨＷＬ迄変化し、ＨＷＬになると、濾材ｂの層２ｂ
の下部から、逆洗ブロワ４により逆洗気体を、逆洗ポン
プ６により逆洗水を流入して、濾材ｂの層２ｂの目詰ま
りを解消する、いわゆる洗浄操作を行っている。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】従来の廃水処理装置は
以上のように構成されているので、濾材ｂの層２ｂの洗
浄に際し、濾材層を円滑に流動化させる為には、相当大
きな流速の水及び／又は空気が必要であり、大きな動力
が消費される。そのため濾材ｂの層の厚さに限界があ
り、従って、１）水深が浅く曝気による酸素溶解効率が
低い、２）濾過速度が遅い、３）処理継続時間が短か
い、４）高濃度排水に対応できない等の課題があった。
以上のように構成されているので、濾材ｂの層２ｂの洗
浄に際し、濾材層を円滑に流動化させる為には、相当大
きな流速の水及び／又は空気が必要であり、大きな動力
が消費される。そのため濾材ｂの層の厚さに限界があ
り、従って、１）水深が浅く曝気による酸素溶解効率が
低い、２）濾過速度が遅い、３）処理継続時間が短か
い、４）高濃度排水に対応できない等の課題があった。
【０００６】この考案は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、処理性能を向上するとともに洗浄
に要する動力を少なくし、かつ装置自体を縮小すること
ができる廃水処理装置を得ることを目的とする。
めになされたもので、処理性能を向上するとともに洗浄
に要する動力を少なくし、かつ装置自体を縮小すること
ができる廃水処理装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この考案に係る廃水処理
装置は、比重が１．０よりも小さくて、被処理水中で浮
上する層と比重が１．０よりも大きくて、槽内下部に形
成する層の２層の濾材槽に分離し、しかも仕切板により
上部の濾材と下部の濾材は決して混わらないように構成
した。
装置は、比重が１．０よりも小さくて、被処理水中で浮
上する層と比重が１．０よりも大きくて、槽内下部に形
成する層の２層の濾材槽に分離し、しかも仕切板により
上部の濾材と下部の濾材は決して混わらないように構成
した。
【０００８】又、分割した濾材２層の間に、下層の濾材
が通過しない仕切板を槽側面全体、あるいは部分的に配
置し、前記仕切板を通過した排水を逆洗排水槽に流出す
る排水口と、該排水口の開閉調節をする排水口弁を備え
たものである。
が通過しない仕切板を槽側面全体、あるいは部分的に配
置し、前記仕切板を通過した排水を逆洗排水槽に流出す
る排水口と、該排水口の開閉調節をする排水口弁を備え
たものである。
【０００９】
【作用】この考案における廃水処理装置は、特に高濃度
排水を大量に効率良く濾過処理し、濾過処理が速く、継
続時間を長くすることができる。
排水を大量に効率良く濾過処理し、濾過処理が速く、継
続時間を長くすることができる。
【００１０】上部の濾材の洗浄は、排水口を開にして、
抜水するだけで可能であり、又、下部の濾材の洗浄は、
上部の濾材部の廃水を抜水した状態で行うことができる
抜水するだけで可能であり、又、下部の濾材の洗浄は、
上部の濾材部の廃水を抜水した状態で行うことができる
【００１１】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について図２
の従来の装置と同一の部分については省略して説明す
る。図１において、２ａは比重が１．０よりも小さな濾
材ａの層、２ｂは比重が１．０よりも大きな濾材ｂの層
であり、濾材ａの層２ａは仕切板Ａ（９ａ）で支持さ
れ、濾材ｂの層２ｂは仕切板Ｂ（９ｂ）で支持されてい
る。仕切板Ａ（９ａ）により、濾材ａと濾材ｂは決して
混わらない。９ｃは濾材ｂの層２ｂの上面より上で、前
記仕切板Ａ（９ａ）よりも下に位置し、槽側面体あるい
は部分的に配置され、水は通過し、かつ、前記濾材ｂは
通過しない多孔的な構造の仕切板Ｃ、１０は仕切板Ｃ
（９ｃ）を通過した排水を逆洗排水槽７に流出する排水
口、１１は排水口１０の開閉調節をする排水口弁であ
る。運転中の水位は、濾材ａの槽２ａの上面より廃水の
最低水位ＬＷＬが低くなった処理水位範囲Ｘ，Ｙ及び大
型化して、最低水位ＬＷＬの時に、既に濾材ａの槽２ａ
の下面が仕切板Ａ（９ａ）から浮上した処理水位範囲Ｚ
等の範囲で運転できるように、処理水槽８に設けられた
水位調整ゲ−ト１２で任意に調整する。
の従来の装置と同一の部分については省略して説明す
る。図１において、２ａは比重が１．０よりも小さな濾
材ａの層、２ｂは比重が１．０よりも大きな濾材ｂの層
であり、濾材ａの層２ａは仕切板Ａ（９ａ）で支持さ
れ、濾材ｂの層２ｂは仕切板Ｂ（９ｂ）で支持されてい
る。仕切板Ａ（９ａ）により、濾材ａと濾材ｂは決して
混わらない。９ｃは濾材ｂの層２ｂの上面より上で、前
記仕切板Ａ（９ａ）よりも下に位置し、槽側面体あるい
は部分的に配置され、水は通過し、かつ、前記濾材ｂは
通過しない多孔的な構造の仕切板Ｃ、１０は仕切板Ｃ
（９ｃ）を通過した排水を逆洗排水槽７に流出する排水
口、１１は排水口１０の開閉調節をする排水口弁であ
る。運転中の水位は、濾材ａの槽２ａの上面より廃水の
最低水位ＬＷＬが低くなった処理水位範囲Ｘ，Ｙ及び大
型化して、最低水位ＬＷＬの時に、既に濾材ａの槽２ａ
の下面が仕切板Ａ（９ａ）から浮上した処理水位範囲Ｚ
等の範囲で運転できるように、処理水槽８に設けられた
水位調整ゲ−ト１２で任意に調整する。
【００１２】次に動作について説明する。濾材ａのみの
洗浄は、仕切板Ａ（９ａ）を設けたことにより、排水口
弁１１を開にして、抜水するだけで可能である。
洗浄は、仕切板Ａ（９ａ）を設けたことにより、排水口
弁１１を開にして、抜水するだけで可能である。
【００１３】濾材ｂの洗浄は、濾材ｂの層２ｂの下部か
ら、逆洗ブロワ４による逆洗気体を一定時間、送出した
あと、逆洗気体と共に逆洗ポンプ６による逆洗水を流入
し、一定時間オ−バ−ラップした後、逆洗気体の送出を
停止し、逆洗水のみの流入を行う。すなわち１）逆洗気
体送出工程、２）逆洗気体・逆洗水流工程、３）逆洗水
流入工程からなる。なお全工程中、排水口弁１１は開の
状態にしておく。
ら、逆洗ブロワ４による逆洗気体を一定時間、送出した
あと、逆洗気体と共に逆洗ポンプ６による逆洗水を流入
し、一定時間オ−バ−ラップした後、逆洗気体の送出を
停止し、逆洗水のみの流入を行う。すなわち１）逆洗気
体送出工程、２）逆洗気体・逆洗水流工程、３）逆洗水
流入工程からなる。なお全工程中、排水口弁１１は開の
状態にしておく。
【００１４】以上のように、洗浄のための逆洗水・逆洗
気体用の動力としては、濾材ｂのためのもののみでよ
く、しかも濾材２層（濾材ａは浮遊している為、処理水
位範囲が広い）により、水深が深く曝気による酸素溶解
効率が高く、かつ濾過速度が速く、さらに処理継続時間
が長く、特に高濃度廃水に効果がある。
気体用の動力としては、濾材ｂのためのもののみでよ
く、しかも濾材２層（濾材ａは浮遊している為、処理水
位範囲が広い）により、水深が深く曝気による酸素溶解
効率が高く、かつ濾過速度が速く、さらに処理継続時間
が長く、特に高濃度廃水に効果がある。
【００１５】
【考案の効果】以上のように、この発明によれば、被処
理水中浮上した濾材ａの層２ａと下部の濾材ｂの層２ｂ
の２層を形成し、しかも仕切板により濾材ａと濾材ｂは
決して混わらないように構成したので、水深を深くする
ことが出来、曝気による酸素溶解効率が高く、かつ、濾
過速度が速く、さらに処理継続時間を長くすることが出
来、処理性能を向上させることができる効果がある。
理水中浮上した濾材ａの層２ａと下部の濾材ｂの層２ｂ
の２層を形成し、しかも仕切板により濾材ａと濾材ｂは
決して混わらないように構成したので、水深を深くする
ことが出来、曝気による酸素溶解効率が高く、かつ、濾
過速度が速く、さらに処理継続時間を長くすることが出
来、処理性能を向上させることができる効果がある。
【００１６】又、濾材２層の間に、濾材ｂが通過しない
仕切板と排水口を設けることにより、濾材ａの洗浄は、
排水口を開にして、抜水するだけで可能であり、洗浄の
ための濾材ａ用逆洗水・逆洗気体用の動力は不要であ
り、処理能力に比較し、省パワーとなる効果がある。
仕切板と排水口を設けることにより、濾材ａの洗浄は、
排水口を開にして、抜水するだけで可能であり、洗浄の
ための濾材ａ用逆洗水・逆洗気体用の動力は不要であ
り、処理能力に比較し、省パワーとなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の一実施例による廃水処理装置を示す
構成図である。
構成図である。
【図２】従来の廃水処理装置を示す構成図である。
１ 槽 ２ｂ 濾材ｂの層 ３ 廃水（被処理水） ７ 逆洗排水槽 ９ａ 仕切板Ａ ９ｂ 仕切板Ｂ ９ｃ 仕切板Ｃ １０ 排水口 １１ 排水口弁
Claims (2)
- 【請求項１】 微生物をその表面に着生させた濾材を槽
内１に充填して、濾材層を形成し、当該濾材層に被処理
水を流入して、被処理水を生物学的に濾過する廃水処理
装置において、比重が１．０よりも小さくて、前記被処
理水中で浮上し、上部の層を形成する濾材ａと、比重が
１．０よりも大きくて、前記槽内下部に、仕切板Ｂで支
持され下部の層を形成する濾材ｂと、前記濾材ａと前記
濾材ｂを仕切り、水及び空気は通過する仕切板Ａとを備
えた廃水処理装置。 - 【請求項２】 濾材ｂの層の上面より上で、前記仕切板
Ａより下に位置し、槽側面全体、あるいは部分的に配置
され、水は通過し、かつ、前記濾材ｂは通過しない多孔
的な構造の仕切板Ｃと、前記仕切板Ｃを通過した排水を
逆洗排水槽７に流出する排水口と、前記排水口の開閉調
節をする排水口弁とを備えたことを特徴とする請求項第
１項記載の廃水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991079811U JP2547290Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 廃水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991079811U JP2547290Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 廃水処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0522097U JPH0522097U (ja) | 1993-03-23 |
| JP2547290Y2 true JP2547290Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=13700598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991079811U Expired - Lifetime JP2547290Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 廃水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547290Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012004893A1 (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-12 | 小川 弘 | 汚水処理装置 |
| JP2015142885A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 三菱重工業株式会社 | 生物膜濾過装置、淡水化システム、及び、生物膜濾過装置の洗浄方法 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP1991079811U patent/JP2547290Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0522097U (ja) | 1993-03-23 |
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